世界王者はイタリア!
決勝(@ベルリン)
イタリア 1-1 フランス
(PK:5-3)
いよいよ迎えたファイナル。この試合の鍵を握ったのは、やはり"あやつ"、マテラッツィ。開始わずかに6分、自陣内からのロングボールをアンリが頭で前に送り、これを受けたマルーダがそのままペナルティ・エリア内に侵入したところで、横からカバーに入ってきたマテラッツィが足で引っ掛け・・・そうになったところをぎりぎりでその足を引っ込めたのですが、マルーダは前に倒れ、マテラッツィは普段の行いが悪いので(笑)、PKの審判が下りました。これをジダンが人を喰ったようなループでGKブッフォンの虚を突き、ボールはクロスバーに当たってゴールの内側に落下。フランス、先制です。
が、19分、あやつに汚名挽回のチャンスが。ピルロが蹴った浮き球の右CKをファーサイドでマテラッツィがヴィエラとの空中戦を制して、ヘディング・シュート。これがゴール左に決まって、イタリアが同点とします。
この後は、それぞれの堅いディフェンスが落ち着きを取り戻し、ともに相手にチャンスを作らせません。イタリアはトッティが完全に封じられ、1トップのトーニが孤立。後半になって運動量も落ち、中盤をフランスに支配されます。が、イタリアのカテナチオも強固で、フランスはその最終ラインを崩すことができません。アンリが自らドリブルで突破するシーンも二度ほどありましたが、シュートに力がありませんでした。56分、ヴィエラに故障が発生し、ディアラと交代。イタリアのリッピ監督は、61分、とうとうトッティに見切りを付け、ペロッタとともにベンチに引っ込め、イアキンタとデ・ロッシを投入。ピルロを前めの位置に上げます。さらに終盤の86分にはデルピエロまで投入しましたが、試合は動かず、延長戦へ。
延長前半、フランスはリベリとジダンに絶好機が生まれますが、マルーダとのワンツーからDFをかわして放ったリベリのシュートは枠を逸れ(リベリはこの後、トレゼゲと交代)、サニョルの右クロスに合わせたジダンのヘディング・シュートはGKブッフォンに右手一本でクリアされます。そして延長後半、アンリが足に異常を来たし、ヴィルトールと交代。その直後、ボールとは関係ないところでジダンがあやつと何事かやり合い、いきなりその胸に頭突きを喰らわしました。一発レッド。えええっ!これがジダンのラスト・プレー!?マテラッツィ、おまえ、いったい何言った?ともかく、これでフランスも攻め手を失い、そのままタイムアップ。ワールドカップの行方は、PK戦に委ねられました。
過去90年イタリア大会から98年フランス大会まで、3大会連続でPK戦を落としたイタリアですが、ブッフォン対バルテズの対決なら、イタリアが絶対有利。イタリアは全員が確実に決めていく中、フランスは二人目のトレゼゲがバーに当てて、失敗。イタリアの5人目、グロッソが決めた瞬間、とうとうアズーリに栄冠がもたらされました。
イタリア、24年ぶり4度目の優勝です。おめでとう、アズーリ!大会前の私の優勝予想が当たったよ!ありがとう(笑)。フランス、あと一歩でした。でも、ドメネクが優勝監督にならなくて、本当によかった(爆)。そして、さようなら、ジズー!最後は残念なことになってしまったけれど、またいつか、違う形で会える日を楽しみにしています。Au revoir!
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<試合後のコメント>
カンナバーロ:
「これからトロフィーを抱いて眠りにつくんだ。(今日の勝利は)いつもとは
違う特別な勝利だ。自分でも驚くほどの興奮を感じているよ。今夜も苦しい試
合で、僕らにとってはタブーになっていたPK戦までもつれ込んだけれど、こ
うした形でトロフィーを手に入れるのは二重に嬉しいことだね。 フランスには借りがあった。でも最後はトレゼゲのPKが勝負を分けた。こ
の特別な勝利をみんなで喜びたい。僕個人としても、サッカー人生に一つの大
きな節目を刻むことができた」。
リッピ監督:
「これまで多くの勝利を収めてきたが、今回の喜びが最も大きい。素晴らしい
選手たちに感謝しなければならない。彼らの闘争心、意欲、精神力、そしてそ
のほか全てのことに。みんな喜んでいる。言葉もないよ。スポーツに関わるものとして、また一人
の監督として、これ以上の満足感を得ることはできない。私はこれまでの経歴
の中でチャンピオンズリーグやスクデットなどの数多くのタイトルを獲得して
きたが、これほど大きな喜びは一度も感じたことがない。この勝利を家族に捧
げたい」。
ドメネク監督:
「(ジダンについて)かばうわけではないが、気持ちは理解できる。意味のない行動だった。チームにとっても彼自身にとっても残念なことだ。最後の10分間、ジダンが
いない影響は非常に大きかった。彼の不在が試合を大きく左右した。あの退場
が悪い意味で試合のキーポイントだったと思う。イタリア代表はPK戦を目指
して戦っていた。・・・マテラッツィが何らかの形で関わっていたと思う。何かが起こったのだろう。
ジダンがわざと退場になるためにあんなことをしたとは考えにくい。我々が残念に思うことがあるとすれば、大会を通しての戦いぶりではなく、
決勝戦の結末だ。プレーの内容から言えば、我々が勝利にふさわしかっただろ
う。しかし意味があるのは勝つことだけだ。何でも好きなことを言うことはで
きるが、イタリアが優勝したというのが今の事実だ」。
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