カテゴリー「サッカーW杯」の記事

2006/07/10

世界王者はイタリア!

Flagitaly_1 決勝(@ベルリン)
イタリア 1-1 フランス
    (PK:5-3)

いよいよ迎えたファイナル。この試合の鍵を握ったのは、やはり"あやつ"、マテラッツィ。開始わずかに6分、自陣内からのロングボールをアンリが頭で前に送り、これを受けたマルーダがそのままペナルティ・エリア内に侵入したところで、横からカバーに入ってきたマテラッツィが足で引っ掛け・・・そうになったところをぎりぎりでその足を引っ込めたのですが、マルーダは前に倒れ、マテラッツィは普段の行いが悪いので(笑)、PKの審判が下りました。これをジダンが人を喰ったようなループでGKブッフォンの虚を突き、ボールはクロスバーに当たってゴールの内側に落下。フランス、先制です。

が、19分、あやつに汚名挽回のチャンスが。ピルロが蹴った浮き球の右CKをファーサイドでマテラッツィがヴィエラとの空中戦を制して、ヘディング・シュート。これがゴール左に決まって、イタリアが同点とします。

この後は、それぞれの堅いディフェンスが落ち着きを取り戻し、ともに相手にチャンスを作らせません。イタリアはトッティが完全に封じられ、1トップのトーニが孤立。後半になって運動量も落ち、中盤をフランスに支配されます。が、イタリアのカテナチオも強固で、フランスはその最終ラインを崩すことができません。アンリが自らドリブルで突破するシーンも二度ほどありましたが、シュートに力がありませんでした。56分、ヴィエラに故障が発生し、ディアラと交代。イタリアのリッピ監督は、61分、とうとうトッティに見切りを付け、ペロッタとともにベンチに引っ込め、イアキンタとデ・ロッシを投入。ピルロを前めの位置に上げます。さらに終盤の86分にはデルピエロまで投入しましたが、試合は動かず、延長戦へ。

延長前半、フランスはリベリとジダンに絶好機が生まれますが、マルーダとのワンツーからDFをかわして放ったリベリのシュートは枠を逸れ(リベリはこの後、トレゼゲと交代)、サニョルの右クロスに合わせたジダンのヘディング・シュートはGKブッフォンに右手一本でクリアされます。そして延長後半、アンリが足に異常を来たし、ヴィルトールと交代。その直後、ボールとは関係ないところでジダンがあやつと何事かやり合い、いきなりその胸に頭突きを喰らわしました。一発レッド。えええっ!これがジダンのラスト・プレー!?マテラッツィ、おまえ、いったい何言った?ともかく、これでフランスも攻め手を失い、そのままタイムアップ。ワールドカップの行方は、PK戦に委ねられました。

過去90年イタリア大会から98年フランス大会まで、3大会連続でPK戦を落としたイタリアですが、ブッフォン対バルテズの対決なら、イタリアが絶対有利。イタリアは全員が確実に決めていく中、フランスは二人目のトレゼゲがバーに当てて、失敗。イタリアの5人目、グロッソが決めた瞬間、とうとうアズーリに栄冠がもたらされました。

イタリア、24年ぶり4度目の優勝です。おめでとう、アズーリ!大会前の私の優勝予想が当たったよ!ありがとう(笑)。フランス、あと一歩でした。でも、ドメネクが優勝監督にならなくて、本当によかった(爆)。そして、さようなら、ジズー!最後は残念なことになってしまったけれど、またいつか、違う形で会える日を楽しみにしています。Au revoir!

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<試合後のコメント>

カンナバーロ:
「これからトロフィーを抱いて眠りにつくんだ。(今日の勝利は)いつもとは 違う特別な勝利だ。自分でも驚くほどの興奮を感じているよ。今夜も苦しい試 合で、僕らにとってはタブーになっていたPK戦までもつれ込んだけれど、こ うした形でトロフィーを手に入れるのは二重に嬉しいことだね。 フランスには借りがあった。でも最後はトレゼゲのPKが勝負を分けた。こ の特別な勝利をみんなで喜びたい。僕個人としても、サッカー人生に一つの大 きな節目を刻むことができた」。

リッピ監督:
「これまで多くの勝利を収めてきたが、今回の喜びが最も大きい。素晴らしい 選手たちに感謝しなければならない。彼らの闘争心、意欲、精神力、そしてそ のほか全てのことに。みんな喜んでいる。言葉もないよ。スポーツに関わるものとして、また一人 の監督として、これ以上の満足感を得ることはできない。私はこれまでの経歴 の中でチャンピオンズリーグやスクデットなどの数多くのタイトルを獲得して きたが、これほど大きな喜びは一度も感じたことがない。この勝利を家族に捧 げたい」。

ドメネク監督:
「(ジダンについて)かばうわけではないが、気持ちは理解できる。意味のない行動だった。チームにとっても彼自身にとっても残念なことだ。最後の10分間、ジダンが いない影響は非常に大きかった。彼の不在が試合を大きく左右した。あの退場 が悪い意味で試合のキーポイントだったと思う。イタリア代表はPK戦を目指 して戦っていた。・・・マテラッツィが何らかの形で関わっていたと思う。何かが起こったのだろう。 ジダンがわざと退場になるためにあんなことをしたとは考えにくい。我々が残念に思うことがあるとすれば、大会を通しての戦いぶりではなく、 決勝戦の結末だ。プレーの内容から言えば、我々が勝利にふさわしかっただろ う。しかし意味があるのは勝つことだけだ。何でも好きなことを言うことはで きるが、イタリアが優勝したというのが今の事実だ」。

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2006/07/09

3位はドイツ・・・さあ、決勝だ!

World_cup_germany_313位決定戦(@シュトゥットガルト)
ドイツ 3-1 ポルトガル

決勝の前日に行われる恒例の3位決定戦。主審は日本の上川氏。バラックこそ欠場しましたが、GKカーンが登場してきたホームのドイツにやはり一日の長がありました。だって、準決勝から中3日のドイツに対し、ポルトガルは中2日だもんね(笑)。ということで、フィーゴもベンチ・スタートでした。

互いに攻撃的に攻め合いますが、ここぞという場面でポルトガルはパウレタが決め切れません。前半、フリーで左サイドから放ったシュートも、カーンが難なくセーブ。思えば、今大会でのパウレタは今ひとつ精彩を欠きましたね。結局、グループリーグ初戦のアンゴラ戦で上げた1ゴールだけで終わってしまいました。

後半、ポルトガルの選手たちの動きが鈍ってきたところで、ドイツが攻勢に出ます。56分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだシュバインシュタイガーへのチェックが遅れたところを、彼がそのままミドルシュート。これをGKリカルドが防ぎ切れず、ついにドイツが先制。さらに61分、左からのFK。シュバインシュタイガーが蹴ったシュート性の低い弾道のボールがポルトガルのプティの足に当たってコースが変わり、そのままゴール(判定、オウンゴール)。78分にもシュバインシュタイガーが左サイドから中央にドリブルで切れ込んで、ゴール右隅にミドルシュートを突き刺しました。

ポルトガルはGKカーンの壁をどうしても突き破れませんでしたが、終盤の88分、交代で入って来たフィーゴが右サイドから上げたクロスに、やはり後半途中投入されたヌノ・ゴメスがダイビング・ヘッドで合わせ、1点を返しました。が、とき既に遅し。試合はそのまま終了です。

3位はドイツ。今大会初のハットトリック誕生のチャンスでしたが、オウンゴール判定によって阻まれました。決勝では・・・難しいだろうなあ。さて、その決勝のイタリア×フランス戦、いよいよ今夜です。どんな戦いになるのか、楽しみです。

*ここにきて、以前からレスポンスが不安定だったココログが、さらに深刻な状況に陥っています。記事も出しづらい有り様です。TBやコメントの送信等で、ご迷惑をお掛けする場合が多々あると思いますが、どうぞご容赦ください。なお、来週、大掛かりなメンテナンスが入ることになっています(11日から13日の予定)。

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2006/07/06

ジダンが決めた!レ・ブルー、決勝進出

World_cup_germany_30準決勝(@ミュンヘン)
フランス 1-0 ポルトガル

準決勝のもう一試合はフランスとポルトガルの一戦。司令塔のジダン、両サイドのリベリ、マルーダ、1トップのアンリらを中心に、パスを組み立てて相手を崩そうとするフランス。フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウドの両ウイング、司令塔のデコ、1トップのパウレタらを中心に、サイドから攻め上がリ、中からミドルを狙っていくポルトガル。ともにディフェンスが堅く、一進一退を続けますが、前半30分すぎ、マルーダが左サイドからエリア内のアンリへパスを出し、アンリがこれを瞬時に中に切り返して進もうとしたところを、その動きに付いていけなかったDFカルバーリョが思わず左足でアンリを引っ掛けてしまい、PK。これをジダンが決めて、フランスが先制します。その後、ポルトガルも必死の反撃を試みますが、フランスの安定したディフェンスがこれをシャットアウト(相変わらずバルテズにはヒヤヒヤしどうしだけどさw)。そのままフランスが逃げ切りました。

すんげえ、レ・ブルー、決勝まで行っちゃったよ。ジダンの現役最後のゲームは、なんとワールドカップ決勝戦!こりゃ、たまりません。行けえ、ジダン!行けえ、レ・ブルー!!(←昨日、なんて書いたっけ、おいら?w)

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<試合後のコメント>

ヴィエラ:
「決勝に進めて本当に満足している。今夜は良い戦いは見せられなかったが、 とにかく僕たちは勝った。ポルトガルはとてもいいチーム。すごく苦しめられ たよ。でもフランスは全員で守り、最後まで団結力を見せた。そして勝ったん だ。疲れもあったから、今大会で一番厳しい試合だった。イタリアとの決勝戦 も、厳しいものになるだろう。だけど僕たちはプライドを持って、自分を信じ ることができる。スペイン、ブラジル、ポルトガルを倒したんだから、自信も つくというものさ。最後まで行けるよ」。

テュラム:
「勝てて本当によかった!内容は良くなかったけれど、手堅いプレーができ た。疲れもあったし、決勝もかかっていたから、のびのびと戦えたわけではな かったね。僕たちはポジション取りがよかったから相手にチャンスを作らせな かったけれど、ボールをすぐ奪われてしまって、なかなか攻撃に移れなかった。 でも、フランスの特徴は団結力。全員が全力を尽くした。警告については、僕 たちは経験でプレーをコントロールできた。 ・・・1年前は代表に復帰するつもりもなかったのに、今ここにいるのが信じられ ないよ。サッカーは素晴らしい。イタリアは決勝であまり負けたことがないか ら、ブラジル戦やポルトガル戦以上に厳しい試合になるだろう」。

アンリ:
「今日は、チームの総合力でポルトガルに差をつけることにしたんだ。誰ひと り諦めることなく、最後まで戦っていたね。チャンピオンズリーグの決勝には 出たことがあるけど、ワールドカップの決勝は初めて。僕はついてるね!い つも言ってきたことだけれど、こういう試合では個人力がモノをいうから、チ ームでまとまって戦うべきなんだ。先制してそのまま勝てたからよかったよ。・・・ PKをもらった時、僕は切り返すのに集中していて、誰もいないところにパ スしたら(カルバーリョが)足を入れてきて蹴られたんだ。酷いファウルでは なかったけれど、僕は倒れてしまった。そのあと、僕は何もアピールしていな い。ビデオを見ればわかってもらえるよ。でも振り返ったら主審が笛を吹いた んだ。ロナウドもフィーゴもシュートを打ってきたけれど、1対1の場面がな かったから助けられたね」。

マルーダ:
「本当に嬉しいよ。決勝戦に備える前に、この喜びを味わいたい。決勝戦では 勝つために戦うよ。このチャンスが次にいつやって来るかわからないからね。 僕は初めてのワールドカップで、決勝を戦えるんだ!ポルトガルはブラジルより厳しい相手だったけれど、予想はしていた。守備 はフランスの武器。僕たちは粘りを見せ、全員で守った。ドイツには23人で来 たのに、サアへの警告は本当に残念だよ(累積2枚目で、決勝は出場停止)。イタリアには2000年のユーロ決勝のことが頭にあるかもしれないね。でも、リベンジされないよ う願っているよ」。

ギャラス:
「今日はチーム全員で守り、よく持ちこたえた。中盤とサイドの選手も守備に 回ってくれたから、僕たちディフェンス陣は堅固なブロックを保つことができ たんだ。イタリアとの決勝戦については、セリエAで活躍している選手の意見 を聞くよ。PK戦にならないことを祈ろう」。

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2006/07/05

イタリア、決勝へ!

World_cup_germany_29準決勝(@ドルトムント)
ドイツ 0-2 イタリア
    (延長) 

ワールドカップではドイツに負けたことのないイタリアが、やってくれました。両チーム無得点のまま延長にもつれ込み、PK戦に突入かと思われた延長後半タイムアップ寸前、グロッソ(119分)とデルピエロ(121分)が連続ゴールを上げて、見事決勝進出です。よっしゃあ、アズ~リ!頂点はすぐそこだ!行けえ、金色の翼に乗って!!

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<試合後のコメント>

リッピ監督:
「彼らはよく戦った。誇らしく思うよ。デルピエロがゴールを決めてくれると 思っていたよ。 デルピエロがグラウンドに入った時、私はベンチの選手たちに向かって彼が 決勝ゴールを決めると言ったんだ。決勝ゴールではなくダメ押しの2点目とな ったが、嬉しい誤算だ。この世に正義があるのなら、PK戦になっていても我々が勝っていたと思う。 今は大きな満足感を感じているが、日曜日に仕事を完成させなければならない。 対戦相手に関しては、特にどちらがいいということはない。希望を言うのは馬 鹿げたことだろう。私の今後について?以前から何度も言っている通り、そ の話はワールドカップが終わってからだ」。

ブッフォン:
「イタリアの戦いぶりは素晴らしかった。でも、僕らはまだ喜ばないよ。ファ ンのみんなには喜んでほしいけれどね。終了20分前から、今日はPK戦になるかもしれないと考えていた。でも、ほ んの少しの好プレーと幸運のおかげでそれを回避することができた。前半は僕 らが優勢で、思ったとおりに試合のリズムを作ることができていたけれど、後 半は若干動きが落ちてしまった。ポルトガルかフランス?技術的には互角だ。より疲れている方のチームと 戦いたいよ。僕らはまだ喜ぶつもりはないけれど、ファンのみんなが喜んでく れるのは問題ない」。

トッティ:
「(決勝戦について)僕は1カ月前にイタリア対ポルトガルになると言っていた。自分のプレーには満足しているし、それ以上にチーム全体のプレーに満足している。素晴らしいチームであることを証明できた。ドイツも強力なチームだったが、イタリアは組織がしっかりしていて、序盤から強さを見せることができていた。最終的には妥当な結果になった。プレーの主導権を握っていたのは僕らの方だった」。

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2006/07/02

ブラジル敗れる!フランス、ベスト4へ

World_cup_germany_28準々決勝(@フランクフルト)
フランス 1-0 ブラジル

ブラジルはフランスが苦手。というわけで、ブラジルのパレイラ監督、血迷いました。エメルソン不在のこのゲーム、トップでロナウドと組むのがアドリアーノではなくて、ロナウジーニョ。その下にカカと、そしてジュニーニョを入れてきました。フランスが相手ということで、リヨンのジュニーニョをどうしてもここで使いたかったのでしょう。でも、この「奇襲」は不発に。組織的なディフェンスでブラジルの個人技を封じるフランス。スピードのないロナウドにそこを突破する力はなく、上がりめのロナウジーニョにはなかなかボールが入りません。そうしているうちに、ゲームは徐々にフランス・ペースへと傾いていきます。前半、0-0。

後半、ブラジルの一瞬の隙を突いたのは、やはりジダンとアンリの二人でした。57分、フランスの左サイドからのFKのチャンス。ジダンがファーサイドに入れたボールをフリーで走り込んだアンリが右足ダイレクトで合わせ、GKジダの頭上を破り、ゴール。一番マークしなければならないアンリをフリーにしてしまった、ブラジル側の痛恨のミスでした。

この後、ブラジルはジュニーニョを下げて、アドリアーノを投入。ふだんのシステムに戻し、中盤でのボール回しがスムーズになります。さらに動きの鈍ったカフーに代えてシシーニョ、カカに代えてロビーニョまでつぎ込んで、反撃体勢に入りますが、老練なフランスがジダンを中心に落ち着いてこれに対処。最後まで得点を許さず、そのまま試合終了。ブラジル、またもやジダンに屈し、連覇の夢がついえました。枠内シュート、わずかに1本という、あまりにも寂しい内容での敗戦です。

フランス、準決勝進出。そして、ジダンのファイナル・ファンタジーは、いよいよクライマックスへと向かいます!

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<試合後のコメント>

アンリ:
「僕のゴール?もちろん満足しているよ。でもこれは一番大切なことじゃな い。大切なのは、準決勝に進出できること。今日は試合をコントロールできた。 1-0で残り15分となったとき、今までどおりきちんと守っていこうと思った よ。ブラジルとやっていると、プレーに見とれる瞬間があるから要注意だ。す ぐに痛い目にあうからね。それから、ジダンからのパスでシュート決められて よかったよ。もう、記者会見でこの質問されることがなくなったからね。よし、 今日ははじけるよ!ポルトガルのことはそれから考える」。

ヴィエラ:
「このチームも僕も、試合ごとに進化している。ブラジルを倒すには、100% の力が必要だった。この週末は、優勝最有力候補を倒した感動にひたりたいね。 でも月曜日からは、今度はポルトガル戦に向けて集中する。難しい試合になる だろうね。ただ、自由にのびのびとプレーして、決して計算をしないようにす るよ。このチームでプレーできて最高さ。このチームは謙虚で、地に足がつい ている。目的は7試合することだったが、5試合が終わって残り2試合。あせ ることはない」。

マケレレ:
「やることはやった。パニックに陥ることなくプレーして、相手のペースにな らないよう集中して戦えた。パトリック(ヴィエラ)のことはよく知っているか ら、どちらが(前に)出てどちらが(後に)引くか、分かるんだ。今日はブラ ジルをメンタル面で疲れさせたかったよ。中盤は崩せないぞ、ってね。終了間 際はヒヤヒヤしたけど、なんとかいい仕事ができたね。さあ、次はポルトガル だ。彼らも攻撃的なチームだからね。真剣にやらないと、強いよ」。

ギャラス:
「ブラジルペースで試合をさせないよう、色々と準備してきた。今日はそれが 効いたね。チームはだんだん良くなっている。でもまだ100%じゃない。一瞬 の隙で試合を変えることのできる相手だからね、90分間気を張りつづけなけれ ばならなかった。きちんとガードしたよ。・・・ポルトガルも強い。1週間あるから(*)、よく研究して弱点を見つけるよ。安心 できる相手じゃない。本当に大変なのは、これからなんだ」。
(*)管理人注:1週間ありません。1週間のことを8日と言ってしまうフランス人のことだから、大目に見てあげましょう。

アビダル:
「全力でプレーした。今までのブラジルじゃなかったから、最大限にプレスを かけ、攻撃もいくところまでいったね。試合前にビデオを見て、ブラジルには CKのときファーポストに弱点があるとわかったんだ。ジダンがその通りにし てくれた。偉大な選手は、偉大なる瞬間に必ずいる。フランス人で、ブラジル を倒したことを誇りに思うよ。でも、あまりはしゃいではいけない。まだ終わ りじゃないからね。(ジダンについて)引退するということで色々言われていたけれど、僕たちにとって、すごい存 在だよ。プロになる前、僕はジダンのようになりたいって思っていたんだ。そ う、今でも思っているよ」。

バルテズ:
「もう最高だよ。こういう試合はゴールキーパーにとって難しいんだ。98年と は違うね、別世界だ。今日は帰って、とにかく喜ぼう。ジダン?ファンタス ティックな選手だ」。

ジュニーニョ(ブラジル):
「寂しいね。初めてのワールドカップ先発だったのに(*)、チャンスをものにする ことができなかった。フランスはよくやったと思う。ゴールを決めたのはセッ トプレーだったけれど、チャンスはいっぱい作っていた。まあ仕方がないね。 次のワールドカップは、ロナウジーニョ、カカ、ロビーニョといった選手が ブラジルを作っていくんだ。僕のブラジルは、今回で終わったよ」。
(*)管理人注:ジュニーニョは日本戦でも先発していますが、あの試合は本人にとってワールドカップのうちに入らないようです(笑)。

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イングランド、愚か者とともに去る

World_cup_germany_27準々決勝(@ゲルセンキルヘン)
ポルトガル 0-0 イングランド
    (PK:3-1)

2年前の欧州選手権、準々決勝(2-2の末、PK戦でポルトガルの勝ち)の再戦。ポルトガルはデコ、コスティーニャを出場停止で欠きましたが、怪我で心配されていたクリスティアーノ・ロナウドは無事出場しました。デコの位置にはティアゴ。対するイングランドは右サイドバックのガリー・ネビルが復帰。ルーニーの1トップでスタートしました。

流れとしてはサイド攻撃のポルトガル、セットプレー狙いのイングランド。フィーゴの積極性が目立ったものの、試合は互いに決め手に欠き、そのまま後半へ。だが、そこでイングランドに悲劇が訪れます。後半立ち上がり早々、大黒柱のベッカムが右ふくらはぎを痛め、52分にやむなくレノンと交代。直後、ランパードにフリーのシュート・チャンスが回ってきますが、相変わらずヘンな調子のランパードが枠を外します。そして62分、今度は悪夢が訪れました。その前に絶好のシュート・チャンスを空振りしてしまい、ポルトガルのしつこいディフェンスにもかなりイラついた様子だったルーニーが、DFカルバーリョともつれ、起き上がる際に彼を踏みつけてしまい、一発レッド。また一人、「愚か者」が生まれてしまいました。

一人少なくなったイングランドは守りを固め、ポルトガルの攻撃を耐え抜きますが、ルーニー退場後に入ったFWの蔵内君らも得点を上げることが出来ず、結局延長の末にPK戦へ。そこで期待のランパード、ジェラードらがポルトガルのGKリカルドに阻まれて、とうとう力尽き、ポルトガルが準決勝へと勝ち上がりました。ポルトガルを率いるのは前回大会の優勝監督スコラーリ。はたして、監督としての2連覇はあるのでしょうか?

40年ぶりの栄冠を狙ったイングランドですが、スコラーリ監督にはどうしても勝てず、またも「愚か者」とともに大会を去ることに。勝負を決する最後のPKを蹴ったのがマンチェスター・ユナイテッドのロナウドってところも、何かの因縁でしょうか。結局、ウォルコット君は一度も登場しませんでした。じゃあ、なんでメンバーに入れたんすかね?エリクソン監督、今大会はツキもなく、これにて退任です。お疲れ様でした。

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2006/07/01

アズーリ、ウクライナに快勝!

World_cup_germany_26準々決勝(@ハンブルク)
イタリア 3-0 ウクライナ

もう一試合はネスタの復帰が遅れているイタリアと、シェヴァ擁するウクライナとの対戦。ネスタの代役はバルツァッリが入り、カンナバーロとともにセンターバックを組み、前線はトーニの1トップで、その下にトッティという布陣です。

試合は立ち上がりから動きます。開始わずかに6分、イタリアの右サイドバックのザンブロッタが駆け上がり、トッティとのワンツーから中に切れ込み、ウクライナDFの対応が遅れたところをそのまま左足で豪快にシュート。これがGKの手を弾いてゴール右隅に突き刺さり、イタリアが先制します。前半はイタリアが中盤でウクライナを圧倒し、ウクライナに攻撃の形を作らせません。なんとか反撃したいウクライナは20分、3バックのセンターバック、スビデルスキーを下げて、4バックに移行。さらに前半ロスタイムには、再びセンターバックのルソルが負傷交代を余儀なくされ、苦しくなります。前半、1-0。

後半になって、ウクライナはサイドからの攻撃が功を奏すようになりますが、せっかく作った決定機もGKブッフォンを中心としたイタリアのディフェンス陣がしっかりと阻止します。すると59分、イタリアが左CKからショートコーナーを使い、トッティがゴール前に入れたクロスにカンナバーロが飛び付きますが背が低くて届かず、その裏にいた長身のトーニが後ろにDFを背負いながらも、身を屈めるようにして頭で合わせ、ボールをゴールに突き刺しました。2-0。さらに10分後、左サイドでグロッソが出した縦パスを受けたザンブロッタが中に切れ込み、ゴール前にラストパス。これをトーニが今度は足で押し込み、3-0。勝負を完全に決めました。

アズーリ、危ない場面も途中ありましたが、完勝です。今大会得点のなかったトーニが2ゴールを挙げ、ジラルディーノやイアキンタ、デルピエロといった面々は休養を取ることができ、しかも次の準決勝はネスタが復帰してくる(イラナイのも帰ってくるけどw)・・・。ドイツなんて、目じゃないぜ!行けえ、アズ~リ!あと2つだあ!!

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追記:ネスタ、準決勝も無理みたいですねえ。となると、ひょっとして・・・。不安だなあ。

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ドイツ、PK戦を制し、準決勝進出

World_cup_germany_25準々決勝(@ベルリン)
ドイツ 1-1 アルゼンチン
(PK:4-2)

いよいよ準々決勝に突入。その第1戦から、いきなり試合は延長にもつれ込み、PK戦での決着となりました。

アルゼンチンは2トップにクレスポと、そしてサビオラではなくて、テベスを使ってきました。ドイツはいつもどおりクローゼとポドルスキの二人。前半はテベスが左サイドの高い位置で起点を作り、アルゼンチンが攻め込むシーンが多く見られました。が、ドイツも必死のディフェンスでこれを封じます。思い起こせば、開幕戦のコスタリカ戦で2失点して以来、ドイツは相手に恵まれたとはいえ、無失点できています。あの"ざる"ディフェンスが修正された?見たところ、最終ラインが随分後退しています。これで裏を取られる危険性を回避したようですね。FW陣が好調だから、無理して前に出る必要がないってところでしょうか。

が、後半立ち上がり早々、久々の失点です。49分、アルゼンチンの右CKのチャンス。リケルメが入れたボールに、マークのクローゼを振り切ったアジャラが頭で合わせ、ゴール。アルゼンチン、リードを奪います。その後、アルゼンチンのGKアボンダンシエリがゴール前でクローゼと交錯して身体を痛め、しばらくプレーした後、71分、控えGKのフランコと交代してしまいます。これでペケルマン監督は守りに入り、直後、司令塔リケルメを下げて、カンビアッソを投入。79分にはクレスポを下げて、高さのあるフリオ・クルスを入れました。が、ドイツのクリンスマン監督は、攻撃的な選手をどんどん投入します。そして迎えた80分、バラックが中に入れた左クロスをドイツの途中投入組、ボロブスキが頭で前に送り、そこに右サイドから走り込んだクローゼがこれまた頭で合わせ、シュートをゴール左に流し込みました。ドイツ、同点。その後はドイツが押し気味に試合を進めましたが、得点には至らず、延長戦でも決着が付かず、PK戦へ。

PK戦となれば、圧倒的にホームのドイツが有利でした。アルゼンチンはスタンドのブーイングの嵐の中で蹴らなくてはならず、その上GKは控え。ドイツが全員成功していく中、アルゼンチンは2人目のアジャラと4人目のカンビアッソがレーマンに阻まれ、万事休す。やむを得ない部分があるとはいえ、ペケルマン監督が取った消極戦術が、ドイツのクリンスマン監督の積極戦術に敗れてしまった一戦でした。リケルメ中心のチームを作っておきながら、よくも簡単にリケルメを下げるよなあ、ペケルマンは・・・。サビオラ、メッシ、アイマールが見たかったぞ!

ドイツ、ホームの期待に応えて、準決勝進出。ただ、試合前半から足を痛めていたバラックが、結局そのまま無理して最後までプレーして、PK戦にまで参加したのが気になります。次の試合、無事出場できるかどうか?注目を集めそうです。

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2006/06/28

最後はブラジルと、えっ、フランス!?~ベスト8出揃う

World_cup_germany_24決勝トーナメント1回戦
(@ドルトムント)
ブラジル 3-0 ガーナ

(@ハノーバー)
フランス 3-1 スペイン

決勝トーナメント、4日目。まずは王者ブラジルと「アフリカのブラジル」の異名を持つガーナの対戦。ブラジルの2トップはロナウドとアドリアーノです。試合開始わずかに5分、カカからのスルーパスでガーナのDFラインの裏へ抜け出したロナウドがそのままGKをステップでかわしてゴールを奪い、あっさり先制(ロナウドはこのゴールでW杯通算15ゴールとなり、旧西独時代のゲルト・ミュラーを抜いて、歴代単独1位となりました)。その後はガーナに押し込まれる時間が続きましたが、GKジダの好守もあって、ガーナの攻撃を封じると、前半ロスタイムにカウンターで攻め上がり、右サイドでカカ、カフーと渡ったボールが最後ゴール前ファーサイドのアドリアーノへと繋がり、アドリアーノがそのまま押し込んで、追加点が入ります。前半、2-0。

後半もガーナはラインを高く保ちながら攻撃を続け、ブラジルはしっかり守って、その裏を狙うという展開。そのまま終盤まで試合は動きませんでしたが、81分になってガーナのFWギャンがエリア内で倒れ込み、シミュレーションを取られ、この日2枚目のイエローで退場。直後の84分、カカに代わって入ったばかりのリカルジーニョがセンターサークル付近から出したロングパス一本で二列目からゼ・ロベルトが飛び出して、GKをかわし、駄目押し点。完全に勝負がつきました。ガーナの健闘も見事でしたが、ブラジルが手堅いサッカーで快勝。重めのロナウドもやっと調子が上がってきているし、あとはロナウジーニョの爆発を待つのみ、かな?でも、ロナウジーニョが今ひとつ冴えないのは、彼のせいばかりでもないでしょうね。これで彼が輝き出すようになったら、もうブラジルは手が付けられません。

もう一試合はグループリーグで苦戦したフランスと、そのグループリーグ第3戦でメンバーを入れ替え、休養たっぷり、好調のスペインとの対戦。フランスはアンリの1トップで、その下の両サイドにマルーダとリベリを置き、中央の司令塔にはやはり、ジダン。対するスペインはフェルナンド・トーレスとビジャの2トップで、トップ下にはルイス・ガルシアではなくて、ラウル。中盤の右サイドにセスクを入れてきました。

試合は、開始からフランスのペース。こちらも前のゲームを出場停止で休んだジダンが、中盤で楽に動き回ります。前の試合で得点を決めたヴィエラも積極的に前に絡んできて、そして、アンリがしきりとスペインのDFライン裏を狙います。23分、ジダンから右サイドでボールを受けたアンリがゴール前にクロスを流しますが、リベリ、ヴィエラがともに今一歩足が届かず、得点には至りません。すると27分、スペインの右CKがファーサイドに流れ、これを中に折り返したところに詰めようとしたパブロをテュラムが後ろから倒してしまい、PK。これをビジャが決めて、スペインが先制します。対するフランスは41分、リベリが中央前方に上がっていたヴィエラにボールを繋ぎ、ヴィエラが前に開いたスペースにそのままボールを出すと、DFラインを突破して走り込んできたリベリがこれに追い付いて、出て来たGKカシージャスもかわし、ボールをゴールに流し込みます。前半、1-1。

後半に入り、スペインのアラゴネス監督は早めに動き、54分にビジャに代えてホアキン、ラウルに代えてルイス・ガルシアを一気に投入します。が、フランスのディフェンスも落ち着いて対処し、スペインになかなか付け入る隙を与えません。79分、やっとホアキンがDFをかわし、シュートにまでもっていきますが、これはゴール右に外れてしまいます。そして迎えた83分、フランスの右サイドからのFKのチャンス。ジダンが蹴ったボールをスペインのシャビ・アロンソが頭でクリアして、ファーサイドのゴールポスト脇に流れたところをヴィエラが頭で押し込み、とうとうフランスが勝ち越しに成功。焦るスペイン。ロスタイムには、前掛かりになったスペインの裏を突き、高い位置でフランスがボールを奪い、左サイドの前線に上がっていたジダンにボールが渡ります。そのままジダンがドリブルでエリアに侵入し、カバーに入ってきたDFプジョルをかわし、中に切れ込みながら、GKカシージャスの逆を突いてゴール左にとどめの一発をぶち込みました。結果、3-1。老練なフランスが若いスペインをとうとう撃破してしまいました。夜の試合で気温が20℃と低めだったことも、年齢層の高いフランスにとっては好材料となったようです。あんなに調子がよかったスペインですが、若さが裏目に出て、よもやの1回戦敗退です。

というわけで、準々決勝で、まさかまさかのブラジル×フランス戦が実現します。これがジダンの生きる道?フランスの太陽、ジダンはまだ沈みません(←これはアナウンサーが言ってたw)。ファイナル・ファンタジーの続きに要注目、です。

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おまけ:NHKの人がここの記事を読んだようで(大嘘)、軌道修正が入り、フランスの「ゴボウ」選手は「ゴヴー」に名称変更されました(・・・たんに担当アナウンサーがお勉強してただけだろうけどね)。よかったですねえ、ゴヴー(笑)。

と・こ・ろ・で、開幕以来、連日熱戦が続いたワールドカップですが、ここでやっと中2日のブレイクが入ります。いやあ、なんだかホッとするなあ(笑)。でも、残るはわずか8試合。こう考えると、なんだか寂しいよねえ・・・

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2006/06/27

苦闘の末にイタリア、ウクライナ

World_cup_germany_23決勝トーナメント1回戦
(@カイザースラウテルン)
イタリア 1-0 オーストラリア

(@ケルン)
ウクライナ 0-0 スイス
                         (PK:3-0)

決勝トーナメント、3日目。イタリアはトッティをベンチスタートさせて、デルピエロが先発。トーニ、ジラルディーノとともに前線を形成しました。センターバックで負傷のネスタの代役は、"あやつ"、マテラッツィ。対するオーストラリアはキューウェルが内転筋痛のため、欠場です。

前半イタリアは前線の長身、トーニにボールを入れて、スピーディーな攻撃を仕掛けます。対するオーストラリアはパスワークでボールを繋ぎ、豊富な運動量でサイドから崩そうとしますが、両チームとも得点には至りません。後半頭から、イタリアはジラルディーノの代わりにイアキンタを投入。が、50分、やはりやってしまいました、"あやつ"が・・・。マテラッツィ、ピンチの局面で相手選手に危険なタックルを見舞い、一発レッド。イタリアは一人少なくなり、苦しくなります。が、トーニを下げて、守りを固めたイタリアがオーストラリアの度重なる攻撃をGKブッフォンを中心にしたカテナチオでしのぎ、試合はこのまま延長戦に突入かと思われたロスタイム。デルピエロと交代(75分)で入っていたトッティが、最後のワンプレーで、ハーフライン手前、中央の位置から、左サイドを上がっていたグロッソへロングパスを通します。深いところでボールをキープしたグロッソが目の前のブレシアーノをかわし、そのままエリア内に侵入したところで、DFのニールがその前にスライディングしてコースを塞ぎ、それにつまづく形でグロッソも倒れ込みます。判定、PK。これをトッティがゴール左上に突き刺したところで、試合は終了。イタリア、苦闘の末に劇的な勝利を収め、ヒディンクに対する前回大会のリベンジを果たしました。ヒディンク、ガックリ・・・。オーストラリアは詰めの部分でプレーに粗さが出てしまいましたね。あれでは、カテナチオにはカテナイヨ(・・・お粗末)。

もう一試合も守り合いです。スイスはアーセナル所属のセンターバック、センデロスが肩の脱臼で欠場。が、その穴はやはりアーセナル所属のジュルーが埋めました(ただし、34分にグリヒティングと交代)。ウクライナもルソル、スビデルスキーというセンターバック二人がこの試合、出場停止で、その役目はワシチュクとMFのグシンが務めました。

試合は前半にシェフチェンコとフレイという、両チームのエース同士が互いにバー直撃のシュート(フレイはFK)を放つ場面があったものの、結局、ともにディフェンスの意識が高く、無得点のまま延長を含めた120分を戦い抜いて、今大会初のPK戦に突入します。ウクライナは一人目のシェフチェンコが失敗してしまいましたが、GKショフコフスキーが大当たりで、スイスを「完封」。ウクライナは初出場ながら見事ベスト8入りを果たし、スイスは無失点無敗(PK戦は引き分け扱い)のまま、ドイツを去ることになりました。

準々決勝はイタリア×ウクライナ。勢い的にも、戦力的にも、断然イタリアが有利でしょう。イタリアを知り尽くす男、シェヴァの存在はたしかに怖いけど、ウクライナのあのヴァリエーションのない単調な攻撃じゃ、カテナチオにはカテッコナチヨ(・・・くどい)。アズーリ、行けるぞ!ところで、"あやつ"は戻ってこなくていいけれど、ネスタは戻ってこれるの?

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2006/06/26

次はイングランド、ポルトガル

World_cup_germany_22決勝トーナメント1回戦
(@シュトゥットガルト)
イングランド 1-0 エクアドル

(@ニュルンベルク)
ポルトガル 1-0 オランダ

決勝トーナメント、2日目。イングランドはルーニーの1トップ、ボランチにキャリックが入り、4-1-4-1の布陣(DFにはリオ・ファーディナンドも無事入っていました)。エクアドルの2トップはC.テノリオとデルガド。イングランドはエクアドルのコンパクトなサッカーを崩せず、粘り強いディフェンスにかなり手こずりましたが、60分、ベッカムがFKを直接ゴール左ポストぎりぎりのところに蹴り込み、この苦しい試合をものにしました。エクアドルは11分にイングランドのセンターバック、テリーが浮き球の処理を誤ったところをC.テノリオが拾い、フリーでシュートを狙いましたが、左サイドから猛然とカバーに入ったアシュリー・コールの身体にボールが当たり、コースが変わってクロスバーに嫌われ、得点なりませんでした。惜しかった。イングランド、勝ったとはいえ、サッカーの流れは停滞気味です。ルーニーはそこそこ調子を上げていますが、ランパードが相変わらずヘン。ちょっと心配です。

そうそう、試合終了間際にイングランドの自陣内からのFKがあったんですが、アナウンサーがきっぱりと、「ベッカムのFK」って言っちゃいましたね。蹴ったのはリオ。しかも、ベッカムはベンチに下がっていたんですけど・・・。思い込みはいけませんぜ(爆)。

もう一試合は攻撃的なチーム同士の対戦、しかもEURO2004準決勝(ポルトガル 2-1 オランダ)の再戦ということもあって、両チームとも気合入りまくりで、荒れたゲームとなりました。合わせて計16枚の警告が飛び交い、退場者もそれぞれ2人づつ出して(ポルトガルのデコとコスティーニャ、オランダのブラールーズとファン・ブロンクホルスト)、最後は9人対9人の戦いに。ちなみに1試合で警告16枚というのは大会タイ記録、退場者4人というのは新記録だそうです。ありえねえ!得点は23分、ポルトガルのデコが入れた右クロスを中央でパウレタが落としたところを、マニシェが前のDFを横にかわして、シュート。ゴール右隅へとぶち込みました。オランダはこの試合、センターFWにファン・ニステルローイではなく、カイトを起用し、ロッベン、ファン・ペルシーとともに若手で前線を組みましたが、不発。後半のほとんどは数的有利にありながらもそれを生かせず、計20本ものシュートを放ちながら、ポルトガルのゴールをこじ開けることが最後まで出来ませんでした。

せっかくだから、記念に警告の一覧(笑)。

<ポルトガル>            <オランダ> 

                      ファン・ボメル(2分) 
                      ブラールーズ(7分) 
マニシェ(20分)
コスティーニャ(31分)
コスティーニャ(45分)→
退場
プティ(50分)
                       ファン・ブロンクホルスト(59分)
フィーゴ(60分)
                                                 ブラールーズ(63分)→
退場
デコ(73分)                   スナイデル(73分)
                      ファン・デルファールト(74分) 
リカルド(76分)
ヌノ・バレンテ(76分)
デコ(78分)→
退場
                      ファン・ブロンクホルスト(95分)→
退場

準々決勝でイングランドと対戦するポルトガル。しかし、デコとコスティーニャが出場停止となり、さらにC.ロナウドとカルバーリョもこの乱戦の途中、負傷してしまいました。これはかなり痛いです。さてさて、どうなる?

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2006/06/25

まずはドイツ、アルゼンチン

World_cup_germany_21決勝トーナメント1回戦
(@ミュンヘン)
ドイツ 2-0 スウェーデン

(@ライプツィヒ)
アルゼンチン 2-1 メキシコ

いよいよ決勝トーナメントが始まりました。ホスト国、ドイツは、2トップのクローゼとポドルスキが好調で、開始わずかに4分、クローゼの突破を制止しようとしたGKが弾いたボールを、後ろからポドルスキが押し込んで先制。さらに12分、クローゼがDF三人を引きつけた状態で、裏に走り込んだポドルスキにボールを渡し、追加点。この2ゴールを守り切って、スウェーデンを封じ込めました。スウェーデンとしては、前半35分にDFルチッチがクローゼへのタックルで2枚目イエローを喰らい、退場。一人少なくなってしまい、さらに後半早々の53分に回ってきたせっかくのPKのチャンスを、アウェイの雰囲気に圧倒されたラーションが上に外し、失敗してしまったのが痛かった。その後もドイツに一方的に試合をコントロールされ、復帰してきたエース、イブラヒモビッチもらしい仕事が出来ませんでした。期待していただけに、残念です。

もう一試合は緊迫したゲームとなりました。メキシコはボルヘッティが復帰し、フォンセカとの2トップ。対するアルゼンチンのトップにはクレスポとサビオラです。先手を取ったのはメキシコでした。開始6分、右FKをニアサイドでメンデスが頭で後ろに流したところを、ファーサイドに走り込んだマルケスが足で合わせ、ゴール。しかし、わずか4分後、アルゼンチンが右CKからクレスポがボルヘッティと競りながら右足で合わせ、同点。この後は、互いに正確なパス回しから、激しいせめぎ合いが続きますが、ともに得点には至らず、試合は膠着します。

アルゼンチンが凍りついたのは前半ロスタイム。GKアボンダンシエリからのゴールキックを受けたDFのエインセがボールを前に逸らし、そこをフォンセカに拾われたところをハードタックル。判定はイエローカードでしたが、そのままフォンセカが抜けていれば楽々1点モノでしたから、これは一発レッドでもおかしくなかった。アルゼンチンとしては命拾いの判定でした。

結局、激戦が続いたものの、後半も互いに得点が入らず、試合は延長戦に突入。そして迎えた98分、それは突然やってきました。アルゼンチンがメキシコ陣内に攻め込み、左サイドのソリンからのロングクロスを逆サイドのロドリゲスが胸でワントラップ、そのまま左足を振り抜いて、ミドルをゴール左隅に突き刺しました。2-1。これで試合は決着です。

メキシコ、大奮闘のゲームでしたが、最後はアルゼンチンの力に押し切られ、またもベスト8には手が届きませんでした。苦難の末に勝利をもぎ取ったアルゼンチン、次の準々決勝はドイツと激突します。

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2006/06/24

レ・ブルー、残った!

World_cup_germany_20グループG
フランス 2-0 トーゴ
スイス 2-0 韓国

グループリーグ敗退の危機にあったフランスですが、ケルンでの最終節、ここまで2連敗のトーゴを相手になんとか白星を上げ、スイスに敗れた韓国を抜いて、かろうじて決勝トーナメントに進出しました。

ジダンが出場停止で、アンリとトレゼゲの2トップで臨んだレ・ブルー。圧倒的に試合を支配しながらも、フィニッシュがどうしても決まらず、嫌な流れのゲームでした。が、55分ヴィエラ、61分アンリのゴールが決まり、そのまま逃げ切りに成功。アンリ対アデバイヨルのアーセナル対決は、とりあえず無難にアンリに軍配が上がりました(当たり前だけどさ・・・)。

グループG、2位通過したフランスですが、決勝トーナメント1回戦ではグループH、全勝のスペインと当たります。かのノストラダムスが今大会での優勝を予言しているというスペイン(ほんとかよ?)を相手に、星占いオヤジ、ドメネク率いるフランスはどう戦いを挑むのか?無敵艦隊を向こうに回し、ジダンのファイナル・ファンタジーの幕が、いま開かれようとしています。(←なんの戦いだ?)
一方、ここまで安定した戦いぶり(無失点)でグループ1位となったスイスは、シェヴァ擁するウクライナとの対戦。こちらも興味深いゲームになりそうです。

グループリーグ、これにて終了。アジア勢、全滅でしたね・・・。さてと、いよいよ今日から決勝トーナメント。これからが、まさに佳境です!

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追記:どうでもいい話ですが、フランス×トーゴ戦、後半途中から、フランスのゴヴー(Govou)選手が出て来たんですが、NHKのアナウンサーと解説の井原正巳氏が揃いも揃って、「ゴボウが入りました」だってさ。肉じゃが料理作ってるんじゃないぞ!(爆)

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2006/06/23

アズーリ、ベスト16へ

World_cup_germany_19グループE
イタリア 2-0 チェコ
ガーナ 2-1 アメリカ

イタリア(勝ち点4)、チェコ(勝ち点3)、ガーナ(勝ち点3)、アメリカ(勝ち点1)と、4チームすべてに決勝トーナメント進出の可能性がある状態で迎えたグループE、運命の最終節。私の本命、イタリアは難敵チェコを2-0で下し、アメリカに競り勝ったガーナとともに、無事上へ進みました。とりあえず、ほっとしました。

でも、先制点を決めたのが、前半途中に足を負傷したネスタと交代で入った、私の大キ○イなマテラッツィというところがちょっと複雑。まあ、追加点を入れたのが、私の大好きなピッポだから、この際プラマイゼロということで(笑)。ところで、ネスタ、大丈夫かなあ?

それにしても、結果的にネドベドのチェコが消えてしまったのは残念ですね。この試合、立ち上がりから押し気味に試合を進めながらも、今大会初先発したボランチのポラークが前半ロスタイムに2枚目イエローで退場してしまったのが、大きく響きました。ネドベドのW杯もこれで終わってしまいましたね。

グループ1位となったイタリアは、決勝トーナメント1回戦でグループF、2位のオーストラリアと対戦。格の違いを是非見せつけてほしいけれど、ヒディンクがいるから用心してね(笑)。一方、W杯初出場にして見事ベスト16入りしたガーナの相手は、そろそろお目覚めモードの王者ブラジル。こりゃ厳しそうですね。健闘を祈ります。

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さらば、ジーコ:日本×ブラジル

Japan_7グループF
日本 1-4 ブラジル

ドルトムントでの一戦。日本の2トップは玉田と、そしてW杯初登場の巻。ブラジルはアドリアーノを休ませて、ロナウドとロビーニョの2トップ。そして、中盤にはカカ、ロナウジーニョらとともに、ジュニーニョが出て来てしまいました。

2点差以上での勝利が絶対条件のこのゲーム。前半、日本はよく戦いました。34分、玉田が先制点を決めたときには、「ひょっとして?」という希望まで持たせてくれました。が、その淡い期待も、前半終了間際のロスタイムにロナウドに同点弾を決められた時点で、もろくも弾け飛びました。後半の3失点(ジュニーニョ、ジウベルト、ロナウド)は、攻めに出なければならなくなったあの状況では、どうにも防ぎようがないですね。ボールを支配されるのは実力の差からしてもしょうがないことだけど、マイボールになったときに凡ミスで簡単に相手に渡してしまう、いつもの悪い癖が目立ちました。これでは勝負になりません。こういう基礎中の基礎のプレーを大舞台で確実にこなせるようになること、まずはそこからだと思います。とりあえず、選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。

そして、これでやっとジーコとおさらばできる!第2戦の後、「ジーコが可哀想だ」などとという論評が欧州のメディアでは出たみたいですが、冗談言っちゃ困るよ。あんな監督を持った日本が可哀想なんだ!人選、チームの仕上げを含めた戦術指導、そして実戦での対応・・・なにひとつ満足にできないじゃないか!こんな監督の下で、自身最後のW杯を戦わなくちゃならなかったヒデが一番可哀想です。そりゃ、試合終了後、長々とピッチに横たわるのも無理ないなあ。さぞや無念だったことでしょうね・・・。

グループF、もう一試合のクロアチア×オーストラリア戦は2-2のドロー。この結果、オーストラリアがブラジルに次ぐグループ2位となり、決勝トーナメントへ駒を進めました。これもやはり戦術眼のあるヒディンクの力、かな?こういう監督が日本としては欲しいですね。期待してますよ!

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2006/06/22

こんな解説者はいらない:ポルトガル×メキシコ

World_cup_germany_18グループD
ポルトガル 2-1 メキシコ

ゲルセンキルヘンでのゲーム。メキシコは引き分け以上で、自力での決勝トーナメント進出が決まります。一方、ポルトガルはすでにベスト16入りを決めているので、クリスティアーノ・ロナウド、デコ、パウレタといった、これまでに警告を受けている主力選手5人を休ませました。ただし、フィーゴは警告貰ってないので出場(笑)。

立ち上がりからメキシコの方が優勢でしたが、6分、ポルトガルがカウンターから攻め込み、左サイドを突破したシモンが中央にパス。これを走り込んできたマニシェ(またチェルシー勢かよ!)がゴールに蹴り込んで、ポルトガル、先制です。さらに21分、ポルトガルの右CKをゴール前でメキシコの守備の要、主将のマルケスが手で触ってしまい、PK。これをシモンが決めて、ポルトガル、2点目。これで遮二無二攻撃体勢に入ったメキシコは、本来のパスサッカーを取り戻し、何度かチャンスを逃した後、29分に左CKからフォンセカが頭で合わせ、ゴールを奪い、2-1とします。

これでますますメキシコは勢いづきますが、この後、両チームともプレーが荒っぽくなり、イエローカードを乱発します。メキシコは57分にPKのチャンスを得ますが、ブラボがこれを上に外して失敗。すると3分後、エリア内でペレスが倒れ込んで、再びPK獲得を狙ったものの、シミュレーションでイエロー。自身2枚目で、ペレスは退場になってしまいました。一人少なくなったメキシコですが、同点を目指し、果敢に攻め続けます。が、得点には至らず、結局、全部で9枚のイエローが飛び交ったゲームは、このまま終了してしまいました。

メキシコは自力でのベスト16決定はなりませんでしたが、もう一試合で3位アンゴラがイランと1-1で引き分けたため、なんとか先へ進みました。その決勝トーナメント1回戦はグループCで、この日オランダと引き分けたものの(0-0)、得失点差で1位となったアルゼンチンとの対戦です。初戦で左足を痛めて戦列を離れているエース、ボルヘッティが間に合うかどうか。ポルトガルはオランダとの激突。EURO2004準決勝の再現はなるか?興味深いゲームになりそうです。

と・こ・ろ・で、この試合の放送で解説を担当していた木村和司!この人、なんとかなりませんかね?そりゃ、現役時代はいい選手でしたけど、状況を分析してくれるわけでもなく、興味深いデータを披露してくれるわけでもなく、時折ボソボソと雑感、すなわち、"雑な感想"を口走るだけ。それもどうでもいい、というか、何の役にも立たない、分かりきった話ばかり。アナウンサーからシフトを尋ねられても答えられなかったり、何か話しかけて途中で諦めて(?)ゴニョゴニョと口ごもったり、「う~ん!」という唸り声をしきりと繰り返すしか能がない、こんな解説者はまったくもって要らないと思います(・・・彼はこの仕事をしたいのなら、サッカーのお勉強はもちろんのこと、どこかの話し方教室に通うべきです!)。ほとんど自らしゃべろうとはしないので、時折トイレにでも行ったんじゃないかと思えるぐらい。解説の役割までこなさなきゃならないアナウンサーが不憫でなりません。今夜の日本×ブラジル戦も彼が"解説"をやるんですね。やれやれ・・・。なんとかしろよ、皆様のNHK!

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2006/06/21

オーウェン負傷!:イングランド×スウェーデン

World_cup_germany_17グループB
イングランド 2-2 スウェーデン

いよいよグループリーグも最終節。すでに決勝トーナメント進出を決めているイングランドはケルンでスウェーデンと対戦です。現在グループ2位のスウェーデンはこの試合、引き分け以上で自力でのベスト16入りが決まります。ここまで今ひとつ調子の出ていないスウェーデンですが、さらに、このゲーム、エースのイブラヒモビッチが股関節痛で欠場。が、過去38年間、イングランドに無敗という相性の良さを出すことが出来るのか。そこが注目です。

イングランドのスウェーデン人監督、エリクソンは、この試合、2トップにルーニーとオーウェンを起用。前の試合で得点を決めたクラウチとジェラードのリバプール勢は、初戦で警告を受けているということもあって、ベンチスタートです(ここでイエローカードを貰うと、決勝トーナメント1回戦に出場できなくなります。じゃ、なんで2戦目でイエロー喰らったランパードは出てるのかって?得点を決めてないからでしょw)。ジェラードの代わりはハーグリーブス。ルーニーは休ませたほうがいいと思ったのですが、試合勘を取り戻させて、早くチームにフィットさせたかったのでしょう。でも、こんなことをすると、えてして悲劇がおきるもの・・・ほらっ、開始わずか1分も経たないうちに、早速負傷しちゃいましたよ・・・オーウェンが!?相手選手と競ったわけでもなんでないんですが、ひとりで足をひねって倒れこみ、そのまま立ち上がることが出来ず、担架に担がれてピッチを後にしました。ひょっとしたら、今大会での復帰は難しいかもしれません。というわけで、急遽クラウチがピッチに登場です。

アクシデントがあったものの、前半はイングランドのペース。とりわけ、ジョー・コールが張っている左サイドからの攻撃が有効でした。後ろからDFのアシュリー・コールの上がりもあって、さらにジョー・コールのドリブル突破もある。というわけで、その対応に四苦八苦するスウェーデンDFは次々と隙を突かれて、ピンチの連続となります。そして迎えた34分、スウェーデンがクリアしたボールが弾みながらエリアの外にいたジョー・コールのところへ。胸トラップしてボールが地面に落ちる前に、彼はそのままダイレクトで浮き球のミドルシュートを放ちます。これが鋭いドライブがかかって落ちてきて、GKイサクソンの手をかすめ、すっぽりゴール右に収まりました。イングランド、先制です。前半、1-0。

後半に入って、前半はまったく攻撃の形が作れなかったスウェーデンが盛り返します。51分、リンデロートが蹴った左CKをニアサイドでアルベックが頭で合わせ、同点。これで調子づいたスウェーデンは、中盤でイングランドの動きを封じ、完全に試合をコントロールして、攻勢に出ます。イングランド、ピンチの連続です。これを見たエリクソン監督は、56分にDFのファーディナンドをキャンベルと替え(・・・これはちょっと意図が不明。ひょっとしたらファーディナンドの体調不良?)、さらに69分、ルーニーを下げて、とうとうジェラードを投入しました。ベンチに下がったルーニーは怒り心頭で、周りに当り散らす始末。相変わらずガキだな(笑)。でも、エリクソンは正しかった!スウェーデ