『オルフェオ』(トゥルコワン市立劇場)
トゥルコワンでのマルゴワールの映像は『アグリッピーナ』に次いで2本目だが、今回の『オルフェオ』は出来としては前作に及ばない。音楽も、そしてマルゴワール自身が共同演出に携わったその舞台も、ともに微妙な停滞感が漂っている。簡素な舞台が悪いわけじゃない。結末のオルフェオがバッカスの巫女に殺されるという趣向が気にいらないわけでもない。歌手だって揃っている。いや、音楽だって、よく聴けばしっかりとしている。だが、出だしの意味のない歌い分け、そして舞台上のまったく演出が施されていない部分の多さにほとほと気が滅入ってしまうのだ。指揮者が音楽全体に責任を負うように、演出家は舞台全体に心を配って然るべき。それなのに・・・。舞台上の人間もどうしていいのか分からず、途方にくれている。
★★
オルフェオ:コビー・ファン・レンスブルク
エウリディーチェ:シリル・ジェルスタンハーバー
使者:エステル・カイク
希望:フィリップ・ジャルースキ
カロンテ:ルノー・ドレーグ
プロセルピーナ:デルフィーヌ・ジロ
プルトーネ:ベルナール・ドゥレトレ
アポロ:フィリップ・ラビエ
管弦楽・合唱:ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
合唱指揮:エリーザベト・ガイガー、セバスティアン・デラン
指 揮:ジャン=クロード・マルゴワール
装置・照明:ジャッキー・ロテン
振 付:ロゼール・モントロ・ギュベルナ、ブリジット・セス
衣 裳:クリスティーヌ・ラボ・パンソン
メーキャップ:モード・バロン
ヘアメイク:ラシェル・ルヴィユ
演 出:ジャン=クロード・マルゴワール、ジャッキー・ロテン
[ 収録:2004年10月、トゥルコワン市立劇場 ]
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