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2007/09/01

『ドン・カルロ』(ロイヤル・オペラ)

Dvddoncarlovisconti DVDライブラリーより。

ヴィスコンティのオリジナル制作(1964年)による『ドン・カルロ』。イタリア語5幕版を用いている。この映像の上演時(1985年)から数えても20年も前の舞台なのでちょっと古めかしい感じがするが、「報われぬ愛」に異常なこだわりを見せるヴィスコンティならではの美しくも引き締まった舞台だ。考えてみればこのオペラ、主役のドン・カルロ、エリザベッタ、フィリッポ、エボリ公女、といった面々は、皆それぞれに「報われぬ愛」に苦悩している。ヴィスコンティのためにあるような作品かもしれない。ただ、映像監督があの人なので「報われぬ映像」になってしまっている。ああ、無情・・・。

歌手陣は随分年齢層が高めで苦しい部分もあるが、ハイティンクの手堅いサポートもあって、結構聴きやすい。ルイス・リマの題名役が出色。

★★★☆

エリザベッタ:イレアナ・コトルバシュ
テバルド:パトリシア・パーカー
ドン・カルロ:ルイス・リマ
レルマ伯爵:ジョン・ドブソン
修道僧:マシュー・ベスト
ロドリーゴ:ジョルジョ・ザンカナーロ
フィリッポ2世:ロバート・ロイド
エボリ公女:ブルーナ・バリオーニ
天よりの声:ローラ・ビアギオーニ
宗教裁判長:ジョセフ・ルーロー


合  唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指  揮:ベルナルト・ハイティンク
映像監督:ブライアン・ラージ
美術・原演出:ルキノ・ヴィスコンティ
演  出:クリストファー・レンショウ

[  収録:1985年4月、コヴェントガーデン王立歌劇場  ]

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コメント

もうあんまり覚えてませんけど、
>歌手陣は随分年齢層が高め
エリザベッタ、美しく見える絵もあるんですけど、お年ですねぇ・・ってところも少なくないです。

>ルイス・リマ
このドン・カルロはけっこうイメージに合っているので、全体的な印象がなぜか薄いのが残念です。

投稿: edc | 2007/09/01 10:12


edcさん、どうもです。
コトルバスはちょっと苦しいですね。
絵的にも、音楽的にも・・・

投稿: Orfeo | 2007/09/01 16:43

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