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2007/09/15

『ボエーム』(ミラノ・スカラ座)

出張から戻りました。

というわけで、

あらためまして、

・・・・・・・・・

追悼 パヴァロッティ

Dvdbohemepavarotti DVDライブラリーより。

70年代のミラノ・スカラ座でのパヴァロッティの『ボエーム』。相手役はコトルバシュ、ムゼッタにはポップ、指揮するはクライバー、そして演出がゼッフィレッリという強烈な布陣によるプロダクションだ。映像と音声の質が劣悪なのはいかんともし難いところだが、ここに聴くパヴァロッティの伸びやかな歌唱はまさに圧倒的だ。滑らかで愉悦感溢れるロドルフォ。対するコトルバシュもミミを繊細可憐に歌い上げていて、絶妙のペアを成している。それを導くクライバーの指揮も音楽を淀みなく流し、時に明るく輝き、時に切なくむせび泣く。ゼッフィレッリの演出はいつもながらの凝りようだが、少々やり過ぎの嫌いがあると思う。スカラ座だからダイナミックにやればいいというものでもない。広々とした屋根裏部屋、二重構造のパリの街並み・・・この人は、とにかく派手でなければ気が治まらない。悪い癖だ。

★★★★

ミミ:イレアナ・コトルバシュ
ロドルフォ:ルチアーノ・パヴァロッティ
ムゼッタ:ルチア・ポップ
マルチェッロ:ロレンツォ・サッコマーニ
コリーネ:エフゲニー・ネステレンコ
ショナール:ジョルジョ・ジョルジェッティ
パルピニョール:サヴェリオ・ポルツァーノ
アルチンドロ:アルフレード・ジャコモッティ
ベノア:クラウディオ・ジョンビ
税関吏:レゴロ・ロマーニ
軍曹:カルロ・メリチアーニ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:カルロス・クライバー
衣  装:マルセル・エスコフィエ
映像監督:カルロ・バッティストーニ
演出・美術:フランコ・ゼッフィレッリ

[  収録:1979年3月30日、ミラノ・スカラ座  ]

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コメント

出張でしたか。お疲れさま。

私もぼけぼけ映像を視聴しましたが、非常に魅力的な「ボエーム」でした。パヴァロッティのロドルフォ、最高だと思いました。

投稿: edc | 2007/09/15 10:03

カヴァラドッシにも見えますね。
一幕のアリアの後はハンカチ振ってませんでしたか?
「元祖ハンカチ王子」なんて書いている人がいて笑っちゃいましたけど。

きのけんさんが自分で出て来て書きそうですが、おせっかいな私が、コピペしちゃいますね。
スカラ座ではなくてミュンヘンなんですが、いつ頃のはなしでしょうね。
=============
ミュンヒェンでクライバー指揮の《ラ・ボエーム》に出てきた時も、第一幕のアリアで5分くらい続く大喝采になっちゃって、クライバーがもう指揮棒を上げて、次に行こうと構えてるにもかかわらず、鷹揚にあのでっかいハンカチを出して振り始めちゃった(笑)。クライバーさん、もうドスンと椅子に身を投げ出してドっ白け。さすがのクライバーさんも毒気を抜かれたって感じね。
=============
NHKBSでは、1988年サンフランシスコのを放送するようですが、こっちにして欲しいですね。

投稿: keyaki | 2007/09/15 10:17


>edcさん
ただいまです。
このボエームは強烈ですねえ。ぼけぼけ映像も、次第に眼中になくなります^_^;;

>keyakiさん
さすがにハンカチは振ってません(笑)。結構長い喝采が続くんですが、最後、それまでじっとしていたパバロッティが横のコトルバシュになにやら言葉をかけるんですよ。「ゴメンね」とでも言ってるんですかね。そうすると、喝采がやみます。

こっちの映像は、なにせあのベルカントの映像なので、字幕もついてないし、NHKも急場で字幕をつけるのは大変だから、候補から外したんでしょうね。とはいえ、どうせ見るなら、88年のサンフランシスコより、79年のスカラ座、ですよねえ。

投稿: Orfeo | 2007/09/15 14:19

 …そういや、前の日曜日(16日)朝にBSでやってたパヴァロッティの《ラ・ボエーム》は何処のやつ?…。どうも急遽組まれたみたいで、月間プログラムに載ってなかったんだけど、共演はフレーニにキリコ。パヴァちゃんがやけに若くてスマートなんでビックリ仰天。舞台はパリのに似てるけど、僕の記憶ではパヴァちゃんが出た回はフレーニじゃなかったと思うんだけど…。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/09/18 10:35


>きのけんさん
昨日の追悼番組ですね。あれが1988年のサンフランシスコ歌劇場です。79年のスカラ座はもっと若いですよ。

投稿: Orfeo | 2007/09/18 11:48

…きのけんさんったらぁ.....
話の流れが読めてませんね...(笑

>共演はフレーニにキリコ。パヴァちゃんがやけに若くてスマートなんでビックリ仰天

これはもう晩年といってもいい公演、ロートル版ボエームですギャウロフも若作りしちゃって...(笑
きのけんさん、かなりの「オペラ目」になってますね。

パヴァロッティ&フレーニ=53歳
ギャウロフ=59歳
さすがにキリコは息子のほうですから33歳で、ボエームにふさわしい年齢ですね。

投稿: keyaki | 2007/09/18 13:56


・・・うん、読めてない(笑)。

ギャウロフ=59歳ってのがまた凄いですね。どういう屋根裏部屋だ!

投稿: Orfeo | 2007/09/18 17:46

 …な〜るほど、スカラ座のは79年ですか…。それならコトルバシュが出ててもおかしくないね。
 でも、パヴァちゃんは実際の舞台で見るのとヴィデオではちょっとイメージが違うね。あれからネットを検索してみたら、10年前の制作なんて書いてあるブログがあったんで、ええーっ?うっそー!…なんてね(笑)。うん、88年ならわかる。だってフレーニがもう完全にアイーダ声になってるから。僕が実演を聴いた頃のフレーニのミミはもっと繊細で細い声でした。うん、これじゃあ、アイーダ様か、大女優アドリアーナ様がこ汚い屋根裏部屋に出現したってな感じだよね。あんな立派なミミさんじゃ、ちっとも可哀想じゃないやね(笑)。
 ちなみに、僕が聴いた最も素晴らしい《ラ・ボエーム》は75年か76年にパリでやったジュゼッペ・パターネ指揮のものでした。ドミンゴ、フレーニ+トム・クラウゼ。ミュンヒェンのクライバーのものは、確かにスゴいんだけど、あまりに生真面目というか管弦楽的というか…、なんか畏まって襟を正して聴く《ラ・ボエーム》なんで、パヴァちゃんにもかかわらず、なんか愉悦感に乏しいんだよね。その点、パターネの方は、オケと歌手が渾然となって歌いまくるといった案配で、ああ、オペラ指揮者というのはこういうもんなんだなあ!…って感心しちゃったよ。
 そうそう、あれには,フルートの工藤重典くんの親友で当時パリにピアノの勉強に来てた札幌のピアニスト某くんを連れてったんだけど、そいつが、うわ〜、ションベンちびるう!〜…なんて歓喜の声を上げたんで、こちとらタジタジ…。近くに日本人がいなくてよかった(笑)。まあ、そのくらいスゴかったというわけです。
 その札幌のD君、こう言ったらオレが誰だか判るだろ。もしこれ読んでたら、連絡請う!
きのけん

投稿: きのけん | 2007/09/20 10:21


・・・うん、フレーニは重かった(笑)。コトルバシュにしたって、79年にスカラ座でミミを歌っていたのが、85年にはコヴェントガーデンで『ドン・カルロ』のエリザベッタをやっているんだから、声の変化とは激しいものですよね。怖いなあ・・・。

投稿: Orfeo | 2007/09/21 10:48

自家製パヴァロッティの公演記録に、こちらのDVDライブラリーで紹介されているものをリンクさせていただきました。素人のにわか作りで、いい加減なものですが、もれているのがありましたらお知らせ下さい。

投稿: keyaki | 2007/09/30 13:23


keyakiさん、ご苦労様です。
力作ですね。
リンク、ありがとうございました^_^;;

投稿: Orfeo | 2007/09/30 18:24

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