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2007年8月

2007/08/28

『熊座の淡き星影』

夏休み・特別研究レポートNo.4(最終回)

Dvdkumaza ▼ルキノ・ヴィスコンティ《熊座の淡き星影》
(イタリア、1965)
Luchino VISCONTI, VAGHE STELLE DELL'ORSA

クラウディア・カルディナーレ(サンドラ)
ジャン・ソレル(ジャンニ)
マイケル・クレイグ(アンドリュー)
レンツォ・リッチ(アントニオ・ジラルディーニ)
マリー・ベル
フレッド・ウィリアムソン
アマリア・トロイアーニ

監督:ルキノ・ヴィスコンティ
製作:フランコ・クリスタルディ
脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ
   エンリコ・メディオーリ
   ルキノ・ヴィスコンティ
撮影:アルマンド・ナンヌッツィ
音楽:セザール・フランク
美術:マリオ・ガルブリア
編集:マリオ・セランドレイ
衣裳:ビーチェ・ブリケット

熊座の淡き星影よ
再び会えるとは思わなかった
昔と同様輝くお前たちに
幼いころに暮らした館の窓辺でお前たちを見て
私は喜びの終焉を知る

ジャコモ・レオパルディの詩『回想』の一節がモチーフとなったヴィスコンティの作品。ギリシャ悲劇に題材を取りつつ、ミステリアスな姉と弟の禁断の愛を描いている。つまりは、ヴィスコンティ流「報われぬ愛」の決定版、というわけ。もうお腹いっぱい(笑)。

セザール・フランクのピアノ曲に導かれて、重苦しい雰囲気が全体を支配しているせいか、ここで見るヒロインのカルディナーレはあまり魅力的とは思えない。こんなストーリーで行くのなら、もっと女性を綺麗に撮ってほしいところだけれど、ヴィスコンティにその意思はないようだ。なんとも特異な映画監督だなあ、ヴィスコンティって!

CineKen2-FORUMのアーカイヴもご参照下さい。こちらです。

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2007/08/26

アーセナル、シティを下す

Premireleagueプレミアリーグ 第3週
アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ

今週のガナーズは、先週、ユナイテッドとのマンチェスター・ダービーで勝利し、開幕3連勝で首位に立っているマンチェスター・シティをホームに迎えました。2トップはファン・ペルシーとアデバイヨル。そして、2試合連続で大ポカから失点を喫したGKレーマンは怪我だそうで(本当?)、代わりにアルムニアがゴールを守ります。よかった・・・(笑)。

ガナーズは試合前にセンターバックのセンデロスが足首を負傷したため、ジウベルト・シウヴァとコロ・トゥレという急造コンビでシティのFW、ムペンザを抑えに掛かります。おまけに、前半途中、右サイドバックのサニャまで痛み、そこをフラミニが埋めました。というわけで、ディフェンス面は不安ありありだったのですが、ボールを支配するのはガナーズ。細かく繋いでシティ・ゴールへと迫りますが、シティの身体を張ったディフェンスに跳ね返され続けます。前半、0-0。

後半に入ってシティも盛り返し、試合は一進一退を繰り返します。そして迎えた66分、フレブがエリア内で倒されて、PK。蹴るのはファン・ペルシー。が、これをGKシュマイケルがファイン・セーブで、決まりません。ちなみにシティは今季、いまだ無失点。このままガナーズの攻撃までも抑え込むのか、と思われた80分、ガナーズがその壁を打ち破ります。セスクが右サイドのフレブとのパス交換から、エリア内右サイドへと侵入。そのままGKの頭上を破るシュートをゴール・ネットに突き刺しました。ガナーズ、1-0。これが決勝点となり、この厳しい闘いをものにしました。

いいぞ、ガナーズ!でも、シティもいいチームになったね。エリクソン新監督のおかげ、かな?今後も楽しみです。

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2007/08/24

リバプールvsチェルシー

Premireleagueプレミアリーグ 第2週
リバプール 1-1 チェルシー

第2週にして早くも激突したリバプールとチェルシー。前半、リバプールの新戦力FW、フェルナンド・トーレスがロングパスを受けて、左サイドから突進。チェルシーのDFベン・ハイムを振り切り、シュートを逆サイドぎりぎりのところへと流し込み、先制。後半、かなり不可解なファール判定からランパードにPKを決められ、同点。ドローとなりました。以上、超高速プレーバックでした(笑)。

それにしてもトーレス、いいですね。あの瞬発力。DFを振り切ってサイドからシュートを決められたどっかの代表チームのゲームを思い出しましたが、今季のリバプール、期待できそうです。でも、蔵内君の出番がなくなるね、こりゃ(笑)。

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2007/08/20

アーセナル、ドロー

Premireleagueプレミアリーグ 第2週
ブラックバーン 1-1 アーセナル

第2週のガナーズはアウェイでのブラックバーン戦。ファン・ペルシーと新加入のダ・シウヴァの2トップです。前半18分、ゴール前での混戦から、最後ファン・ペルシーが押し込んで、先制。その後、試合は膠着しましたが、後半に入って72分、ブラックバーンのダンがゴール前でのワンツーからシュートしたボールを、GKレーマンが正面でファンブル。そのままゴールインしてしまい、同点となりました。レーマン、なにしてる?

その後、ともに決め切れず、イエローカードが激しく飛び交うゲームとなりました。終盤ブラックバーンには退場者まで出ましたが、ガナーズはそこを突くことが出来ず、ドローという結果。う~ん、負けなかっただけ、いいか?

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2007/08/18

『ルートヴィヒ 神々の黄昏』

夏休み・特別研究レポートNo.3

Dvdludwig_2 ▼ルキノ・ヴィスコンティ《ルートヴィヒ 神々の黄昏》
(伊、西独、仏、1972)
Luchino VISCONTI, LUDWIG

ヘルムート・バーガー(ルートヴィヒ)   
ロミー・シュナイダー(エリザベート)   
トレヴァー・ハワード(ワーグナー)   
シルヴァーナ・マンガーノ(コジマ)
アドリアーナ・アスティ
ソニア・ペトローヴァ
ジョン・モルダー=ブラウン
マルク・ポレル
ゲルト・フレーベ

監督:ルキノ・ヴィスコンティ   
製作総指揮:ロバート・ゴードン・エドワーズ   
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ   
        エンリコ・メディオーリ   
        スーゾ・チェッキ・ダミーコ   
撮影:アルマンド・ナンヌッツィ   
音楽:フランコ・マンニーノ   

19歳の若さでバイエルン国王の地位に就いたルートヴィヒの半生を描いた大作。豪華絢爛な演出には唖然とするしかない。主役のヘルムート・バーガーの一世一代の演技も見ものだけど、この映画の眼目は私はエリザベートだと思う。ロミー・シュナイダー、最高!それにしても、ヴィスコンティというのは、報われぬ愛というのが大好きだよねえ(笑)。

ルートヴィヒが報われなかったもう一人の対象、それがワーグナー。映画で見る限り、酷い人間ですね、この大作曲家殿は。ヴィスコンティ、ワーグナー作品の演出をしないはずだ(笑)。

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2007/08/14

アーセナル、白星発進!

Premireleagueプレミアリーグ 第1週
アーセナル 2-1 フルアム

プレミアリーグが開幕しました。この夏に大事件が二つほど。まずは、アンリがバルサに移籍。なぜだあ、アンリ!信じていたのに。もう一つは、CSのJ SPORTSからアーセナルTVなどのクラブチームの番組が消滅です。なぜだあ、J SPORTS!そんな根性のないことでどうする!というわけで、むなしくハイライト番組で試合を見るしかなくなりました。そ、そんな・・・。

さて、というわけで、ガナーズはホームでフルアムとの開幕戦です。ハイライトしか見ていないので、超高速で(笑)。ガナーズはファン・ペルシーの1トップでした。先制したのはフルアム。前半、ガナーズのバックパスをGKテリーが蹴り損ねて、目の前のヒーリーにナイス・パス。これをヒーリーがゴールに蹴り込んで、先制。後半、ガナーズが反撃。83分、コロ・トゥレがエリア内に突進したところをフルアムの選手に体当たりで止められて、PK。これをファン・ペルシーが決めて、同点。さらに、試合終了間際、セスクから浮き球のパスを受けたフレブがゴール前でDFをかわし、値千金の決勝ゴールを奪いました。ガナーズ、なんとか逆転勝ち。白星発進となりました。

う~む、ハイライトじゃツマラン・・・(爆)。

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2007/08/09

『夜明け』

ご来光の写真に触発されて(?)、私の5番目の小説、『夜明け』をアップしました。超ショート・ショートのミステリアス・ノヴェルです。HPの方に載せましたので、ご興味のある方はどうぞ。こちらです。

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2007/08/08

日本一。

Goraikou 伊音日記、番外編です。

伊音ちゃんとともに僕が常日頃仲良くしている女の子、まこ、が、この度、富士登山に行ってきました。そこで撮った貴重なご来光の写真を彼女から頂きましたので、ここでご紹介させていただきます。みなのもの、拝め!(笑)

まこ、素敵な写真をどうもありがとう!

というわけで、

photo by Mako

でした。

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2007/08/04

『白夜』

夏休み・特別研究レポートNo.2

Dvdbyakuya ▼ルキノ・ヴィスコンティ《白夜》
(イタリア、1957)
Luchino VISCONTI, LE NOTTI BIANCHE

マルチェロ・マストロヤンニ(マリオ)
マリア・シェル(ナタリア)
ジャン・マレー(恋人)
クララ・カラマーイ(娼婦)
ダーク・サンダース

監督:ルキノ・ヴィスコンティ 
製作:フランコ・クリスタルディ 
原作:フョードル・ドストエフスキー 
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ 
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ 
音楽:ニーノ・ロータ

ドストエフスキー原作。詩情たっぷり、というか、どっぷり浸かった恋愛譚。1年後、同じ日、同じ時間、同じ場所でまた会おうといって恋人が去っていったら、あなただったら待ちますか?わたしは待ちます・・・という映画。すべてが起こるのは夜。待つのは女。それを見守る一人の男。女は不安で心が揺れ動き、男を避けて鶏小屋にまで逃げ込む。だが男は諦めない。次第に心を通わせる二人。男の愛は報われるかに見えた。だが、諦めかけていた女の前に突然恋人が姿を現す。取り残される男・・・。

報われぬ愛を求めるマリオ役のマストロヤンニもいいけれど、この映画はやはりマリア・シェル。その登場から幕切れまで、純情な乙女、ナタリアを演じ切り、走り去っていく。恋人が現われるのをひたすら信じ、でも、どうしようもない不安にかられる・・・その危うい心情をマリア・シェルが全身で表現していて、見事です。

恋人の話が虚構なのか、ナタリアの話が虚構なのか、その二重の虚構性の罠を仕掛けておいて、ぎりぎりまで引っ張り、マリオに希望の光を垣間見せながら、大詰めで一気に引っ繰り返す。あまりにも残酷な結末。ヴィスコンティは、やっぱり哀しい。

*CineKen2-FORUMのアーカイヴはこちらを参照のこと。

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