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2007/07/23

ヴィスコンティ・オペラ演出総覧

Luchino Visconti - operagrafia
ルキノ・ヴィスコンティ=オペラ演出記録

(モニカ・スターリング=著、上村達雄=訳『ルキーノ・ヴィスコンティ〜ある貴族の生涯』平凡社、1982より:キャストはオリジナルのままで補ってません。固有名詞の日本語表記は、明らかに間違っている場合訂正してあります。)

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▼スポンティーニ《ラ・ヴェスターレ》
美術&衣裳:ピエロ・ズッフィ
指揮=アントニーノ・ヴォット:フランコ・コレッリ、マリア・カラス
1954年12月ミラノ・スカラ座

▼ベッリーニ《夢遊病の女》
美術&衣裳=ピエロ・トージ
指揮=レナード・バーンスタイン:ジュゼッペ・モデスティ、マリア・カラス、ガブリエラ・カルトゥーラン、チェーザレ・ヴァレッティ
1955年3月ミラノ・スカラ座

▼ヴェルディ《椿姫》
美術&衣裳=リラ・デ・ノービリ、振付=ルチアナ・ノヴァーロ
指揮=カルロ=マリア・ジュリーニ:マリア・カラス、シルヴァーナ・ザノーリ、ルイザーリラ・デ・ノービリ
1955年5月ミラノ・スカラ座

▼《マリオと魔術師》(原作=トーマス・マン、脚色=ルキノ・ヴィスコンティ)バレエ
出演=ジャン・バビレ
1956年2月ミラノ・スカラ座

▼ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》
美術&衣裳=ニコラ・ブノワ
指揮=ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ:ニコラ・ロッシ=レメニ、マリア・カラス、ジュリエッタ・シミオナート
1957年4月ミラノ・スカラ座

▼グルック《トーリードのイフィジェニー》
美術&衣裳=ニコラ・ブノワ、振付=アルフレード・ロドリゲス
指揮=ニーノ・サンツォーニョ:マリア・カラス、ディーノ・ドンディ、フランチェスコ・アルバネーゼ
1957年6月ミラノ・スカラ座

▼ルキノ・ヴィスコンティ《ダンス・マラソン》(台本=ルキノ・ヴィスコンティ)バレエ
出演=ジャン・バビレ、マリオン・シュネル
1957年9月西ベルリン、ドイツ歌劇場

▼ヴェルディ《ドン・カルロ》
美術=ルキノ・ヴィスコンティ&マウリッツィオ・キャーリ、衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フィリッポ・サンユスト
指揮=カルロ=マリア・ジュリーニ:ボリス・クリストフ、ジョン・ヴィッカーズ、ティート・ゴッビ
1958年5月ロンドン・コーヴェント・ガーデン

▼ヴェルディ《マクベス》
美術&衣裳=ピエロ・トージ
指揮=トーマス・シッパーズ:カルミーネ・トーレ、ウィリアム・チャップマン、フェルッチョ・マッツォーリ、シャケ・ヴァルテニシアン
1958年6月スポレート二世界演劇祭、テアトロ・ヌオヴォ

▼ドニゼッティ《アルバ公爵》
美術=カルロ・フェラーリオ、美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フィリッポ・サンユスト
指揮=トーマス・シッパーズ:ルイ・キリコ、ヴラディミロ・ガンザロッリ
1959年6月スポレート二世界演劇祭、テアトロ・ヌオヴォ

▼R・シュトラウス《サロメ》
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ、振付=アーサー・ミッチェル
指揮=トーマス・シッパーズ:ジョージ・シャーリー、リリー・チュッカシアン、マーガレット・ティネス、ロバート・アンダーソン
1961年6月スポレート二世界演劇祭、テアトロ・ヌオヴォ

▼《庭園の悪魔》(作=ルキノ・ヴィスコンティ、フィリッポ・サンユスト&エンリコ・メディオーリ、音楽=フランコ・マンノーニ)
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フィリッポ・サンユスト
指揮=フランコ・マンノーニ:ヨランダ・ガルディーノ、クラウコ・スカルディーニ、エンリコ・カンピ
1963年2月、パレルモ、マッシモ歌劇場

▼ヴェルディ《椿姫》
美術=ルキノ・ヴィスコンティ(フェルディナンド・スカルフィオッティ)、衣裳=ピエロ・トージ、ビーチェ・ブラケット、振付=ローダ・レヴィン
指揮=ロベルト・ラ・マルキーナ:フランカ・ファブリ、ダニエラ・ディナート
1963年6月スポレート二世界演劇祭、テアトロ・ヌオヴォ

▼モーツァルト《フィガロの結婚》
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フィリッポ・サンユスト、振付=アッティリア・ディーチェ
指揮=カルロ=マリア・ジュリーニ:ウーゴ・トラマ、イルヴァ・リガーブエ、ロランド・パネライ、マリエラ・アダーニ
1964年5月、ローマ歌劇場

▼ヴェルディ《イル・トロヴァトーレ》
美術&衣裳=ニコラ・ブノワ
指揮=ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ(スカラ座管&合唱団):ピエロ・カプッチッリ、ガブリエラ・トゥッチ、ジュリエッタ・シミオナート
1964年9月モスクワ・ボリショイ歌劇場

▼ヴェルディ《イル・トロヴァトーレ》
美術&衣裳=フィリッポ・サンユスト
ピーター・グロソップ、ギネス・ジョーンズ、ジュリエッタ・シミオナート
1964年11月ロンドン・コヴェント・ガーデン

▼ヴェルディ《ドン・カルロ》
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ
指揮=カルロ=マリア・ジュリーニ:チェーザレ・シエピ、ジャンフランコ・チェッケーレ、コスタス・パスカリス
1964年11月ロンドン・コヴェント・ガーデン

▼ヴェルディ《ファルスタッフ》
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フェルディナンド・スカルフィオッティ、振付=ガーリンデ・ディル
指揮=レナード・バーンスタイン:ディートリヒ・フィッシャー=ディスカウ、ロランド・パネライ、フアン・オンシーナ
1966年3月ウィーン国立歌劇場

▼R・シュトラウス《バラの騎士》
美術=ルキノ・ヴィスコンティ&フェルディナンド・スカルフィオッティ、衣裳=ヴェラ・マルツォー
指揮=ゲオルク・ショルティ:セナ・ユリナッチ、ジョゼフィーヌ・ヴィージー
1966年4月ロンドン・コヴェント・ガーデン

▼ヴェルディ《椿姫》
美術=ナート・フラスカ、衣裳=ヴェラ・マルツォー、振付=ピーター・クレッグ
指揮=カルロ=マリア・ジュリーニ:ミレッラ・フレーニ、アン・ハウウェルズ、エリザベス・バンブリッジ、レナート・チョーニ
1966年4月ロンドン・コヴェント・ガーデン

▼ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》
美術&衣裳=ルキノ・ヴィスコンティ&フェルディナンド・スカルフィオッティ
指揮=ヨーゼフ・クリップス:エバハルト・ヴェヒター、ニコライ・ギャウロフ、グンドゥラ・ヤノヴィッツ
1969年3月ウィーン国立歌劇場

▼プッチーニ《マノン・レスコー》
美術=リラ・デ・ノビリ&エミリオ・カルカーノ、衣裳=ピエロ・トージ&ガブリエラ・ペスクッチ
指揮=トーマス・シッパーズ:ナンシー・シェイド、アンジェロ・ロメロ、ハリー・ゼイヤード
1973年6月スポレート二世界演劇祭、テアトロ・ヌオヴォ

以上、

きのけん

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コメント


きのけんさん、どうもです。
コメント欄からこっちに格上げ(?)しました。
校正は施しましたが、まだ変なところがあったら、おっしゃって下さい。

キャストの情報まで入っているのが、いいですね。
想像するだけで、ワクワクしてきます^_^;;

投稿: Orfeo | 2007/07/24 09:05

 こういうのって、どの資料を参照したのか明記してないし、どの程度信憑性があるのかは判りませんが、ひとつ気が付いた点は、スカラ座の《ラ・トラヴィアータ》なんか、きっとオリジナルのキャスト表が男女別に並べてあったのでしょう、アルフレード(ジュゼッペ・ディ・ステーファノ)やジェルモン(ティート・ゴッビ)といった主役の歌手名すら明記してない…など、オペラを知らない人がこういうのを作ると、どれが重要な役だか判らないんで、上から順に4人くらい並べて、以下略なんてことになっちゃって、まるで役に立たなかったり…。以前ここで引用したジョルジョ・ストレーレルのリストでも、演劇の専門家が作ってたもんで、指揮者名を全然明記してなかった。いったい何考えてんの?…なんてね(笑)。
 あと、ゲーテの戯曲にベートーヴェンの劇伴奏音楽をくっつけた(指揮=ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ)《エグモント》をフィレンツェのピッティ宮のボボリ庭園で上演してますが (1967年6月)、同じボボリ庭園でヴィスコンティは最初期にシェイクスピア《トロイラスとクレッシダ》(1949年6月)を上演してますね。ルカ・ロンコーニがこれから大きな影響を受けたみたい…。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/07/24 17:05

「夏の嵐」??
あれ、前にもあったような...とおもいましたが、あれは、きのけんさんのレポートだったんですね。

「夏の嵐」を見てないなんて、恥恥恥なんて失礼なことを言ったことは、すっかり忘れてました。

ヴィスコンティのオペラ演出記録、ありがとうございます。

ヴィスコンティ演出のシモン・ボッカネグラにライモンディも辛うじてギリギリ出演してます。1969年10月30日に一回だけですけど。あとはストレーレルで16回。

ほんとに、主要キャストが書いてないですね。でも西洋人でオペラを知らないって、モニカ・スターリングってどういう方なんでしょ。
キャストの並べ方は、登場する順番だったり、身分の高い順だったり、男女別だったりで、上から主要キャストというわけではないですものね。

>ドン・カルロ
ボリス・クリストフ、ジョン・ヴィッカーズ、ティート・ゴッビ
これは、男女別で、身分の高い方から書いてますね。それにしても、濃すぎといいますか一癖も二癖もありそうな男どもですな。

>スポレート二世界演劇祭
これって、二世帯住宅じゃないんだから、素直に「二つの世界」と訳した方が、いいと思いますけど。

投稿: keyaki | 2007/07/25 16:04


keyakiさん、どうもです。
忘れてて、いいですよ(笑)。

スポレートのフェスティヴァルは「二つの世界」と訳すのが一般的みたいですね。でも、「の」でつなぐのって、カッコ悪いよね。「東京のオペラの森」、みたいな(爆)。ここでの表記をどうするかは、きのけんさんに決めてもらいます。(というわけで、きのけんさん、よろしく!)

投稿: Orfeo | 2007/07/25 18:45

>keyakiさんへ:

>恥恥恥

(笑)…ただし CineKen2さんは keyakiさんと同感!…あれは受けたよねえ!Orfeoさんというのは、時々ああいう風にド突いてやらないと心地よく昼寝をはじめるから、またド突いてやってください(笑)。

>あとはストレーレルで16回。

 うち数回パリで見てます。フレーニ=ギャウロフ夫妻はアバドが振った初演時のみ。翌年のネッロ・サンティ指揮の時がライモンディさんとカティア・リッチャレリ…だったっけ?…。ただしパリのはスカラ座版の引っ越し公演ではなく、パリ用に作り直したものです(はっきり言って同じものですが、公式にはパリが装置を保管、上演権を持ってました)。

>モニカ・スターリング

 同書によると「イギリスに生れ、早くからフランスに渡って、同地を舞台に小説家、ドキュメンタリーの手法を駆使した伝記作家として活躍。『レティッツァ・ボナパルテ〜獅子たちの誇り』、『ハンス・クリスティアン・アンデルセン〜野生の白鳥』などの作品がある。現在はスイスのローザンヌに在住。」
…だそうです。
 訳者上村達雄は「1920年東京生れ。慶応大学経済学部卒。同文学部修士課程修了。同大学文学部教授。専攻は近代英文学。…」だそうです。
 小平の市立図書館から借り出し中。

>でも西洋人でオペラを知らないって

 でも、この人なんて、よく知ってる方じゃない?…まだ読みはじめたばかりだけど。

>>スポレート二世界演劇祭
>これって、二世帯住宅じゃないんだから、素直に
>「二つの世界」と訳した方が、いいと思いますけど。

これは僕が補ったものですけど(笑)、どっかの演劇書の翻訳から「二世界演劇祭」という訳語を踏襲したんじゃないかと思います。ここは、演劇とオペラ部門の架橋をするんで昔から有名なフェスティヴァルで、パトリス・シェローがストレーレルのミラノ・ピッコロ座に寄宿していた時代(実は、シェローはパリ郊外サルトゥルーヴィル市の市立劇場を倒産させ膨大な借金を抱え込んでフランスに居られなくなったのをストレーレルが拾ったというわけ。だから、当時イタリアで刊行された演劇書にはシェローをイタリア人演出家と書いてるのが結構あります。)に初めて挑戦したオペラ演出をここでやってますね。フランスにはこの手の演劇界とオペラ界を架橋させるようなフェスティヴァルはないんですが、イギリスではエディンバラがちょうどその種のフェスティヴァルですね。日本語に訳すと、「音楽祭」が「演劇祭」のどちらかになっちゃうんですが、元はといえば、ザルツブルクだってそうだけど両方やってたんだ。オランジュだって、クローデル脚色版アイスキュロス《オレステイア三部作》なんか上演してます。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/07/25 18:48


・・・むむむ。ニアミスしましたね。

>どっかの演劇書の翻訳から「二世界演劇祭」という訳語を踏襲した

ということなら、とりあえずここはこのままにしときますね。
では、昼寝の続きをば(笑)。

投稿: Orfeo | 2007/07/25 19:58

 …別に決まった訳語があるほど日本で有名なフェスティヴァルでもないんで、どうでもいいんですが「スポレト音楽祭」というのだけは止しといた方がいいよ。
 そういや、「ザルツブルク音楽祭」だって、元はと言えばホフマンスタールや演出家マックス・ラインハルトが中心になって始めた演劇=音楽祭で、今だにちゃんと芝居だって組まれてるわけで、本来ただ単なる「音楽祭」ではないんだよね。今ではどうなってるか知りませんが、僕が何度か行った頃は、席を申し込む時、オペラやコンサートに混ぜて、芝居の公演の席を一つ入れておくと、不思議と必ず切符が取れたものでした。そうそう、一度など、別に見たくもないオットー・シェンク演出のシェイクスピアを1つだけ入れておいたら、カラヤン、ベーム、アバド、小澤、ポリーニ…と全部希望通りに取れちゃったんでビックリ仰天(笑)。で、現地に入って切符屋にその《真夏の夜の夢》を売っ払っちゃおうと思ったんだけど、引き取ってくれないんで、結局おおいに退屈しながらも見ちゃいましたが…。モルチエ時代になって演劇部門ももう少し充実してたみたいですが、僕らの頃は《イェダーマン》とか、どうでもいいものしか組まれなかった。だいたい、いくらペーター・シュタインを出そうと、演劇ファンなんか、あんなところには行かないですよね。客層が全然違うから。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/08/01 07:38


・・・「スポレート音楽祭」って書いてしまった記事があったので、修正しておきました。さて、どこでしょう?(←クイズw)

ザルツブルクは「音楽祭」じゃなくて、「祝祭」だといいますからね。でも、たしかに、あの地で芝居を見たいとは、あまり思わないかな。でも、《イェダーマン》は一度見てみたいです、はい。

投稿: Orfeo | 2007/08/01 15:28

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