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2007年6月

2007/06/28

見帰りの滝

2 暑さ厳しき折、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

というわけで、こちらは、伊音ちゃんと一緒に、佐賀にある見帰りの滝というところまで遠出してきました。あじさいが綺麗に咲き誇っている山あいに、その滝はあります。日本の滝百選にも選ばれている景勝地です。いやあ、涼しかったです、景色が・・・。

伊音ちゃんはそこにたどり着くまでの熱気にやられて、おねむ・モードに入っていましたが、アイスを食べて、無事復活しました。

暑いときには滝見物!これはいいかもしれないね。

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2007/06/23

NINAGAWA十二夜

Ninagawa 博多座にて『NINAGAWA 十二夜』を鑑賞してきました。二年前に東京・歌舞伎座で初演されて大評判となった演目の再演です。歌舞伎とシェイクスピアの融合を謳い、音楽には浄瑠璃のみならず、チェンバロまで登場。鏡を巧みに利用した幻想性溢れる舞台、早替りを繰り返す歌舞伎役者の活躍、見ても聴いてもなかなか楽しい内容です。

菊五郎、菊乃助親子の共演、左團次の渋味、今売り出し中の亀治郎の女形、などなど、役者の魅力にも事欠きませんし、枝垂桜が重なる冒頭の場面、船が海上で難破するところ、白ユリが咲き誇る庭、等々、印象的な場面も数多い。が、せっかくなら結末にかけてさらに盛り上がる趣向がなにか欲しかったかなと思います。後半はほとんど似たような場面の繰り返しになってしまうので、目が慣れてしまうとインパクトが弱くなってしまう。そこが少し残念でした。

もうひとつだけ難点を挙げさせてもらえれば、脚本のモトが小田島雄志訳を使っているので、あまりにくだけすぎて、歌舞伎には合わないような気がしたのですが、どうでしょう。まあ、私は以前から小田島訳が苦手だから、ということなのかもしれませんが。

ともあれ、歌舞伎とシェイクスピアが合体した舞台というのもまたオツなものです。浄瑠璃の部分も聴き応えが十分(誰だ、歌舞伎は聴くだけじゃツマランなんて言ってる阿呆は!w)。来月は東京・歌舞伎座で上演が続きますので、最寄りの方は是非足をお運び下さい。

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2007/06/20

弘法も筆の誤り

調子に乗って、HP=LUNA/orfeo.net、「PROVERB」へ新作。世界の片隅で巡り合った日本人とフランス人。その絶望的異文化コミュニケーションが生んだ悲しい悲しい物語。はたして愛は地球を救えるか?《Il n'est si bon cheval qui ne bronche.(弘法も筆の誤り)》、堂々公開中。こちらです。

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2007/06/16

『彼方からの愛』(フィンランド国立歌劇場)

Dvdamour_de_loin DVDライブラリーより。

フィンランドの女流作曲家カイヤ・サーリアホが、ヨーロッパとオリエントとの出会いをテーマに掲げて作曲した現代オペラ。ザルツブルク音楽祭総監督(当時)だったジェラール・モルチエからの委嘱を受け、2000年8月にピーター・セラーズの演出、ケント・ナガノの指揮により、ザルツブルクにて世界初演された。時代は12世紀。フランスのアキテーヌの王子にして吟遊詩人であるルーデルは、まだ見ぬ恋人、トリポリに住む伯爵令嬢クレメンスに会うため舟に乗って海を渡っていくが、途中重病にかかり、ようやく出会えた恋人のもとで死んでいく。

舞台上に水を張って海を表わし、左右両端には光りを発する螺旋階段を配置し、二人の距離を示す。ピーター・セラーズのシンプルな構成による舞台の中、歌手たちがずぶ濡れになって熱演する。セラーズといえば現代化。サーリアホの処女オペラ作品であるこの中世の恋愛譚も、やはり現代的な趣向が取り入れられているものの、その描き方は作品の世界にかなり忠実で、けして遊離しない。サーリアホの透明な音楽とあいまって、海に隔てられた恋人たちの心情を切々と表現していて、見事だ。

余談をひとつだけ。カーテンコールでサロネンが長靴を履いて舞台に出てきます。しょうがないとはいえ、笑った(爆)。

★★★★

クレメンス:ドーン・アップショウ
ルーデル:ジェラルド・フィンリー
巡礼者:モニカ・グループ

作  曲:カイヤ・サーリアホ
台  本:アミン・マーロフ
合  唱:フィンランド国立歌劇場合唱団
管弦楽:フィンランド国立歌劇場管弦楽団
指  揮:エサ=ペッカ・サロネン
美  術:ジョージ・ツィピン
演  出:ピーター・セラーズ

[  収録:2004年9月、ヘルシンキ  ]

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2007/06/10

大は小を兼ねる

HPの最新情報です。旅の格言コーナーに、続いて新作、《Qui peut le plus peut le moins.(大は小を兼ねる)》をアップしました。壮大なスケールでお送りする、僕とフランス料理の格闘の記録。ま、ちっぽけな話だけどね(笑)。こちらにどうぞ。

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2007/06/09

『ファルスタッフ』(ザルツブルク音楽祭)

Dvdfalstaffsalzburg DVDライブラリーより。

カラヤンが遺した『ファルスタッフ』の映像。ここで既に扱った『カルメン』(1967年)や『オテロ』(1972-73年)なんかのオペラ映画と違って、舞台公演を収録したものです。演出までカラヤンが手掛けているので多くは望めませんが、美術は立派だし、内容も淡白ながらも的を得た構成を見せていて、感心させられます。歌手陣にはなるほど豪華な面々が並んでいるので、実に楽しく、味わいがある舞台となっています。タッディのファルスタッフのお腹にもうちょっと豪快さ(?)がほしい気がしますが(笑)、ツェドニクのバルドルフォに妙に存在感があったり、ルートヴィヒのクイックリー夫人がどうにも人懐っこかったりするのも、らしくて面白いです。アンサンブルで楽しめる、優れた公演だと思います。

★★★☆

ファルスタッフ:ジュゼッペ・タッディ
フォード:ローランド・パネライ
フェントン:フランシスコ・アライサ
カイウス:ピエロ・デ・パルマ
バルドルフォ:ハインツ・ツェドニク
ピストラ:フェデリコ・ダヴィア
アリーチェ:ライナ・カバイヴァンスカ
ナンネッタ:ジャネット・ペリー
クイックリー夫人:クリスタ・ルートヴィヒ
メグ:トゥルデリーゼ・シュミット

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団員
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー
指揮・演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン
美  術:ギュンター・シュナイダー=ジームセン
衣  裳:ジョルジュ・ヴァケヴィッチ

[  収録:1982年、ザルツブルク音楽祭  ]

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2007/06/04

類は友を呼ぶ

HPの宣伝です。長らく更新をお休みにしていた旅の格言コーナーに新作です。僕とパリジェンヌとの心の触れ合いを描いた、ヒューマン・タッチの感動秘話、《Qui se ressemble s'assemble.(類は友を呼ぶ)》。どうぞご一読ください。泣けますよ。こちらです。

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2007/06/03

ベッカム&オーウェン、代表復帰!

国際親善試合@ウェンブリー・スタジアム
イングランド 1-1 ブラジル

<先発>
イングランド=GKロビンソン、DFキャラガー、キング、テリー、ショリー、MFベッカム、ジェラード、ランパード、ジョー・コール、FWオーウェン、スミス
ブラジル=GKエウトン、DFアルベス、ナウド、ジュアン、ジルベルト、MFミネイロ、ジウベルト・シウヴァ、カカ、ロナウジーニョ、FWロビーニョ、ラブ

新装なったウェンブリー・スタジアムでのAマッチ初戦。ベッカム、オーウェンが復帰したイングランド代表が、カカもロナウジーニョもいるカナリア軍団、ブラジル代表を迎えての一戦です。イングランドは中盤をコンパクトに保って、ブラジルの動きを封じます。カカをジェラードが止める場面はやはりCLのお返しでしょうか。オーウェンも運動量が豊富で、中盤に下がってディフェンスまでこなします。攻めては、ベッカムのクロスがそのオーウェンにたびたび入りますが、ゴールには結びつきません。が、FKのチャンスで蹴るのはもちろんベッカム。その精度が次第に上がっていき、ついに68分、右サイド寄りの位置からのFK。ベッカムがゴール左にピンポイントで入れたボールをテリーが頭で合わせ、ゴール。ついに得点が生まれました。ディフェンスの裏、GKが飛び出せない絶妙の位置に入れたベッカムの勝利です。

この後、ベッカムやオーウェンなども引っ込んで、そのまま試合が終わるかと思われましたが、終了間際の92分、ブラジルの途中出場のディエゴがジウベルト・シウヴァのクロスに頭で合わせ、同点ゴールを奪いました。結果1-1のドロー。イングランドが来週のEURO予選、対エストニア戦(アウェイ)に向けて、いい調整になったようなゲームでした。

どうでもいい話ですが、この日のブラジルのドゥンガ監督は真っ赤なセーターを着用。似あわねえ!これも娘さんのコーディネート?やめたほうがいいよ・・・

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2007/06/02

『ホフマン物語』(パリ・オペラ座)

Dvdhoffmannparis DVDライブラリーより。

人間のさがというものは哀しいものです。共演者のシコフやセネシャルといった演技巧者に混じってしまうと、"彼"の大根ぶりがより一層明らかになってしまいます。身体全体を使って柔軟に演技するということができない彼は、目を中心とした顔面の筋肉運動~はっきり言って、睨むだけ~で演技しようとします。これで悪役らしい雰囲気が生まれればめっけものなんですが、残念ながら、がっしりとした体躯の上に付いているその可愛らしい瞳でいくら悪態をついても、まったく様になりません。虚勢をはっているのがみえみえで、痛々しいぐらいです。というわけで、私はターフェルという歌手が(あっ、言っちゃった!w)、どうにも苦手です。歌い手としての力量、というか、威力(?)は認めますが・・・。

もう一人、私が苦手なのが演出家カーセン。そのカーセンはここでは悪い癖が出て、小道具に頼りっぱなしです。こういうときのカーセンの舞台はまったくもって落ち着きがなく、つまらないものになります。バスチーユの舞台機構を巧みに取り入れたレヴァインの斬新な美術デザインはいい仕事だとは思いますが(同じコンビによる『カプリッチョ』には感心したけどなあ!)、カーセンはつまらないアイデアをあれこれ入れ込むことに夢中になっています。これがまったくもって面白くありません。とりわけオーケストラ・ピットと舞台を舞台上に二重に拵えたアントニアの第2幕は最悪。本人は面白いアイデアだと思ってしまったようですが、ターフェルの能面演技とあいまって、漫画にしか見えません。第3幕に至っては、睨むだけのターフェルがまさかまさかのサングラス。すべて消え去りました(笑)。

この『ホフマン』は、とにかくシコフに尽きると思います。彼の熱演のおかげで、女声陣もいささか影が薄い感じがします。唯一、ジュリエッタを歌ったユリア・モンゾンには独特の光彩があって、惹かれるところがありました。

★★★

ホフマン:ニール・シコフ
ミューズ/ニクラウス:スザンヌ・メンツァー
リンドルフ/コペリウス/ダッペルトゥット/ミラクル博士:ブリン・ターフェル
アンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ:ミシェル・セネシャル
オランピア:デジレ・ランカトーレ
アントニア:ルース・アン・スウェンソン
ジュリエッタ:ベアトリス・ユリア・モンゾン
母の声:ノラ・ギュビッシュ
ナタナエル:ジャン・リュック・モレット
スパランザーニ:クリスティアン・ジャン
ヘルマン:ホセプ・ミケル・リボー
ジュレミル:ナイジェル・スミス
ルーテル/クレスペル:アラン・ヴェルンヘス
ステルラ:バンビ・フロケ

合  唱:パリ・オペラ座合唱団
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指  揮:ヘスス・ロペス・コボス
美  術:マイケル・レヴァイン
演  出:ロバート・カーセン

[  収録:2002年10月9日、パリ・オペラ座  ]

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