« ローマ、ユナイテッドに先勝! | トップページ | 花見! »

2007/04/06

『オテロ』(ミラノ・スカラ座)

Dvdotelloscala DVDライブラリーより。

音楽が躍動する。舞台が躍動する。実にダイナミックで、見事な公演ですね。クライバーとゼッフィレッリの最上の成果のひとつと言えるでしょう。キャストもドミンゴ、フレーニ、カップッチッリと強烈です。こんな公演でシーズンを開幕するスカラ座というのも、また凄いなあ!!クライバーもさすがに気合が入って、ノリノリです!(笑)ひとつこの映像に難をつけるとすれば、今の時代にしては珍しく、字幕がまったく付いていないこと、ぐらいでしょうか。日本語は勿論、英語、イタリア語すらない。すっきりしている、と言えなくもないですが、ちょっと親切心がほしいところ、かなあ。あと、もうひとつだけ言わせてもらえるなら、ドミンゴのジャケット画像が、なんだか笑えます。よくこれでOK出したね、本人。ヒッチコックの「第3逃亡者」みたいだよ!(爆)

★★★★★

オテロ:プラシド・ドミンゴ
デズデモーナ:ミレッラ・フレーニ
ヤーゴ:ピエロ・カップッチッリ
カッシオ:ジュリアーノ・チャンネッラ
ロデリーゴ:ダノ・ラッファンティ
モンターノ:オラツィオ・モーリ
伝令:ジュゼッペ・モレシ
エミーリア:ジョネ・ジョーリ
ロドヴィーコ:ルイジ・ローニ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:カルロス・クライバー
照  明:ヴァンニオ・ヴァンニ
演 出・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ

[  収録:1976年12月7日、ミラノ・スカラ座  ]

|

« ローマ、ユナイテッドに先勝! | トップページ | 花見! »

コメント

しばらくぶりのオペラ記事ですね。これ、映像は見たことありませんが、録音は聴きました。

>ノリノリ
ですね。この勢いがたまりません〜〜〜

投稿: edc | 2007/04/06 07:48

ベルカントですかぁ〜 日本のドリームなんたらと双璧なんです(もちろん皮肉です)。字幕もつけないでそのまんまみたいですが、お値段は良心的ですね。

>ドミンゴのジャケット画像
これは、国際手配の顔写真ですね。見れば見るほど笑いがとまりません。くっくっくっくっくっ

しかし、ドミンゴのオテロって何種類あるのかしら。

投稿: keyaki | 2007/04/06 09:18

>edcさん:

>しばらくぶりのオペラ記事ですね。

 ほれ見、言われた!…だから言わんこっちゃない!(笑)。
 そう言や、これ、この数年後ですが、学生時代、例のパスカルと、一緒に見に行こうよ…なんて言ってた制作なんです。最初彼は、演出は誰だい?…えっフランコ・ゼッフィレッリ!…なんて、まるで乗り気じゃなかったんですが、僕が、バッカ〜!、クライバーだぜ…、クライバーは一度は聴いとかなきゃ…なんてやったもんで、じゃあ一緒に行こうか…なんて言っている間にクライバーがキャンセルしちゃったもんで、結局行かなかった。ただ、その年だか、その翌年だか、事故が起こった。これ、舞台が鉄の箱で出来てるんですが、公演中その片方の壁が倒れてきてあわやミレッラ・フレーニを潰しかけた…という大事件。観客が騒ぎ出したんで、慌てて逃げて、一命をとりとめた…というすごい事故だったらしい。その後、日本公演があって、このクソでかい装置をNHKホールに入れたらしいんだけど、当然あんな舞台には載らない。その時、スカラ座のスタッフが装置をずたずた切っちゃったらしいんだ。その事故とこれで、以来再演されていないというんだけど、本当かな?、これはNBSの佐々木の忠さんから直かに聞いた話なんですが、なんか冗談めかして言ってたから本当かどうかは「?」…。そうそう、あの時は、その《オテロ》の話が出て、僕が佐々木さんに、なんでショルティをオペラで呼ばないんだ!…なんて嗾けたのよ。ショルティの最上の時はオペラだし、《オテロ》なら、クライバーよりもショルティだぜ!…なんて言ってね(笑)。
 そうなんです、僕はクライバーの《オテロ》は専らミュンヒェンで聴いてるんですが、ただの1度もパリのショルティ(演出:テリー・ハンズ=ドミンゴ、マーガレット・プライス、ガブリエル・バッキエ)に匹敵する演奏にぶつかってないんだよね。《バラの騎士》や《こうもり》なんかすごいのに、ミュンヒェンではクライバーはいつも、なんか気のない演奏で、1度なんか、例によって直前キャンセルで、代わりにロリン・マゼールが出てきた。
 思うに、クライバーはあの振付師ジョン・ノイマイヤーの演出が気に食わなかったのかも?…、当時よくあったような、いかにも安易な現代化なの。ヤーゴにナチスまがいの制服を着せたりしてね。そういうのが現代化だと思われていた時代。そのくせ、歌手の動きなんか、振付師のくせに演技指導なんて何もやってないから、因習的そのものでねえ…。あのクライバーが椅子にどっかりと座って振ってる…なんて初めて見たよ(笑)。その点、なにか彼はスカラではやたら頑張ったみたいね。《トリスタン》だろうが《ラ・ボエーム》だろうが、キャンセルしまくるんで、ちょっとパリからわざわざ出かけて行く気にならなかったもんですが、いざ出た時は毎回スゴかったらしい…。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/04/06 09:34


>edcさん

すいません。映画とサッカーに呆けていました^_^;;
クライバーは凄い!
その思いを強くする映像ですね、これは。

投稿: Orfeo | 2007/04/06 09:57


>keyakiさん

いまどき、こんなDVDも珍しいですね、まったく。
ドミンゴの画像、マジ笑える!(爆)

投稿: Orfeo | 2007/04/06 09:59


>きのけんさん

・・・クライバーを生体験するというのは、難しいですね、まったく!(笑)
本当、気分屋なんだから。
でも、ここでのクライバーは、乗ってますよ!
これは是非ナマで見たかったなあ・・・
でも、まだお子ちゃまだったから(爆)。

投稿: Orfeo | 2007/04/06 10:03

 …そうだよ。パリなんてただの1度も来たことなし!(笑)
 なんか、パリのオケは怖いぞお〜!っていらんことを吹き込んだのがホルスト・シュタインなんだって!…。余計なことをしゃがる。別説によると、それはジェイムズ・レヴァインで、カルロス君、パリのオケってのは、それはもう規律がなくて、オレなんか一度だけで、もうこりごり。酷い目に遭ったわさ、なんて吹き込んだという。
 ホルスト・シュタインはもう一つ害毒を流してまして、ヴォルフガンク・ワーグナーがクライバーに《指輪》指揮を薦めたんだって。そしたらクライバーは事もあろうにホルスト・シュタイン先生にお伺いを立てたら、シュタイン先生のたまわったというんだね。あのねえカルロス君、《指輪》の勉強には最低15年はかかるぜえ!…で、カルロスさん、あっさり諦めちゃった…んだってさ。そりゃ、シュタイン先生にしちゃあ、バイロイトの《指輪》は当然いつか我が輩が見本を示さなきゃ。くらいには思ってたはづだから、息子クライバーなんぞ!と牽制しちゃったらしいんだよねえ…。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/04/06 12:13


・・・ホルスト・シュタイン!(あるいはレヴァイン!w)
まったく余計なことをするもんだ・・・(爆)。

投稿: Orfeo | 2007/04/06 14:38

>パリのオケってのは、それはもう規律がなくて
昔も今も変わってないってことですね。
ハーディングを追い出しちゃいましたからね。

投稿: keyaki | 2007/04/06 17:50


・・・ハーディングみたいに、若造のくせに後ろ盾がきっちりついていて、大きい仕事がどんどん回ってくる、そんな「調子に乗っている」男になんぞ、こちとら媚を売ったりせんぞ!というわけでしょう。そういう意味では、実に明解な規律が取れた、首尾一貫したオケですな、パリ・オペラ座管は!(爆)

投稿: Orfeo | 2007/04/06 18:08

keyakiさん:
>ハーディングを追い出しちゃいましたからね。

 パリのオケに叩き出されたのはハーディング一人じゃないですが(笑)、そのハーディングを学生時代にデビューさせたのもパリでした。
 その晩シャトレ座ではサイモン・ラトル指揮バーミンガム市響がマーラーの《大地の歌》のテノール&バリトン版を予定していたんです。ところが、まさにその日、ラトルのベルリン・フィル音楽監督就任が正式に内定してしまった。オケと歌手はパリに来てまして、ラトルだけ急遽ベルリンに飛ぶことになった。…というわけで、サイモン・ラトルのベルリン・フィル任命を世界に先駆けて知ったのが当夜のパリ・シャトレ座の聴衆だったんですが、まさにその日、パリの音楽都市で指揮のマスター・クラスを開いていたのがピエール・ブーレーズ。そういや、私の助手がブーレーズ先生のマスター・クラスに参加しているところだわ、とラトルさん。その学生が当夜のこのこやって来ちゃいまして、ぶっつけ本番で、なんと《大地の歌》を振っちゃったというわけ。それがダニエル・ハーディングという学生だった。ぶっつけ本番だけあって、なんか腰の定まらない演奏だったんですが、《大地の歌》でデビューしちゃうなんて、これまたたいした度胸だよね。
 その時シャトレ座の総監督を務めていたのがステファヌ・リスネル。後のエクス音楽祭&ウィーン芸術週間総監督、現ミラノ・スカラ座総監督です。その後リスネルは自らの秘蔵っ子のようにしてハーディングを育て…それで、現在ある彼の活躍の場のテリトリーになっているわけですね。つまり、リスネル向かうところ、常にハーディングあり…というわけ。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/04/09 16:56


・・・ショルティ自伝なんかでも、ショルティはパリのオケのことをボロクソに書いていて、読んでて痛快、というか、面白いですよね。こういうのが、パリのオケの仕様なんですね(爆)。

ハーディングはデビューしたのがリスネルのシャトレ座だったというのが、最高にツイテいましたよね。こういう運も才能のうち、ということなんでしょう。これからもスカラ座やエクスやウィーンあたりで大活躍、なんだろうなあ。。。

投稿: Orfeo | 2007/04/10 07:51

パリ・オペラ座のオケは、既得権にあぐらをかいてめちゃくちゃだったとかで、リーバーマンが、オーディションで、選んだなんて話を読んだことがあります。リハーサルなんか代役、楽器が弾けなくても、弓を動かしているだけでいいとかで、1人2人ならいいけど、そっちの人数の方が多かった、とか、これってジョークか本当か知りませんが。

ハーディングは、スカラ座の開幕公演、イドメネオでしたか、振りましたね。

ショルティといえば、ガブリエル・バキエが、言いたい放題、止めないとなんでもしゃべっちゃうよ、とばかりに、ショルティは、メトロノームと同じだから、あいつの指揮なんか見て、歌ったことなんかないね。フィガロの結婚の伯爵のアリアも、見ないで歌っていたら、いなくなってたよ・・・・・とかなんとか言ってました。日本語じゃないんで、全然、違うかもなんですけど。(笑

投稿: keyaki | 2007/04/11 16:14


・・・まあ、ショルティの場合も同様ですが、アーティストの発言は話半分で聞いておくに限りますから、十分注意しましょうね。彼ら、演出過剰だから(爆)。

投稿: Orfeo | 2007/04/11 17:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122009/14561027

この記事へのトラックバック一覧です: 『オテロ』(ミラノ・スカラ座):

« ローマ、ユナイテッドに先勝! | トップページ | 花見! »