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2007/04/21

『ジューリオ・チェーザレ』(グラインドボーン音楽祭)

Dvdgiulio_cesare DVDライブラリーより。

3幕からなるヘンデルの歌劇。台本はニコラ・フランチェスコ・ハイム、初演は1724年ロンドン(ストーリーはdognorahさんの記事を参照のこと)。

グラインドボーンの劇場に合わせた、というよりも、その予算に合わせたシンプルな構成の舞台だが、バランスが取れていて、とても美しい美術だ。奥に海が見えていて、そこを船が行き来するのが見えるのがなんとも可愛らしい(笑)。冒頭マクヴィカーにしては珍しく、比較的明るい照明のシーンも出て来るが、その後はいつもどおりに舞台は暗くなる。それでも、場面に応じて微妙に暗さを調節して変化を付けるなどしているので、単調に陥ることはない(船も影絵模様になったりする)。人物たちも綺麗に浮かび上がらせているので、大変見易い舞台に仕上がっている。マジックショーの趣向には驚いたが、音楽とよく調和していて面白い。マクヴィカーのセンスの良さを感じる部分だ。音楽面でもクリスティが全体をそつなくまとめ上げ、上質のパフォーマンスを楽しむことが出来る。キルヒシュラーガーのセストが素晴らしい。

★★★☆

ジューリオ・チェーザレ:サラ・コノリー
クリオ:アレグザンダー・アシュワース
コルネリア:パトリシア・バードン
セスト:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
クレオパトラ:ダニエル・デ・ニース
ニレーノ:ラシド・ベン・アブデサラーム
トロメーオ:クリストフ・デュモー
アキラ:クリストファー・マルトマン

合  唱:グランインドボーン合唱団
管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
指  揮:ウィリアム・クリスティ
美  術:ロバート・ジョーンズ
演  出:デーヴィッド・マクヴィカー

[  収録:2005年8月14・17日、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

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コメント

20日にコンサート形式で見たばかりですが、このDVDとの共通の歌手はデュモーだけですね。すばらしいカウンターテノールでしたがこちらではいかがでした?

投稿: dognorah | 2007/04/22 03:51


dognorahさん、こんにちは。

デュモーもよかったですよ。無理なく歌い込みができている感じで、印象がよかったです。

そちらの記事にストーリーが載っていましたので、リンクさせていただきました。TBはなぜか送信できませんでした。最近、TBの不具合が以前にもまして多発するようになって、不便なこと、はなはだしいです。。。

投稿: Orfeo | 2007/04/22 04:46


リンクありがとうございます。でも、TBはちゃんと入っていましたよ。こちらからもTBしました。最近、助六さんがkeyakiさんのところでniftyには海外からコメントできなくなったとこぼしていましたが、私はロンドンからちゃんと出来ていますね。niftyはどういう基準で「海外」というのを規定しているんでしょうね。

投稿: dognorah | 2007/04/22 06:19


dognorahさん、どうも。
3度目の正直でTB送信に成功しました!

イギリスは同じ島国なので、「海外」ではないんではないでしょうか?(爆)

投稿: Orfeo | 2007/04/22 06:47

出た出た、待ってました(笑)TBさせていただきま~す。

>船が行き来するのが見えるのがなんとも可愛らしい(笑)
暗い話ですが、この演出はこういうちょっと息抜きにくすっと笑える部分があるところが大好きです。マジックショーとクレオパトラのダンスには爆笑しましたが(^^)

クリスティの指揮もテンポ良く聞かせてくれるし、最近のグラインドボーンの作品ではこれが一番好きです。

投稿: Sardanapalus | 2007/04/22 10:09


Sardanapalusさん、おまた!(爆)
TBもどうもありがとうございました。

この公演、いいですね。クリスティにしては演出のセンスがいい(笑)。カーセンがいかにいなかっぺか、よく分かりますよ!(cf.《レ・ボレアード》)センスの違いというのは、大きいなあ・・・

投稿: Orfeo | 2007/04/22 11:30

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受信: 2007/04/22 06:13

» ジューリオ・チェーザレ又はジュリアス・シーザー [FOOD FOR SOUL]
昨日の夜中BS-hiで放送された、2005年グラインドボーン音楽祭のヘンデル(Handel)作「ジューリオ・チェーザレ(Giulio Cesare)」が物凄く楽しくて、ついつい最後まで見てしまいました。今日が日曜で良かった(^_^;) 元々大好きなデヴィッド・マクヴィカー(David McVicar)の評判の良い演出だったし、歌手陣も揃っているのでいつかは見ようと思っていたのですが、昨日はタイミング良く放送してくれて久しぶりにNHKに感謝!です。 まずはマクヴィカーの演出が冴えていました... [続きを読む]

受信: 2007/04/22 10:10

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