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2007/04/22

『手紙』

Dvdtegami ▼生野慈朗《手紙》(日本、2006)

東野圭吾原作。弟、直貴(山田孝之)の大学進学費用を作るために、誤って殺人を犯してしまった剛志(玉山鉄二)は無期懲役の刑で収監されてしまう。それ以来、直貴は犯罪者の弟として世の差別に晒されることになる。そんな弟に剛志は獄中から手紙を送り続けるが、直貴は度重なる悲劇に絶望していく。耐え切れず自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは、かって同じ職場で勤めていた由美子(沢尻エリカ)の存在だった。しかし、そのささやかな幸せが再び脅かされるようになったとき、直貴は重大な決意をする・・・。

最近見た邦画の中では(といっても、少ないけどw)群を抜く出来の作品だと思う。少々展開が見え見えのところがあるものの、無理のない流れの中で見るものを引きつけながら、クライマックスまで一気にもっていくところなんかは、なかなか上手い。湿り気たっぷりのお話の中に「漫才」を取り入れて風通しをよくして、最後にはちゃんとカタルシスもある。人物描写がちょっと表面的すぎる嫌いはあるが(とくに由美子!)、いい映画を見たなあ、そんな気にさせてくれる佳作だ。見終わったら、あなたも「手紙」を書きたくなるかもしれません(?)。まだ見てない人はレンタル・ショップへGo!(笑)

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コメント

Orfeoさんの映画カテゴリーを眺めていたら、最近見た映画が「戦場のアリア」と「手紙」の二つもあって感激です^^;

「手紙」は、昨年になりますが、偶然つけたテレビでやっていたの引きつけられてしまって何も知らずに見ました。東野圭吾はむかし推理小説を読んで気に入ったことがあります。こういう重い小説も書いていらっしゃるのですねぇ・・ブログ、下書きのままです。アップしたら、TBします。

投稿: edc | 2008/01/14 20:31


東野圭吾はちょっぴり気になって、昨年、短編やら推理小説やらまとめて読んでみたのですが、出来にムラがありすぎて、イマイチでした。ドラマになった「ガリレオ」も話としてはつまらないんだよね。「手紙」の世界は好きなんだけどなあ・・・。

投稿: Orfeo | 2008/01/15 09:49

Orfeoさん
リンク&TBしました。よろしくお願いします。

投稿: edc | 2008/01/17 07:35


edcさん、ありがとうございます。
TB返しさせていただきました。

投稿: Orfeo | 2008/01/17 13:21

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» 「手紙」東野圭吾著、読んでみました。 [男を磨く旅]
「手紙」東野圭吾著、読んでみました。「東野圭吾」15作目です。かなり重い内容ですし、楽しい話じゃ無いんですが、作者の力量もありどんどんページが進みました。「剛志」が犯した「重罪」の波紋が消える事無く「直貴」に訪れる「幸せの芽」を悉くかき消してゆく。直貴を取り巻く社会の大人たちの振る舞いも、殆どが「善と偽善」の狭間のような対応なだけに、直貴自身も納得できてしまうのが「つらい現実」だ。本人が全く悪い事を何一つしてないだけに、読者の殆どがその「やるせなさ」や「憤り」を感じる展開だが... [続きを読む]

受信: 2007/06/03 11:24

» 手紙 [雑記帳]
昨年TBSで。Orfeo.blogに記事があるのをいまごろ知って、思い出しアップです^^; 東野圭吾の小説が原作の日本映画。たまたまつけたテレビでやっていて、引込まれてしまいました。 犯罪加害者の家族、この映画では弟が主人公。興行収入15億円のヒットだそうですが、これを見ることが、社会的になんらかの影響があるのか、ないのか気になります。被害者家族の感情や主人公と交際するいわゆる良家の娘の親の心情や態度、近所の幼児たちの親の態度など、個人的なレベルの冷酷、差別は仕方がないことだと思いますけど、仕... [続きを読む]

受信: 2008/01/17 07:12

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