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2007/03/11

『セビリアの理髪師』(メトロポリタン歌劇場)

Videoil_barviere_di_sivigliamet ヴィデオにて視聴。

1980年代末のメットの舞台。演出は英国人、オックスフォード大出身のインテリ、ジョン・コックス。ちなみに私はケンブリッジ大の方が好きです(両方とも見に行ったことがあるんだ。・・・どうでもいい?w)

いかにもメットらしい雰囲気溢れる立派な舞台。廻り舞台まで使用し、スピーディーな展開でロッシーニの音楽が持つ快活なリズムを保つことに成功しています。それに、歌手たちの歌唱を妨げるようなこともない。心優しいインテリ!(爆)劇の進行を受け持つレチタティーヴォ・セッコの部分もほとんど削除がなく、この作品本来の姿を味わうにはうってつけの映像といえます。後年メットから追放処分を受けるキャスリーン・バトルがここでは可愛らしいロジーナを好演し拍手喝采を受け(・・・○○歳超えているけどねw)、脂の乗ったロックウェル・ブレイクが余裕でアルマヴィーヴァ伯爵を歌いこなし、芸達者なエンツォ・ダーラが愛嬌あるバルトロを演じていて、実に楽しいです。指揮者のラルフ・ヴァイケルトはオーストリア人ですが、19世紀前半のイタオペを得意としている人だそうで、それも納得の落ち着いた指揮さばきを見せています。いいですねえ!・・・撮影以外は(爆)。

★★★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ロックウェル・ブレイク
バルトロ:エンツォ・ダーラ
ロジーナ:キャスリーン・バトル
フィガロ:レオ・ヌッチ
バジリオ:フェルッチョ・フルラネット
フィオレルロ:デヴィット・ハミルトン
ベルタ:ロレッタ・ディ・フランコ
士官:チャールズ・アンソニー
アンブロージョ:エドワード・シャザール

合  唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指  揮:ラルフ・ヴァイケルト
装  置:ロビン・ワグナー
衣  裳:パトリシア・ジップロット
照  明:ジル・ウェクスラー
撮  影:ブライアン・ラージ
演  出:ジョン・コックス

[  収録:1989年2月、メトロポリタン歌劇場  ]

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コメント

 おお、久しぶりに復活!オペラ部門は《ローエングリン》以来ですねえ。

>指揮者のラルフ・ヴァイケルトはオーストリア人ですが、19世紀前半のイタオペを得意としている人だそう

 この人、わりと好きだったんですが、イタオペはただの1本も聴いたことなくて、《フィデリオ》、《こうもり》、《ローエングリン》…と、ドイツ物ばっかりでした。いい指揮者でしたよ。パリの《フィデリオ》なんか、確か、初演時の小澤征爾より彼が振った再演時の方が良かったもんね。…それが 1980年代初めから中盤頃。うん、その後あまり名前を聞かなくなっちゃったね。
きのけん

投稿: きのけん | 2007/03/11 09:24


きのけんさん、どうもです。

「久しぶり」って言われたって、前の《ローエングリン》が3月3日のひなまつりでしょ?ちょうどいいペースだと思いますが・・・。

うん、ヴァイケルトは玄人指揮者っぽいですね。派手さや自己主張の類いのものはあまりないようですが、音楽が自然で、好感を持ちました。こういう指揮者が表舞台から去ってしまったとしたら、とても残念です。

投稿: Orfeo | 2007/03/11 13:37

私の初「セビリアの理髪師」です。後年知ったのですが、通常カットされるチェッサディピウゥ〜のあるバージョンだったんですね。
LDがリリースされた頃、娘がまだ小学生でしたが、大好きで、よく一緒に見ました。
関連記事をTBさせていただきました。

投稿: keyaki | 2007/03/11 14:16


keyakiさん、こんにちは。TBありがとうございます。

最近では、《セビリア》といえば、cessa~があるかどうかが一大関心事ですよね。ここではまだ30台後半のブレイクの生きのいい歌唱が聴けて、大満足でした^_^;;

投稿: Orfeo | 2007/03/11 17:10

>初「セビリアの理髪師」
私もこれかな?と思いましたけど、ベームの映画版かも。ほとんど同時なんでしょう。ぼーと楽しむだけだから、その大アリアがどうとか、全然知りません。まるっこいアルバ伯爵のほうが好きだったわ^^;;

投稿: edc | 2007/03/12 06:51


edcさん、どうも。

みなさん、やはりこれをご覧になってるんですね。ベームの映画版、ですか?それは私はまだ見てないですねえ。今後の楽しみに取っておきます^_^;;

投稿: Orfeo | 2007/03/12 21:10

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» 《セビリアの理髪師》Cessa di più resistere [ keyakiのメモ、メモ...]
 ブログ仲間のSardanapalus さんの記事で、コヴェントガーデンで上演中の愉快な《セビリアの理髪師》の話題が取り上げられています。 そこで"Cessa di più resistere"は歌いましたかぁ〜というのが話題になっていますので、三人のアルマヴィーヴァ伯爵のフィナーレの大アリアをアップしてみました。(下の顔写真をクリックすると見られます) このアリア、至難のアリアで、カットされるのが当たり前になっていたのをロッシーニ・ルネッサンスとやらで復活したというか、歌える歌手が... [続きを読む]

受信: 2007/03/11 14:10

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