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2007/01/18

『マタ・ハリ』

Dvdmata_hari ▼ジョージ・フィッツモーリス《マタ・ハリ》
(米、1932)
George FITZMAURICE, MATA HARI

第1次大戦も終わりに近付きつつあった1917年、花の都パリの社交界でエキゾチックな踊り子として人気を博している一人の絶世の美女がいた。彼女の名はマタ・ハリ。だがその正体は、実はドイツ軍諜報機関のために活動する女スパイだった。ロシア空軍の青年将校ロザノフ中尉は一目で彼女の虜となってしまい、純朴に求愛し、やがてそこにロマンスが生まれる。だが、彼が連合軍側の秘密書類を持っていることを知ったマタ・ハリは、その文書を手に入れようともくろみ、首尾よく成功するのだが・・・。

主役のマタ・ハリを演じているのはスウェーデンが生んだ大女優、グレタ・ガルボ。さすがに華があって美しいです。相手役のロザノフを務めているのはサイレント映画出身のラモン・ノヴァロ。ちょっぴり平板な印象は否めませんが、好青年役を破綻なく演じています。この映画、一見サスペンスっぽいけど、本質的には悲劇に終わるメロドラマ。ベンジャミン・グレイザーとレオ・ビリンスキーが共同で組み立てた脚本に、さらにドリス・アンダーソンとギルバート・エメリーが台詞を追加したとかで、手が掛かりすぎてしまったのか、話がこんがらがっちゃったのか(笑)、幾分分かりにくく、かつ稚拙な運びの映画になってしまっています。でも、ガルボ様が拝めるからいいや、というところでしょうか。フィッツモーリスという監督さんもサイレント映画時代に名を馳せた人だとか。というわけで、演出はかなり古風ですが、キャメラのアングルや画面構成などはよく練られていて、雰囲気があります。

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