ブラームスの1番
CDライブラリーより。
皆さん、お元気ですか?いよいよ冬本番。風邪などひいて、病院のお世話になどならないよう、毎朝おなら体操で身体をちゃんと鍛えましょう。でも、それをやっているところを家の人に見られたら、やっぱり病院に連れて行かれることになるので、十分気をつけましょう。ぷぷ~v
さて、『のだめ』連動企画第5弾は、お約束の(?)ブラ1。ブラームスの1番には過去トスカニーニ、フルトヴェングラー、ミュンシュ、バーンスタインなどが録音した名盤が数多く存在します。私はベームがウィーン・フィルを振ったものが好きでしたが、最近でいえば、やはりこれ。アバドがベルリン・フィルを指揮して録れた一枚です。最近といっても、もう15年も前の録音。光陰矢の如し、という感じがします。
アバドは音楽を歌わせます。ここでも、手兵ベルリン・フィルをその前任者のように厳しくコントロールするのではなく、自発的に、そして大らかに歌わせています。ときに激しく、ときに緩やかに流れるブラームス。それがやがては完全一体となって燃え上がり、フィナーレへと突き進んでいく様は圧巻です。こんなブラームスはお好き?
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
合 唱:ベルリン放送合唱団(*)
指 揮:クラウディオ・アバド
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調 op.68
運命の女神の歌 op.89(*)
[ 録音:1991年、Deutsche Grammophon ]
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コメント
面白そうなネタが続きますね!
>トスカニーニ、ミュンシュ
この演奏はコーダ直前のコラール(第四楽章407小節~415小節)でティンパニが編曲されているのが私は絶対に許せないのですが、この点についてはどう思われますか? ここでティンパにを派手に鳴らしてしまってはコーダ以降のドンちゃん騒ぎとの対比が弱くなってしまって効果半減です。
ここはあたかもハイドンの交響曲のように楽譜通り2発でビシッと決めることでベートーベンに続く古典派(ブラームスは自分をロマン派だとは思っていなかったはず)としてのブラームスの面目が躍如としているのだと私は考えています。時代はもう21世紀だというのにここに平気で手を加える指揮者がいまだにいます。勉強不足だと思います。
私にとっての定番は長いことベーム/ベルリンフィルです。端正で厳しい造型が曲にふさわしいと思います。もう一つはこれとは対極にあるチェリビダッケ/ミュンヘンフィルも好きです。かなり遅めの演奏で、序奏部はほとんど木魚にも近い仏教的な世界観すら感じさせます。楽譜には「ウン・ポコ・ソステヌート」とあるだけで速度指定はないのでこういう解釈も十分ありだと思います。
カンテルリのフレッシュな演奏も本当は好きなのですが、何たることか第四楽章のティンパニが......師のトスカニーニに習ってということなのでしょうが大変残念です。
投稿: たか | 2006/12/03 12:42
「作曲者の意思は絶対だ!」(by千秋サマ)・・・というわけですかね。このブラームスの交響曲の場合、ご指摘のティンパニの箇所に限らず、ホント演奏者によってコロコロ変わる部分があるみたいですね。それも主旋律にまで及んでくるとなると、とても看過できない。まあ、「昔はみんなそんなもの」と言ってしまえばそれまでなんでしょうが・・・。なんとも凄い時代です(笑)。
投稿: Orfeo | 2006/12/03 18:10
「昔は」と言っても、ベームは19世紀生まれなのにそういうことはしなかったし、今でもいつも編曲している有名指揮者はいるし、結局は音楽性の問題なのではないかと....
ちなみに最近DVDにもなったベームとVPOの1番のライブはいい演奏ですね。VPOとのスタジオ録音よりもいいと私は思います。
アバドに触れるのを忘れました。1番は聞いてないのですが2番の旧録(70年)は大変すばらしい演奏だと思います。これはアバドの初期の録音の中でも屈指の傑作で、この演奏は後年BPOの音楽監督に選ばれる伏線になったのではないでしょうか。歌のあるブラームスとも言うべきアバドのイタリア風ブラームスは多分2番が一番合っているのではないかと思いますが、1番もそのうち聞いてみたいと思っています。
投稿: たか | 2006/12/03 20:34
え~とですね、
>ベームは19世紀生まれなのにそういうことはしなかった
この部分は私の記憶とはちょっと違っているんですよ。ブラ1に関しても同様。ただ、私はDVDコレクターではあっても、CDコレクターではないもので、はっきりとしたことは言えないし、またいい加減なことを書くわけにもいかないので、きのけんさんに電話で尋ねてみました。氏もまだフランスから荷物が届いていないので、CDで確認することは出来ない状態ですが、少なくとも実際の演奏会の場では変えていたよ、というお話でした。
投稿: Orfeo | 2006/12/04 07:46
>少なくとも実際の演奏会の場では変えていた
そうでしたっけ? DVDを確認してみますね。
投稿: たか | 2006/12/04 21:33
え~と、私の書き方が不味かったですが、きのけんさんが実際の演奏会で聴いて、「変えていたよ」と指摘なさっていたのはブラ1のことではありません。ワーグナーだったそうです。
ようするに、ベームは原典ガチガチの指揮者なんかじゃなくて、状況に応じて、編成に応じて、フレキシブルに対応する指揮者だった、ということ。そういう意味ではやはり昔風で、カラヤンなんかとは全然毛色が違うよね、という話をしました。
投稿: Orfeo | 2006/12/04 23:12