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2006/11/04

『カルメン』(ウィーン国立歌劇場)

Dvdcarmenkleiber DVDライブラリーより。

流れるような指揮さばき、畳み掛けるようなアッチェレランド、当意即妙のコントロール。切れ味鋭い音楽が、うねりをあげて突き進む・・・クライバー節炸裂の、劇薬のような『カルメン』だ。しかもこれは、このプロダクションのプレミエ公演の時のライブ映像。ということはどういうことかと言いますと、恐れ入りました、ということです。クライバーの音楽があまりにも強烈なので、さしものゼッフィレッリの舞台も霞んで見える。というか、奥行きまで利用した、手の込んだ立派な舞台ではあるものの、あれこれ作り込み過ぎて、その上いっぱい人が出て来てしまうので、かなり狭苦しい印象がある。自由奔放でありながら、母性的な包容力にも富んだオブラスツォワのカルメンに、若々しいドミンゴのドン・ホセ。その絶唱の数々にはただただ圧倒される。はうん~v

★★★★

カルメン:エレーナ・オブラスツォワ
ドン・ホセ:プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ:ユーリ・マズロク
ミカエラ:イゾベル・ブキャナン
フラスキータ:チェリル・カンフシュ
メルセデス:アクセル・ガル
スニガ:クルト・リドゥル
モラレス:ハンス・ヘルム
レメンダード:ハインツ・ツェドニク
ダンカイロ:パウル・ヴォルフルム

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:カルロス・クライバー
合唱指導:ノルベルト・バラッチュ
振  付:ラファエル・デ・コルドバ
衣  裳:レオ・ベイ
照  明:ロバート・スタングル
演出・美術:フランコ・ゼッフィレッリ

[  収録:1978年12月9日、ウィーン国立歌劇場  ]

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コメント

動物が何匹出てくるかとか、数えるのも楽しい舞台ですね。
この演出で一番気になるのが、ドミンゴ=ホセの茶髪というか白髪っぽい髪の毛なんですけど、似合わないですよね。ミカエラは金髪ということになっていますが、ナバラ出身は、金髪が多いということで、あのような髪にしたんでしょうか。

この演出の1984年公演の紹介記事がありますのでTBさせて下さい。1978年の再演出なので、ほとんど同じだと思います。舞台の様子が書かれている文を転載していますので、このDVDを見て読むと、そうそう、ってなかんじです。

投稿: keyaki | 2006/11/04 10:22


keyakiさん、こんにちは。TBありがとうございます。
ドミンゴの茶髪、たしかにヘンかも?まあ、徹底した写実主義の成せる業、でしょうか(笑)。
この舞台に関して、群集の動かし方が素晴らしい、という発言をよく見掛けるのですが、かなりまぬけな部分もありますよね。第1幕、前に行進したくてもスペースがなくて、身動きが取れなくなってしまう少年合唱団の子供たちがとても哀れでなりません(爆)。

投稿: Orfeo | 2006/11/04 16:36

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» エスカミーリョ;舞台《カルメン》その4 [keyakiのメモ、メモ.........]
エスカミーリョ;舞台《カルメン》その3の続き。写真は、この公演の時の写真です。※《カルメン》エスカミーリョの記録1980〜1988この公演は、プレミエのものがクライバー指揮で、最近DVDが発売されましたので、ご覧になった方は、下記の舞台の様子を読めば、その情景が目に浮かぶとおもいます。 1984年、ウィーンでの《カルメン》("ドミンゴの世界"より抜粋)  開演は午後6時30分という早い時刻である。《カルメン》は4幕芝居で、美しいが入り組んだゼッフィレッリの装置は、どの転換もめんどうだが、特に一幕... [続きを読む]

受信: 2006/11/04 10:23

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