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2006/07/19

『夏の嵐』

Cineken2_logo Dvdnatsunoarashi_1 orfeo.blog=CineKen2
共同企画:

▼アントン・ブルックナー 《夏の嵐》

 ええーっ?…ブルックナーなんて、オペラ書いてましたっけ?…。

 「ヴェネツィアはフェニーチェ歌劇場(勿論焼失前の旧歌劇場)。ヴェルディ《イル・トロヴァトーレ》上演中です。時は186?年。北部イタリアはオーストリア=ハンガリー帝国の支配下。ガリバルディを旗手とする北部イタリア独立運動の火の手が上がりオペラ座の天井桟敷はレジスタンス運動の巣窟のようになってます。(…)」

続きは以下のリンク(>↓)からどうぞ。

http://perso.orange.fr/kinoken2/cineken2/cineken2_cont/cineken2_archive/forum0604.html#996

CineKen2=きのけん

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コメント

 早速有難うございます。

 いやー驚きました。このフィルム、実は僕がヴィスコンティのものを見た最初の1本だったんです。ひょっとして、今回と同じ映画館じゃなかったかと思うんですが(或いはお隣さんの CHAMPOだったかも?…)、最初見た時は、それはそれは悲惨なプリントで、変色して赤茶けたひどい代物を見せられて、以後25年ばかり、見る機会が何度もありながらずっと敬遠していたくらいなんです。それで、たいして期待しないで行ったら、やはりちゃんと修復してありました。うん、このくらいまともに修復してくれていたのなら、かなり満足できる!…どころか作品の印象が一変する!。
 …というわけで、DVDなんかを欲しい人は要注意です。ネガ修復以前のものは相当悲惨な状態のまま出してる可能性がありますね。まあ、一度はきちんとした設備を備えた映画館の大画面で見るべきでしょう。特にわかり難いと思われるのは音楽のヴォリュームで、スクリーンの奥で聴こえるか聴こえないかくらいで鳴っている箇所とか、それが突然大音響に変わる箇所とか…。戦場の場面で、前景、中景、後景で各々違うことが起こっている箇所とか、道路の濡れた感じ、泥濘(ぬかるみ)とか…。初っ緒でも、ロージュの中でアリダ・ヴァッリとファーリー・グレンジャーが喋っている奥でオペラ公演が続いており、ロージュの窓を通じてそれが背後に見えている場面とか…。
 CineKen2=きのけん

投稿: CineKen2 | 2006/07/19 15:26


う~む、なんですねえ、きのけんさん、号泣の巻、という感じですね。そういや、先日、アルモドバルのところで、オイラがめそめそ泣きじゃくっていた、なんていう、誤った情報(?)を流していましたよね。ひどい仕打ちだなあ!(爆)

『夏の嵐』って、恥ずかしながら、なぜかこれまで見たことがないですね。まあ、どうやら私なんぞが見てはいけない映画らしいけど・・・(笑)。たしかにDVDやテレビなんかで鑑賞すべき作品ではなさそうですね。そこんとこだけは、きのけんさんの感涙レポートを読んで、よく分かりましたよ^_^;;

投稿: Orfeo | 2006/07/19 16:27

Orfeoさん、newがつきました。嬉しい!

>『夏の嵐』って、恥ずかしながら、なぜかこれまで見たことがないですね
うっそーーー! そりゃ恥、恥、恥ですよ。(笑
これって、昔々、深夜によくTVでやっていたような気がしますので、最初に見たのは、まだ子供の頃かなぁ、それで、やな女、と思っただけのような気がする。
その後、オペラを見るようになってから、見ましたが、さすがビスコンティだわ、面白い、と思いました。

一時期ビスコンティの映画が流行っていたというか、これでもか、っていうくらいテレビでやってたことがありますよね。もしかしたら衛星放送がはじまった頃かも。
「ベニスに死す」以降のものが多かったような気がしますけど。
「ルードヴィッヒ」は、完全版?とかが、上映されて、映画館に見にいった記憶があるなぁ。

投稿: keyaki | 2006/07/19 17:46


keyakiさん、newマーク、永らくお待たせしました。
どうなってるのかは、私にも分かりませんが・・・。

それにしても、『夏の嵐』見てないと、やっぱり恥ですか?(号泣)

ヴィスコンティの映画は、学生時代に岩波ホールで『ルードヴィヒ』を見て思いっきり感激し、直後『ヴェニスに死す』を見て思いっきり幻滅。それっきりになっちゃったからなあ(笑)。最近になってやっと『山猫』を見たぐらいですからね。『夏の嵐』、今度DVDを探しに行きますです、はい・・・。

投稿: Orfeo | 2006/07/19 18:22

>『ルードヴィヒ』を見て思いっきり感激し、直後『ヴェニスに死す』を見て思いっきり幻滅

同感です^^;
「ベニスに死す」あの「美少年」が美しいと思えないのがだめなのかも^^;
「夏の嵐」もあの「美青年」が気色悪い・・です。ブルックナー、これ見ながら聴くと、いいなぁ・・って思って、CD聴くとなんだかわからないです。

最近テレビ放送の「山猫」は目が覚めるような色彩美でしたね。あと「地獄に〜〜」と「家族の肖像」はおもしろかった。

投稿: edc | 2006/07/20 08:16

keyakiさん:
>うっそーーー!そりゃ、恥、恥、恥…

 わーすごい!!!(笑)
 僕なんか最初にあまりにも汚いプリントで見せられたもんで、なんと四半世紀間も、いくらヴィスコンティだって、これだけは絶対に見るもんか!…なんて意地を張ってたんだからねえ(爆)。今回だって一ヶ月前から「新プリント」と銘打ってやってたのを知ってたんだけれど、意地張って見に行かなかったんだ。やっとこさ行ったら、これは、ほんと、まったく別の映画でしたよ。
 それに、なんであの時(↑)シェローがあんになにアリダ・ヴァッリに固執したのかもよーく判った!
CineKen2=きのけん

投稿: CineKen2 | 2006/07/20 08:17


edcさん:
>あの「美少年」が美しいと思えないのがだめなのかも

そうそう、あれでヴィスコンティの趣味に付いていけなくなった!(爆)ヴィスコンティって、貴族、貴族っていわれるわりには、意外と趣味が悪いですよね。(←暴言の嵐w)

投稿: Orfeo | 2006/07/20 09:57

▼泣いてもいいのよ!

Orfeoさん:
>オイラがめそめそ泣きじゃくっていた、なんていう、誤った情報(?)を流していましたよね。ひどい仕打ちだなあ!

 (笑)実は、あすこで Orfeoさんを正系の映画鑑賞家の系譜に連ねているんですよ。「ひどい仕打ち」だなんてとんでもない!…。上の「(?)」はもちろん「情報」を形容しているんのではなく「誤った」に掛かっているんです。はっきり言えばつまり「誤っ」てはいないということ。あれは、アルモドバル自身が泣いて欲しいと思ってるんだから、泣いてあげるのが礼儀ってもんでしょ(笑)。
 僕が、泣いた、泣いた…と触れ廻るのは、どうも蓮實重彦センセイの影響のような気がするんですが、その蓮實センセイの方は、たぶん、淀川長治大先生と…ロラン・バルトから来てるはづです。ロラン・バルトの初期の評論に、現代人の涙を恥ずかしがる「英雄主義」をクサした評論というのがあるんですよ。いちおう、ギリシア悲劇論の体裁を採ってるんですが、古代ギリシア人たちは、あれを見ながら、皆すごい勢いで号泣したんだ、なんて見てきたような嘘をついてる(笑)。あれを読んでるもんで、蓮實センセは、ああやって、所かまわず泣いた、泣いた…と触れ廻るんだね、きっと…。ただ、そういう裏付けがないと泣けないってのもうら悲しい話なんで(笑)。つまり、涙だって文化教養的なものになっちゃってるんだよね。そこいらへんが絶望的なところなんで…。
CineKen2=きのけん

投稿: CineKen2 | 2006/07/20 15:46

edcさん:
>「ベニスに死す」あの「美少年」が美しいと思えないのがだめなのかも^^;
「夏の嵐」もあの「美青年」が気色悪い・・です。

orfeoさん:
>そうそう、あれでヴィスコンティの趣味に付いていけなくなった!(爆)

 うん、やっぱしあれは純然たるホモの世界の人じゃないとダメかもよ。僕なんかも、なんかいやらしい子供だなあ!なんて思っちゃう。
 だから、《ヴェニスに死す》よりもこっち《夏の嵐》の方が好きなんですが、何故ならファーリー・グレンジャーが田舎くさくていわゆる「美男子」じゃないから。あれは、オーストリアというより、やはりワイオミングかどっかの西部から流れてきたカウボーイなんだよね。バート・ランカスターもそうだけど、ヴィスコンティにはああいう趣味があるんだ。筋肉隆々の大男が大好きだってやつね。そういや、フェリーニの《道》のアンソニー・クインもそうですけど、当時のイタリアにはああいうでっかくて無骨な剣劇俳優みたなのが全然いないんだよね。
 そうそう、クリストフ・エッシェンバッハも、シレジアかどっかの貴族の出で、ああいうのが大好きで、パリ管に来た最初の頃、あの…何ちゅう名前だっけ?…、東欧系の芸名を付けていて、本名は「ジョン・スミス」だとかいうアメリカのプロレスラーみたいにでかいピアニスト、あいつをしょっちゅう呼んでましたよ。
 ああいうどうしようもない若造に貴族のアリダ・ヴァッリさんがのめり込んじゃうところがすごいのよ!…。さらに、アラン・ドロンの場合みたいにヴィスコンティ自身が惚れ込んじゃってデレーっと自堕落にならず、ちょっと突っ放して撮ってるところもすごい。

>ブルックナー、これ見ながら聴くと、いいなぁ・・って思って、CD聴くとなんだかわからないです。

 ブルックナーを聴いて一発でわかったなんで称する奴らよりは、僕はこっちを信用します。実は、ブルックナーを初めて聴いた時、ぐっすり寝ちゃったんですわ。忘れもしない、バレンボイム指揮パリ管の四番。ショルティ音楽監督最後のシーズンです。だいぶ寝たと思ってハッと目を醒ましたら、まだ同じ音楽やってるんだよねえ!あれにはまいった(笑)。ああ、誰でもそうなんだ!なんて安心したのは、後に吉田秀和大先生がまったく同じことを書いてるのを発見したから(笑)。あっちはクナッパーツブーシュ指揮のウィーン・フィルだからねえ!…。
 まあ、その数カ月後にカール・ベーム指揮の八番(パリ管)、セルジュー・チェリビダッケ指揮八番(シュトゥットガルト放送管)、カルロ=マリア・ジュリーニ指揮三番(パリ管)なんて超弩級の演奏が来ちゃって、おおいに見直したというわけなんですが、バレンボイムもパリ管でブルックナーの音が出せるようになるまで数年はかかりましたよ。その次に六番だかをやった時には、途中でお客さんがじゃかじゃか帰っちゃうのよ。奴っこさん後ろを振り向いて、あんれえ?なんて顔をして見てるんだよね(笑)。それで、猛烈に訓練して、その数年後にはちゃんとできるようにしちゃったのがまたすごいところなんですが、最後にはパリ管のドイツ=オーストリア・ツアーに九番を持って行くまでに鍛え上げちゃった。それもチェリビダーケのミュンヒェン・フィルとの交換演奏会なんてのまでありまして、チェリさんのミュンヒェン・フィルがサル・プレイエルでのパリ管定期に客演して八番をやると、バレンボイムのパリ管がミュンヒェンのヘラクレスザールのミュンヒェン・フィル定期に客演して九番、同じ晩にパリとミュンヒェンでブルックナーやってんの!…。この通り、プロだって、数シーズンがかりでブルックナーを練習するのに、素人が一発でわかるわけがないのよ!…。
CineKen2=きのけん

投稿: CineKen2 | 2006/07/20 16:56


いやあ、ヴィスコンティさえろくすっぽ見ていない人間が「映画鑑賞家」だなんていえるわけがないでしょ!(爆)勘弁して下さい・・・。

ちなみに、さっきTSUTAYAに行って『夏の嵐』を探してみたんですが、見つかりませんでした・・・っていうか、ヴィスコンティ自体がまったく見当たらなかったんだけど、そんなもん?

投稿: Orfeo | 2006/07/20 19:02

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