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2006/07/31

文楽って、面白い

Bunraku ウィルソンの舞台の話の後に持ってくると、なんだかわざとらしいような気もしますが(笑)、昨夜、NHK教育テレビ、芸術劇場の枠内で、文楽の『仮名手本忠臣蔵』(五段目・六段目:2004年11月、大阪・国立文楽劇場での収録)を放送していたので、思わず見てしまいました。いやあ、文楽って、久しぶりに見たけど(・・・東京での学生時代にはよく国立劇場に見に行ったなあ)、面白いですよね。なんでこんなに面白いんだろ?

思い起こせば、子ども時代にNHKの「ひょっこりひょうたん島」だとか、「新八犬伝」なんかを楽しんだ世代だから、こういう人形芝居をすんなりと受け入れることができるんですかね?今の若い人たちはどうなんだろ?「文楽って、チョ~ウケル~」なんてことは、あるんでしょうか?あってほしいけど、ちょっと想像がつかないなあ・・・。

あのロラン・バルトが著作の中で文楽について言及していますよね。欧米にも人形芝居はあるけれど、日本の文楽は根本的に違っている、と。向こうでは、生身の人間の身体、その魂への絶対的な信仰があって、だから人形はその滑稽な抜け殻でしかない。しかるに文楽はまったく違う。そこでは人形が滑稽な存在などではなく、確固とした生命感を宿して、その存在を主張している。これは驚異的なことだ・・・(今、手元にその本がないので、うら覚えで言ってますが、主旨はそんな感じw)。

久しぶりに見た文楽は、やはりダイナミックで、情感が豊か。浄瑠璃と三味線と人形遣いの技に酔いしれた一夜でした。

*画像は9月の国立劇場(東京)の公演ポスターです。東京、及びその近郊の人、是非見に行きましょう!

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コメント

あ、私と母が見逃しちゃった放送だ(笑)本当に文楽は面白いですよね♪あの人形と浄瑠璃の相乗効果による濃密な舞台空間が大好きです。

>「文楽って、チョ~ウケル~」
とまでは言いませんが、毎年全国公演の一環でわが町にやってくる時に行ってます。大阪か東京ならすぐ見に行けますけどね、地方在住者はツライ!です。

投稿: Sardanapalus | 2006/08/04 15:39

見れば、それなりに楽しめますが、どうも積極的に見ようという気になりません。

>「ひょっこりひょうたん島」
懐かしいですね^^!
ドン・ガバチョと博士、それから、
熊倉氏が声だった海賊が好きだったかも?

もう記憶の彼方...

投稿: edc | 2006/08/04 18:29


おおっ!?諦めていた文楽の記事にコメントが!(笑)
どうもありがとうございます^_^;;

>Sardanapalusさん
全国公演の一環で来るだけ、まだいいですよ。
こちらはせいぜい(?)歌舞伎ぐらいだな・・・(涙)。
ホント、「地方在住者はツライ!」ですね。

>edcさん
うん、「ひょっこりひょうたん島」といえば、熊倉さんの声が思い起こされますねえ。お子ちゃまだったから、ストーリーなんて、ろくに分かっちゃいなかったです(爆)。今見直したら、また面白いんでしょうね。

投稿: Orfeo | 2006/08/04 18:54

>Sardanaplusさん:
>全国公演で…

 まだマシですよ!(笑)。パリなんて、30年間で、僕の憶えている限りたった2度だけ。僕が見たのは20年くらい前、当時ジャン=ルイ・バローとマドレーヌ・ルノー夫妻がやってたロン・ポワン劇場でした。歌舞伎や能はもうしょっちゅう来てるのにねえ!…。
 でも、芝居の演出家なんかで文楽に発想を得た演出をやる人って、結構多いですよ。一番有名なのは、この下に出たロバート・ウィルソン。彼がスカラ座でやった《サロメ》は芝居をするのは黒子に操られた等身大の人形で、歌手はピットで歌うだけ。だからモンセラ=カバリエのサロメだなんてキャストが可能になる。
 もう一つ、これも文楽の影響かな?…と思ったのが、初期のピナ・バウシュが演出したグルックの《タウリスのイピゲネイア》で、これも演技はピナ・バウシュのヴッパータル舞踊劇場の踊り手たちが担当して、歌手たちは、アヴァン=セーヌのロージュに詰め込まれて歌だけでした。
きのけん

投稿: きのけん | 2006/08/05 01:10


あらま!やっぱりウィルソンもやっていたのね?(爆)

投稿: Orfeo | 2006/08/05 09:07

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