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2006年6月

2006/06/29

『オテロ』

Dvdotellokarajan DVDライブラリーより。

カラヤンのオペラ映画。前の『カルメン』同様、ザルツブルク音楽祭のプロダクションを使用しているが、音声は1972年12月にベルリンのフィルハーモニーにて収録、映像は翌73年8月にミュンヘンとザルツブルクのスタジオで撮影されている。

冒頭、嵐で荒れ狂う海の中、オテロが乗った船が大波に襲われているシーンからスタートする。波間で揺れまくる船のロング・ショット。カメラが切り替わると、その様子を海岸沿いで心配そうに見守っているキプロス島の人々の集団。その背後には立派な城壁がそびえている。すると、いつのまにか船が到着していたらしく(まったく映らない)、オテロが登場。なんだか、このあまりに雑な繋ぎ方、絶対ヘン(笑)。でも、思えば、この途中経過をすっ飛ばしたこのシーンこそ、このオペラ映画全体を象徴しています。ここから先は、あとはもう、ただただ寄り気味の映像の連続。せっかく意匠を凝らしたセットを作っているのに、視界が余りに狭いので、正直イラついてきます。「間=ま」の無い、すなわち、「間抜け」な映像です。ヴィッカーズとフレーニが素晴らしい歌唱を披露しているだけに、まことにもって残念です。

★★☆

オテロ:ジョン・ヴィッカーズ
デズデモナ:ミレッラ・フレーニ
ヤーゴ:ピーター・グロソップ
エミリア:ステファニア・マラグー
カッシオ:アルド・ボッティオン
ロデリーゴ:ミシェル・セネシャル
ロドヴィーコ:ジョゼ・ヴァン・ダム
モンターノ:マリオ・マッチ

合  唱:ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮・演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン
装置・衣裳:ジョルジュ・ヴァケヴィッチ
撮  影:エルンスト・ヴィルト

[  制作:1972-73年、ユニテル  ]

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2006/06/28

最後はブラジルと、えっ、フランス!?~ベスト8出揃う

World_cup_germany_24決勝トーナメント1回戦
(@ドルトムント)
ブラジル 3-0 ガーナ

(@ハノーバー)
フランス 3-1 スペイン

決勝トーナメント、4日目。まずは王者ブラジルと「アフリカのブラジル」の異名を持つガーナの対戦。ブラジルの2トップはロナウドとアドリアーノです。試合開始わずかに5分、カカからのスルーパスでガーナのDFラインの裏へ抜け出したロナウドがそのままGKをステップでかわしてゴールを奪い、あっさり先制(ロナウドはこのゴールでW杯通算15ゴールとなり、旧西独時代のゲルト・ミュラーを抜いて、歴代単独1位となりました)。その後はガーナに押し込まれる時間が続きましたが、GKジダの好守もあって、ガーナの攻撃を封じると、前半ロスタイムにカウンターで攻め上がり、右サイドでカカ、カフーと渡ったボールが最後ゴール前ファーサイドのアドリアーノへと繋がり、アドリアーノがそのまま押し込んで、追加点が入ります。前半、2-0。

後半もガーナはラインを高く保ちながら攻撃を続け、ブラジルはしっかり守って、その裏を狙うという展開。そのまま終盤まで試合は動きませんでしたが、81分になってガーナのFWギャンがエリア内で倒れ込み、シミュレーションを取られ、この日2枚目のイエローで退場。直後の84分、カカに代わって入ったばかりのリカルジーニョがセンターサークル付近から出したロングパス一本で二列目からゼ・ロベルトが飛び出して、GKをかわし、駄目押し点。完全に勝負がつきました。ガーナの健闘も見事でしたが、ブラジルが手堅いサッカーで快勝。重めのロナウドもやっと調子が上がってきているし、あとはロナウジーニョの爆発を待つのみ、かな?でも、ロナウジーニョが今ひとつ冴えないのは、彼のせいばかりでもないでしょうね。これで彼が輝き出すようになったら、もうブラジルは手が付けられません。

もう一試合はグループリーグで苦戦したフランスと、そのグループリーグ第3戦でメンバーを入れ替え、休養たっぷり、好調のスペインとの対戦。フランスはアンリの1トップで、その下の両サイドにマルーダとリベリを置き、中央の司令塔にはやはり、ジダン。対するスペインはフェルナンド・トーレスとビジャの2トップで、トップ下にはルイス・ガルシアではなくて、ラウル。中盤の右サイドにセスクを入れてきました。

試合は、開始からフランスのペース。こちらも前のゲームを出場停止で休んだジダンが、中盤で楽に動き回ります。前の試合で得点を決めたヴィエラも積極的に前に絡んできて、そして、アンリがしきりとスペインのDFライン裏を狙います。23分、ジダンから右サイドでボールを受けたアンリがゴール前にクロスを流しますが、リベリ、ヴィエラがともに今一歩足が届かず、得点には至りません。すると27分、スペインの右CKがファーサイドに流れ、これを中に折り返したところに詰めようとしたパブロをテュラムが後ろから倒してしまい、PK。これをビジャが決めて、スペインが先制します。対するフランスは41分、リベリが中央前方に上がっていたヴィエラにボールを繋ぎ、ヴィエラが前に開いたスペースにそのままボールを出すと、DFラインを突破して走り込んできたリベリがこれに追い付いて、出て来たGKカシージャスもかわし、ボールをゴールに流し込みます。前半、1-1。

後半に入り、スペインのアラゴネス監督は早めに動き、54分にビジャに代えてホアキン、ラウルに代えてルイス・ガルシアを一気に投入します。が、フランスのディフェンスも落ち着いて対処し、スペインになかなか付け入る隙を与えません。79分、やっとホアキンがDFをかわし、シュートにまでもっていきますが、これはゴール右に外れてしまいます。そして迎えた83分、フランスの右サイドからのFKのチャンス。ジダンが蹴ったボールをスペインのシャビ・アロンソが頭でクリアして、ファーサイドのゴールポスト脇に流れたところをヴィエラが頭で押し込み、とうとうフランスが勝ち越しに成功。焦るスペイン。ロスタイムには、前掛かりになったスペインの裏を突き、高い位置でフランスがボールを奪い、左サイドの前線に上がっていたジダンにボールが渡ります。そのままジダンがドリブルでエリアに侵入し、カバーに入ってきたDFプジョルをかわし、中に切れ込みながら、GKカシージャスの逆を突いてゴール左にとどめの一発をぶち込みました。結果、3-1。老練なフランスが若いスペインをとうとう撃破してしまいました。夜の試合で気温が20℃と低めだったことも、年齢層の高いフランスにとっては好材料となったようです。あんなに調子がよかったスペインですが、若さが裏目に出て、よもやの1回戦敗退です。

というわけで、準々決勝で、まさかまさかのブラジル×フランス戦が実現します。これがジダンの生きる道?フランスの太陽、ジダンはまだ沈みません(←これはアナウンサーが言ってたw)。ファイナル・ファンタジーの続きに要注目、です。

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おまけ:NHKの人がここの記事を読んだようで(大嘘)、軌道修正が入り、フランスの「ゴボウ」選手は「ゴヴー」に名称変更されました(・・・たんに担当アナウンサーがお勉強してただけだろうけどね)。よかったですねえ、ゴヴー(笑)。

と・こ・ろ・で、開幕以来、連日熱戦が続いたワールドカップですが、ここでやっと中2日のブレイクが入ります。いやあ、なんだかホッとするなあ(笑)。でも、残るはわずか8試合。こう考えると、なんだか寂しいよねえ・・・

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2006/06/27

苦闘の末にイタリア、ウクライナ

World_cup_germany_23決勝トーナメント1回戦
(@カイザースラウテルン)
イタリア 1-0 オーストラリア

(@ケルン)
ウクライナ 0-0 スイス
                         (PK:3-0)

決勝トーナメント、3日目。イタリアはトッティをベンチスタートさせて、デルピエロが先発。トーニ、ジラルディーノとともに前線を形成しました。センターバックで負傷のネスタの代役は、"あやつ"、マテラッツィ。対するオーストラリアはキューウェルが内転筋痛のため、欠場です。

前半イタリアは前線の長身、トーニにボールを入れて、スピーディーな攻撃を仕掛けます。対するオーストラリアはパスワークでボールを繋ぎ、豊富な運動量でサイドから崩そうとしますが、両チームとも得点には至りません。後半頭から、イタリアはジラルディーノの代わりにイアキンタを投入。が、50分、やはりやってしまいました、"あやつ"が・・・。マテラッツィ、ピンチの局面で相手選手に危険なタックルを見舞い、一発レッド。イタリアは一人少なくなり、苦しくなります。が、トーニを下げて、守りを固めたイタリアがオーストラリアの度重なる攻撃をGKブッフォンを中心にしたカテナチオでしのぎ、試合はこのまま延長戦に突入かと思われたロスタイム。デルピエロと交代(75分)で入っていたトッティが、最後のワンプレーで、ハーフライン手前、中央の位置から、左サイドを上がっていたグロッソへロングパスを通します。深いところでボールをキープしたグロッソが目の前のブレシアーノをかわし、そのままエリア内に侵入したところで、DFのニールがその前にスライディングしてコースを塞ぎ、それにつまづく形でグロッソも倒れ込みます。判定、PK。これをトッティがゴール左上に突き刺したところで、試合は終了。イタリア、苦闘の末に劇的な勝利を収め、ヒディンクに対する前回大会のリベンジを果たしました。ヒディンク、ガックリ・・・。オーストラリアは詰めの部分でプレーに粗さが出てしまいましたね。あれでは、カテナチオにはカテナイヨ(・・・お粗末)。

もう一試合も守り合いです。スイスはアーセナル所属のセンターバック、センデロスが肩の脱臼で欠場。が、その穴はやはりアーセナル所属のジュルーが埋めました(ただし、34分にグリヒティングと交代)。ウクライナもルソル、スビデルスキーというセンターバック二人がこの試合、出場停止で、その役目はワシチュクとMFのグシンが務めました。

試合は前半にシェフチェンコとフレイという、両チームのエース同士が互いにバー直撃のシュート(フレイはFK)を放つ場面があったものの、結局、ともにディフェンスの意識が高く、無得点のまま延長を含めた120分を戦い抜いて、今大会初のPK戦に突入します。ウクライナは一人目のシェフチェンコが失敗してしまいましたが、GKショフコフスキーが大当たりで、スイスを「完封」。ウクライナは初出場ながら見事ベスト8入りを果たし、スイスは無失点無敗(PK戦は引き分け扱い)のまま、ドイツを去ることになりました。

準々決勝はイタリア×ウクライナ。勢い的にも、戦力的にも、断然イタリアが有利でしょう。イタリアを知り尽くす男、シェヴァの存在はたしかに怖いけど、ウクライナのあのヴァリエーションのない単調な攻撃じゃ、カテナチオにはカテッコナチヨ(・・・くどい)。アズーリ、行けるぞ!ところで、"あやつ"は戻ってこなくていいけれど、ネスタは戻ってこれるの?

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2006/06/26

次はイングランド、ポルトガル

World_cup_germany_22決勝トーナメント1回戦
(@シュトゥットガルト)
イングランド 1-0 エクアドル

(@ニュルンベルク)
ポルトガル 1-0 オランダ

決勝トーナメント、2日目。イングランドはルーニーの1トップ、ボランチにキャリックが入り、4-1-4-1の布陣(DFにはリオ・ファーディナンドも無事入っていました)。エクアドルの2トップはC.テノリオとデルガド。イングランドはエクアドルのコンパクトなサッカーを崩せず、粘り強いディフェンスにかなり手こずりましたが、60分、ベッカムがFKを直接ゴール左ポストぎりぎりのところに蹴り込み、この苦しい試合をものにしました。エクアドルは11分にイングランドのセンターバック、テリーが浮き球の処理を誤ったところをC.テノリオが拾い、フリーでシュートを狙いましたが、左サイドから猛然とカバーに入ったアシュリー・コールの身体にボールが当たり、コースが変わってクロスバーに嫌われ、得点なりませんでした。惜しかった。イングランド、勝ったとはいえ、サッカーの流れは停滞気味です。ルーニーはそこそこ調子を上げていますが、ランパードが相変わらずヘン。ちょっと心配です。

そうそう、試合終了間際にイングランドの自陣内からのFKがあったんですが、アナウンサーがきっぱりと、「ベッカムのFK」って言っちゃいましたね。蹴ったのはリオ。しかも、ベッカムはベンチに下がっていたんですけど・・・。思い込みはいけませんぜ(爆)。

もう一試合は攻撃的なチーム同士の対戦、しかもEURO2004準決勝(ポルトガル 2-1 オランダ)の再戦ということもあって、両チームとも気合入りまくりで、荒れたゲームとなりました。合わせて計16枚の警告が飛び交い、退場者もそれぞれ2人づつ出して(ポルトガルのデコとコスティーニャ、オランダのブラールーズとファン・ブロンクホルスト)、最後は9人対9人の戦いに。ちなみに1試合で警告16枚というのは大会タイ記録、退場者4人というのは新記録だそうです。ありえねえ!得点は23分、ポルトガルのデコが入れた右クロスを中央でパウレタが落としたところを、マニシェが前のDFを横にかわして、シュート。ゴール右隅へとぶち込みました。オランダはこの試合、センターFWにファン・ニステルローイではなく、カイトを起用し、ロッベン、ファン・ペルシーとともに若手で前線を組みましたが、不発。後半のほとんどは数的有利にありながらもそれを生かせず、計20本ものシュートを放ちながら、ポルトガルのゴールをこじ開けることが最後まで出来ませんでした。

せっかくだから、記念に警告の一覧(笑)。

<ポルトガル>            <オランダ> 

                      ファン・ボメル(2分) 
                      ブラールーズ(7分) 
マニシェ(20分)
コスティーニャ(31分)
コスティーニャ(45分)→
退場
プティ(50分)
                       ファン・ブロンクホルスト(59分)
フィーゴ(60分)
                                                 ブラールーズ(63分)→
退場
デコ(73分)                   スナイデル(73分)
                      ファン・デルファールト(74分) 
リカルド(76分)
ヌノ・バレンテ(76分)
デコ(78分)→
退場
                      ファン・ブロンクホルスト(95分)→
退場

準々決勝でイングランドと対戦するポルトガル。しかし、デコとコスティーニャが出場停止となり、さらにC.ロナウドとカルバーリョもこの乱戦の途中、負傷してしまいました。これはかなり痛いです。さてさて、どうなる?

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2006/06/25

まずはドイツ、アルゼンチン

World_cup_germany_21決勝トーナメント1回戦
(@ミュンヘン)
ドイツ 2-0 スウェーデン

(@ライプツィヒ)
アルゼンチン 2-1 メキシコ

いよいよ決勝トーナメントが始まりました。ホスト国、ドイツは、2トップのクローゼとポドルスキが好調で、開始わずかに4分、クローゼの突破を制止しようとしたGKが弾いたボールを、後ろからポドルスキが押し込んで先制。さらに12分、クローゼがDF三人を引きつけた状態で、裏に走り込んだポドルスキにボールを渡し、追加点。この2ゴールを守り切って、スウェーデンを封じ込めました。スウェーデンとしては、前半35分にDFルチッチがクローゼへのタックルで2枚目イエローを喰らい、退場。一人少なくなってしまい、さらに後半早々の53分に回ってきたせっかくのPKのチャンスを、アウェイの雰囲気に圧倒されたラーションが上に外し、失敗してしまったのが痛かった。その後もドイツに一方的に試合をコントロールされ、復帰してきたエース、イブラヒモビッチもらしい仕事が出来ませんでした。期待していただけに、残念です。

もう一試合は緊迫したゲームとなりました。メキシコはボルヘッティが復帰し、フォンセカとの2トップ。対するアルゼンチンのトップにはクレスポとサビオラです。先手を取ったのはメキシコでした。開始6分、右FKをニアサイドでメンデスが頭で後ろに流したところを、ファーサイドに走り込んだマルケスが足で合わせ、ゴール。しかし、わずか4分後、アルゼンチンが右CKからクレスポがボルヘッティと競りながら右足で合わせ、同点。この後は、互いに正確なパス回しから、激しいせめぎ合いが続きますが、ともに得点には至らず、試合は膠着します。

アルゼンチンが凍りついたのは前半ロスタイム。GKアボンダンシエリからのゴールキックを受けたDFのエインセがボールを前に逸らし、そこをフォンセカに拾われたところをハードタックル。判定はイエローカードでしたが、そのままフォンセカが抜けていれば楽々1点モノでしたから、これは一発レッドでもおかしくなかった。アルゼンチンとしては命拾いの判定でした。

結局、激戦が続いたものの、後半も互いに得点が入らず、試合は延長戦に突入。そして迎えた98分、それは突然やってきました。アルゼンチンがメキシコ陣内に攻め込み、左サイドのソリンからのロングクロスを逆サイドのロドリゲスが胸でワントラップ、そのまま左足を振り抜いて、ミドルをゴール左隅に突き刺しました。2-1。これで試合は決着です。

メキシコ、大奮闘のゲームでしたが、最後はアルゼンチンの力に押し切られ、またもベスト8には手が届きませんでした。苦難の末に勝利をもぎ取ったアルゼンチン、次の準々決勝はドイツと激突します。

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2006/06/24

レ・ブルー、残った!

World_cup_germany_20グループG
フランス 2-0 トーゴ
スイス 2-0 韓国

グループリーグ敗退の危機にあったフランスですが、ケルンでの最終節、ここまで2連敗のトーゴを相手になんとか白星を上げ、スイスに敗れた韓国を抜いて、かろうじて決勝トーナメントに進出しました。

ジダンが出場停止で、アンリとトレゼゲの2トップで臨んだレ・ブルー。圧倒的に試合を支配しながらも、フィニッシュがどうしても決まらず、嫌な流れのゲームでした。が、55分ヴィエラ、61分アンリのゴールが決まり、そのまま逃げ切りに成功。アンリ対アデバイヨルのアーセナル対決は、とりあえず無難にアンリに軍配が上がりました(当たり前だけどさ・・・)。

グループG、2位通過したフランスですが、決勝トーナメント1回戦ではグループH、全勝のスペインと当たります。かのノストラダムスが今大会での優勝を予言しているというスペイン(ほんとかよ?)を相手に、星占いオヤジ、ドメネク率いるフランスはどう戦いを挑むのか?無敵艦隊を向こうに回し、ジダンのファイナル・ファンタジーの幕が、いま開かれようとしています。(←なんの戦いだ?)
一方、ここまで安定した戦いぶり(無失点)でグループ1位となったスイスは、シェヴァ擁するウクライナとの対戦。こちらも興味深いゲームになりそうです。

グループリーグ、これにて終了。アジア勢、全滅でしたね・・・。さてと、いよいよ今日から決勝トーナメント。これからが、まさに佳境です!

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追記:どうでもいい話ですが、フランス×トーゴ戦、後半途中から、フランスのゴヴー(Govou)選手が出て来たんですが、NHKのアナウンサーと解説の井原正巳氏が揃いも揃って、「ゴボウが入りました」だってさ。肉じゃが料理作ってるんじゃないぞ!(爆)

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2006/06/23

アズーリ、ベスト16へ

World_cup_germany_19グループE
イタリア 2-0 チェコ
ガーナ 2-1 アメリカ

イタリア(勝ち点4)、チェコ(勝ち点3)、ガーナ(勝ち点3)、アメリカ(勝ち点1)と、4チームすべてに決勝トーナメント進出の可能性がある状態で迎えたグループE、運命の最終節。私の本命、イタリアは難敵チェコを2-0で下し、アメリカに競り勝ったガーナとともに、無事上へ進みました。とりあえず、ほっとしました。

でも、先制点を決めたのが、前半途中に足を負傷したネスタと交代で入った、私の大キ○イなマテラッツィというところがちょっと複雑。まあ、追加点を入れたのが、私の大好きなピッポだから、この際プラマイゼロということで(笑)。ところで、ネスタ、大丈夫かなあ?

それにしても、結果的にネドベドのチェコが消えてしまったのは残念ですね。この試合、立ち上がりから押し気味に試合を進めながらも、今大会初先発したボランチのポラークが前半ロスタイムに2枚目イエローで退場してしまったのが、大きく響きました。ネドベドのW杯もこれで終わってしまいましたね。

グループ1位となったイタリアは、決勝トーナメント1回戦でグループF、2位のオーストラリアと対戦。格の違いを是非見せつけてほしいけれど、ヒディンクがいるから用心してね(笑)。一方、W杯初出場にして見事ベスト16入りしたガーナの相手は、そろそろお目覚めモードの王者ブラジル。こりゃ厳しそうですね。健闘を祈ります。

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さらば、ジーコ:日本×ブラジル

Japan_7グループF
日本 1-4 ブラジル

ドルトムントでの一戦。日本の2トップは玉田と、そしてW杯初登場の巻。ブラジルはアドリアーノを休ませて、ロナウドとロビーニョの2トップ。そして、中盤にはカカ、ロナウジーニョらとともに、ジュニーニョが出て来てしまいました。

2点差以上での勝利が絶対条件のこのゲーム。前半、日本はよく戦いました。34分、玉田が先制点を決めたときには、「ひょっとして?」という希望まで持たせてくれました。が、その淡い期待も、前半終了間際のロスタイムにロナウドに同点弾を決められた時点で、もろくも弾け飛びました。後半の3失点(ジュニーニョ、ジウベルト、ロナウド)は、攻めに出なければならなくなったあの状況では、どうにも防ぎようがないですね。ボールを支配されるのは実力の差からしてもしょうがないことだけど、マイボールになったときに凡ミスで簡単に相手に渡してしまう、いつもの悪い癖が目立ちました。これでは勝負になりません。こういう基礎中の基礎のプレーを大舞台で確実にこなせるようになること、まずはそこからだと思います。とりあえず、選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。

そして、これでやっとジーコとおさらばできる!第2戦の後、「ジーコが可哀想だ」などとという論評が欧州のメディアでは出たみたいですが、冗談言っちゃ困るよ。あんな監督を持った日本が可哀想なんだ!人選、チームの仕上げを含めた戦術指導、そして実戦での対応・・・なにひとつ満足にできないじゃないか!こんな監督の下で、自身最後のW杯を戦わなくちゃならなかったヒデが一番可哀想です。そりゃ、試合終了後、長々とピッチに横たわるのも無理ないなあ。さぞや無念だったことでしょうね・・・。

グループF、もう一試合のクロアチア×オーストラリア戦は2-2のドロー。この結果、オーストラリアがブラジルに次ぐグループ2位となり、決勝トーナメントへ駒を進めました。これもやはり戦術眼のあるヒディンクの力、かな?こういう監督が日本としては欲しいですね。期待してますよ!

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2006/06/22

こんな解説者はいらない:ポルトガル×メキシコ

World_cup_germany_18グループD
ポルトガル 2-1 メキシコ

ゲルセンキルヘンでのゲーム。メキシコは引き分け以上で、自力での決勝トーナメント進出が決まります。一方、ポルトガルはすでにベスト16入りを決めているので、クリスティアーノ・ロナウド、デコ、パウレタといった、これまでに警告を受けている主力選手5人を休ませました。ただし、フィーゴは警告貰ってないので出場(笑)。

立ち上がりからメキシコの方が優勢でしたが、6分、ポルトガルがカウンターから攻め込み、左サイドを突破したシモンが中央にパス。これを走り込んできたマニシェ(またチェルシー勢かよ!)がゴールに蹴り込んで、ポルトガル、先制です。さらに21分、ポルトガルの右CKをゴール前でメキシコの守備の要、主将のマルケスが手で触ってしまい、PK。これをシモンが決めて、ポルトガル、2点目。これで遮二無二攻撃体勢に入ったメキシコは、本来のパスサッカーを取り戻し、何度かチャンスを逃した後、29分に左CKからフォンセカが頭で合わせ、ゴールを奪い、2-1とします。

これでますますメキシコは勢いづきますが、この後、両チームともプレーが荒っぽくなり、イエローカードを乱発します。メキシコは57分にPKのチャンスを得ますが、ブラボがこれを上に外して失敗。すると3分後、エリア内でペレスが倒れ込んで、再びPK獲得を狙ったものの、シミュレーションでイエロー。自身2枚目で、ペレスは退場になってしまいました。一人少なくなったメキシコですが、同点を目指し、果敢に攻め続けます。が、得点には至らず、結局、全部で9枚のイエローが飛び交ったゲームは、このまま終了してしまいました。

メキシコは自力でのベスト16決定はなりませんでしたが、もう一試合で3位アンゴラがイランと1-1で引き分けたため、なんとか先へ進みました。その決勝トーナメント1回戦はグループCで、この日オランダと引き分けたものの(0-0)、得失点差で1位となったアルゼンチンとの対戦です。初戦で左足を痛めて戦列を離れているエース、ボルヘッティが間に合うかどうか。ポルトガルはオランダとの激突。EURO2004準決勝の再現はなるか?興味深いゲームになりそうです。

と・こ・ろ・で、この試合の放送で解説を担当していた木村和司!この人、なんとかなりませんかね?そりゃ、現役時代はいい選手でしたけど、状況を分析してくれるわけでもなく、興味深いデータを披露してくれるわけでもなく、時折ボソボソと雑感、すなわち、"雑な感想"を口走るだけ。それもどうでもいい、というか、何の役にも立たない、分かりきった話ばかり。アナウンサーからシフトを尋ねられても答えられなかったり、何か話しかけて途中で諦めて(?)ゴニョゴニョと口ごもったり、「う~ん!」という唸り声をしきりと繰り返すしか能がない、こんな解説者はまったくもって要らないと思います(・・・彼はこの仕事をしたいのなら、サッカーのお勉強はもちろんのこと、どこかの話し方教室に通うべきです!)。ほとんど自らしゃべろうとはしないので、時折トイレにでも行ったんじゃないかと思えるぐらい。解説の役割までこなさなきゃならないアナウンサーが不憫でなりません。今夜の日本×ブラジル戦も彼が"解説"をやるんですね。やれやれ・・・。なんとかしろよ、皆様のNHK!

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2006/06/21

オーウェン負傷!:イングランド×スウェーデン

World_cup_germany_17グループB
イングランド 2-2 スウェーデン

いよいよグループリーグも最終節。すでに決勝トーナメント進出を決めているイングランドはケルンでスウェーデンと対戦です。現在グループ2位のスウェーデンはこの試合、引き分け以上で自力でのベスト16入りが決まります。ここまで今ひとつ調子の出ていないスウェーデンですが、さらに、このゲーム、エースのイブラヒモビッチが股関節痛で欠場。が、過去38年間、イングランドに無敗という相性の良さを出すことが出来るのか。そこが注目です。

イングランドのスウェーデン人監督、エリクソンは、この試合、2トップにルーニーとオーウェンを起用。前の試合で得点を決めたクラウチとジェラードのリバプール勢は、初戦で警告を受けているということもあって、ベンチスタートです(ここでイエローカードを貰うと、決勝トーナメント1回戦に出場できなくなります。じゃ、なんで2戦目でイエロー喰らったランパードは出てるのかって?得点を決めてないからでしょw)。ジェラードの代わりはハーグリーブス。ルーニーは休ませたほうがいいと思ったのですが、試合勘を取り戻させて、早くチームにフィットさせたかったのでしょう。でも、こんなことをすると、えてして悲劇がおきるもの・・・ほらっ、開始わずか1分も経たないうちに、早速負傷しちゃいましたよ・・・オーウェンが!?相手選手と競ったわけでもなんでないんですが、ひとりで足をひねって倒れこみ、そのまま立ち上がることが出来ず、担架に担がれてピッチを後にしました。ひょっとしたら、今大会での復帰は難しいかもしれません。というわけで、急遽クラウチがピッチに登場です。

アクシデントがあったものの、前半はイングランドのペース。とりわけ、ジョー・コールが張っている左サイドからの攻撃が有効でした。後ろからDFのアシュリー・コールの上がりもあって、さらにジョー・コールのドリブル突破もある。というわけで、その対応に四苦八苦するスウェーデンDFは次々と隙を突かれて、ピンチの連続となります。そして迎えた34分、スウェーデンがクリアしたボールが弾みながらエリアの外にいたジョー・コールのところへ。胸トラップしてボールが地面に落ちる前に、彼はそのままダイレクトで浮き球のミドルシュートを放ちます。これが鋭いドライブがかかって落ちてきて、GKイサクソンの手をかすめ、すっぽりゴール右に収まりました。イングランド、先制です。前半、1-0。

後半に入って、前半はまったく攻撃の形が作れなかったスウェーデンが盛り返します。51分、リンデロートが蹴った左CKをニアサイドでアルベックが頭で合わせ、同点。これで調子づいたスウェーデンは、中盤でイングランドの動きを封じ、完全に試合をコントロールして、攻勢に出ます。イングランド、ピンチの連続です。これを見たエリクソン監督は、56分にDFのファーディナンドをキャンベルと替え(・・・これはちょっと意図が不明。ひょっとしたらファーディナンドの体調不良?)、さらに69分、ルーニーを下げて、とうとうジェラードを投入しました。ベンチに下がったルーニーは怒り心頭で、周りに当り散らす始末。相変わらずガキだな(笑)。でも、エリクソンは正しかった!スウェーデンの攻勢をかわしたイングランドが、終盤の85分、ジョー・コールのクロスからジェラードがヘディング・シュートをゴールに突き刺し、勝ち越しに成功します。イングランド、38年ぶりのスウェーデン撃破が見えてきました。

が、そうは問屋が下ろさない。スウェーデンも粘りを見せ、90分、左サイドからイングランド・ゴール前に入れたロング・スローがキャンベルの前でバウンドしてその頭を越え、その裏にリュングベリと並んで走り込んでいたラーションが足でかすかにコースを変えて、ゴールを奪いました(キャンベル、なにしてる?w)。再び同点です。

結局このままタイムアップ。イングランドはその呪縛を解くことが叶わず、またしてもスウェーデンから勝利を上げることが出来ませんでした。が、勝ち点7でグループ1位となり、決勝トーナメント1回戦は、この日、ドイツに0-3で敗れ、グループAの2位となったエクアドルとの対戦になります。一方、2位でグループリーグ突破を決めたスウェーデン(勝ち点5)は、グループA首位のドイツとの激突。調子も上向きだから、興味深い一戦になるのでは?期待しています。

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2006/06/20

鮮やかな逆転劇:スペイン×チュニジア

World_cup_germany_16グループH
スペイン 3-1 チュニジア

シュトゥットガルトでの一戦。スペインの先発メンバーは初戦のウクライナ戦とまったく同じでした。

劣勢が予想されたチュニジアでしたが、開始早々の8分にスペインから得点を奪います。ジャジリが右サイドを突破してエリア内に侵入。そのままDFと競り合いながらボールをキープし続け、中央に後ろから走り込んできたムナリのところへパス。ムナリが放ったシュートは一旦GKのカシージャスに弾かれますが、さらにムナリが押し込んで、ゴール。チュニジア、電光石火の攻撃で、先制です。後手に回ったスペインですが、ウクライナ戦とはうって変わって、その攻撃のリズムが悪く、チュニジアの粘り強いディフェンスを崩すことがなかなか出来ません。前半はそのままチュニジアのリードで終了します。

後半頭から、スペインのアラゴネス監督はセナとルイス・ガルシアに替えて、セスクとラウルを投入。一気に攻勢に出ます。攻め続けるスペイン。必死に守るチュニジア。さらに55分、アラゴネス監督は早くも3枚目の交代カードを切り、前線で仕事が出来ていなかったビジャを下げて、ホアキンを送り出します。これが見事に的中します。71分、そのホアキンが右サイドを崩し、中に送ったパスをセスクがシュート。GKが弾いたところをラウルが押し込みました。途中投入組の3人の連係で、スペイン、同点に追い付きます。さらに5分後、セスクがピッチ中央から前にぽっかり空いたスペースにボールを出し、これにDF裏を抜け出したフェルナンド・トーレスが追い付いて、前に出て来たGKをもかわし、そのまま無人のゴールへボールを流し込みました。スペイン、勝ち越し。これでチュニジアも無理矢理攻撃に出ざるを得なくなり、終盤、DFのジャイディを前に上げた関係で、逆にディフェンスに穴が開いて、ピンチを生みます。90分、ラウルがエリア内に浮かせて出したボールからヘディングシュートを狙ったトーレスに対し、チュニジアのDFが後ろからユニフォームを引っ張って抑えつけ、PKを献上します。トーレス自身がこれを決めて、3-1。これで、試合終了です。

スペイン、今度は監督の采配が大当たりして、2連勝。決勝トーナメント進出を決めました。ハンブルクで行われたグループHのもう一試合は、ウクライナが初戦の鬱憤を晴らす大爆発で、サウジアラビアを4-0で下しました。この結果、順位は以下のとおりです。

1位:スペイン(勝ち点6、得失差+6)
2位:ウクライナ(勝ち点3、得失差 0)
3位:チュニジア(勝ち点1、得失差-2)
4位:サウジアラビア(勝ち点1、得失差-4)

最終節、スペインと当たるサウジアラビアはちょっと厳しくなりました。残り1枠を争うウクライナ×チュニジア戦、大いに見ものです。

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報奨金をよこせ!:トーゴ×スイス

World_cup_germany_15グループG
トーゴ 0-2 スイス

グループGのもう一試合はドルトムントでの一戦。W杯出場に対する報奨金の問題で、大会前から選手たちとトーゴのサッカー協会が揉めに揉め、とうとうドイツ人のプフィスター監督が大会開幕後の10日に辞任を発表。その後、初戦の韓国戦前日に辞任を撤回してまた戻ってきたものの、試合自体は敗戦。そして今度の第2戦を前にして、また問題がぶりかえし、とうとうトーゴの選手たちは試合をボイコットする構えを見せました。これに慌てたFIFAが仲介に乗り出し、選手と協会側の両者が金銭的に歩み寄りをみせ、合意が成立。W杯史上初の試合ボイコットという事態はどうにか回避されました。

が、結局その第2戦も、あえなく0-2でスイスに敗戦(得点=16分:フレイ、88分:バルネッタ)。アデバイヨルをはじめとする、個々の高い身体能力だけでは、組織だったスイスの険しい山を越えることは出来ませんでした。これでトーゴのグループリーグ敗退が決定。お疲れ様です。トーゴのサッカー協会さん、ちゃんと出場給は払ってやってね。

これでグループGは2試合を終えた時点での順位がこうなりました。

1位:スイス(勝ち点4、得失差+2)
2位:韓国(勝ち点4、得失差+1)
3位:フランス(勝ち点2、得失差 0)
4位:トーゴ(勝ち点0、得失差-3)

最終節は、スイス×韓国、フランス×トーゴ。フランスはともかく勝つしかありません。ジダン抜きで不安だから、トーゴが勝利給狙いでハッスルしないことを願います。勝っても払ってくれないよ(笑)。あとはスイス×韓国戦次第。他力本願だなあ・・・。決着は23日!

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2006/06/19

ジダン、最後のプレー?:フランス×韓国

World_cup_germany_14グループG
フランス 1-1 韓国

ライプツィヒでのフランスの第2戦。初戦のスイス戦のメンバーからリベリが外れて、マルーダが中盤に入りました。2トップにアンリとヴィルトールという形。

開始から優勢に試合を進めるフランスに、早い段階で得点が入ります。9分、左サイド寄り、エリアの外でボールを持ったヴィルトールが左足でシュート。これが当たり損なって、右前方のエリア内に走り込んでいたアンリのもとへ転がり、アンリが右足でワントラップ、落ち着いて左足でゴールへと押し込みました。やはり、アンリ!フランス、W杯本戦、5試合ぶりの得点です。

が、フランスの攻撃が実ったのは、わずかにこれだけでした。初戦に続き、噛み合わない攻撃の連続。以後、韓国の粘り強いディフェンスの前に、完全に沈黙してしまいます。わずかに、30分過ぎ、左CKをヴィエラが頭で合わせ、GKのイ・ウンジェが掻き出す前にボールがゴール・ラインを越えたようにも見えたのですが、判定はノーゴール。初戦のハンドを取ってもらえなかった場面といい、フランスはレフェリーにも泣かされています。ジダンのプレーも、相変わらず低調なままです。ボールさばきは確かに巧いんだけど、なかなか前へ進みません。それでもフランスは、韓国の反撃の芽を素早い寄せで確実に潰し、そのまま抑え切るかと思われました。が、後半中盤からフランスの選手たちの動きが目立って鈍ってきて、そこを韓国に一気に突かれます。81分、右サイドから上げたソル・ギヒョンのクロスを、ゴール前、ファーサイドでチョ・ジェジンが頭で中に折り返し、そこをパク・チソンが足でちょこんと合わせ、目の前のGKバルテズが差し出した指先をかすめ、頭上を越えたボールがそのままゴールの内側に落下しました。韓国、執念で同点です。

この後、フランスは慌てて攻撃に出ますが、気ばかり焦って、失態が続きます。アンリへのスルーパスを決めたジダンが、アンリのシュートがGKに止められたのを見て、そのGKのところへダッシュしたものの、手前のDFに体当たりしてしまい、あろうことかイエローカードが・・・。初戦に続き、これで2枚目となり、彼は次のトーゴ戦には出場出来ません(ちなみに、ロスタイムに入って、ジダンはトレゼゲと交代してしまいました)。そして、この後はバルテズのドタバタ珍プレー劇場。ボールを前方へフィードしたつもりが横に放り投げ、危うく韓国の選手に拾われて失点しそうになったり、イージーボールを取り損なって前にこぼし、慌てふためいてセーブに入ったり・・・。チームの要のGKがあたふたするばかりで、安定感ゼロ。こんなGKの控えに甘んじているクペは、この光景をいったいどんな思いでベンチで眺めていたでしょうか?

というわけで、試合はそのまま1-1で終了。フランス、まさかの2連続ドロー(勝ち点2)で、ベスト16に向けて、黄信号が点りました。対する韓国はこれで勝ち点を4へと伸ばし、決勝トーナメントへ大きく前進です。おいおい、ジダンはまさかこれで見納めですか?それはあまりに寂しいぞ!なんとかしろよ、レ・ブルー!

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戦いは続く・・・

Japan_8♪ハイッタ~!むり?ポストの~、みぎ!
  誰も君のようには外さない♪

今日は、気分(と歌詞?)を変えて、AAAのヒットナンバーでも歌ってみましょう!

グループF
日本 0-0 クロアチア

ニュルンベルクでの日本、第2戦。

ピッチ温度35℃を超える灼熱の中、選手たちは戦い続けました。

ピンチの場面は数知れず。

簡単に、そして執拗に、攻められました。

PKだってあった。

でも、こらえた。

チャンスも確かにありました。

ヒデの気合のこもったミドル。

そして、決定的な場面さえあった。

でも、ものにすることはできなかった。

得たものは、勝ち点「1」。

可能性がついえたわけではありません。

わずかながら、まだ残っている。

だから、いまは信じるしかありません。

選手たちが最後まで戦い続けることを。

そして、その先の奇跡を・・・。

がんばれ、サムライブルー!

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2006/06/18

訃報:宿澤広朗氏

Rugbyjapan_1ラグビーの元日本代表監督、宿澤広朗氏が昨日逝去されました。まだ55歳という若さでした。

1989年に代表監督に就任した早々、国際テストマッチでスコットランドを破り、その後の91年、第2回ラグビー・ワールドカップにおいて、ジンバブエ戦で見事な勝利を収めました。これが現在に至るまで、日本代表がワールドカップで上げた唯一の勝利です。

私は、実は以前東京に住んでいた時分、宿澤さんと家が近くて、駅などでよくお見掛けしたことがあるんですが、いつも端正な身のこなしで、まっすぐ前を向いていらっしゃったのが印象的でした。生粋のラガーマンなんだな、と思ったものです。

まだまだ日本のラグビー界のために、活躍してほしい人でした。残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。

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ポルトガル×イラン

World_cup_germany_13グループD
ポルトガル 2-0 イラン

フランクフルトでのゲーム。内容的には攻めるポルトガル、守るイラン、という展開に。イランはダエイが腰痛で欠場で、前線に起点を作れず、その上攻撃に人数をさけないので、攻めに迫力を欠いてしまいました。ポルトガルのフィーゴやクリスティアーノ・ロナウドらのドリブルからの攻め上がり、前線でのパウレタの動き等をよくケアして抑え込んでいましたが、後半に入って63分、左サイドのフィーゴが中央寄りに移動しながら出した横パスを、デコがエリア手前からノートラップでミドルシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、とうとうポルトガルが先制します。さらに80分、エリアの中でDFがフィーゴを倒してしまい、PK献上。これをロナウドに決められて、駄目を押されてしまいました。

ポルトガル、2連勝(勝ち点6)で、40年ぶりとなる決勝トーナメント進出が決定。逆にイランは2連敗(勝ち点0)で、グループリーグ敗退が決まりました。メキシコ(勝ち点4、得失差+2)とアンゴラ(勝ち点1、得失差-1)が決勝トーナメントへの残り1枠を争います。

一方、このあとの時間帯に行われたグループEの2試合で、チェコがガーナにまさかの敗戦(0-2)、イタリアもアメリカとドロー(1-1)に終わってしまったため、こちらは大混戦となっています。

1位:イタリア(勝ち点4、得失差+2)
2位:チェコ(勝ち点3、得失差+1)
3位:ガーナ(勝ち点3、得失差 0)
4位:アメリカ(勝ち点1、得失差-3)

最終節の対戦はイタリア×チェコ、ガーナ×アメリカ。首位のイタリアだって、予断を許しません。大逆転もあり得ます。決戦は22日!

そして、今夜はいよいよ日本×クロアチア戦です。ニュースを聞くかぎり、ジーコはここにきて末期的大混乱状態に陥っているようですね。大丈夫かぁ、日本代表?そして、大丈夫かぁ、テレ朝の実況&解説?(爆)

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2006/06/17

遠い日の家族

Dvdpartir_revenirサッカーばかり見てると血圧が上がります。というわけで、たまには気分転換を図らねば・・・。

というわけで、映画を久しぶりに見ました。『男と女』や『パリのめぐり逢い』、『愛と哀しみのボレロ』などといった映画で有名な、フランスのクロード・ルルーシュ監督、1985年度の作品、『遠い日の家族』です。

詳細はCineKen2-FORUMに書き込みましたので、そちらへどうぞ。
(記事番号=949)

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アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ

World_cup_germany_12グループC
アルゼンチン 6-0 セルビア・モンテネグロ

アルゼンチンの第2戦はゲルセンキルヘンでのゲーム。セルビア・モンテネグロは第1戦のオランダ戦で出場停止だった守備の要、センターバックのビディッチが出てくるはずでしたが、今週に入って練習中に右膝靭帯を痛めてしまい、今大会絶望となってしまいました。欧州予選で鉄壁のディフェンスを誇ったセルビア・モンテネグロですが、その支柱を失って、アルゼンチンにまさかの大敗です。

開始わずか6分、左サイドのソリンとクレスポの動きに振り回されて、マークが引き付けられ、手薄になったその裏をマキシ・ロドリゲスが突き、あっさり先制。圧巻だったのが次の2点目。31分、(前略→)ソリン→サビオラ→リケルメ→サビオラ→カンビアッソ→クレスポ→カンビアッソと、ワンタッチ、ツータッチプレーで次々とボールが回り、最後カンビアッソがシュートをゴールに突き刺しました。セルビア・モンテネグロのDFは呆然と見つめるだけ。次は41分、右サイド深いところでボールを奪ったサビオラがそのままドリブルで持ち込み、シュート。GKが弾いたところをロドリゲスが押し込み、追加点。前半、3-0。

後半74分、いよいよ場内の大歓声に包まれて、"彼"が出て来ました。メッシが!18歳357日というアルゼンチン史上最年少のW杯出場です。直後の78分、早速魅せてくれます。リケルメからのパスを受けて左サイドをドリブルで駆け上がり、絶妙のクロスを送ると、これをファーサイドでクレスポがゴールへ押し込みました。メッシ、いきなり初アシスト。これに負けてなるものかと、やはり後半途中投入されていたテベスも燃えます。84分、左サイドからドリブルでDF二人をかわし、ゴール右へシュートを鮮やかに流し込みます。アルゼンチン、5点目。しかし、この試合を〆るのは、やはりメッシでした。88分、テベスとクレスポのワン・ツー・パスからテベスが右サイドのメッシへと繋ぎ、そのままドリブルで駆け上がったメッシがゴール右隅にシュートを突き刺しました。これで6-0、試合終了です。

アルゼンチン、圧勝。勝ち点を6に伸ばし、決勝トーナメント進出が決定です。グループC、もう一試合のオランダ×コートジボワール戦は、オランダがファン・ペルシー(FK)、お馬さんファン・ニステルローイのゴールで2点先行し、追いすがるコートジボワールの反撃をコネの1ゴールだけに抑え、逃げ切りました。負傷で出遅れていたファン・デルファールトも後半出場(・・・でも、この後半は防戦一方でした)。これでオランダも2連勝で、決勝トーナメント行きが決定。チェルシー勢ばかり活躍した第1戦でしたが、第2戦はアーセナル、ユナイテッド勢が決めてくれましたね。よしよし、前日リュングベリも決めたし、あとはアンリだな・・・(笑)。

さあて、今夜は、ギャルサー・・・ポルトガル戦を見るぞ!

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2006/06/16

イングランド×トリニダードトバゴ

World_cup_germany_11グループB
イングランド 2-0 トリニダードトバゴ

イングランドの第2戦はニュルンベルクでのゲーム。相手は初戦、北欧の雄、スウェーデンとスコアレスドローを演じたトリニダードトバゴ。ここには元マンチェスター・ユナイテッドのヨークがいます。イングランドの先発メンバーは初戦のパラグアイ戦から右サイドバックのネビルがキャラガーに代わっただけ。ちなみに、主審は日本の上川氏でした。

ゲームを支配するのはやはりイングランド。しかし、トリニダードトバゴも堅実にスペースを消し、ボールに対するチェックも素早いので、なかなかイングランドも攻め切れません。トリニダードトバゴの攻撃はカウンターとセットプレー狙いに集中。36分、そのセットプレー、左CKからショートコーナーでヨークが中に入れ、ファーサイドに飛び込んできた点取り屋、スタン・ジョンがヘデイングで合わせましたが、わずかにゴール右に外します。イングランドは次第にジェラードが前めの位置に上がってボールをさばくようになりますが、41分、そこからオーウェン、ランパードと繋がったボールも、最後はランパードが浮かしてしまいます。43分、右サイドからベッカムがゴール正面、フリーの状態だったクラウチへのクロスを通しましたが、クラウチがこれをあさっての方向へ蹴っ飛ばして失敗。直後、今度はトリニダードトバゴのビッグチャンス。やはりヨークが蹴った左CKをイングランドが前方に大きくクリア。が、それを拾ったトリニダードトバゴがそこからまたゴール前にボールを入れて、これをローレンスがイングランドのGKロビンソンと競り勝って前に送り、そのボールをスタン・ジョンが頭でゴールへ押し込もうとしました。が、ゴール・ラインぎりぎりのところでDFテリーがクリア。前半、0-0です。

後半に入って、56分、イングランド、右サイド寄りからのFKのチャンス。ベッカムがゴール前ファーサイドにフリーでいたオーウェンにボールを送りますが、オーウェンのヘディング・シュートは枠を外します。直後の58分、そのオーウェンに替わって、いよいよ骨折上がりのルーニー登場。執拗に攻撃を繰り返しますが、トリニダードトバゴも粘ります。またもやスコアレスドローに持ち込めるのか。が、さすがに終盤、動きが鈍くなってきたところをイングランドは見逃しません。83分、途中出場のダウニングがピッチ中央から右サイド前線に張っていた、やはり途中出場組のレノンまでロングパスを飛ばします。レノンがこれを後方のベッカムに頭で落とし、そこからフリーのベッカムが入れたクロスを、ゴール左サイドでクラウチがDFを抑えてジャンプ一番、ヘディング・シュート。これがゴールに突き刺さり、イングランド、ついに先制です。ベッカムの正確なクロスと蔵内君の高さ、さすが(?)です。これでガックリきてしまったトリニダードトバゴに対して、イングランドはロスタイムに入り、さらにジェラードが右サイド、エリア手前で相手選手のマークをかわし、左足でゴール左へミドルシュートをぶち込みました。さすがにジェラード(って、NHKの実況の人が言ってましたw)。

イングランド、2連勝(勝ち点6)で決勝トーナメント進出を決めました。グループBのもう一試合はスウェーデンが苦しみながらも、試合終了目前のリュングベリのゴールでパラグアイを1-0で下し、これでパラグアイ(勝ち点0)のグループリーグ敗退も決定です。決勝トーナメントへの残り1枠は、スウェーデン(勝ち点4、得失差+1)とトリニダードトバゴ(勝ち点1、得失差-2)の争い。決着は第3戦です。どうでもいい話ですが、次のイングランド×スウェーデン戦、エリクソン監督はルーニーを休ませるのは当然として、調子の出ていないオーウェンにも休養を与えて、是非ウォルコットを使ってくれないかな?チャンスだと思うんだけどなあ・・・。期待してまっせ!(笑)

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2006/06/15

スペイン×ウクライナ

World_cup_germany_10グループH
スペイン 4-0 ウクライナ

いつもなら、大会前から繰り返し「無敵艦隊」と称されて、大いに注目を集めるスペインですが、今大会に限っては彼らをこう呼ぶマスコミ記事はあまり見かけません。欧州予選で得点力不足にあえぎ、まさかのグループ2位に甘んじてしまい、プレーオフに回るという失態を演じてしまったからです。そのスペインが満を持してライプツィヒに登場してきました。初戦の相手はシェフチェンコ擁するウクライナ。5月に入って左膝靭帯を痛めて心配されたそのシェフチェンコですが、なんとか間に合いました。

<スペイン・先発フォーメーション>

       ビジャ      フェルナンド・トーレス

          ルイス・ガルシア           

  シャビ                セナ

           シャビ・アロンソ

ペルニア                 セルヒオ・ラモス
        プジョル     パブロ

          GK:カシージャス

いやあ、強いです、スペイン!流れるようなパスワーク、スピードに乗ったアタック、統率の取れたディフェンス・・・ウクライナをまるで子ども扱い。そもそも気温30℃を越える熱波もあって、ウクライナの選手たちはまったく精彩がありません。頼みのシェフチェンコも前線でしっかりマークされて動きを封じ込まれ、時折飛び出してはオフサイドの連続。ということで、まったくもってお手上げ状態。その間に、動き出しの速さでピッチ全体を完全に制圧下に置いたスペインに、悠々と得点を重ねられました。

13分:左CKからシャビ・アロンソが頭で押し込み、先制。
17分:ビジャが蹴ったFKが壁の選手の頭に当たってコースが変わり、ゴール。
48分:フェルナンド・トーレスが倒されて得たPKをビジャが決める。
81分:流れるようなワンタッチ・プレーから、最後フェルナンド・トーレスがぶち込む。

後半頭から選手を入れ替えて、攻勢に出ようとしたウクライナの隙を突き、一本の縦パスでフェルナンド・トーレスが抜け出し、慌ててそれを止めに入ったウクライナのDFワシチュクがエリア内で彼のユニフォームを引っ張って倒し、レッドカード、退場。PKを決められ、しかも10人になってしまった・・・。ウクライナとしては、反撃の気勢を完全に削がれた、痛恨のプレーでした。スペインはこの後、55分に2得点のビジャを引っ込めて、ラウルを投入。ルイス・ガルシアをトップに上げて、彼が司令塔の位置に入りましたが、周りとの連係もまずまず、自らシュートを枠内に飛ばすなど、無難な動きを披露していました。他方、仕事らしい仕事をまったくさせてもらえなかったシェフチェンコは、やっといい位置でボールを持ってシュートにまでもっていけたのが、終了間際のロスタイム。それも前のDFパブロにあっさり当てて、ジ・エンド、です。

スペイン、完勝。この試合に関してはまさに「無敵艦隊」、文句のつけようのない見事なサッカーでした。が、出だしからエンジン全開、こんなに好調だと、かえって後が心配です。このままもつのかいな?スペイン、次はこの日、サウジアラビアと激烈な試合(2-2のドロー)を繰り広げたチュニジアとの対戦です。

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『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(ハンブルク州立歌劇場)

Dvdmeistersingerhamburg DVDライブラリーより。

ワーグナー作。

ロルフ・リバーマン総監督時代のハンブルク州立歌劇場のプロダクションを基にしたオペラ映画だ。歌劇場での舞台収録のように見受けられるが(ただし本公演ではない)、やたらカメラを動かすところがちょっと特異だろう。指揮のレオポルト・ルートヴィヒは地方の歌劇場を出発点に、その後ウィーンやベルリンでも活躍した叩き上げの指揮者だが、1951年から71年までこのハンブルク州立歌劇場の音楽総監督を務めていて、ここでも堅固で風格のある音楽を鳴り響かせている。リントベルクの演出は具象的ではあるが、華美に陥るところはない。その焦点はあくまでも人間そのものなのだ。数多い登場人物たちがひとりひとり血の通った人間として、ときに朗らかに、またときにシニカルに、生き生きと描き出されていて面白い。歌手の面々は一部を除いて、まったく知らない人たちだらけですが(・・・まことにもってゴメンナサイ)、さすがにリバーマンの息がかかった実力者ばかりとお見受けしました。それにしても、皆さん、立派な髭をお持ちですなあ・・・(笑)。

★★★★

ザックス:ジョルジョ・トッツィ
ポーグナー:エルンスト・ヴィーマン
フォーゲルゲザング:ヴィリー・ハルトマン
ナハティガル:ウィリアム・ワークマン
ベックメッサー:トニ・ブランケンハイム
コートナー:ハンス=オットー・クローゼ
ツォルン:クルト・マルシュナー
アイスリンガー:ヴィルフリート・プラーテ
モーザー:イェルゲン・フェースター
オルテル:フランツ・グルントヘーバー
シュヴァルツ:カール・シュルツ
フォルツ:カール・オットー
ヴァルター:リチャード・キャシリー
ダーヴィット:ゲアハルト・ウンガー
エヴァ:アーリン・ソンダース
マグダレーネ:ウルズラ・ベーゼ
夜番:ウラディミール・ルツダック

合  唱:ハンブルク州立歌劇場合唱団
管弦楽:ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:レオポルト・ルートヴィヒ
美  術:ヘルベルト・キルヒーホフ
衣  裳:ルドルフ・ハインリッヒ
メ イ ク:カール=ハインツ・ウォルフ
撮  影:W.P.ハッセンシュタイン
演  出:レオポルト・リントベルク
監  督:ヨアヒム・ヘス
製  作:ルドルフ・ザンダー

[  制作:1971年、ポリフォン映画放送社・北ドイツ放送  ]

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2006/06/14

ブラジル×クロアチア

World_cup_germany_9♪ナ~ナナッナッナッナッナ~、ナナナ~ナナッナッナ~ 
 Hey!零点ジーコ!・・・クビだけに盛り上がろう♪

某国営放送局のW杯テーマソングが、ジーコの采配に厳しい採点を突き付けているようにしか聞こえません。健康のため、サッカー放送の見過ぎには十分気をつけましょう・・・。

グループF
ブラジル 1-0 クロアチア

ベルリンに王者ブラジル登場。GKはジダ、DFにロベカル、ファン、ルシオ、カフー、中盤の底にエメルソンとゼ・ロベルト、前めにロナウジーニョとカカがいて、FWがロナウドとアドリアーノ。2トップが本調子には程遠く、チームとしての連係もまだまだ緩いので、個人で打開できない局面も数多く見られましたが、これだけのタレントが並ぶと、相手もそうそうすべて防ぎ切れるものではありません。クロアチアもよく健闘していましたが、チームの要、主将のMFニコ・コバチが40分に負傷交代してしまったのが痛かった。直後の44分、ペナルティエリア手前でボールを持ったカカを一瞬フリーにしてしまい、彼に狙いすましたミドルシュートをゴール左へ流し込まれてしまいました。

後半になって、前半はまったくシュートを打てなかったクロアチアも前線にいいボールが入るようになり、プルショらがDFをかわしてシュートを放つ場面もありましたが、GKジダの正面をつくなどして、決め切れません。終了間際のクラニチャルのヘディング・シュートも枠を捉えることが出来ませんでした。懸念されていたブラジルのDFラインでしたが、カバーリングの意識こそ高かったものの、隙もカナリアる(・・・苦しい)。それにしても、最近のブラジルは前半1-0でリードすると、そのまま守り切ろうというのが流行中なんでしょうか?神様は失敗したけどさ・・・(笑)。攻める場面は単発で、いまひとつ迫力に欠けました。カナリア軍団、調子はまだまだですが、なんとかクロアチアを零封し、苦しみながらも白星発進に成功、というゲームでした。

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フランス×スイス

World_cup_germany_8グループG
フランス 0-0 スイス

レ・ブルー、初戦はシュトゥットガルトでの一戦です。相手のスイスは欧州予選でも同組で、2試合ともドロー。3度目の正直で決着はつくのか、といったところです。気になるのは31℃という気温。若返りに成功したスイスとは対照的に、その若返りに失敗してしまったレ・ブルーはかなり年齢層が高め。これがこの厳しい条件下、どう影響するのか。そして、もうひとつ興味深いのが、アンリ対センデロスというアーセナルのFW・DF対決。センデロスの横にはリヨンのミュラーもいますので、アンリも相当苦労しそうです(・・・違う意味で、当たったw)。

<フランス・先発フォーメーション>

           アンリ
                          28
  リベリ               ヴィルトール
       23                                 32
           ジダン
                           33
     マケレレ     ヴィエラ
               33                   29
アビダル                  サニョル
  26     ギャラス    テュラム       29
                     28                 34
         GK:バルテズ    
                             34


<スイス・先発フォーメーション>

           フレイ
            26 シュトレーラー
                                      24
  ビッキー              バルネッタ
       29                                          21
     カバナス      フォーゲル  
               27                       29
マニャン                  デゲン
  27  センデロス   ミュラー           23
                 21                29
       GK:ツーバービューラー 
                             35

                           
*数字は余計なお世話の年齢です。

試合は互いに相手の出方を探りながら、ゆったりとしたペースで進んでいきます。フランスはジダンから前線のアンリへと繋がることもありますが、さすがにスイスDFは冷静にシュートコースを消して、アンリに仕事をさせません。最初に大きなチャンスを迎えたのはスイスでした。23分、左サイドからのFK。バルネッタがゴール前、GKとDFの間に入れた絶妙のボールに走り込んだフレイが足で合わせ・・・られず、素通りしたボールが右側のポストに当たって跳ね返り、またフレイのところへ。押し込めば一点でしたが、焦ったフレイがボールを浮かしてしまい、失敗。得点出来ませんでした。

次はフランスの番。37分、自陣右サイド、タッチライン際からのサニョルの縦パス一本でリベリがスイスDFをかわして、ゴールへ突進。GKの目前で中央のアンリへマイナスのパスを送ります。これがやや後ろに流れましたが、なんとかアンリがこれを抑え、そこから体勢を立て直してシュート。が、これが前でカバーに入っていたミュラーの手に当たってボールが止まり、ゴールならず。故意じゃないということで、ハンドは取られませんでしたが、シュートコースで手を広げていたんだから、こりゃハンドだべさ。直後にもジダンからアンリへの絶妙のラストパスが決まり、アンリが得意の左サイドからシュートを狙いましたが、当たりが弱く、GKに抑えられます。前半終了。

後半も同様のペースですが、フランスは動きが鈍く、攻撃にもヴァリエーションと連係を欠いて、上手くいきません。決定機を作るのはスイス。65分、左サイドからフランス・ゴール前ファーサイドへのロングクロスが、シュトレーラーに代わって入ったギガックス(ちなみに24歳)にピタリと合います。バルテズは目の前。ギガックスがこれを頭で下に叩きつけますが、バウンドしたボールがバルテズの足に当たって、ゴールならず。最後もスイス。終了間際の93分、右サイド、ゴール横からのFKのチャンス。マニャンが左足でゴール前に入れたボールに、飛び込んできたフレイが頭で合わせ・・・られず、左手拳骨で押し込もうとしました(枠を外したけど)。手に入れたのは得点ではなく、イエローカードでした、とさ。試合終了。

疑問の判定もありましたが、レ・ブルーはこれでワールドカップ本戦で4試合連続無得点。次は、この日、トーゴに逆転勝利(2-1)を上げた韓国との対戦です。今度こそゴールを上げられるでしょうか?どうでもいい話ですが(よくない?)、韓国×トーゴの試合で決勝点を決めたのは、今シーズン途中、フランス・リーグ1、最下位のメスでお払い箱になったアン・ジョンファン(途中出場)。この人、ワールドカップとなると活躍するね。フランス代表相手に次も決めて、リーグ1での汚名を返上するのでしょうか。要注目、かな?

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2006/06/13

イタリア×ガーナ

World_cup_germany_7グループE
イタリア 2-0 ガーナ

ハノーヴァーに(私の)大本命、イタリア登場。中盤にエッシェン、アッピアー、ムンタリという侮れないタレントを擁するガーナとの対戦です。先発メンバーの面々を見て一番驚いたのは、トッティの頭。ショートカット・ヘア?別人かと思ったよ!(爆)

<イタリア・先発フォーメーション>

     ジラルディーノ    トーニ   

            トッティ

 デロッシ                ペロッタ
            ピルロ

グロッソ                  ザッカルド
      カンナバーロ   ネスタ                      

          GK:ブッフォン 

試合の序盤は細かいパスを繋ぐガーナのほうがペースを握ります。が、ガーナの攻撃は中盤どまりで、イタリアの堅固なディフェンスを突破するには至りません。逆にイタリアはボールを持つと、素早くそのボールを前線に供給。その攻撃を繰り返すうちに、トーニのクロスバー直撃のシュートも飛び出したりして、一気に盛り返していきます。激しいせめぎ合いが続きますが、迎えた40分、イタリアの左CKのチャンス。ショートコーナーでボールを受けたピルロに対するガーナ側のカバーリングが一瞬遅れます。そこをピルロがそのままエリア外から思い切りよくミドルシュート。これがゴール右隅ぎりぎりに突き刺さりました。イタリア、先制。

後半、ガーナの攻撃は相変わらず中盤が見事なんですが、そこから前へが難しく、遠めから放つシュートも決まりません。そうした中、55分、トッティがガーナDFのパンツィルと交錯し、骨折から癒えたばかりの左足を踏みつけられました。これでトッティは痛み、大事を取ってカモラネージと交代です。さらに64分にはジラルディーノがイアキンタと代わり、82分にはデルピエロがトーニに代わって登場。直後の83分、イタリアのカウンター攻撃で、前線にフィードされたボールをガーナのDFクフォーがカットして、GKへ中途半端なバックパスを出します。これを駆け込んだイアキンタが拾い、そのままGKをかわしてゴール。イタリアに待望の2点目が入り、試合を決しました。

アズーリが"らしい"サッカーで難敵ガーナを下し、白星発進。調子は上々のようです。ただ、トッティの足の具合が気になるところ。次はこの日、チェコに0-3で敗れたアメリカとの対戦です。

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日本×オーストラリア

World_cup_germany_6グループF
日本 1-3 オーストラリア

カイザースラウテルンでの日本初戦。先発はGK川口、DFが中澤、宮本、坪井、ボランチに中田英、福西、左サイドが三都主、右サイド駒野、司令塔に中村で、2トップが高原、柳沢。オーストラリアはGKシュワルツァー、3バックがチッパーフィールド、ニール、ムーア、ボランチがグレッラとエマートン、左サイドにクリーナ、右サイドにウィルクシャー、1トップがビドゥカで、その下にブレシアーノと、そしてヒディンク監督の隠し玉、キューウェル。

ドイツ入りしてラグビーしたり、ゴルフしたりして遊んでいるチームに負けるわきゃない!

>26分:俊輔のクロスがそのままゴール・インして先制。

ほら見ろ!

>84分:ロングスローから途中出場のケーヒルが決めて、同点。

えっ?

>89分:ケーヒルに追加点を決められる。

まさか!?

>92分:途中出場のアロイージに駄目押し点を許す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

終戦。

後半、オーストラリアが間延びして、日本が簡単にチャンスを作れたのに、それを全然生かせなかったのが敗因。あそこで突き放して試合を決めるべきだった。そして、ジーコとヒディンクの采配の差は大きかった・・・。クロアチアには勝ちなさい!

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2006/06/12

オランダ×セルビア・モンテネグロ

World_cup_germany_5グループC
オランダ 1-0 セルビア・モンテネグロ

注目のグループC、もう一試合はライプツィヒでのゲーム。試合開始時の気温が27℃とかなり暑め。一昨日のイングランドの一戦だとか、今日の日本のゲームもそうだけど、現地時間午後3時キックオフのゲームはこの暑さに注意しないといけませんね。おまけにライプツィヒのピッチの芝は短めで、スリッピー。選手たちもふんばりが利かず、コロコロ滑ること、甚だしかったです(笑)。

オランダ・チームは、先のオーストラリアとの親善試合で負傷した選手たちもなんとか無事復帰しました。ただ、期待のファン・デルファールトはやはり間に合いませんでした。

<オランダ・先発フォーメーション>         

          ファン・ニステルローイ
   ロッベン                 ファン・ペルシー

     コクー               ファン・ボメル
             スナイデル  

ファン・ブロンクホルスト             ハイティンガ
         マタイセン    オーイエル

          GK:ファン・デルサール

セルビア・モンテネグロはケジュマンとミロシェビッチの2トップでスタート。守備の要、センターバックのビディッチがこの試合、出場停止というのがやや懸念されますが、欧州予選全10試合で失点わずか1というその堅いディフェンスで、はたしてオランダの攻撃サッカーを封じ込めることが出来るのか、そこが注目されました(もうひとつ、この試合の主審を務めるのがあのドイツのメルクってところも大いに注目、つうか、不安でしたが・・・w)。

<セルビア・モンテネグロ・先発フォーメーション>

      ケジュマン     ミロシェビッチ

  P.ジョルジェビッチ         スタンコビッチ

         ナジ        ドゥリャイ

ドラグティノビッチ              N.ジョルジェビッチ
       クルスタイッチ   ガブランチッチ

           GK:イェブリッチ

始まってみれば、セルビア・モンテネグロのディフェンスは、左サイドをちょこまか動き回る快速ロッベンに手を焼きます。鋭い切り返しで簡単にかわされるので、次々とピンチが出来。攻めるオランダ、守るセルビア・モンテネグロ。それでも時折、セルビア・モンテネグロもサイド攻撃などから好機を作りますが、最後の詰めが上手くいかず、ケジュマン、ミロシェビッチも抑え込まれます。そうして迎えた18分、オランダがカウンターから速攻に出ます。自陣内深くから出たパスをハーフウェイ・ライン上でファン・ペルシーが簡単に前にはたき、これに反応したロッベンがDFラインを抜け出して、独走。GKとの1対1を落ち着いて決めて、ゴールを奪いました。これで、前日のクレスポ、ドログバとともに、チェルシーFW3人衆が皆得点を上げました。やはりチェルシーは強い!?

その後も、ますます気をよくしたロッベンに勝手に動き回られるので、とうとうセルビア・モンテネグロのペトコビッチ監督は対面のDF、N.ジョルジェビッチを前半のうちに引っ込めて、シフト・チェンジ。ロッベンがボールを持つと、二人掛かりで止めに入る体勢に。

後半開始から、さらにセルビア・モンテネグロはトップのミロシェビッチを下げて、身長202cmの大型FWジギッチを投入。彼をターゲットにして、執拗に攻撃を繰り返しますが、オランダの必死のディフェンスに跳ね返され続けます。相変わらずちょこまか動き回るロッベンが惜しいシュートを放つ場面こそありましたが、69分にファン・ニステルローイを下げてカイトを投入して以降のオランダの攻撃は単調に終始。終盤、オランダのGKファン・デルサールが足を痛めてしまったようで(時間稼ぎのニオイもしたけど・・・)、ヒヤリとしましたが、結局そのまま試合終了のホイッスルを聞くこととなりました。

というわけで、相変わらず不安定なメルクのレフェリングがあって脅かされたものの、大事には至らず、オランダもまずは1勝。死のグループはアルゼンチンとオランダがひとまずリードしました。オランダ、次はコートジボワールとの対戦です。第2戦、はたしてどうなる?そして、いよいよ日本登場!行けえ、サムライブルー!!

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2006/06/11

アルゼンチン×コートジボワール

World_cup_germany_4グループC
アルゼンチン 2-1 コートジボワール

死のグループ、ハンブルクでの注目の一戦。アルゼンチンはGKアボンダンシエリ、DFはアジャラ、ブルディッソ、エインセ、ソリン、司令塔がリケルメで、2トップにはサビオラとクレスポ。対するコートジボワールのDFにはコロ・トゥレ、エブエのアーセナル勢がいて、トップにはドログバとカルー。クレスポ対ドログバのチェルシー対決、実現です。

ゲームは立ち上がりから両チームの特徴がよく出た攻め合いが繰り広げられます。アルゼンチンはリケルメの展開力から好機を作り、コートジボワールはドログバを中心に、高い身体能力を駆使した攻撃を披露します。MFのケイタをはじめ、どんどん前線に上がってくるそのコートジボワールの攻撃は実にスピーディーでダイナミックです。が、アルゼンチンのDFも堅い。

試合が動いたのは24分。アルゼンチンが左サイドからのFKのチャンスを迎え、リケルメがゴール前に入れたボールを両チームの選手が競ってこぼれます。これをクレスポが押し込んで、アルゼンチン、先制。さらに38分、リケルメからDFの裏へ飛び出したサビオラへのスルーパスが決まり、そのままゴールを奪いました。前半、2-0。

後半、アルゼンチンは無理をしません。ペケルマン監督は64分にはクレスポを下げてFWパラシオを入れ、75分にはサビオラをMFルイス・ゴンザレスと入れ替えて、ディフェンスを固めます。それでも諦めないコートジボワールは、82分にアルゼンチンのペナルティ・エリア内、右サイドに攻め込み、そこからファーサイドに展開。アルゼンチンDFを左右に揺さぶったところで、最後左サイドから中央へのクロスがドログバへと繋がり、これをドログバが左足で押し込んで1点を返します。が、反撃もそこまででした。

アルゼンチン、無難に白星発進。試合巧者ぶりを発揮した一戦でした。メッシの登場はいつか?次の試合も楽しみです。

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イングランド×パラグアイ

World_cup_germany_3グループB
イングランド 1-0 パラグアイ

フランクフルトでの一戦。気温が上がって、かなり暑そうな中でのゲームとなりました。イングランドの2トップはオーウェンとクラウチ、対するパラグアイの前線にはバルデスと、そしてサンタクルスが間に合いました。

立ち上がりからパラグアイがバタバタします。3分、イングランド、左サイドからのFKのチャンス。ベッカムがゴール前に入れたボールをパラグアイのDFガマーラがヘディングでクリア。しかし、無情にもボールはそのままゴールへ。オウンゴールでイングランドに早速先制点が入ります。その後8分には、パラグアイのGKビジャルがスライディングしたときに足を痛め、まさかの交代。ワールドカップ史上、最速のGK交代劇だそうです。

というわけで、試合はイングランド・ペースで進みました。後方から前線の身長2mのクラウチをターゲットにして、どんどんボールが入り、攻め込みます。蔵内君はボール・キープも随分巧くなりました。でも、得点には繋がりません。そうしているうちに、次第にパラグアイも落ち着きを取り戻し、試合は拮抗したまま後半へ。

後半、暑さにやられたようで、明らかにイングランドの選手たちの運動量が落ちてしまいます。大型選手が多いからね、ここは(・・・この場合、体格のことね)。それにひきかえ、パラグアイの選手の動きは活発です。中盤でバルデスがボールをさばいたかと思えば、次の瞬間、前線でバルデスがイングランドDFと競っています・・・うん?パラグアイの中盤には「パレデス」っていう選手がいるのね?(爆)が、イングランドのテリー、ファーディナンドというセンターバック、アシュリー・コール、ネビルというサイドバック、並びに守備的MFのジェラードといった面々がしっかりパラグアイの攻撃を遮断します。攻めるほうはランパードが2発ほど枠内に惜しいシュートを放った程度で、まったく精彩を欠きました。蔵内君もバテバテ。結局、そのまま1-0で終了。イングランド、なんとか白星発進に成功、というゲームでした。

<イングランド・先発フォーメーション>

          クラウチ     オーウェン

 ジョー・コール                   ベッカム
                   ランパード

             ジェラード

アシュリー・コール                   ネビル
           テリー      ファーディナンド

              GK:ロビンソン  
   

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2006/06/10

開幕戦:ドイツ×コスタリカ

World_cup_germany_2グループA
ドイツ 4-2 コスタリカ

いよいよ始まりました、ドイツW杯!そのミュンヘンでの開幕戦。ドイツは攻撃の要、司令塔のバラックを怪我で欠き、不安視されていましたが、力でコスタリカをねじ伏せました。コスタリカはドイツの攻撃力を警戒して、引き気味の布陣を敷いたものの、センターばかり固めた上に寄せが甘いので、手薄なサイドをどんどんドイツに突かれて、失点を重ねました。これではいけません。

開始6分、ドイツDFのラームが左サイドから切れ込み、コスタリカDFをかわしてミドルシュート。これがゴール右隅に収まり、ドイツ、先制。6分後、今度はコスタリカがカウンターから細かいパスを繋ぎ、ドイツのDFラインがオフサイドトラップを掛け損なったところを最後ワンチョペが抜け出し、ゴールを奪って同点とします。が、17分、ドイツが右サイドから攻め込み、シュバインシュタイガーが放ったシュート性のボールにクローゼが左足で合わせて、2-1。

後半に入り、61分、左サイドを上がったラームからのクロスをゴール前ファーサイドでクローゼがヘディング・シュート。GKが弾いたところをさらにクローゼが足で押し込んで、3-1。73分、コスタリカがドイツDFの裏を突き、最後またワンチョペにボールが渡り、ゴール。3-2。最後は87分、ドイツが左サイドのFKから、中央にいたフリングスがペナルティ・エリアの遥か外からロングシュートをゴール右隅に突き刺しました。結果、4-2。

ドイツの攻撃力はさすがといったところですが、DFの脆さもさすが。結果快勝しましたが、内容的には苦しい展開になってしまいました。先行き、やはり不安だなあ・・・。

<ドイツ・先発フォーメーション>

       ポドルスキー    クローゼ

            ボロブスキー

 シュバインシュタイガー       シュナイダー

            フリングス

 ラーム                    フリードリッヒ
     メッツェルダー   メルテザッカー

           GK:レーマン 

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追記:ドイツ代表のGK、レーマンが試合中に足を痛めてしまったようですね。次のポーランド戦はカーンが出てくるかも。ますます不安だなあ・・・。

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2006/06/08

W杯開幕前夜!

World_cup_germanyいよいよ、サッカーの祭典、ワールドカップが明日開幕します。予定どおり順調に準備が整った国、故障者発生でピンチに陥っている国、これから調子を上げていく国、など、その体勢は様々です。が、ここからはすべて真剣勝負の世界。そこではまた、我々を熱狂させるプレー、数々のドラマが生まれていくことでしょう。非常に楽しみです。

我らが日本代表にも是非頑張ってもらって、前回大会のベスト16以上の成績を期待したいところですが、それにはまずはグループリーグ突破です。グループFの趨勢は、良くも悪くもブラジル次第という気がします。もちろん大本命のブラジルがここを抜けるのは当然のことでしょうが、彼らカナリア軍団の目標はただひとつ、優勝あるのみ。だから、あえて調整不足のまま本番を迎えようとしています。一ヶ月という長い大会期間を慮って、ピークにもっていく時期を先に設定しているからです。大会前どころか、今年に入って、W杯に出場する強豪国とのテストマッチはゼロ。先日のニュージーランドとの親善試合でも、失点こそなかったものの、GKジダとDFとの連係の悪さをたびたび露呈していました。こんな状態で、本大会で全力のクロアチアとオーストラリアを相手にして、その高い個人技だけを頼みに易々と2連勝できるのか?ひょっとしたら、ブラジルがそこで勝ち点3を取り損なう事態が起こったとしても、なんら不思議ではありません。となると混戦になる。そうなると、一番困るのはグループリーグ最終節でそのブラジルと顔を合わせる日本、ということになります。調子が上がった全力のブラジルと戦う事態だけは避けたいところですが・・・。はたしてどうなりますかね?

とまあ、こんな妄想を思い巡らすのも、大会前に許されたお楽しみのひとつです。ドイツW杯、いよいよ開幕!最後にワールドカップ・トロフィーを掲げるのはブラジルか、それとも・・・?一ヶ月間、サッカー三昧させていただきますよ!!

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追記:せっかくだから(?)、当たらないことで有名なOrfeo版・大予想。
     決勝はブラジル対イタリア。
    1-0でイタリアが優勝!
    これでどうだ!?

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2006/06/07

『さまよえるオランダ人』(バイロイト音楽祭)

Dvdhollanderbayreuther ライブラリーより。

ワーグナー作。

元々は1978年にバイロイト音楽祭に登場し、82年まで公演が繰り返されたプロダクションの再演だ。ドレスデン初演版に拠っている、ということで、結末に救済は入らない。全体がゼンタの妄想だったという設定で、オランダ人の肖像画を抱えたゼンタがじっと舞台を見守る中、進行していく(結末はゼンタが高所から飛び降り自殺をして、幕)。妄想に憑りつかれた乙女、ゼンタをバルズレフが狂おしいほど病的に演じきっている。その性的願望であるオランダ人にはたくましい体躯をした黒人のエステス。白づくめの集団が怪しくうごめくなど、怪奇幻想的な舞台がたたみ掛けるようなリズムで展開する。
音楽面でもネルソンが鋭い切れ味で全体をリードし、それに乗って歌手陣が強烈に歌い上げている。ノルベルト・バラッチュ指導の合唱団の充実した歌唱もまた見事だ。

★★★★

ダーラント:マッティ・サルミネン
ゼンタ:リーズベト・バルズレフ
エリック:ロベルト・シュンク
マリー:アニー・シュレム
舵手:グレアム・クラーク
オランダ人:サイモン・エステス

合  唱:バイロイト祝祭合唱団、特別合唱団
管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
指  揮:ウォルデマール・ネルソン
装  置:ペーター・シコラ
衣  裳:ラインハルト・ハインリヒ
撮  影:ブライアン・ラージ
演  出:ハリー・クプファー

[  収録:1985年、バイロイト祝祭劇場  ]

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2006/06/06

オランダ×オーストラリア

Flagnetherlands_2 国際親善試合
オランダ 1-1 オーストラリア

優勝候補の一角と目されるオランダと、日本がグループリーグ、初戦で対戦するオーストラリアとのロッテルダムでの一戦。

<オランダ>

        ファン・ニステルローイ
   ロッベン              ファン・ペルシー

      コクー         ファン・ボメル

           スナイデル

ファン・ブロンクホルスト               クロンカンプ
               マタイセン  オーイエル    

       GK:ファン・デルサール

<オーストラリア>

             ビドゥカ
   ブレシアーノ            ステジョブスキー

             クリーナ

       グレッラ      ウィルクシャー

チッパーフィールド              エマートン
          ニール   ムーア      

          GK:シュワルツァー   

試合自体はオランダが前半立ち上がりから攻勢に出て、早速9分にファン・ニステルローイが頭で後ろに落としたところをDFオーイエルが強烈なシュート。これをGKシュワルツァーが弾いたボールをファン・ニステルローイが押し込んで、オランダが先制します。が、その後、オランダはオーストラリアの手荒いプレーに手を焼き、攻撃が思うようにいきません。
逆に、53分、オーストラリアのビドゥカがエリア内で倒され、PKを獲得。ビドゥカが蹴ったPKはクロスバーに当たって跳ね返りますが、結局それを交代で入ったばかりの司令塔のケーヒルが押し込んで、同点に追い付きます。
その後、オーストラリアはウィルクシャーが退場処分を喰らい、10人に。それでもオランダは守りを固めたオーストラリアから得点を奪うことが出来ず、そのままドローで終了しました。

オランダとしては、ヒディンク監督との繋がりからこの試合を組んだのでしょうが、この大事な時期にやるべきではなかったかもしれません。技術で明らかに劣るオーストラリア・チームに力づくの激しいプレーを見舞われ、怪我人が続出しました。前半のうちにコクーが交代を余儀なくされ、後半に入って、スナイデル、ファン・ブロンクホルストが痛み、やはり引っ込みました。さらにファン・ボメルも危なかった。期待の司令塔、ファン・デルファールトもまだ負傷離脱中ですので、W杯本番に向けて、かなり不安な状況になってきました。

オーストラリアの攻撃は、とにかくトップのビドゥカがボールを持ったら厄介です。キープ力もあるし、展開力もあるこのFWに仕事をさせないこと、これが日本チームにとって重要でしょう。キューウェルが復帰してきたら、さらに対応に追われることになりそうですね。ディフェンスに関しては、GKのシュワルツァーこそしっかりしていますが、DFはスピードについていけず、振り切られたり、裏を突かれるシーンが頻繁に見受けられました。体格がガッシリしてるぶん、動きが鈍いんですね。足元も弱いし、スピーディーな展開で揺さぶりを掛け続ければ、案外もろそうです。守りを固められたら厄介になりますけどね。寄せが早いので、ボールを持ちすぎないこと。それと、怪我には十分気をつけましょう!(爆)

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追記:オーストラリア・チームもドイツ入り。早速ラグビーの練習を始めました、とさ・・・(笑)。

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2006/06/05

日本×マルタ

Japan_6国際親善試合
日本 1-0 マルタ

デュッセルドルフで行われたW杯前の日本代表、最後の強化試合。開始2分で玉田がゴールを奪ったときは、この先、派手なゴール・ラッシュが見られるものと期待しましたが、まさかその後、零点とはね。いやはや、驚いた。

日本の先発はGK:川口、DF:中澤、宮本、坪井、ボランチ:中田英、福西、左サイド:三都主、右サイド:駒野、司令塔:中村、FW:玉田、大黒。マルタが引いてディフェンスを固めてきたので、日本が楽にボールをキープして、攻め続けました。序盤こそコンビネーションを絡めて切り崩そうという動きがありましたが、その後、ペース・ダウン。運動量も落ち、テンポの悪い攻撃を繰り返しました。ヒデから前線の玉田、そして大黒へと繋がったビッグ・チャンスもありましたが、大黒がまたも決め切れません。そうこうしているうちに、逆にマルタにカウンターからの攻撃を許し、シュートにまで持ち込まれる場面も。ピリッとしないまま、試合は後半へ。

後半も日本は緩い攻撃を繰り返します。様子が少し変わったのは、小野が途中投入された後。スピーディーなパス交換からリズムが生まれ、面白くなるか、と思われましたが、相変わらず運動量が乏しいのでダイナミクスに欠け、長続きしませんでした。ミドルシュートの精度の悪さも相変わらずです。結果、1-0の辛勝。

日本のマスメディアは、ドイツ戦後の狂喜乱舞とは打って変わって、悲嘆に暮れているようです。この豹変ぶりを見ているのも楽しいものがあるね(爆)。収穫もまったくなかったわけではありません。課題のセットプレーからのディフェンスに工夫が見られました。ラインを高く保って、ゴール前はGKの川口が自由に動けるようにシフト・チェンジしました。DFが下がり気味になる場面もありましたが、ラインを保持できていれば、後列からの飛び込みも距離が開くので、脅威度が落ちます。やるなら、勇気を持って、とことんラインを上げてほしいものです(・・・一斉にラインを上げたトルシエ時代が懐かしいなあw)。

さてさて、これでいよいよW杯本番へ突入です。下手な楽観論をもって臨むより、ここでチーム全体に危機感を植え付けられたのは、かえってよかったと思います。生ぬるいサッカーで勝ち進めるほど、W杯本戦は甘くないぞ!気を引き締めて、行けえ、サムライブルー!!

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追記:三都主、左足首捻挫だって。やった!外して、松井を呼べ!(←まだ言ってる・・・)

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2006/06/02

『トリスタンとイゾルデ』第2幕(ルツェルン音楽祭)

Dvdtristanabbado DVDライブラリーより。

演奏会形式による公演。2002年にベルリン・フィル芸術監督の職を辞したアバドの肝入りで、翌2003年から再スタートしたスイスのルツェルン音楽祭の2年目のライブ映像だ。ステージ上のオーケストラの後方に平段で舞台を作り、そこで歌手たちが名唱を繰り広げる(藤村実穂子とルネ・パーペがとくにいいなあ!)。その上方の壁面には青白い影絵模様が映し出され、雰囲気を演出。アバドの呼び掛けで世界中から優秀な演奏者たちが集結し、極めて凝縮度の高いワーグナーの音楽世界が実現している。下手な演出の舞台より、断然陶酔できます。

★★★★

イゾルデ:ヴィオレッタ・ウルマナ
ブランゲーネ:藤村実穂子
トリスタン:ジョン・トレレーヴェン
マルケ王:ルネ・パーペ
クルヴェナール:ペーター・フレヒビュラー
メロート:ラルフ・ルーカス

管弦楽:ルツェルン祝祭管弦楽団
指  揮:クラウディオ・アバド

[  収録:2004年8月13日、ルツェルン・コンサートホール  ]

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