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2006/05/29

カンヌ映画祭閉幕

Volver先日取り上げたアルモドバル監督が、昨日閉幕した今年度のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞しました(パルムドールの本命といわれていたから、ちょっと意外?)。作品はペネロペ・クルス主演の《VOLVER》。日本でも公開されるかな?

ペネロペ・クルスといえば、昨年、クライブ・カッスラー原作のトンデモ映画でお見掛けしましたが、こちらはマトモなんでしょうかね?彼女を含む、この映画に出た女優陣6人が集団で最優秀女優賞も獲得、ですって。じゃあ、期待出来そうですね。

CineKen2-FORUMに記事は出ないのかな?あちらのシネマテークでのアルモドバル特集は終わっ
ちゃったみたいだけど・・・。
(アルモドバル特集アーカイブはこちら

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コメント

 こちらの専らの噂では、要するに決定打が無かったため、今さら…というようなケネス・ローチなんかに大賞が行っちゃったということです。最有力候補だったのがその《ボルベル》と《マリー=アントワネット》だったんですが、結局安全運転でケン・ローチにしちゃったみたい。ちょうど黒澤明の《影武者》の時がそうでしたね。実は、あんな大ヴェテランで有名な人に大賞もへったくれもないんだけど、飛び抜けた作品がないと、ああなるよね(笑)。
 ペネロペ・クルスは《オール・アバウト・マイ・マザー》に出てます。あすこではいちばん大人しい役だし、あまりアルモドバル好みの女優さんでもないみたいだけど、《ボルベル》には、カルメン・マウラさんをはじめ、これまでのアルモドバル映画で大活躍した女優さんたちが総出演してるもんで、まとめて全員に主演女優賞…だなんてふるってるねえ(笑)。
 あっ、それからウチのアルモドバル特集は未だ終わってません。あと坂本龍一が音楽をやった《ハイヒール》というのが出て、《ボルベル》で終わろうと思ってるんですが、なにせ特集は終わっても、シネマテークでのアルモドバル展は7月までやってるし、カンヌ出品作というのはこちらではいつでも見れるロードショウ or半ロードショウ状態が1年くらいは続くもんで、いつでも見れるワと、どうしても後回しになっちゃうんだ。
 最後に、初日にやった話題の《ダ・ヴィンチ・コード》なんですが、こっちじゃ相当の悪評で、皆すごくつまらない…って言うし、客足も散々らしいんだけど、どうなんだろうね?…。なんかすごい勢いで宣伝やってたけどね。それから、ナンニ・モレッティの《わに》もすごく評判悪いねえ…。最近のカンヌはむしろ監督週間とか批評家週間、ある視線なんかに出品される作品の方が面白いみたい…。大賞候補はどうしても各国の公式見解ってな感じの選択になっちゃうしね。
 最後に、日本の新聞サイトなんかを見ると、スペイン語には「ヴ」の音は無いってのを知らない記者なんかが結構多くて、Almodovarをちゃんと「アルモドバル」って表記してるのに《VOLVER》が「ヴォルヴェル」なんてなってんのが結構あるんだよね。
CineKen2

投稿: きのけん | 2006/05/30 01:16


きのけんさん、どうも。

なるほど。アルモドバル特集はまだ終わってないわけですね。残りの《ハイヒール》と《ボルベル》、楽しみにしています^_^;;

カンヌといえば、同時開催されていたカンヌJr.フェスティバルのほうで、中島哲也監督の《下妻物語》がグランプリを取ってるでしょ。これ、オモロイですよ。

《ダ・ヴィンチ・コード》は、こっちじゃ大入りみたいです。私は昨年、原作を途中まで読んで、ついに我慢ならず、放棄しました。おいら、カトリックだしね・・・(笑)。というわけで、見に行く気はまったくありません。

投稿: Orfeo | 2006/05/30 09:34

 …実は、秋にもう1本、LA TORMETA SONADAというのが出る予定なんです。それまで続く予定。その間今回の特集で見逃したものも幾つか見れるかも知れないしね。その LA TORMETA SONADAという新作、プログラムに題名だけは載ってまして、これに組み合わされている二本立てが、ついこないだ Orfeoさんからコメントをいただいたロベルト・ロッセリーニの《イタリア旅行》なんですわ!…。

 こっちでは、NISHIKAWA Miwaという人のYURERU というのが話題になっていたぜ(監督週間)。それから Hiroyuki Nakanoという人の短編IRONというのも…(批評家週間)。《下妻物語》の仏題は "Kamikaze Girl"だってよ!(笑)。そういうのなの?…。

 それからカンヌ映画祭のあまり知られていない賞に PALM DOG賞というのがありまして、今年はアキ・カウリスマキの《郊外の光》に出た有力候補パジューちゃんを斥け、ソフィア・コッポラ《マリー=アントワネット》のモップスちゃんが見事獲得しました。
CineKen2

投稿: CineKen2 | 2006/05/31 08:41


"Kamikaze Girl"ですか。結構合ってるかも?茨城のロリータ少女(深田恭子)と、暴走レディース・メンバー(ただし、乗ってるのは原付)のヤンキー姉ちゃん(土屋アンナ)との奇妙な友情物語です。漫画チックな演出で遊びまくってます(・・・実際、アニメも挿入されるしねw)。

投稿: Orfeo | 2006/05/31 09:40

 …その大賞 (PALM d'Or)ならぬ PALM DOG賞受賞モップスちゃん見てきました。マリー=アントワネットちゃんのオーストリア時代の愛犬なんですが、国境で、オーストリアの犬はダメ!、フランスの犬ならどんなのでも買ってあげると言われて没収されちゃう。代わりに貰ったのが可愛い気のないブルドッグなんだよねえ(笑)…。でもブルドッグってフランス種なの?…。
 そのソフィア・コッポラの《マリー=アントワネット》、なかなか良かったですが、うん、カンヌ映画祭じゃあ、これに大賞はあげ難いだろうなあ…。初っ緒ローリング・ストーンズばりの音楽が出るんで、ありゃ?…なんて思ったら、ラモーも出てきて(《優雅な印度の国々》、《カストールとポリュクス》、《プラテ》)でウィリアム・クリスティー指揮レ・ザール・フロリサンのレコードを使ってんだよねえ。折角ここままでやったんだから、もうちょっと凝ってもよかったなあ…。
CineKen2

投稿: CineKen2 | 2006/06/07 09:11

>Kamikaze Girls

 うん、なかなかいい選択じゃない?…。深田恭子ちゃんは北野武《ドールズ》(2002)のアイドル・タレントで、彼女が事故で顔に怪我しちゃって引退しちゃうもんで、熱烈な追っかけをやってた武重勉クンが彼女の顔をもう見ないで済むようにと自分の目を潰して盲目になった上で彼女に会いに行く。
 土屋アンナちゃんは石井克人の《茶の味》(2003)の中学生の息子が好きになって彼女の所属する囲碁部に入っちゃう。この二人はなかなかいい役をやってますね。
CineKen2

投稿: CineKen2 | 2006/06/07 09:25


ブルドッグは元々英国産ですが、フランスでの人気が絶大で、そこからフレンチブルドッグが生まれた、ということだそうです(笑)。
ローリング・ストーンズからラモーまで、ですか。なんか、疲れそうですね、その映画・・・。

土屋アンナちゃんは《茶の味》と《下妻物語》では180度人間性が変わります。オモロイですよ(爆)。

投稿: Orfeo | 2006/06/07 10:21

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