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2006/02/20

『ジェロルスタン大公妃殿下』(シャトレ座)

dvd-gerolstein DVDライブラリーより。

オッフェンバック作のオペレッタ。

『天国と地獄』『美しきエレーヌ』に続くミンコフスキとローラン・ペリーのコンビによるオッフェンバック・シリーズ第3弾。元々は18世紀前半の話ですが、今回は20世紀前半の設定になっています。幕が開くとそこは白煙たなびく戦場。その煙が消え去ると、舞台一面に軍隊の兵士たちが多数死んだように横たわっています(・・・なんだか、メルビッシュの『チャールダーシュの女王』みたい)。奥の一人の兵士が起き上がり、他の兵士たちの間を縫ってよろよろと歩き回り、持っていた瓶の栓を開けると、それを合図に全員が起き上がり、話は動き出します。ミンコフスキの快調な音楽や、ローラン・ペリーの歯切れのいい演出はいつもどおりですが、話が戦時ものということもあって、トーンは抑えめで、漫画チックな諧謔性で溢れかえっています。お付きの者たちに背の丈2倍ほどの額縁の絵を持ち運ばせて、それを背景にして登場してくる妃殿下のフェリシティ・ロット、軍体調なんだけどカッコよくない(?)兵士たちの動き・・・カリカチュアライズはいいんですが、一本調子なのでだんだん飽きてきます。というわけで、最後は幕間にお馬鹿なマイム劇を挿入して、なんとか間を繋ぐあたりに苦心の跡が・・・(笑)。
キャストはいつものメンバーが揃っているので、掛け合いの息もピッタリ。ロット、ブロン、ル・ルー、ユシェといった面々が伸びやかに歌い、かつ生き生きと演じ、そして踊ります。ロット、相変わらず楽しそう・・・。

★★★

ジェロルスタン大公妃殿下:フェリシティ・ロット
フリッツ:ヤン・ブロン
ヴァンダ:サンドリー・ピオー
ブン大将:フランソア・ル・ルー
ピュック男爵:フランク・ルゲリネル
ポール殿下:エリック・ユシェ
グロック男爵:ボリス・グラッペ
ネーポムク:アラン・ガブリエル

合  唱:ルーヴル宮音楽隊合唱団
管弦楽:グルノーブル=ルーヴル宮音楽隊
指  揮:マルク・ミンコフスキ
振  付:ローラ・スコッツィ
美  術:シャンタル・トマ
照  明:ジョエル・アダム
ドラマトゥルグ:アガテ・メリナン
演出・衣裳:ローラン・ペリー

[  収録:2004年12月、パリ・シャトレ座  ]

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作曲 オッフェンバック 初演 1867年4月12日、ヴェリエテ劇場(パリ) 設定 1720年頃、ジェロルスタン大公国(架空の国) 登場人物 女大公殿下(MS) フリッツ…大公国の兵士(T) ヴァンダ…フリッツの恋人(S) ポール殿下…女大公殿下の婚約者(T) ピュッ...... [続きを読む]

受信: 2006/03/08 00:34

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