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2006年2月

2006/02/28

ヒデーーー!!

親善試合
ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-2 日本

6月にW杯本番でブラジルと試合を行なうドルトムントのヴェストファーレン・シュタディオンでの一戦。ま、いろいろと言いたいことはありますが、とりあえずこれしかないでしょ。

ヒデーーーッ!!よく決めたーーー!!

さすがは日本の王様です。
俊輔もGood Job!

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追記:日本代表の問題点に関しては、もういろんなブログで出し尽くされていると思います。そこで私としましては、冷静に、かつ控えめに、3つの課題だけ取り上げさせていただきます。

(1)攻撃の役に立たない三都主は要らない。

(2)ディフェンスでも役に立たない、つうか、足を引っ張ってばかりいる三都主なんか絶対的に要らねえ。

(3)いつまで三都主なんて使ってんだよぉ、ジーコ!ごるぁあ、いいかげんに目を覚まさんかいいいいっ!!

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『ルスランとリュドミラ』(キーロフ歌劇場)

dvd-ruslan_and_lyudmila DVDライブラリーより。

グリンカ作の全5幕のオペラ。

前年の1994年にワレリー・ゲルギエフの抜擢により、マリインスキー劇場の『フィガロの結婚』、スザンナ役でデビューしたばかりのネトレプコが、ここではリュドミラを歌っている。共同制作元のサンフランシスコ歌劇場にもこの年、同役で出演をはたし、大成功。彼女の国際的なキャリアがスタートした記念すべきプロダクションだ。目を見張るほどの可愛らしさはいいとして、歌のほうはさすがにまだ硬い。音程も安定せず、声の通りにもムラがある。その初々しさを味わうべき映像か。ラトミールの奴隷であるゴリスラーヴァを歌う先輩ゴルチャコーワのほうは貫禄十分。雰囲気たっぷりの舞台もいかにもキーロフらしい。

★★★

ゴリスラーヴァ:ガリーナ・ゴルチャコーワ
スヴェトザール:ミハイル・キット
リュドミラ:アンナ・ネトレプコ
ルスラン:ウラディーミル・オグノヴェンコ
ラトミール:ラリーサ・ジャチコワ
ファルラフ:ゲンナジー・ベズベンコフ
ほか

バレエ:キーロフ歌劇場バレエ団
合  唱:キーロフ歌劇場合唱団
管弦楽:キーロフ歌劇場管弦楽団
指  揮:ワレリー・ゲルギエフ
美  術:ティエリー・ボスケ
演  出:ロトフィ・マンゾウリ
共同制作:サンフランシスコ歌劇場

[  収録:1995年2月、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場  ]

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2006/02/26

聖火台の火が消える・・・

torino2006最終日

数々の興奮と感動のドラマを生んできたトリノ・オリンピックも、とうとう最終日を迎えました。聖火台の火が消える日ってのは、やはりどこか寂しいものです。

結局このブログではほんの僅かしか記事を出せませんでした。だって、どれもこれもメッチャオモシレー状態で、とても一本一本記事を書いているヒマなどなかったからです。開会式はもちろん、アルペンもノルディックもジャンプもモーグルもスノボーもクロスカントリーもスピードスケートもショートトラックもボブスレーもリュージュもスケルトンもカーリングもエアリアルもバイアスロンもアイスホッケーも、そしてもちろんフィギュアも、みんな思いっきり満喫させていただきました。選手のみなさん、お疲れ様でした。そして、存分に楽しませてくれて、本当にありがとうございました。

残すはクロスカントリー男子50kmフリーとアイスホッケーの決勝かあ。アイスホッケーなんて、決勝がフィンランドとスウェーデンの顔合わせになろうとは、大会前に誰が予想し得たでしょうか?私の予想も大外れ。でも、今ならフィンランドの金と予想します。これがサッカーならスウェーデンの圧勝なんだろうけどね(笑)。さて、どうなりますか。そして締め括りは"お楽しみ"閉会式。最後まで楽しませていただきますよ!そして、もうすでに、バンクーバーが待ち遠しいぞ~!!

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追記:アイスホッケー 男子決勝
     フィンランド 2-3 スウェーデン 

う~ん、最後まで予想が外れたなあ。勝てば初めての金メダルだったフィンランドは、ちょっと力みが出てしまいました。それにしても、追いつ追われつの物凄いゲームでした。面白かったあ!スウェーデン、1994年リレハンメル大会以来となる2度目の金です。おめでとう!
       

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2006/02/25

バルサ、チェルシーに先勝!

UEFACLチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1st-leg
チェルシー 1-2 FCバルセロナ

いやあ、オリンピックも見なきゃアカン、サッカーも見たい、オペラ・レヴューも滞ってる、というわけで、猫の目も借りたい今日この頃ですが、やっとこの試合を見ることが出来ました。チェルシーvsバルサ!昨年に続く因縁の一戦です。はたしてバルサの雪辱はなるか?モウリーニョとライカールトの両監督はまたモメるのか?(笑)いろいろと興味の尽きない一戦です。

チェルシー・ホームのこの1st-leg。まずはチェルシーが先制攻撃を仕掛けます。それも試合開始前から・・・。ゲーム前にピッチに8時間かけて水を撒いた!?おかげでピッチは大量の水を含み、ぬかるんだ状態に。バルサの華麗なパス回しを封じようということですな。姑息だな、チェルシー!でも、モウリーニョらしいや(笑)。

というわけで始まった試合ですが、それでもやはりバルサは攻撃で魅せてくれます。攻めるバルサ、守るチェルシー。両者の特徴がよく出た、展開の速い攻防が繰り広げられます。見応え十分です。バルサの攻撃の中心は当然ロナウジーニョなんですが、右サイドのメッシも非常に有効でした。メッシの俊敏な動きを抑えるのに、四苦八苦する対面デルオルノ。たまらず32分にはスパイク裏を見せるキックを見舞い、続けて37分、体当たりでメッシを止めたところで、レッドカード、退場です。チェルシー、苦しくなりますが、前半はなんとか0-0で乗り切ります。

後半開始から、モウリーニョはクレスポに代えてドログバを投入。そして試合は意外な形で動き出します。59分、チェルシーのFKのチャンス。ランパードが左サイドからゴール前に入れたボールが、止めようとして前に出たGKビクトル・バルデスの目の前で、カバーに入ったモッタの足に当たってゴールへ。オウンゴールでチェルシーが先制です。

目には目を。72分、今度はバルサのFKのチャンス。やはり左サイドからロナウジーニョが蹴った変化するボールがイナバウアー状態でクリアに入ったチェルシーのDFテリーの頭に当たり、そのままゴールへと吸い込まれました。今度はバルサがオウンゴールで同点に追いつきます。

そしてこの試合の決着は、バルサのバルサらしい攻撃から生まれます。80分、ハーフウェイ・ライン付近右寄りの位置からボールを持って駆け上がったロナウジーニョが左サイドのラーションを使います。そしてDFを弾きつけたラーションが後ろのマルケスへボールを戻し、そこから逆サイドへクロス。これをエトーがジャンプ一番頭で合わせて、ゴール。チェルシーDFを左右に揺さぶって決めた、美しいゴールでした。バルサ、勝ち越し。一人少ないチェルシーに、これを跳ね返す力はもう残っていませんでした。

モウリーニョ、就任以来初となるホームでの黒星、バルサの先勝という結果になったわけですが、何事もなく終わるわけはありません。舌戦はいつもどおりですが、さらに、怒ったチェルシー・サポが試合後、デルオルノを退場させた主審に対する死の脅迫文をネットに掲載するという騒ぎが起こっているようです。去年もあったよね、同じことが。フーリガンの国は怖いねえ。またなにかペナルティが課されるんだろうな、チェルシー・・・。2nd-legも、ただじゃすまない?

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サッカーの実況にもいろんな人がいますが、J SPORTSの(なのかな?)倉敷保雄さんはオモロすぎて好きだなあ。このゲーム前半、ランパードが自陣内でボールを持った相手選手をファールまがいのタックルで倒しておきながら、見逃してもらい、また回ってきたボールをすかさず大きく展開しようとしたパスがレフェリーに直撃。すると、

倉敷氏:「なんと、アドバンテージを取ってもらった審判に、
      恩をあだで返すようなランパード!!」

・・・爆笑。

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2006/02/24

『トゥーランドット』(ソフィア国立歌劇場)

*荒川静香選手、金メダルおめでとう!

dvd-turandot-sofiya DVDライブラリーより。

ブルガリアのソフィア国立歌劇場の来日公演の映像。舞台中央に中国風の紋様が入った小ぶりの円形舞台、その奥左右にジグザグ状の通路が上に伸び、真ん中の宮殿へと繋がっている。来日公演らしい、コンパクトにまとまった瀟洒な舞台だ。日本では知名度の低い歌劇場ということもあって、集客のためにリューに佐藤しのぶの起用ということになったのだろうが、その馬鹿馬鹿しいほどの紋切り型の演技、演出には唖然とする。全体が薄暗い舞台なのに、彼女の周りだけは妙に照明が明るい。そこまでやるか、普通?(笑)
ディミトローヴァのトゥーランドットといえば、20年以上前のアレーナ・ディ・ヴェローナの映像で堪能した記憶があるが、さすがにもう衰えが目立つ。音程もふらつき気味だ。対するカラフのツヴェターノフは張りのある伸びやかな歌唱を披露していて、なかなか見事。プロイエッティの指揮がやや淡白なのがちょっと残念か。

★★★

トゥーランドット:ゲーナ・ディミトローヴァ
カラフ:ボイコ・ツヴェターノフ
リュー:佐藤しのぶ
ティムール:ニコラ・ギューゼレフ
ピン:セヴェル・バルネア
パン:ニコライ・パヴロフ
ポン:ミレン・ボシュコフ
皇帝アルトゥム:ボリス・ボグダノフ
役人:ストイル・ゲオルゲエフ

合  唱:ソフィア国立歌劇場合唱団、TOKYO FM少年合唱団
管弦楽:ソフィア国立歌劇場管弦楽団
指  揮:ジョルジョ・プロイエッティ
美術・衣裳:ヨアンナ・マノレダキ
演  出:プラーメン・カルターロフ

[  収録:2000年12月11日、東京文化会館  ]

*村主章枝選手も4位入賞おめでとう!素晴らしかったです。

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2006/02/22

インド戦~得点ラッシュ?いや、ミスの嵐

アジアカップ予選
日本 6-0 インド

2桁得点でもしてくれるかと思っていたけれど、期待外れでした。

日本の先発はGK川口、4バックが左から山都主、宮本、中沢、加地、ボランチに小野、福西、攻撃的MFに長谷部と小笠原、そして2トップが久保と巻。対するインドは5バックという恐ろしく守備的布陣です。

力の差歴然のこの試合、前半開始から当然圧倒的に日本がゲームを支配しますが、なかなか攻撃が噛み合いません。サッカーにミスはつきものですが、本当につまらないミスが続出します。パス・ミス、トラップ・ミス、コンビネーションのミス、そしてシュート・ミス・・・。ひとつひとつのプレーが雑なんですよね。正確性、精度が足りない。守りを固めたチームを前にして、こんな調子では埒が明きません。逆にインドがカウンターから攻め込んで、左サイドから中央にクロスが入り、"インドのベッカム"、バイチュンが走り込んでそれに合わせる寸前までいくという恐ろしいシーンがありました。が、一歩届かずボールが素通りして、事なきを得ます。

得点がようやく入ったのは32分。小野が後ろからオーバーラップをかけてインドのゴール前へ走り込みますが、小野へのボールは繋がらず、インドのDFがクリアします。そのボールが浮き上がり、落ち着かないところをインドの選手が頭でGKにバックパス。このボールが短くなって、前に残っていた小野が足で押し込みました。要するに明らかなインド側のミス。前半はこの1点だけでした。あっ、あとそうそう、前半終了間際、福西のミドルシュートが前にいたインドの選手の大事なところを直撃して、そのままうつ伏せにくず折れて悶絶するという珍場面がありました。こういうところは精度が高いんだよね(笑)。

後半、インドの選手の足が止まります。というわけで、やっとスペースが空き放題になってきたところを日本が攻め込み、ゴール・ラッシュが生まれます。以下、簡単に羅列。

*57分:中央の小野が右サイドの加地を使い、また戻ってきたボールを小野がフリーで走り込んできた長谷部へ渡し、シュート。これが前にいた巻の身体に当たって、ゴール。
*67分:右CKを福西が頭で合わせる。
   選手交代(71分)小野→遠藤、宮本→茂庭
         (75分)巻→佐藤
*78分:久保と佐藤のワンツーが決まり、抜け出した久保が飛び出してきたGKの頭越しに浮かしたシュートを左足で決める。
*82分:エリア内右サイドでボールを受けた佐藤が左足でゴール右隅にシュートを流し込む。
*93分:エリア内でボールを回し、最後久保が左足でシュートを決める。

というわけで、前半の空回りもなんのその、終わってみれば6-0の完勝。しかし、その怒涛の後半にしたって、何度絶好のチャンスでシュート・ミスを犯したことか。ゴール目前でフリーで流し込めばいいだけの小笠原はバタバタ慌てふためいて失敗し、これまたどフリーの至近距離からのチャンスで久保はポストを直撃、etc。こういう絶好機を確実に決めていれば、2桁得点も夢ではなかったのに・・・。まあ、2桁云々はまったく余計な話ですが、ワールドカップの厳しい戦いの中では、こういう降って湧いたようなチャンスを決められるかどうかで、その勝敗が左右されるものです。決定機でのミスは命取りになるということです。全部は無理だろうから、せめてそこだけは精度を高めてほしいものです。

日本代表、次は海外組が合流して、28日、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦@ドルトムントです。

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全然話は変わりますが、トリノ・オリンピック期待の種目で信じられない凡ミス演技をした日本のとある選手が、試合後、テレビのインタビューを受けて、「でもぉ、この舞台で滑れるということわぁ、自分に誇りをもっていいと思うことだしぃ・・・」なんて喋っているのを聞いて、ブチ切れました。サッカー日本代表の諸君、ああはなるなよ!

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2006/02/21

松井大輔、パリへ行く

ligue1 フランス・リーグ1 第27節
パリ・サンジェルマン 0-1 ル・マン

ル・マンがとうとうパリのパルク・デ・プランスに登場しました。このスタジアムは規模といい雰囲気といい、やはりリーグ1では別格です。昇格組のル・マンにとっては、まさに晴れの舞台といっていいでしょう。その中で、GKのポジションには前の試合を欠場したプレが復帰しました。そして先頃1月のリーグ1最優秀選手に選出されたばかりの松井は1トップのフォレの下、司令塔の位置で先発出場です。対するパリ・サンジェルマン(以下、PSG)はパウレタの1トップ。カルーはベンチ・スタートになりました。

立ち上がりから松井が積極的に仕掛けます。そして3分、PSG陣内でボールを持って右サイドを駆け上がろうとしたところをエムバミに倒されて、ファールを貰います。このFKがゴール前に入ったところで、PSGのDFロゼフナルがハンドを犯してしまい、ル・マン、PKを獲得。これをフォレが落ち着いて決めて、ル・マン、早々と先制です。

当然PSGもドラソー、ロテンなどの組み立てによって攻め込みますが、GKプレの好守の前に沈黙します。パウレタやロテンの放つシュートも枠を外したり、プレの正面をついてしまいます。ル・マンも追加点を狙って攻撃の手を緩めず、松井が右サイドからセンターに入れたクロスにフォレが頭で合わせるというシーンもありましたが、GKアロンゾに防がれます。前半、ル・マンの1-0。

後半に入ってPSGはドラソーに代えて、カルーを投入。攻勢に出ますが、ル・マンの必死のディフェンスをどうしても崩せません。せっかくのチャンスもパウレタとカルーの息が合わず、フイにしてしまいます。カルーはフリーのシュートまで決め切れません。ル・マンのほうは運動量も落ちることがなく、たびたびカウンターからPSGのゴールを脅かしますが、こちらも決めるには至りません。足に不安を抱えている松井はイエローカードを貰ったということもあって、68分にキウミエントと交代します。

終盤、PSGがル・マンのゴール前でボールを押し込み、クリアされる前に一瞬ゴールラインを超えたかのように見えた場面もありましたが、これもノーゴール判定。ロスタイムにはパウレタがエリア内で競ってDFに倒されたようにも見えましたが、これまたノーファール。結局試合はこのまま終了しました。

ル・マン、パルク・デ・プランスで堂々の勝利。PSGをかわし、ついに5位に浮上です。

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2006/02/20

カーリングが熱い!

torino2006

カーリング 女子1次リーグ

マリリンに夢中!

方向がいきなりズレました。すいません。さて、オリンピックでしか見る機会のない競技(選手のみなさん、ゴメンナサイ)ですが、カーリングって、見はまると、これがなかなか面白いですね。互いの駆け引きも見応えがあるし、ゆっくりと進むストーンの行方も実にスリリングです。

日本チームも調子を上げてきて、強豪のカナダや前回金メダルのイギリスを破るなど、準決勝進出を目指して大奮闘中。ちょっと微妙な位置だけど、まだ望みはあります。今日行う1次リーグ最後の2試合(対イタリア、スイス戦)は、当然連勝するのが最低条件です。みんなで日本チームを応援しましょう!

頑張れ、マリリ~ン!(←結局ズレている。)

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追記-1:イタリア 4-6 日本
         
4-4で迎えた第10エンド(しかも不利な先攻)で決着!
       小野寺、しびれたよ~!スイス戦も頼んだぞ~!

追記-2:スイス 11-5 日本
         
残念ながら、ギブアップで敗戦。スイスは強かった・・・。
      日本、準決勝進出ならず。でも、よく戦ってくれました。拍手! 

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『ジェロルスタン大公妃殿下』(シャトレ座)

dvd-gerolstein DVDライブラリーより。

オッフェンバック作のオペレッタ。

『天国と地獄』『美しきエレーヌ』に続くミンコフスキとローラン・ペリーのコンビによるオッフェンバック・シリーズ第3弾。元々は18世紀前半の話ですが、今回は20世紀前半の設定になっています。幕が開くとそこは白煙たなびく戦場。その煙が消え去ると、舞台一面に軍隊の兵士たちが多数死んだように横たわっています(・・・なんだか、メルビッシュの『チャールダーシュの女王』みたい)。奥の一人の兵士が起き上がり、他の兵士たちの間を縫ってよろよろと歩き回り、持っていた瓶の栓を開けると、それを合図に全員が起き上がり、話は動き出します。ミンコフスキの快調な音楽や、ローラン・ペリーの歯切れのいい演出はいつもどおりですが、話が戦時ものということもあって、トーンは抑えめで、漫画チックな諧謔性で溢れかえっています。お付きの者たちに背の丈2倍ほどの額縁の絵を持ち運ばせて、それを背景にして登場してくる妃殿下のフェリシティ・ロット、軍体調なんだけどカッコよくない(?)兵士たちの動き・・・カリカチュアライズはいいんですが、一本調子なのでだんだん飽きてきます。というわけで、最後は幕間にお馬鹿なマイム劇を挿入して、なんとか間を繋ぐあたりに苦心の跡が・・・(笑)。
キャストはいつものメンバーが揃っているので、掛け合いの息もピッタリ。ロット、ブロン、ル・ルー、ユシェといった面々が伸びやかに歌い、かつ生き生きと演じ、そして踊ります。ロット、相変わらず楽しそう・・・。

★★★

ジェロルスタン大公妃殿下:フェリシティ・ロット
フリッツ:ヤン・ブロン
ヴァンダ:サンドリー・ピオー
ブン大将:フランソア・ル・ルー
ピュック男爵:フランク・ルゲリネル
ポール殿下:エリック・ユシェ
グロック男爵:ボリス・グラッペ
ネーポムク:アラン・ガブリエル

合  唱:ルーヴル宮音楽隊合唱団
管弦楽:グルノーブル=ルーヴル宮音楽隊
指  揮:マルク・ミンコフスキ
振  付:ローラ・スコッツィ
美  術:シャンタル・トマ
照  明:ジョエル・アダム
ドラマトゥルグ:アガテ・メリナン
演出・衣裳:ローラン・ペリー

[  収録:2004年12月、パリ・シャトレ座  ]

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2006/02/18

フィンランド戦~こんな勝利になんの意味が?

親善試合
日本 2-0 フィンランド

日本に戻っての仮想オーストラリア・クロアチア戦@静岡。居並ぶフィンランド・チームの選手を見ると・・・で、で、でけえ!フィールド・プレーヤーの平均身長が188cmもあるそうです。こりゃ攻守にてこずりそうだな!

日本の先発メンバーはGK川口、3バックが中沢、宮本、坪井、ボランチに小野、福西、左サイド村井、右サイド加地、トップ下に小笠原、2トップが久保と巻。というわけで、やったあ!ついに山都主外してくれたよ、ジーコ!どんな選手だか全然知らんけど、頑張れ、村井!(笑)

ということで試合が始まりましたが、フィンランドはまったく見掛け倒しのチームでした。そりゃ、たまには攻めてくるけれど、単発で、クロスも精度なし。チェックも甘く、引き篭もって守りを固めるだけ。まあ、アウェイの戦い方としちゃ間違っていないんだけど、そんなサッカーやられちゃ、今の日本にはなんの意味もないんだよね。でも、そんなフィンランドを日本は攻めあぐねます。コンパクトになるのはいいんだけど、久保の飛び出しを狙って放り込みサッカーをやっては失敗の繰り返し。ならばとサイドを突いてみても、1対1で相手がデカすぎて、抜けません(笑)。巻は巻でターゲット・マンとして頑張りますが、そこから好機に繋がりません。というか、日本、全然シュートを打てません。

30分辺りからようやく小野や小笠原とのコンビネーションが生まれだし、村井や加地がサイドから好機を作ったりしますが、やはり上手く行かず、中沢からのスルーパス(×2)を受けた久保がようやくシュートを狙っていきますが、DFやGKに抑えられます。前半0-0。

後半冒頭、フィンランドのDFの集中力が一瞬途切れます。48分、フィンランド陣内での加地のスローイングで小笠原が右サイドを突破し、センタリング。これをニアサイドに走り込んでいた久保が左足でチョコンと合わせて、ごっつぁんゴール。日本、ようやく得点を入れます。さらに57分、今度はフィンランドのGKがちょっと前めに出ているのを確認した小笠原が、ハーフウェイライン手前から、つまり、自陣内からロングシュート。これが、飛んで、飛んで、GKの伸ばした手の上を通り過ぎて、ゴールの中に吸い込まれました。日本、信じられない2点目。

この後、ジーコは選手交代しながら試合を進めましたが(72分:巻→佐藤、村井→山都主、76分:加地→駒野、85分:久保→本山)、次々と攻め込みはするものの、追加点は上げられず、試合のほうは結局このまま終了しました。

というわけで、日本代表2006年初勝利!・・・なんて、祝ってる場合ではありません。得点は2点とも相手の凡ミスから生まれたようなもの。それ以外も攻め続けましたが、結局は流れの中からもセット・プレーのチャンスからも、まったく得点を奪うことが出来ませんでした。巻も村井もよく動いたし、小野は安定したプレーでチームを支えていたし、途中出場の佐藤、駒野のサンフレッチェ・コンビもよく頑張っていました。が、個人を誉めてもしょうがありません。個人競技じゃないんだから。チームとしての成熟度の低さを曝け出した一戦だったのではないでしょうか。こんなことでいいのか、ジーコ?

日本代表、次は22日、アジアカップ予選のインド戦@横浜です。

P.S. とはいえジーコ、今後も村井でよろしくね(笑)。

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リヨン、復調か?

ligue1 フランス・リーグ1 第27節
リヨン 3-1 ナント

このところ3試合連続ドローと白星から遠ざかっているリヨンが、ホームに12位ナントを迎えました。

この試合、骨折で長らく戦列を離れていたDFアビダルが復帰。そして2トップにはフレッジとベンゼマが入りました。このところの得点力不足と、来週のチャンピオンズリーグのゲームとを睨んだウリエ監督の采配です。そしてやはり最近精彩のないプレーが続いていたジュニーニョが、この試合では開始直後から気合の入ったプレーを披露します。

先制点はそのジュニーニョのFKから。9分、エリアのすぐ外、やや右寄りの位置から蹴ったジュニーニョのFKが壁の外側を巻いて、ゴール右隅に直接吸い込まれました。リヨン、先制。さらに35分、今度は左サイドからのジュニーニョのFKがゴール前に入り、ナントがこれをクリアしきれず、最後ディアラが押し込みます。リヨン、2点目。

リヨンのディフェンスのほうはセンターバックのクリスが安定しているため、ナントに付け入る隙を与えません。これが攻撃陣にもリズムと余裕を与えます。前半終了間際、2列目から駆け上がったジュニーニョと前線のフレッジの間で見事な連係が決まり、最後ナントのDFを置き去りにしてジュニーニョがシュート。が、ここはGKにセーブされました。前半2-0。

後半に入って先に点を入れたのは、やはりリヨンでした。57分、ジュニーニョの右CKからの攻撃で、ボールが回って左サイドから中央に入ったボールをクリスが空振り(かすったけど)。その先にいたフレッジが押し込みました。リヨン、3-0。これで完全に勝負あった、です。その後、74分にナントのディアロにバックヘッドで1点決められましたが、大勢に影響なし。ウリエ監督はジュニーニョなどの主力をベンチに下げて、余裕の体制でゲームを締めくくりました。

リヨン、久々の勝利。ジュニーニョも復調し、いよいよチャンピオンズリーグ、因縁のPSVとの一戦を迎えます。

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2006/02/17

『人間の声』(シャトレ座)

cd-norman DVDライブラリーより。

プーランク作のモノオペラ。台本はジャン・コクトー。

「パリ・シャトレ座プロジェクトⅠ」から。「人は愛するために 心の鳥に火をつけた」というジャン・コクトーの一文から始まる。斜めに組み合わされた二面の白い壁の前にソファ、サイドテーブル、スツールだけが置かれている。ノーマンが腰を下ろしているソファの横のサイドテーブルの上には水差しとコップ、そして薬瓶が並び、ソファの前のスツールの上には電話が。その電話の受話器を取ったノーマンが男との会話の中で極限状態に追い詰められ、狂気の度合いが深まるにつれ、後ろの壁が真ん中から開き、そこが赤い壁に変わっていく。最後は一面が真っ赤になった舞台の中で、ノーマンがついに崩れ落ちる。『期待』同様、シンプルな構成でノーマンの圧倒的な歌唱を際立たせる秀逸なステージだ。

★★★

ソプラノ/ジェシー・ノーマン

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指  揮:アルトゥーロ・タマヨ
美  術:アンドレ・ヘラー
衣  裳:アネット・ボファイ
照  明:ギュンター・イェックレ
演  出:アンドレ・ヘラー

[  収録:2004年5月24日、東京文化会館 大ホール  ]

*画像はこの公演とは関係ありません。

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2006/02/16

アズーリ、善戦するも・・・

torino2006アイスホッケー 男子1次リーグ
イタリア 2-7 カナダ

1次リーグ初戦。女子は0-16でカナダに大敗したイタリアですが、男子はそこそこ善戦しました。第2ピリオドの頭までは・・・。

イタリアのアイスホッケー代表チームはサッカー同様"アズーリ(Azzurri)"と呼ばれます。イタリア語で「青」を意味する"アズーロ(Azzurro)"の複数形。というわけで、ユニフォームは当然地中海ブルー。プレースタイルもサッカーと似ていて、堅いディフェンスが売り、だそうです。たしかに王者カナダを向こうに回し、パワープレーでの1失点だけに抑えた第1ピリオドはそれもなるほどと思わせる出来でした。そして第2ピリオド冒頭、逆に自分たちのパワープレーのチャンスを生かしてゴールを決めて、1-1の同点にしたところまではまことにあっぱれな戦いぶりでした。

が、これでエンジンが掛かっていなかったチーム・カナダの目が覚めました。そこから怒涛の攻撃で、あれよあれよという間に第2ピリオドだけで5連続ゴール。さすがに技術が違います。その後イタリアも1点を返しますが、第3ピリオドにもカナダがしっかり1点を決め、終わってみれば2-7。やっぱりカナダは強えっす。アズーリ、よくやったほうかな?

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2006/02/15

松井大輔、復帰!

ligue1 フランス・リーグ1 第26節
ル・マン 2-0 ニース

前節のソショー戦で左足首を痛めてしまった松井ですが、ミッドウィークに行われたリーグカップ準決勝のナンシー戦を欠場しただけで、この試合からまた復帰しました。先発は左ウィングの位置です。ル・マンの1トップはフォレ。そしてGKにはプレが自動車事故に遭ったとかで、この試合ではロシュが入りました。

痛みはまだ残っているそうですが、松井の動きはまずまずです。左足のキックも問題なし。前半からセンタリングやシュートをこの左足で普通に放っていました。試合は前半はニースのほうが優勢。ニースは今年に入って無敗(リーグカップも決勝に残って、ル・マンを破ったナンシーと対戦します)と好調なのですが、それもなるほどと思わせる積極的な動きを見せます。が、得点は生まれず、前半は0-0。

後半頭からル・マンはキウミエントに代えて、バングラが入ります。そして、ペースが落ちてスペースが空きだしたニースを攻め込んでいきます。61分、左サイドからボナールが上げたセンタリングをファンショーヌが身を倒しながら頭で合わせて、ゴール。ル・マン、先制です。さらに66分、DFのセルダンが自陣内中央から縦に出したパスをフォレがヒールで前へ送り、これを走り込んだバングラがニースのDFと競り合いながらも見事シュートを決めます。ル・マン、2点目。

その後、危なげなくニースの攻撃を封じ、ル・マン、快勝。松井もフル出場を果たしました。これで勝ち点を39にまで伸ばしたル・マン(暫定7位)、次節はアウェイで勝ち点40の暫定5位、パリ・サンジェルマンとの対戦です。

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2006/02/14

チェルシー、ボロにボロ負け

premireleague プレミアリーグ 第23週
ミドルスブラ 3-0 チェルシー

1月にアーセナル相手に0-7という屈辱的スコアで大敗してしまったミドルスブラ(愛称=ボロ)が、驚くなかれ、よりによってあのチェルシーに完勝してしまいました。サッカーって、分からんねえ・・・(ちなみに、アフリカ・ネーションズカップは終わりましたが、ドログバはまだ復帰していません)。

ピッチ・コンディション不良の中でのゲーム(ピッチまでボロ?)。この悪条件がチェルシーに思わぬ誤算を次々と生み出します。誤算その1。開始わずかに2分、チェルシーの自陣内でのスローイングをミドルスブラがカット。ボールを繋いで、最後ロッケンバッキが放った低いシュートがGKツェフの脇の下をかいくぐって、ゴールへと吸い込まれます。ミドルスブラ、先制。

さらに誤算その2。17分、4バックのDFの中で左サイドバックを務めているギャラスが右足ハムストリングを痛めて、ピッチを後に。ギャラスの位置には控えの選手がいないため、MFのエッシェンが下がって対応します。

その後、なんとか落ち着きを取り戻し、チェルシーが得点を狙いにいっていたのですが、前半終了間際の45分(誤算その3)、ミドルスブラにゴールキック一本で攻め込まれ、ペナルティ・エリアに左サイドから入ったばかりのところからダウニングにシュートを決められます。前半、ミドルスブラの2-0。

後半開始からモウリーニョ監督は、ジョー・コールと右サイドバックのジェレミに代えて、ショーン・ライト=フィリップスとカールトン・コールのFW二人を投入。攻撃的な姿勢でチームに活を入れます。ところが点を入れたのはまたしてもミドルスブラでした(誤算その4)。68分、再びゴールキックからチャンスを掴み、ボールを持ったヤクブがエリアの中で目の前にいたセンターバックのジョン・テリーをフェイントで振り切って、あっさりゴール。ついに3-0になります。テリーは足の踏ん張りがまったく利きませんでした。

その後はもう、やることなすことチェルシーはまったく上手くいかず、ただ無為に時間を費やすだけ。そのまま試合終了のホイッスルを聞くこととなりました。

チェルシー、まさかの完敗。こんな試合を見ることになるなんて、本当ビックリです。

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『期待』(シャトレ座)

cd-norman DVDライブラリーより。

シェーンベルク作のモノオペラ。

「パリ・シャトレ座プロジェクトⅠ」と銘打って東京で行われた公演のライブ映像。プーランクの『人間の声』との組み合わせ上演だった(ちなみに、このプロダクションのシャトレ座での初演は2002年10月)。「また光に近づくのか? 闇が焦がした翼を癒やすために?」というシェーンベルクの『ヤコブのはしご』の一節が幕に浮かんだところから始まる。闇が支配する怪しい舞台。その中でノーマンが凄みのある歌唱を披露している。意識下の錯乱した世界を描き出す音楽の展開に合わせて無機質的なセットが突如照明で浮かび上がったりするが、見せ方としては効果的だ。ラストもまた舞台中央に光のオブジェが現われて、眩いほどに光量が上がったところで突如終わる。音楽と舞台が緊密に結び付いた、光と闇が交錯するシンプルだが濃厚なステージ。

★★★★

ソプラノ/ジェシー・ノーマン

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指  揮:アルトゥーロ・タマヨ
美  術:ミンモ・パラディーノ
衣  裳:アネット・ボファイ
照  明:ギュンター・イェックレ
演  出:アンドレ・ヘラー

[  収録:2004年5月24日、東京文化会館 大ホール  ]

*画像はこの公演とは関係ありません。

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2006/02/13

ランスへの旅

ligue1 フランス・リーグ1 第26節
ランス 1-1 リヨン

このところ白星から遠ざかっている首位リヨンが、ランスの地でまた大苦戦してしまいました。最近のリヨンには以前のようなコンビネーションの冴えが見られません。運動量自体も少なく、頼みのジュニーニョの調子も下降気味。ゲームはホームのランスが優勢に進めます。

それでもリヨンもなんとかディフェンスが持ち応え、0-0のまま後半に。が、55分、ハーフウェイライン付近からリヨンのDFのフラットなラインの隙間にパスが入り、これで右からジュシエが抜け出して、シュートがGKクペの左側を破ります。ランス、ついに先制です。

リヨンも反撃に出るのですが、やはり噛み合わず、時間の経過とともに次第に放り込みサッカーに陥っていきます。一度右サイドから上げたベンゼマのクロスをビルトールがダイレクトボレーで合わせるというシーンがありましたが、GKイタンジュにセーブされてしまいます。

そして試合はロスタイム(2分)。敗色濃厚なリヨンでしたが、92分、センターサークルの中からティアゴが前方に放り込んだボールをクリスが頭で前線のゴヴへと繋ぎ、ゴヴがこれを右にはたいたところに走り込んだビルトールが右足一閃。これがゴールネットに突き刺さり、リヨン、土壇場で同点に追い付きました。

勝利寸前だったランスにとっては、悪夢のロスタイムとなってしまいました。リヨン、これで3試合連続ドローです。

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2006/02/12

上村愛子は凄い!

torino2006 女子モーグル

期待の上村愛子はメダルに届かず、5位に終わりました。でも、凄えよ、上村。プレッシャーのかかる一本勝負の予選から、ためらうことなく大技3Dを繰り出して、そしてものの見事に決めちゃうんだから。決勝でももちろん成功、あのエアだけなら間違いなく金メダルでしたね。

3大会連続入賞というのも素晴らしいです。彼女は長野五輪当時からの人気者だけど、別競技のどこぞの誰かみたいに浮つくことなく、一貫して真摯にスキーに打ち込んでいるし、またインタビューなどの応対を聞いていても、どこぞの誰かみたいに無分別なことをペラペラしゃべることなく、きちんと落ち着いて話すことが出来る。自分を律することが出来る人間なんだよね。素晴らしい選手だと思います。

上村選手、お疲れ様。入賞おめでとう!

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2006/02/11

日本、アメリカに敗戦

親善試合
アメリカ 3-2 日本

サンフランシスコの野球場で行われた日本代表の本年度初戦。対戦相手のアメリカともども海外組は参加していないので、国内組のメンバーによるゲームです。日本の先発はGK川口、3バックに中沢、宮本、田中誠、その両サイドに山都主と加地が入って、ボランチが遠藤と福西、ダブル司令塔で小笠原と小野、1トップに久保という布陣です。

立ち上がりこそ日本が攻め込んで、加地がシュートを放つ場面があったのですが、その後完全にアメリカがゲームを支配しました(ちなみに、日本が前半で放ったシュートはこの加地の一本のみでした)。アメリカは大柄な選手が多いので、どんどんボールを日本のゴール前に放り込んでいきます。これで日本はラインが下がり、司令塔のドノバンを抑えることが出来ません。そしてサイドに生まれたスペースを突かれ、さらにまたクロスを次々と放り込まれます。こぼれ球もアメリカに拾われ、日本がボールを持っても素早くプレッシャーを掛けられるので、まったく展開出来ず、すぐにアメリカにボールが渡ります。悪循環のサッカーです。こりゃ何点取られるか分からんぞ、という雰囲気になってきます。

そして23分、日本陣内に入ったばかりのところからダニバントがゴール前に放り込んだロングボールをトゥエルマンに頭で後ろに落とされ、そこをポープに蹴り込まれます。アメリカ、まず1点。さらに38分、ゴール前中央で簡単にパスを繋がれ、最後デンプシーがゴール。アメリカ、2点目。

後半に入ってジーコは久保と遠藤を下げて、巻と佐藤の2トップにシフトを変更して打開を図りますが、49分、アメリカが右CKからトゥエルマンのヘッドで3点目を入れてしまいます。もうお手上げといった感じ。

ところが、ここら当たりからアメリカのプレスが緩くなり、中盤で日本がボールを繋ぎ出します。54分、福西、田中に代えて、MFの阿部、長谷部がイン。そして60分、小野からの展開で右サイドの加地が中央にクロス。これを巻がダイビング・ヘッドで合わせて、日本、ようやく1点を返します。

66分、今度は小野が下がって、本山がイン。運動量が落ちてきたアメリカですが、それでも時折日本ゴールを脅かします。日本も長谷部、佐藤などが積極的なプレーを見せて、攻撃を続けます。そして、試合終了間際のロスタイム、日本が右CKから中沢がニアサイドで相手選手と競り合いながら執念のゴール。2点目を上げます。が、結局このまま試合終了となりました。

アウェイで2-3だから善戦だ、などとは間違っても言えません。仮想オーストラリアのアメリカに対して、まったくサッカーをさせてもらえなかった前半は大いに問題です。日本を封じるにはこう攻めろ、と、わざわざオーストラリアに教えてしまったようなものです。アメリカは今年これが3戦目で、コンディションが日本より遥かに良かったというのは確かにあるんでしょうが、ワールドカップ・イヤー初戦は大きな課題を生んでしまいました。次は日本に戻って18日、フィンランドとの一戦が待っています。

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出た出たパヴァロッティ~トリノ五輪開幕

torino2006 開会式

華やかな開会式で、いよいよトリノ・オリンピックが開幕しました。最終聖火ランナーは、アルベルト・トンバじゃなくて(彼は最初に登場)、対抗馬の一人と目されていた女子距離スキーの金メダリスト、ステファニア・ベルモンドさんでした。

そしてその後、やっぱり出て来ました、パヴァロッティが。でも、最初にトレードマークの「誰も寝てはならぬ」を歌っている途中、なんとNHKの放送が終了・・・。こ、こ、こ、こらっ、NHK!そこで切るなあああ!放送をやめてはならぬ!

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2006/02/10

ローマ、逆転で8連勝

seriea セリエA 第24節
ローマ 4-3 カリアリ

ローマのホーム・ゲームですが、前々節のリボルノ戦でサポーターが掲げた横断幕が人種差別的内容を含むものだったとかで、ペナルティを受けて中立地、リエーティでの無観客試合になりました。が、こんな面白いゲームをスタジアムで観戦出来ないなんて、ロマニスタ、お可哀想に・・・。

雨模様の中でのゲーム。スリッピーな足元が邪魔になって、ローマは最近見せている流れるようなサッカーが影を潜めます。それでも優勢なのはやはりローマだったのですが、カリアリもカウンター攻撃から活路を見出します。15分、惜しいチャンスを逃した直後、ローマ陣内で相手のパスをカットして再び攻め込み、中央、エリア外からスアソがグラウンダーのシュート。これが前にいたローマのメクセスの足に当たって跳ね上がり、GKドニの頭上を越えて、ゴールに吸い込まれました。0-1。

さらに19分、カリアリのエスポージトが右サイドを駆け上がり、GKとDFの間をめがけてアーリークロスを入れます。これに両者とも届かず、その外側から走り込んでいたランジェッラにボールが通り、シュートを決められます。0-2。このへんはスリッピーな足元を上手く利用したカリアリの攻撃が勝っていました。

これでローマの攻撃に火が付きます。25分、カリアリのペナルティ・エリア内でボールをキープしたトッティが、相手DFを三人ほど引き寄せたところでフリーのペロッタにパス。これをペロッタがダイレクトでゴールに蹴り込んで、1-2。

さらに34分、ローマの左CKをファーサイドでパヌッチが頭で中に折り返し、これをデ・ロッシが飛び込みながら頭で合わせて、ゴール。2-2。ついに同点です。さらに前半終了間際、カリアリのセンターバックのビセラが2枚目のイエローカードを貰ってしまい、退場。カリアリ、10人になってしまいます。

が、後半に入って、引いて守りを固めたカリアリに対し、人数の多いローマのほうが攻めあぐみます。そして、55分、ローマ陣内左サイド、ペナルティ・エリアのすぐ外からのカリアリのFK。コンティが蹴った低い弾道のボールがローマの選手の身体に当たって微妙にコースが変わり、そのままゴールネットに突き刺さりました。2-3。

63分、1点を追うローマは、昨年11月末のゲーム以来故障で戦列を離れていたFWモンテッラを投入します。が、76分、センターバックのボヴォが2枚目のイエローカードで退場、人数が10対10になってしまいます。ところが、これでローマは逆に流れがよくなり、78分、カリアリのエリア内までテンポよく攻め込んだところでカリアリのDFカニーニがトッティのユニフォームを引っ張って倒し、PK。トッティがこれを決めて、3-3。試合は再び振り出しに戻ります。

そして、試合終了間際の90分、ディフェンスを固めるために交代で入ったばかりのカリアリのDFピザーノが、エリア内に侵入してきたアルヴァレスのユニフォームを引っ張って倒してしまい、またもやPK。これを再びトッティがきっちり決めて、とうとう4-3。ローマ、この試合、初めてリードを奪い、そのまま試合終了となりました。

ローマ、難しい試合を制して、これで8連勝。その勢いは本物です。

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さて、いよいよユーヴェの本拠地でのオリンピックが開幕です。日本時間明日未明の開会式、最終聖火ランナーは、やはりアルベルト・トンバでしょうかね。でも、概ねみんな彼だと思っているから、意表をついたビッグ・サプライズがあるかもしれません。さてさて、どうなる?さ、さ、今夜ははよ寝よっと。そうそう、明日は日本代表vsアメリカのサッカーの試合もあるんだね。なんだか影が薄いなあ・・・(笑)。

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『ウリッセの帰還』(チューリヒ歌劇場)

dvd-ulisse-zurich DVDライブラリーより。

20年前にポネルと組んで、この作品の映像を残したアーノンクールですが、今度はグリューバー とのコンビによる上演です。ポネルとグリューバーでは見た目、方向性が真逆。いろいろ作り込んでしまうポネルに対し、グリューバーはシンプルな構図の舞台を使います。青々としたホリゾ ントの背景や石灰質らしき白い壁、そしてその壁や粗目の床に描かれた青を基調とした絵模様などによって、巧みにエーゲ海の小島らしい質感を表出。その中で、ポネル版ではやたらうるさかったアーノンクールも、抑制の効いた落ち着いた音楽を聞かせています。大人になったなあ(・・・20年前から立派な大人?歳取った、ということね)。若手の歌手たちが中心のキャストも張りのある歌唱を披露。とりわけカサロヴァのコントロール自在の歌い回しは見事です(相変わらず目つきがコワイけど)。人形劇仕立ての求婚者たちのシーンなど、いかにもグリューバーらしい遊び心が加わっていますが、ちょっと冗長なのが玉に瑕?

★★★★

人間のはかなさ/ウリッセ:ディートリヒ・ヘンシェル
時/フェアーチ人:ジュゼッペ・スコルシン
運命/ジュノーネ:マルティナ・ヤンコヴァー
愛/ミネルヴァ:イサベル・レイ
ペネーロペ:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
テレーマコ:ヨナス・カウフマン
アンティノオ:ラインハルト・マイア
ピサンドロ/フェアーチ人:マルティン・ツィセット
アンフィーノモ/フェアーチ人:マルティン・オロ
エウリーマコ:ロジェ・ウィドマー
イーロ:ルドルフ・シャシング
メラント:マリン・ハルテリウス
エリクレーア:コルネリア・カリッシュ
エウメーテ:トーマス・モール
ジョーヴェ:アントン・シャリンガー
ネットゥーノ:パヴェル・ダニルク

管弦楽:チューリヒ歌劇場シンティッラ管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
美  術:ジル・アイヨー
演  出:クラウス・ミヒャエル・グリューバー

[  収録:2002年2月28日、3月2・5日、チューリヒ歌劇場  ]

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2006/02/09

チェルシー、リバプールを下す

premireleague プレミアリーグ 第22週
チェルシー 2-0 リバプール

やっと見ました(遅えよ、J SPORTS)。チェルシーはエッシェンが復帰。彼はアフリカ・ネーションズ・カップに行ってたんじゃなくて、故障だったんですね。知らんかった。ということで、チェルシーの中盤には久しぶりにエッシェン、マケレレ、ランパードの三人が揃いました。トップは当然クレスポ。対するリバプールはクラウチの1トップで、その下のジェラードがセンターではなくて、右サイドに入ってプレーしました。これが分からん・・・。

リバプールのベニテス監督はジェラードのキック力を活かして、彼のクロスからクラウチの高さでゴールを狙ったのかもしれません。が、クラウチ封じには自信があるチェルシーにはまったく通用しない戦術です。だいたい、中央でクラウチがターゲットになって、彼が落としたボールを後ろから飛び込んくるジェラードがシュート、っていうのが彼らのパターンでしょ?それがこの布陣ではほとんど使えないんですよね。案の定、リバプールの攻撃にはまったく冴えがなく、チェルシーに落ち着いて跳ね返されます。クラウチの動きも鈍すぎです。

ここのところ失点続きのチェルシーですが、このゲームはこの安定したディフェンスからペースを握ります。前線ではクレスポがDFラインの裏を狙って、さかんに飛び出しを見せます。ゴールの予感が高まっていきます。そして35分、チェルシーの右CKのチャンス。ランパードが蹴ったボールをセンターで競ったカルヴァーリョが頭で前へ流したところを、待ち受けたギャラスが身体を反転させてシュート。これが決まって、チェルシーに先制点が生まれます。前半の終了間際にも右サイドからのランパードのFKをテリーが難しい体勢からヘデイング・シュート。GKレイナが弾いたところをクレスポが押し込み、追加点・・・かと思われましたが、惜しくもオフサイド判定。前半は1-0。

後半に入っても流れは変わりません。センター寄りの位置からジェラードが強烈なシュートを放つ場面もありましたが、チェルシーのGKツェフが必死にセーブします。そして68分、センターサークル内からのランパードのFKをリバプールのDFが頭でクリアしたところをまたチェルシーに拾われて、即座に前線にフィード。これでオフサイドを掛け損なったリバプールのDFラインを突破したクレスポが左からシュートを放ち、2点目が生まれました。

ベニテス監督は後半、ルイス・ガルシアやシセを投入して試合の流れを引き寄せようとしましたが、無駄でした。80分過ぎにはGKのレイナがエリア外でグジョンセンに後ろからカニバサミを見舞い、ついでに詰め寄ってきたロッベンの首元を小突き、ひっくり返らせ(オーバーアクションだけどね)、退場処分。この試合はもちろん(控えGKを入れるためにルイス・ガルシアがアウト)、今後の試合にまで響く、愚かな行為となりました。

チェルシー、プレミア制覇に向けて、大きく前進です。(ほぼ決まり?)

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いよいよ明日10日、トリノ五輪が開幕します。北海道育ちの私には、はっきり言ってたまらない日々がやってきます(笑)。というわけで、「オペラとサッカー」の当"orfeo.blog"は、当面「オペラとサッカーと冬季五輪」の "orfeo.blog"になる可能性大です。いやあ、楽しみだ・・・。

まずは、開会式。どうでもいいけど、やはりパヴァロッティは出て来てしまうのか?そしてやはり相も変わらずイタリア民謡なんぞを歌ってしまうのか?そのへんから注目したいと思います。ね、"orfeo.blog"らしいでしょ?(笑)

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2006/02/08

松井負傷、グラフィッチがデビュー

ligue1 フランス・リーグ1 第25節
ソショー 0-0 ル・マン

ホームで滅法強いソショーと、前々節でやっとアウェイでの連敗を止めたル・マンとの一戦は、互いに積極的に攻め合いましたが、決め手に欠き、スコアレス・ドローに終わりました。

ル・マンはFWデメロが出場停止ということもあって、ブラジル・サンパウロFCから新加入したグラフィッチが初登場。やはりこの冬の新加入組のフォレと2トップを組んでプレーしました。グラフィッチはスピードもあって、ドリブルも上手く、どんどん相手DFの裏を突いてはシュートを狙っていきます。この試合、ゴールこそ上げられませんでしたが(後半途中で交代)、やっとル・マンにストライカーらしい選手が加わった、という印象です。視野も広く、コンビネーション・プレーも上手いようなので、チームに馴染むとかなり面白そうです。

期待の松井は久しぶりに右サイドに入ったのですが、相変わらず豊富な運動量で動き回っていました。が、後半途中、自陣ゴール前でジャンプして相手選手と競ったときに着地に失敗、左足首を捻挫してしまい、リタイア。しばらく休むことになりそうです。心配だなあ・・・。お大事に。

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2006/02/07

『トスカ』

dvd-tosca DVDライブラリーより。

フランスの映画監督、ブノワ・ジャコが撮り下ろしたオペラ映画。クローズアップの多用、流動的なカメラアングル、フラッシュバック風のローマの映像等の挿入・・・なんだか最近、同じようなことばかり書いてるな(笑)。ジャコは冒頭、末尾はもちろん、話の途中にまで度々モノクロの録音風景を差し挟んでいますが、ようするに、「俺はオペラなんぞに安易に同化せんよ」というポーズなんでしょう。といいながら、漆黒の暗闇を背景にして人物を浮き彫りにし、ブライアン・ラージなんて手ぬるいとばかりの超ど級のクローズアップでトスカやスカルピアたちの心理までをも抉り取る。なんともあざといねえ・・・。
主役のカップルは本物の夫婦だし、ライモンディの演技には定評があるし、そしてもちろん歌手としての実力は皆折り紙つきだから、迫真の『トスカ』が生まれそうなもんだけど、白々しい印象が残る映像だ。

音声★★★★
映像★★

トスカ:アンジェラ・ゲオルギュー
カヴァラドッシ:ロベルト・アラーニャ
スカルピア:ルッジェーロ・ライモンディ
アンジェロッティ:マウリツィオ・ムラーロ
教会の番人:エンリコ・フィッソーレ
スポレッタ:デイヴィッド・カンジェロージ
シャローネ:ソリン・コリバン
看守:グウィン・ハウエル

合  唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団、ティファン少年合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指  揮:アントニオ・パッパーノ
撮  影:ロマン・ウィンディング
美  術:シルヴァン・ショヴェロ
衣  裳:クリスティアン・ガスク
監  督:ブノワ・ジャコ
製  作:ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ

[  制作:2001年、フランス・ドイツ・イタリア・イギリス合作  ]

*ブノワ・ジャコ監督にご興味がある方は、CineKen2へどうぞ。
                      (記事番号=637-639)

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2006/02/06

リーグ1、1・2位直接対決

ligue1 フランス・リーグ1 第25節
リヨン 0-0 ボルドー

リーグ1の首位と2位の直接対決はスコアレス・ドローに終わりました。ディフェンス陣に怪我人が続出しているリヨンは、2004年までチームに在籍していたDFパトリック・ミュラー(スイス代表)をスイスのFCバーゼル(中田浩が行ったとこね)から復帰させて、早速このゲームから先発出場させました。無難に守り切ったのですが、またこの試合途中でDFのモンソローが負傷してしまい、アウト。数週間の離脱になるようです。もうすぐチャンピオンズリーグも再開するというのに、痛いなあ・・・。

ゲーム自体はホームのリヨンが優勢。ジュニーニョの得意のFKにマルダやクリスが合わせて、あわやというシーンもあったのですが、決まりませんでした。勝てたゲームなのに、リヨン、またしても勝ち点2を撮り損ないです。最近、こういう試合が続いていますね。

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2006/02/05

マンU、まさかのミステリー

premireleague プレミアリーグ 第22週
マンチェスター・ユナイテッド 4-2 フルアム

またまたマンUが激しい点取り合戦を演じました。前の試合ではファン・ニステルローイがベンチ・スタートでしたが、今度はルーニーがベンチ・スタート。代わりに久しぶりに朴智星が先発出場しました。が、この試合、珍しい出来事が起こります。

まずはまた、得点経過の羅列です。

【ユナイテッド】         【フルアム】
6分:朴
14分:C.ロナウド
                  22分:マクブライド
23分:サア
                  37分:ヘルグソン
86分:C.ロナウド

マンUの先制ゴールは右サイドのネヴィルからボールを受けた朴のシュートが前にいたフルアムのDFに当たってコースが変わり、これでGKが逆を突かれて決まったもの。朴、これがマンUでの初ゴールです。が、珍しいというのはこのことではありません。その後です。C.ロナウドがゴール前絶好の位置からのFKを例によって一発大外し。さらに続けて2度目のチャンスが回ってきたのですが、これがなんと、入っちゃいました・・・。ま、壁の上を越えてゴールど真ん中に収まっただけなんですけどね。というわけで、ロナウドのFKが決まるという世にも珍しい瞬間を目撃することになりました(笑)。

これでマンUのペースで試合が進むのかと思ったのですが、その後フルアムも逆襲。マクブライト、ヘルグソンの2トップにヘディング・シュートを決められるなどして、危うい展開になります。このところ、マンUのディフェンスはどうも安定していませんね。フルアムにどんどん攻め込まれて、惜しいシュートも何本も打たれます。が、最後決着をつけたのがまたしてもロナウドでした。終盤、ファン・ニステルローイのシュートをGKが弾いたところを右サイド角度のないところからゴール。やるときゃやるもんです(笑)。

まあ、誉められた内容のゲームではありませんが、得点はちゃんと取れるんですよね。あとはディフェンスだな・・・。

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『フィガロの結婚』

dvd-figaro-bohm ベーム&ポネル・コンビによるオペラ映画(音声はウィーン、映像はロンドンのシェパートン・スタジオで収録されている)。なんでも見せなきゃ気がすまないポネルが、ここぞとばかりに細かい演出を施し、クローズアップをバンバン活用。挙句に心象風景までご丁寧に挿入して、類まれなオペラ映画を作り上げてしまいました。音声が別録りなので、口の動きも音楽にわざと合わせていない部分があります(・・・早い話が、口を閉じているのに歌が流れてくる、とか)。ちょっと時代がかっていて、原作のボーマルシェの戯曲に見られる封建制社会に対する批判精神も織り込んだりしていますが、そんなことより、ケルビーノのユーイングにビックリ。か、か、か、か・わ・い・い!(爆)伯爵夫人役の若かりしキリ・テ・カナワもなかなかにハマっています。とにかく、フレーニ、フィッシャー=ディースカウ、プライなどなど、錚々たる実力派歌手たちによる競演はさすがに見事です。ベーム&ウィーン・フィルの風格のある味わいもまた素晴らしい。

それにしてもポネルって、セットやカメラばかりに夢中で、人の動かし方がはっきり言って下手ですよね。まるで音楽の流れなど眼中にないみたい。その点、弟子のパスカルのほうが遥かに上手いんだけどなあ・・・。うん?スタッフの中にマーティノティの名前発見(cf. シャンゼリゼ劇場『フィガロの結婚』)。そうか、ポネル組の人だったんですね、彼も。

音声★★★★★
映像★★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
伯爵夫人:キリ・テ・カナワ
スザンナ:ミレッラ・フレーニ
フィガロ:ヘルマン・プライ
ケルビーノ:マリア・ユーイング
マルチェリーナ:ヘザー・ベッグ
バジーリオ:ヨーン・ファン・ケステレン
ドン・クルチオ:ウィリー・キャロン
バルトロ:パオロ・モンタルソロ
アントーニオ:ハンス・クレーマー
バルバリーナ:ジャネット・ペリー

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
チェンバロ:フィリップ・アイゼンベルク
指  揮:カール・ベーム
脚  本:ジャン=ピエール・ポネル、ジャン=ルイ・マーティノティ
セット・デザイン:ジャン=ピエール・ポネル
衣  裳:ジャン=ピエール・ポネル、クリスタ・アーヴァン
演  出:ジャン=ピエール・ポネル

[  制作:1975年12月 ウィーン(音声)、1976年6月 ロンドン(映像) ]

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2006/02/04

マンU、ミスで自滅

premireleague プレミアリーグ 第21週
ブラックバーン 4-3 マンチェスター・ユナイテッド  

前節のリバプール戦を制したとき、マンUが「これで勢いづくかもしれない」なんて書いてしまいましたが(cf. マンU、リバプールを下す)、当たってしまいました。「かもしれない」の部分が(・・・結局、勢いづかなかった、ってことね)。無責任なサッカー・フリークの言うことなんて、所詮こんなもんです(笑)。

最近、カーリングカップ準決勝で対戦したばかり(マンUが勝ち上がり)の両者の対戦は、激しい点の取り合いになりました。とても1点づつ詳細を書く気にはなれないので、得点経過だけ羅列します。

【ブラックバーン】     【マンチェスター・ユナイテッド】
35分:ベントリー
               37分:サア
41分:ベントリー
45分:ニール(PK)
56分:ベントリー
               63分:ファン・ニステルローイ
               68分:ファン・ニステルローイ

マンUにしてみれば、リオ・ファーディナンドとGKファン・デルサールの連携ミスから失った2失点目と、ブラウンのエリア内ハンドで与えてしまった3失点目のPKが痛かった(ちなみに、リオは終盤退場処分を喰らうといオマケまで付きました)。これがなければ勝てたのに、ね。ま、結果論だけどさ。それと、出場停止明けで戻ってきたクリスチアーノ・ロナウドが早速魅せてくれました。出だしからシュートは空振り(・・・なぜかファールを取ってもらってたけど)、蹴らんでいいFKまで蹴って当然失敗(cf. C.ロナウドはFKがお好き?)。チーム2得点目のファン・ニステルローイのゴールをアシスト出来たのがせめてもの慰めでした。点差が開いて敗色濃厚の局面ではいい仕事するんだよね、彼・・・。

それにしても、今シーズンのマンUはチェルシーやリバプールといったビッグクラブにせっかく勝っても、その後あっさりゲームを落としてしまいます。波に乗り切れないんですよね。首位のチェルシーがモタモタしているこの時期に、追うほうがコケてちゃ話になりません。盛り上げておくれよ、お願いだから・・・。

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2006/02/03

『アラベラ』(メトロポリタン歌劇場)

dvd-arabella-met DVDライブラリーより。

リヒャルト・シュトラウス作。台本はホフマンスタールが自身の小説『ルチドール』を元に脚色している。舞台は1860年のウィーン。

オットー・シェンクとギュンター・シュナイダー=ジームセンが組んだプロダクションだから、どういう舞台になるかは最初から分かり切っている。オリジナル尊重の徹底した写実主義。細部にまでこだわった装飾が施され、19世紀後半のウィーンの雰囲気をシックに醸し出している。が、非常に酷な言い方ではあるが、主役がお歳をめしすぎていて、少々辛い。歌手としては大変尊敬しますが、アラベラのキリ・テ・カナワはこの時50歳。母親のアデライーデ役のデルネシュとそうあまり歳が変わらない。ズデンカのマクローリンにしたって40歳。ちょっと苦しいものがある。おかげで(?)求婚者たちもオジサマばかり。話の流れとしては分からないでもないが、セットがリアリスティックなだけに、なんだか不思議な舞台になってしまった。出番は短いが、ドゥセイのミリは秀逸。この前年に『ばらの騎士』でメット・デビューしたティーレマンだが、やや性急に過ぎる部分があるものの、メリハリを効かせた音楽を響かせている。

★★★

ヴァルトナー伯爵:ドナルド・マッキンタイア
アデライーデ:ヘルガ・デルネシュ
アラベラ:キリ・テ・カナワ
ズデンカ:マリー・マクローリン
マンドリカ:ヴォルフガング・ブレンデル
マッテオ:デイヴィッド・キューブラー
エレメール伯爵:チャールズ・ワークマン
ドミニク伯爵:キム・ジョセフソン
ラモラール伯爵:ジュリアン・ロビンズ
フィアケルミリ:ナタリー・ドゥセイ
占い女:ジェーン・シャウリス
ヴェルコ:ロジャー・クルーザメル
ジューラ:バリー・ブランデス
ヤンケル:デイヴィッド・アシュ
給仕:チャールズ・アンソニー
三人の遊び仲間:デイヴィッド・フライ、グレン・ベイター、フランク・コフィー

合  唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指  揮:クリスティアン・ティーレマン
美  術:ギュンター・シュナイダー=ジームセン
衣  裳:ミレーナ・カノネーロ
演  出:オットー・シェンク

[  収録:1994年11月、メトロポリタン歌劇場  ]

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2006/02/02

チェルシーが進まない

premireleague プレミアリーグ 第21週
アストンヴィラ 1-1 チェルシー

前節、先制しながらもチャールトンに追い付かれ、連勝が止まってしまったチェルシー(cf. チェルシー、連勝ストップ)。同じ展開のゲームをまたやってしまいました。

チェルシーの前線はロッベン、クレスポ、ジョー・コール。前半14分、アストンヴィラ陣内でランパードが左サイドを駆け上がってきたギャラスを使い、そこからギャラスが中央へクロス。これをジョー・コールが胸トラップしたところを後ろからロッベンが押しのけて(・・・いや、本当なんだってば)、ゴールに蹴り込みました。

が、その後はすっかり停滞してしまいます。以前のチェルシーならば、前半エンジンがかからないうちに失点しても、身体が温まってからは鉄壁のディフェンスで相手をシャットアウトし、悠々と試合を逆転するものでした。が、最近はどうも真逆です。75分、この試合でさっぱり仕事が出来ていなかったクレスポが交代でアウト。マニシェが入って守備を固めます。同時にアストンヴィラもFWのバロシュとフィリップスを下げて、ムーアとアンヘルにチェンジ。すると、直後の78分、右サイドを破ったアストンヴィラのデラニーがゴール・ライン際からマイナスのクロス。これをニアサイドに詰めていたムーアが押し込んで、ついに同点。アストンヴィラの選手交代が的中して、試合は振り出しに戻ります。

今のチェルシーにはここから相手を突き放す力は残っていません。終盤モウリーニョ監督はDFのフートを投入して前線でプレーさせるというビックリ戦術を試みましたが、これも無駄に終わりました。チェルシー、2戦連続ドロー。次はいよいよリバプール戦です。

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2006/02/01

ローマがとまらない

seriea セリエA 第22節
ローマ 3-0 リボルノ

スタディオ・オリンピコでの6位ローマと5位リボルノの直接対決。勝ち点差はわずかに1です。ローマは現在5連勝と好調ですが、前節欠場したトッティが戻ってきました。最近のローマはトッティを1トップにおいて、その下に3シャドーを付けるという布陣をよく使っています。FWがいないんですよね。モンテッラは長期離脱中、カッサーノは出て行った、移籍市場での新戦力獲得はメクセス問題のペナルティで禁止・・・。ということで、スパレッティ監督はこの戦術を選んだわけですが、これが大当たりしています。

試合は完全にローマが支配。ローマはコンパクトに流れるような繋ぎのサッカーを披露します。これがなかなか見事。どんどん攻め込みますが、シュートだけは決まりません。対するリボルノはセンターFWのルカレッリにボールを集めようとしますが、ローマが落ち着いて対処して、それを許しません。そして31分、ローマ、FKのチャンス。ボヴォが横に出したところをトッティがロング・シュート。ちょっと距離があったのですが、壁に入っていたリボルノの選手の足に当たってコースが少し変わり、そのままゴールに吸い込まれました。ローマ、先制。

続いて41分、リボルノのエリア内でパッソーニがタッデイのユニフォームを引っ張って倒してしまい、PK。これをまたトッティが決めます。前半2-0。

後半になっても試合の流れは変わらず、ローマのペース。そして62分、リボルノ陣内でのリボルノのFKをローマがあっさりカット。即座に前線に駆け込んでいたタッデイにボールが渡ります。リボルノのDF陣も虚を突かれ、どうすることもできず、タッデイにそのままゴールを許しました。ローマ、とどめの3点目。試合が決しました。

ローマ、これで6連勝。リボルノをかわし、5位に浮上です。この勢いだと、4位フィオレンティーナ(勝ち点差5)はおろか、最近モタモタしている3位ACミラン(勝ち点差8)にまで追いつくかもしれません。面白くなってきました。

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