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2006/01/03

『ラインの黄金』(バイエルン州立歌劇場)

dvd-ring-bayerisches DVDライブラリーより。

ちょうどベルリンの壁が崩壊した時期に、NHKがミュンヘンでハイヴィジョン収録した映像。内容は現代版指環になっています。狂言回しとして正装したローゲが登場し、舞台前面の幕の上に「昔、昔、・・・」と文字を書き込むシーンから始まります。居間風のライン河など、思わせぶりな趣向がいくつも出て来ますが、全体が中途半端で統一感もなく、演出としてはあまり面白くありません。音楽だけを聴いていたほうがいいかもしれません。サヴァリッシュが手堅く音楽をまとめています。

★★★

ヴォータン:ロバート・ヘイル
ドンナー:フローリアン・チェルニー
フロー:ヨーゼフ・ホップファーヴィーザー
ローゲ:ロバート・ティア
アルベリヒ:エッケハルト・ウラシア
ミーメ:ヘルムート・パンプフ
ファゾルト:ヤン・ヘンドリック・ロータリング
ファフナー:クルト・モル
フリッカ:マリヤナ・リポヴシェク
フライア:ナンシー・グスタフソン
エルダ:ハンナ・シュヴァルツ
ウォークリンデ:ジュリー・カウフマン
ウェルグンデ:アンジェラ・マリア・ブラージ
フロースヒルデ:ビルギッド・カルム

管弦楽:バイエルン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
演  出:ニコラウス・レーンホフ

[  収録:1989年11月1・7日、バイエルン州立歌劇場  ]

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コメント

はじめて見た『リング』の映像でした。三倍録画で画像相当悪かったこともあって、最初の場面はいったい何がおこっているのか理解困難でした^^; だって、水の精とおぼしき女たちが、タンスにのぼったり、ソファーにのっかったりしてるだけなんですもの。並以上の容姿だったからとりあえずよかったです。なんだか頑張って最後まで見た記憶がありますが、この冒頭の場面しか覚えていません・・・

投稿: edc | 2006/01/05 07:10


edcさん、どうも。
分かり辛い舞台ですよね。途中何度も映像が差し挟まれるのも鬱陶しい(笑)。
というわけで、あまり好きではありません。

投稿: Orfeo | 2006/01/05 09:25

 ひょっとして…折角ハイヴィジョン(…といったって「ハイ・デフィニッション」ということじゃなくて、要するに例の横長画面ということだけなんでしょ?…)で収録するというのに、NHKは予算をケチって普通の公演をそのまま録画したんじゃないの。いつかedcさんもバイロイトの《タンホイザー》で指摘されていた通り、ちゃんとした録画をやる場合、特別公演を組むとか、ちゃんと録画用の公演をやるわけ。今ではどうしてるか知りませんが、パリ国立歌劇場では録画のある晩は、ちゃんと季刊スケジュールにその旨断ってあった。何故なら、照明を大幅に変えねばならず、オリジナルのものとはかなり違っちゃうから…。だから、芝居の演出家でそれを嫌って中継をやらせない人が結構いましたが…(《ホフマン物語》のパトリス・シェロー、《ペレアスとメリザンド》のジョルジュ・ラヴェリ:だから出回っているあの映像は、オペラ座が資料用に保管しておいたものが流れたのに違いない)、通常の公演をそのまま録画しちゃったら、最先端の技術を使ったって、ちゃんとしたものは録れんでしょう。
 僕が実際に見た中で、えらい違いがあったのがジョルジョ・ストレーレルの《シモン・ボッカネグラ》で、まづ間口全面に張ってある紗幕を外しちゃった。それで照明を明るくしたもんで、もう通常の時とは似ても似つかぬ色彩になってるんだよね。あの舞台美術は、かなり派手な色を使って、それに仄暗いオレンジ色の照明を当てて萌黄色にしといて、それをまた紗幕というフィルターを掛けた上で客席から見るように作ってあるんで、それを全部外して、明るい照明を当てちゃうと…これはもう、なんとも醜悪な舞台になっちゃうんだよね。本来はルネサンスの絵画がうっすら埃を被っているという色調なんだよ。
 上のシェローとラヴェリの場合は、全編にわたり舞台全体が翳に包まれたような仄暗い照明なわけ。あの照明を明るくしちゃったら元も子もなくなるってんで、演出家がOKを出さなかったんでしょう。
 
 レーンホフといえば、あの人が有名になったのは、実は、パリでやった《翳のない女》からなんです。リバーマン着任以前の 1970年。カール・ベーム指揮でリザネク、ニルソン、ジェイムズ・キング、クリスタ・ルートヴィヒ、ヴァルター・ベリー!…という古典的キャスト。勿論僕は1980年にやった再演(フォン・ドホナーニ指揮、ベーレンス、ジョーンズ、コロ、同じくベリー、ミニョン・ダン…)を見ただけですが、あの頃のレーンホフというのは、もうこれ以上ないくらいの正統派で、あんな幻想的オペラだし、フォン・ドホナーニも相当シャープな演奏だったんで、逆の意味でえらく物足りなく感じた舞台だったんです。この人は本来新しいタイプの演出をする人じゃないんだよね。流行に乗っかって無理してやってるもんで、何処か見苦しい…。だから、あれだけ保守的なサヴァリッシュが文句を付けてないでしょ。舞台美術だけを採ったらもっと伝統的なスカラ座のルカ・ロンコーニ演出版をあっさりぶっつぶして中断させちゃったサヴァリッシュが…ですね(笑)。
きのけん

投稿: きのけん | 2006/01/06 03:01


うん、これ、収録日数がやたら多いので、通常公演の可能性が大きいですね。
たしか記憶によれば、NHKがBS-hiの放送を開始したときに流したコンテンツだったと思います。

ストレーレルの『シモン・ボッカネグラ』はもうすぐ扱う予定です。きのけんさんのこのコメント、その際に使わせていただきますね。

投稿: Orfeo | 2006/01/06 10:15

こんにちは。TBしたのですが、タイトルが間違ったままになってしまいました。一端削除していただかなければ、直らないのでしたかしら?もう一度TBしますので、間違っているほう、削除お願いしますm(_ _)m

投稿: edc | 2006/09/06 08:31


edcさん、こんにちは。TBありがとうございます。
了解しました。前のぶんを削除しておきます。

投稿: Orfeo | 2006/09/06 08:47

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» ワーグナー「ラインの黄金」バイエルン国立歌劇場1989年 [雑記帳]
初めて目にしたワーグナー「ニーベルングの指環」の映像、まず「ラインの黄金」です。1989年、NHKがハイビジョンで録画してきたという、ニコラウス・レーンホフ演出、ヴォルフガング・サヴァリシュ指揮、ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場の公演。あらすじなど、こちら、Orfeoさんのオペラ・レヴューをご参照ください。 正装っぽい衣装を身につけたはげ頭のおじさん、つまり火の神ローゲが、登場。もちろんドイツ語ですが、むかし、むかし..... と何度も書いていき、雲の波を映したスクリーンにいたります。そして、... [続きを読む]

受信: 2006/09/06 08:35

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