« アンリ、まあ! | トップページ | カンフーサッカー、完封負け »

2005/11/07

『魔笛』(ウィーン国立歌劇場)

DVDライブラリーより。

床はもちろん、左右、奥、天井と、なにやら数式が乱雑に書き込まれた壁で囲まれた暗い空間(密閉はされていない)・・・どっかで見たぞ、こういうの。なんだっけか?“I LIKE BIRDS”の文字が胸に躍るパパゲーノとパミーナが男女の愛についてボードに書き込んで・・・(これが数式ではなくて、文字と図案であるところがミソかな?その後、ずっとこのボードは舞台上に残っている)。黒衣裳、黒塗りの顔に黒マスク姿の夜の女王と侍女たち(でも、マスクを脱ぐと、下は白塗り)。対する白衣裳(・・・そこにも数式が)、白塗りのザラストロ側は皆、白マスク(こちらはマスクを脱ぐと、素肌が現れる。あっ、モノスタトスだけは当然黒マスクね)。ついでに、試練の場ではタミーノまで白マスクを着用する。最後は舞台が一転、明るくなり、皆マスクを外して登場。というわけで、くどいぐらいに図式化された『魔笛』だ。美術まで手掛けるマレッリらしい舞台だが、見映えはするものの、あまりに観念的で、その実、内容は空疎ときている。ノリントンの付ける音楽も起伏に乏しくて、単調に推移する。

★★

ザラストロ:エリック・ハーフヴァーソン
タミーノ:ミヒャエル・シャーデ
パミーナ:ユリアーネ・パンゼ
パパゲーノ:フランツ・ハウラタ
パパゲーナ:カタリン・ハルマイ
夜の女王:ミラグロス・ポブラドール
弁者:ペーター・ウェーバー
モノスタトス:ジョン・ディッキー
三人の侍女:イングリート・カイザーフェルト
           ステラ・グリゴリアン
           スヴェトラーナ・セルダル
二人の武士:ミヒャエル・ローダー
          ヤヌシュ・モナルハ
三人の少年:ウィーン少年合唱団員

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:ロジャー・ノリントン
演  出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

[  収録:2000年6月17日、ウィーン国立歌劇場  ]

|

« アンリ、まあ! | トップページ | カンフーサッカー、完封負け »

コメント

おお、個人的に豪華キャストな「魔笛」ですね。女王の方は知りませんが。これはテレビ放送ですか?しかし、ハーフヴァーソンのザラストロって…いかにも悪人(失礼!)という顔つきだと思うのですが、賢人に見えましたか?(笑)演出は結構興味をそそられます。って、この演出、見たことあるやつかなぁ?数式が書いてある、仮面、パパゲーノの"I like Birds"は見たような気がしないでもないような…う~ん。

投稿: Sardanapalus | 2005/11/07 20:20


Sardanapalusさん、こんばんは。

ええ、これもBSで放送されたやつです。ハーフヴァーソンは・・・悪人でも賢人でもなく、奇人変人に見えました。だって、白塗りの顔に目の周りだけ地顔なんだもん(爆)。

投稿: Orfeo | 2005/11/07 21:36

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122009/6923799

この記事へのトラックバック一覧です: 『魔笛』(ウィーン国立歌劇場):

« アンリ、まあ! | トップページ | カンフーサッカー、完封負け »