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2005年11月

2005/11/30

ジョージ・ベストよ、安らかに

premireleagueプレミアリーグ 第13週
ウェストハム 1-2 マンチェスター・ユナイテッド

チェルシーに土をつけたものの、ロイ・キーンの退団騒動などもあって、その後どうも不安定なマンU。今節はウェストハムとのアウェイ・ゲームです。試合開始に先立って、25日に死去した元マンUの伝説的名プレーヤー、ジョージ・ベスト氏を悼んで、万来の拍手の中、黙祷が捧げられました。感動的な光景でした。ウェストハムのサポーターは素晴らしいですね、どっかのサポーターとは違って・・・。私も、心からの哀悼の意を捧げたいと思います。

さて、ファーディナンド兄弟の激突、とか、元マンUのシェリンガム(もうすぐ40歳ですって!驚きだなあ!)の古巣対決、とか、話題が多い一戦でしたが、始まってみると1分と経たないうちに試合が動きます。ホームのウェストハム、エザリントンが左サイドを駆け上がり、ゴール前へ絶妙のクロス。これをヘアウッドが合わせて、ウェストハムが先制です。当然マンUも反撃に出ますが、ファン・ニステルローイやルーニーなどの放つシュートをウェストハムのGKキャロルがことごとく阻止。前半はそのままウェストハムの1-0で折り返します。

後半立ち上がりの47分、今度はマンUがおかえしです。ウェストハム陣内ペナルティ・エリア手前で朴智星のもとにボールが回り、彼がこれを中のルーニーへと繋ぎます。この日キレのいい動きを見せていたルーニーがそのままエリア内でDFをかわし、至近距離からシュート。これはさすがにキャロルは止め切れません。同点。さらに56分、ルーニーが蹴った右CKをオシェイが頭で合わせ、マンUに追加点が入ります。クリアに入ったキャロルがボールに触ることが出来ないという痛恨のミスでした。結局これが決勝点となり、マンUがこのアウェイ・ゲームを逆転でものにしました。

キャロル、頑張ってたんだけどなあ・・・。さんざん好セーブを連発しても、たった一度のミスで批判されることになるんだから、GKってのもツライ商売です。そして"悪童"ルーニー。キレキレのプレーはいいんだけど、相手選手にまでキレて後ろから足蹴りを見舞い、性懲りもなくイエローカードをもらってました。彼の荒い気性は治りそうにないですね。さすがはベスト氏の後継者、なんていわれるのも氏に対して失礼ですよね?よろしくたのんまっせ、後輩君。ちなみにシェリンガムは見せ場もなく後半途中交代でアウト。ファーディナンド兄弟は・・・(ユニフォーム以外は)見分けが付きませんでした(笑)。

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2005/11/29

最低のインテリスタ

seriea27日に行われたセリエA、メッシーナ - インテル戦で、メッシーナのDFマルク・ゾロ選手(コートジボワール代表)がインテル・サポーターから人種差別的チャントを受けて、問題になっています。彼がボールをもつたびにモンキーチャントをしつこく仕掛けられたため、後半途中で彼は試合放棄をしようとしましたが、同僚やインテルの選手たちから説得を受けて、結局プレーを続けた、と。

またインテル・サポーターかよ、という感じですね。昨シーズンは暴動を起こし、今シーズンのチャンピオンズリーグでホーム無観客試合というペナルティーを受けました。一部の人間なんでしょうが、彼らはいったいいつまで醜態を晒すつもりなんでしょうか。次のセリエAのゲームではすべての会場で試合開始時間を遅らせて、人種差別撲滅キャンペーンをするみたいですが、そんなことで収まるものとは到底思えません。断固たる処分を考えてもいいのではないでしょうか。

一サッカー・ファンとして、とにかく情けない。インテリスタたちよ、それでいいの?

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『セビリアの理髪師』(レアル劇場)

Dvdbarbieredisivigliamadrid DVDライブラリーより。

序曲の途中、床下から黒衣の男たちが大勢現われて、小さな丸い明かり以外には何もない舞台に縦に細長い白色のセットを闇の中から次々と引っ張り出します。それらを右へ左へと移動させ、すべて並べ終わるとハイ、セビリアの街並みの出来上がり(丸い明かりは月でした)。こうして幕が開くこの舞台、その後も手際よい場面転換や趣向を重ねながら、テンポよく展開していきます。歌手陣も充実の陣容で、フローレス、バーヨ、プラティコたちが次々と軽快な歌唱を披露。ライモンディのドン・バジーリオってのも重しが利いていて愉快です。指揮のジェルメッティもノリノリで、指揮台の上で得意げに自らギターを演奏(伴奏)しちゃったりします。結末は一転ポップでカラフル。というわけで、オモロイですよ、これ(笑)。

★★★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ファン・ディエゴ・フローレス
バルトロ:ブルーノ・プラティコ
ロジーナ:マリア・バーヨ
フィガロ:ピエトロ・スパニョーリ
ドン・バジーリオ:ルッジェーロ・ライモンディ
フィオレルロ:マルコ・モンクロア
ベルタ:スザンナ・コルドン
士官:エンリケ・サンチェス・ラモス
ほか

合  唱:マドリード・コムニダッド合唱団
管弦楽:マドリード・レアル劇場管弦楽団
指   揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
演  出:エミリオ・サジ

[  収録:2005年1月、マドリード・レアル劇場  ]

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2005/11/28

『ウリッセの帰還』

dvd-ulisseDVDライブラリーより。

モンテヴェルディ作(初演1640年)。

ポネルとアーノンクールのコンビによるオペラ映画。けして華美ではないのだが、細々と作り込みすぎて見辛いところがある。演出もわざとらしい。アーノンクールの指揮も同様で、モンテヴェルディの豊かな音楽世界を味わうには喧し過ぎて、落ち着きがない。それにしても、当時73歳にしてこんな力強いオペラを書き上げたモンテヴェルディというのも凄いと思う。

★★

人間のはかなさ/ウリッセ:ウェルナー・ホルヴェーク
時:ウェルナー・グレッシェル
運命/ジュノーネ(ヘラ):レナーテ・レンハルト
愛:クラウス・ブレットシュナイダー
ペネーロペ:トルデリーゼ・シュミット
テレーマコ:フランシスコ・アライサ
アンティノオ:サイモン・エステス
ピサンドロ:ペーター・シュトラーカ
アンフィーノモ:ポール・エスウッド
エウリーマコ:ピーター・ケラー
イーロ:アーリー・リース
メラント:ジャネット・ペリー
エリクレーア:マリア・ミネット
エウメーテ:フィリップ・フッテンロッハー
ジョーヴェ(ゼウス):ヨセフ・デーネ
ネットゥーノ(ネプチューン):ハンス・フランツェン
ミネルヴァ(アテナ):ヘルルーン・ガルドー

管弦楽:チューリヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
演  出:ジャン・ピエール・ポネル

[  制作:1980年、チューリヒ  ] 

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2005/11/27

ロンドンは寒い!

premireleagueプレミアリーグ 第13週
アーセナル 3-0 ブラックバーン

寒波到来で天候不安が伝えられるロンドン・ハイバリーでの一戦。さすがに寒そうです。最初いつものようにスーツ姿で現われたヴェンゲル監督も、たまらず後でダウンパーカーを上に着込んでいました。アーセナルの選手たちは皆長袖着用です。でも、ブラックバーンの選手たちはほとんどが半袖。頑張るなあ(笑)。

アーセナルの2トップにはアンリとベルカンプ。試合開始早々、4分、アーセナルが攻め込んで、最後セスクがエリア外中央からシュートをゴール右隅に流し込み、あっさり先制します。が、この後ゲームはブラックバーンのほうが優勢になっていきます。アーセナルのDFの裏を突いて、ブラックバーンのベラミーなどが鋭い飛び出しを見せたりして、アーセナル側を慌てさせます。とりわけ、左サイドのシガンは相変わらずあぶなっかしいです。最後はなんとか踏みとどまって失点には至りませんが、攻撃のほうは繋がらず、ブラックバーンのゴール前にすらたどり着けない時間が続きました。このまま前半が終わるのかと思われましたが、45分、ピレスからのスルーパスを左サイドに開いて受けたアンリが、そのままゴール右隅に向けてシュート。アンリにとってハイバリーでの通算100ゴール目が綺麗に決まって、アーセナルが2-0で折り返します。

後半はブラックバーンの攻撃にも冴えがなくなり、対するアーセナルも半分流したような感じ。終了間際の90分、ベルカンプと交代で入ったファン・ペルシーが、右サイド、タッチライン際からドリブルで中に切れ込んで放ったシュートがファーサイドのポストに当たり、そのままゴールの中へ。アーセナルにいわずもがなの3点目が入って、このゲームを締めくくりました。

寒さに加え、チャンピオンズリーグ明けということもあって、アーセナルは省エネ・モードのプレー内容。それでもホームでは強いですね。寒さを吹き飛ばす熱いプレーを期待したいです。

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『アルフォンゾとエストレルラ』(ウィーン芸術週間)

DVDライブラリーより。

シューベルト作。

シューベルトの生誕200年を記念して制作されたプロダクション。元々は8世紀末のスペインが舞台になっているが、フリムはこれを現代に移し変えている。ライフル銃を担ぐ兵士たちに囲まれたアドルフォはさながらカダフィ大佐といった趣き。盲目のマウレガートといい、エストレルラとアドルフォの間の溝といい(・・・いや、本当に溝があるんですよ!/爆)、狙い過ぎの演出が多少鼻に付くが(短剣を持ったアドルフォをアルフォンゾが素手で捕まえて~後ろに銃を構えた兵士たちを従えていたからだけど~その剣を奪い取ってそのままアドルフォに突き付けて、「この鋭い剣が目に入らぬか!」といって脅すっていうのはギャグ?)、歌手陣のレベルは総じて高い。アーノンクールが例によって煽りまくっている。

★★★

マウレガート:オラフ・ベーア
エストレルラ:リューバ・オルゴナソーヴァ
アドルフォ:アルフレート・ムフ
フロイラ:トーマス・ハンプソン
アルフォンゾ:エントリク・ウォトリヒ

合  唱:アルノルト・シェーンベルク合唱団
管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
装  置:エーリヒ・ヴォンダー
衣  裳:フローレンス・フォン・ゲルカン
照  明:マンフレート・フォス
演  出:ユルゲン・フリム
共同制作:チューリヒ歌劇場

[  収録:1997年5月、アン・デア・ウィーン劇場  ]

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2005/11/26

シェフチェンコが止まらない

UEFACLチャンピオンズリーグ グループリーグ第5節 E組
フェネルバフチェ 0-4 ACミラン

混戦のE組、トルコでの一戦はシェフチェンコのワンマンショーでした。16分、ミラン陣内でフェネルバフチェのFWアネルカが右サイドに出したパスをセードルフがカット。そこから縦パス1本でシェフチェンコが抜け出して、GKの股間を破るシュートを決めて、1点目。52分、ミランが攻め込んでエリア外でボールを受けたシェフチェンコが、そのままワンステップしてから左足を振り抜き、ゴール右隅へ突き刺しました。2点目。70分、左サイドからゴールに迫ったセルジーニョが上げた絶妙のクロスに右サイドに走り込んでいたシェフチェンコが合わせて、3点目。最後は76分、ジラルディーノと交代して入ったばかりのヴィエリとのコンビネーションが決まって、4点目。いやはや、もうどうにも止まりません。

ゴール・シーン以外にも何度もチャンスを作ってシュートを狙っていましたし、しかもそれがすべてきっちりと枠を捉えているところがまた凄いですよね。どこぞのチーム、こういうFWが欲しいんだろうなあ(笑)。

第5節を終えて、勝ち点8でミランとシャルケ04、同7でPSV、同4でフェネルバフチェとなりました。フェネルバフチェの3位以下が確定しただけで、あとは最終節に持ち越しです。さてさて、どうなりますかね?ミランはホームでシャルケ04と激突します。

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2005/11/25

『利口な女狐の物語』(シャトレ座)

dvd-cunning_little_vixenDVDライブラリーより。

ヤナーチェクの作品の中では珍しく息の詰まらない楽しいオペラ。

私はこのプロダクションをパリで生で観ました。簡素ながらも変化に富み、メルヘンチックでファンタジー溢れる舞台がテンポよく展開していきます。ジェニスの透き通った声、アレンの深みのある味わいと、歌手陣も秀逸です。ヤナーチェクの世界的権威、マッケラスの指揮もさすがに堂に入っていて、ダイナミックに興趣を盛り上げています。色とりどりな動物たちもいっぱい出て来るので、お子様と一緒にご覧になっても楽しめる貴重なオペラ映像かも?(笑)

★★★★

森番:トーマス・アレン
ビシュトローシュカ(女狐):エヴァ・ジェニス
雄狐:アナ・ミニュティヨ
森番の女房/ふくろう:リブシェ・マーロヴァー
ハラシュタ(行商人):イヴァン・クスニエル
神父/あなぐま:リハルド・ノヴァーク
校長/蚊:ヨセフ・ハイナ
宿屋の主人/犬:ジャン=フィリップ・マリエール
宿屋の主人の女房/雄鶏/かけす:サラ・コノリー
雌鶏:フロランス・ボンナフー
きつつき:フランソワーズ・マルティナー

踊    り:エリザベス・ヤング、イザベル・ピエール、パスカル・モントルージュ、フィリップ・タリド、他
合  唱:セーヌ県合唱隊、パリ・シャトレ座合唱団
管弦楽:パリ管弦楽団
指  揮:チャールズ・マッケラス
照  明:ジャン・カルマン
振  付:ジャン・クロード・ガロッタ
装置・衣裳:ボブ・クローリー
演  出:ニコラス・ハイトナー

[  収録:1995年6月、パリ・シャトレ座  ]

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2005/11/24

しっかリバプール

UEFACLチャンピオンズリーグ グループリーグ第5節 G組
リバプール 0-0 ベティス

引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定するリバプールが、ホームに前節チェルシーに土をつけたベティスを迎えた一戦。リバプールの2トップにはモリエンテスとクラウチが並びました(後半途中、それぞれシセ、キューウェルと交代)。

ゴール欠乏症で苦しんでいたリバプールも最近は調子を取り戻した様子だったのですが、私が久々にゲームを見るとなぜだか元通り。次々とチャンスを作るのですが、撃てども撃てどもシュートが決まりません。クラウチ、ひとりで何本外した?モリエンテス、そうじゃないだろ?ジェラード、1対1は決めてくれ。シセ、どこに蹴ってる?・・・

結局、トータル28本ものシュートを放ちながら無得点に終わったリバプール。ベティスの攻撃(総シュート数5)は危なげなく封じたので、結果ドローで一応の目標は達成しましたが、こんな調子じゃ決勝トーナメントは大いに不安です。その前に、グループリーグ最終節にはこちらも決勝トーナメント進出が決定したチェルシーとの対戦が待っています。消化試合なので適当に流すでしょうが、プレミアでの大敗の二の舞は避けたいところでしょう。しっかりしてね、リバプール。一方、ベティスはグループ3位が確定です。UEFAカップで頑張ってください。

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『二人のやもめ』(プラハ国民劇場)

DVDライブラリーより。

スメタナ作の2幕のオペラ・コミック。

同じくプラハ国民劇場のプロダクション。随分といかめしい作りの舞台で、重苦しい雰囲気が漂っている。スメタナの音楽もかっちりきっちりしていて、流麗感に乏しく、おかげで間が持たない部分もある。アネシュカ役のアウニツカーが魅力的。

★★

カロリーナ:ズデナ・クロウボヴァー
アネシュカ:パヴラ・アウニツカー
ポドハイスキー:ミロスラフ・シュヴェイダ
ムンラル:ボフスラフ・マトウシェク
トニック:ボフダン・ペトロヴィチ
リドゥニカ:マルチナ・バウエロヴァー

合  唱:プラハ国民劇場合唱団
管弦楽:プラハ国民劇場管弦楽団
指  揮:フランティシェク・プライスレルJr.
演  出:ヤナ・カリショヴァー

[  収録:1996年6月20日、プラハ・スタヴォフスケー劇場  ]

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2005/11/23

ガッツだぜ、アンリ

premireleagueプレミアリーグ 第12週
ウィガン 2-3 アーセナル

昇格組ながら現在2位につけて大健闘中のウィガンと、今シーズンいまだアウェイで勝ち星のないアーセナルとの一戦。アーセナルは2トップにアンリとファン・ペルシを据えました。

ホームのウィガンはさすがに調子がいいみたいで、ゲーム開始からどんどんアーセナルを押し込みます。が、11分、逆にアーセナル。ハーフラインをまたいでソル・キャンベルからファン・ペルシにボールが渡り、彼がそのまま持ち込んで、エリア手前からシュート。これをGKフィランが止めきれず、アーセナルが先制します。続いて21分、セスクからアンリへのラストパスが通り、スピードに乗ったアンリがGKの左を破るシュートを決めて、追加点。アーセナルが2-0とします。

これでアーセナル優位になるのかと思いましたが、ゲームはまだまだ落ち着きません。27分、アーセナルのゴール前でウィガンのベインズがせりながら頭で前にボールを送り、これにアンリ・カマラが鋭く反応、頭で押し込んで、1点返します。次は41分、アーセナルのFKのチャンス。アンリが蹴ったボールが左ポストに当たってそのままゴール。3-1。45分、今度はウィガンが攻め込み、最後右サイドでフリーになったブラードがシュートを決めて、3-2。激しい点の取り合いで前半は終了します。

後半もホームのウィガンが2トップのアンリ・カマラとジェイソン・ロバーツのスピードを生かしながら激しく攻め立てましたが、なんとかアーセナルがしのぎます。長い長い45分間でした。結局両チームとも得点を上げることなく、そのままタイムアップ。終了のホイッスルとともにガッツポーズをしてみせたアンリの姿に、アーセナルの苦しい思いが如実に現われていたように思います。やっとアウェイで初勝利を上げたアーセナル、暫定順位ながら4位に浮上です。

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『イェヌーファ』(プラハ国民劇場)

DVDライブラリーより。

プライソヴァーの戯曲『彼女の養女』に基づくヤナーチェクの歌劇。

チェコ語を主体とした公演を行っているプラハ国民劇場のプロダクション。簡素なセットながら、歪んだ遠近法や紗幕を巧みに使って、印象深い舞台を構成している。最後絶望的状況の中で、継母の家の中でイェヌーファとラツァが寄り添いながら遠く(未来)を見つめ、そこに戸口まで走り込んで来た男(シュテヴァ?)がそれを見て静かに去っていく場面で幕を閉じる。ヤナーチェク独自の劇的世界を丹念に表現した出演者やオーケストラも見事だ。

★★★★

ブリヤ家の祖母:リブシェ・マーロヴァー
ラツァ:ヤン・ヴァツィーク
シュテヴァ:リュドヴィト・ルドハ
教会のおばさん(継母):エヴァ・ウルバノヴァー
イェヌーファ:ヘレナ・カウポヴァー
製粉所の番頭:イヴァン・クスニエル
村長:アントニーン・シュヴォルツ
村長の妻:イトカ・ソビエハルトヴァー
羊飼いの女:パヴラ・アウニツカー
カロルカ:アリツェ・ランドヴァー
パレナ:ヤナ・ヨナーシォヴァー
ヤノ:マルチナ・バウエロヴァー
ほか

合  唱:プラハ国民劇場合唱団
管弦楽:プラハ国民劇場管弦楽団
指  揮:イルジー・ビエロフラーヴェク
演  出:ヨゼフ・プルーデック

[  収録:1997年4月13日、プラハ国民劇場  ]

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2005/11/21

チェルシーの調子は?

premireleagueプレミアリーグ 第12週
チェルシー 3-0 ニューカッスル

リーグ再開。前節マンチェスター・ユナイテッドに敗戦を喫したチェルシーの状態が気になるところですが、前半は相変わらず低調なパフォーマンスでした。10分過ぎに中盤の要、マケレレが負傷して、早々とエッシェンと交代してしまったのも響いたのでしょうが(そうでもないか?)、単純なパスミスが多く、展開がスムーズに繋がっていきません。前線のクレスポを生かすことが出来ないまま、前半は0-0で終了します。

後半立ち上がり、ちょっと動きの鈍いチェルシーの虚を突いてニューカッスルが攻め込みましたが、得点には至らず、ボールが最後列まで戻ってまた立て直そうとしたところをチェルシーがパスカット。これが右サイドに張っていたジョー・コールに渡り、そのまま独走した彼がGKギヴンの左を破ってシュートを決めます。47分、チェルシー先制。続けて5分後、ハーフライン手前でニューカッスルからボールを奪い、そのままランパードがエリア前まで持ち込んで、左のクレスポへラストパス。彼がこれを綺麗に決めて、追加点。その後、ニューカッスルにも惜しい場面が度々生まれましたが、チェルシーのGKツェフの壁を破ることは出来ません。最後は90分、左サイドでボールを持ったダフが中に切れ込んで、シュート。これがブロックしようとしたニューカッスルのMFパーカーの足に当たって跳ね上がり、そのままゴールへ。チェルシーに幸運な3点目が入ったところでゲーム終了です。

結果的にはチェルシーの快勝。しかし、まだまだ調子は戻りきっていないようです。今後も要注意、かな?

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『こうもり』(ウィーン国立歌劇場)

cd-preyDVDライブラリーより。

94年のウィーン国立歌劇場の来日公演のライブ。プライも、マッティラも、リーンバッハーも、コヴァルスキーも、そしてベリーまで、みんなハマリ役で楽しめる(・・・私の一番のお気に入りはオキャンなアデーレのリーンバッハーです)。舞台も雰囲気十分で、ウィーンの粋を感じさせる華やかさ。ウルフ・シルマーが付ける音楽も艶やかで、最上級のエンターテイメントに仕上がっている。

★★★★

アイゼンシュタイン:ヘルマン・プライ
ファルケ:ハンス・ヘルム
ロザリンデ:カリタ・マッティラ
アデーレ:エディット・リーンバッハー
イーダ:ロッテ・ライトナー
オルロフスキー:ヨッヘン・コヴァルスキー
アルフレッド:ヨーゼフ・ホップファーヴィーザー
ブリント:ワルデマール・クメント
フランク:ワルター・ベリー
フロッシュ:ハンス・クレイマー

バレエ:ウィーン国立歌劇場バレエ団
合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:ウルフ・シルマー
振  付:ゲルリンデ・デイル
装  置:ギュンター・シュナイダー・ジームセン
衣   裳:ミレーナ・カノネーロ
演  出:オットー・シェンク

[  収録:1994年10月13日、NHKホール  ]

*画像はこの公演とは関係ありません。

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2005/11/20

天国と地獄

ワールドカップ欧州予選 プレーオフ 2nd-leg
ト ル コ  4-2  ス イ ス
(2戦合計)4-4

アウェイ・ゴール数によりスイスがW杯進出

1st-legはホームのスイスが2-0で勝って迎えたトルコ、イスタンブールでの2nd-leg。開始1分とたたないうちにトルコのDFアルパイがエリア内でハンドを犯し、PK。これをフレイが決めて、トータル、スイスの3-0。トルコは完全に苦しい立場に置かれましたが、ここからまさかの大逆襲。22分、エムレの左サイドからのFKをトゥンカイがダイビング・ヘッドで決めて、まず1点。36分、やはり左サイドからエルギュンがファーサイドに上げたクロスにハカン・シュクールが頭で合わせ、そのままゴールに入りそうなところをトゥンカイが頭で念押し。これで2点。後半に入って52分、セルハト・アキンが倒されて得たPKをネジャティが決めて、とうとう3点目。ついにトータル3-3になってしまいました。

しかし、アウェイ・ゴール数でスイスが上回っているため、トルコはもう1点を取りに行かざるを得ません。ハカン・シュクールの高さを生かした猛攻。耐え忍ぶスイス。そして迎えた84分、完全に前掛かりになってしまったトルコの隙を突いてスイスが逆襲。最後シュトレッラーがGKをかわしてゴールを決めます。トルコ、痛恨の失点。その後、89分にトゥンカイが三たび頭で得点を奪いましたが、そのまま無念のタイムアップ。トータル4-4ながらアウェイ・ゴール数の差でスイスがW杯進出となりました。

W杯への切符をめぐって、1点を争う最高に白熱した見応えあるゲームでした。試合終了後に起こった騒動は残念ですが、その気持ちは分かりますよね。まさに天国と地獄。その残酷さを垣間見た一戦でした。

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地獄のオルフェオ

地獄を見た。

いや・・・

あの・・・

本当なんだってば。

別府温泉で観光バスに乗って「地獄めぐり」というツアーを体験してきたんだから。

所要時間2時間半弱。

チケットを買って渡されたパンフの表紙には"ようこそ「地獄」へ。"の文字が・・・。

あまり心踊るもんでもないけどさ。

でも、なかなか面白かったです。

コバルトブルーの海地獄、真っ赤な色した血の池地獄、間欠泉の龍巻地獄等々。

いろんな地獄を堪能(?)してしまいました(笑)。

宿で温泉もゆっくり楽しんだし、これぞまさしく《天国と地獄》。
(オッフェンバックの原題は"Orphée aux Enfers"=地獄のオルフェ)

というわけで、 気分一新、明日からオペラ・レヴュー再開です。

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2005/11/18

『黄金の声の少女』

ougonnokoe▼ジャン=ジャック・シュル『黄金の声の少女』
(訳/横川晶子、新潮クレストブックス)

2000年にフランス最高の文学賞であるゴンクール賞に輝いた作品。映画監督ファスビンダーに愛され、イヴ・サン・ローランに霊感を与え、作家シュルのミューズとなったドイツ生まれの歌手にして女優のイングリット・カーフェンの生涯を辿っているが、単純な伝記ではない。連想によって話が飛翔し、時間が移ろい、場所を変えていく。まごうことなき~プルーストに繋がる~フランス文学の香りが全編にただよっている。詩的で音楽的な文体で綴られる、シュルから彼女へ向けられた愛の贈り物。

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2005/11/17

チェコ、ノルウェーを下す

ワールドカップ欧州予選 プレーオフ 2nd-leg
チェコ 1-0 ノルウェー

ホームでの第1戦を0-1で落としたノルウェーが試合開始から当然攻勢を仕掛けます。ゴール前で混戦になってあわや、という局面もあったのですが、これをチェコがなんとか跳ね返しました。その後試合は落ち着きますが、35分にノルウェーに落とし穴が・・・。チェコ陣内でのノルウェーのFKをゴール前でカットしたチェコが逆襲。バロシュが右サイドを駆け上がり、ノルウェー・ゴール前まで走り込んでいたネドヴェドにラストパス。これをDFがカットに入って跳ね返ったボールが左サイドでフリーで待っていたロシツキーのもとに。彼がこれを落ち着いてゴールに蹴り込み、チェコが得点を奪いました。

これでトータル2-0と完全優位に立ったチェコはその後無理せず守りを固め、ノルウェーの攻撃を抑え込みます。こうなったらノルウェーはどうしようもありません。頼みのカリュウも不発です。結局そのまま試合は終了。チェコのワールドカップ進出が決定しました。おめでとう、チェコ!そして・・・・ネドヴェド、去っちゃダメだあ!(爆)

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『M.バタフライ』

mbutterflycineken2_logoorfeo.blog=CineKen2
共同企画:

映画作家による幻想のプッチーニ・オペラ・シリーズ

▼デイヴィッド・クロネンバーグ《M.バタフライ》
(米、1993)

監督:デイヴィッド・クロネンバーグ(助監督:ジョン・ボード、セシル・ボワロン=ベケール、サイモン・ボード)
脚本・原作: デイヴィッド=ヘンリー・ワン
制作: ガブリエラ・マルティネッリ、フィリップ・サンドハウス、デイヴィッド=ヘンリー・ワン
撮影:ピーター・スーシツキ
音楽:ハワード・ショア
編集: ロナルド・サンダース
美術:キャロル・スパイアー(衣裳:ドゥニーズ・クロネンバーグ、特殊効果:ジョルジュ・デメトロー、視覚効果:マイケル・アリアス、ダニエル・ルン)
音響:ブライヤン・デイ、デイヴィッド・エヴァンス、ジョン・レイン、マイケル・ラクロワ

出演:ジェレミー・アイロンズ、ジョン・ローン、バルバラ・スコヴァ、イアン・リチャードソン、シズコ・ホシ、アナベル・リヴェントン他

ジャンル:幻想&倒錯の《蝶々夫人》

 時は文化大革命の初期。在北京フランス領事館員ルネ・ガリマール氏ことジェレミー・アイロンズは奥さんのバルバラ・スコヴァさんに《蝶々夫人》も聴いたことがないのか!、と言われたため、さる小劇場に《蝶々夫人》を見に行く。室内楽編成の管弦楽に、どうも京劇の役者が演じているらしい。公演後主役の蝶々さんを捕まえて型通りの賞賛の意を伝えると、意外な反応が返ってきた。貴方がこのオペラを素晴らしいと思うのは、貴方が白人であり、愛に身を捧げ自害するのが東洋人だからでしょう。おまけにわたしは中国人で、戦時中まさにその日本人が私たち中国人を使って生体実験をしていたことは貴方だってご存知だろう。もしピンカートンがフランス駐在の日本人ビジネスマンで、現地妻がフランス人女性だったら、フランス人である貴方はこの話を素晴らしいとは思わず、あの女は気狂いだと思うに違いない。アイロンズ外交官は面と向かってこう言われて大層なショックを受ける。おまけにこの蝶々さんはオペラ声こそ持ち合わせないもののたいへん魅力的な女性でもある。

(続きを読む>下の「きのけん」下線より CineKen2へ飛んでください。)

CineKen2=きのけん

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2005/11/16

ゴールを決めろ!

親善試合
日本 1-0 アンゴラ

今年最後の代表戦。フラストレーションたまりっぱなしのゲームでしたね。前半、甘々のアンゴラのDFを前にして、あんだけチャンスを作りながらゴールを決められず、後半は運動量が落ちてアンゴラに攻められっぱなし。ミドルレンジからどんどんアンゴラの選手がシュートを打ってくるので、いつか間違って(?)決まるんじゃないかとヒヤヒヤものでした。打たせ過ぎだろ。

日本のプレーは相変わらずスピードが不足しています。後半はボールを繋ぐのもままならず、終盤はもう完全手詰まり状態で、得点を上げる気すらないんじゃないかと思っちゃいました。が、89分、右サイドでスローイングを受けた俊輔が上げたゴール横、ファーサイドへのクロスを柳沢がヘディングで中に折り返し、それを後半途中出場の松井がこれまた頭でゴール右隅に押し込みました。うん、松井、エライ!(爆)

これで松井はW杯当確でしょう。それだけは良かったんですけど、日本代表、このままいくと、W杯本番は相当危ないですね。どうする気、ジーコ?

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オーストラリア、W杯へ!

ワールドカップ予選 大陸間プレーオフ 2nd-leg
オーストラリア 1-0 ウルグアイ
     (2戦合計 1-1)
           延長 0-0 
              PK 4-2 

オーストラリアが勝ちましたあ~~~~~!!!!
でかしたあ、ヒディング~~~!!!
Congratulations, Roos!!!

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『ラ・ボエーム』

cineken2_logoboheme-Kaurismakiorfeo.blog=CineKen2
共同企画:

映画作家による幻想のプッチーニ・オペラ・シリーズ

▼アキ・カウリスマキ《ラ・ボエーム》
(フィンランド=仏、1992)

エヴリヌ・ディディのミミさんが病院で病死し、マッティ・ペロンパアのロドルフォさんが黒犬のライカさんことボードレールと一緒に病院を去っていく背後に「雪の降る街を…」なんて日本語の歌が流れちゃったりすると、これはやっぱりドキっとしますね。《レニングラード・カーボーイズ…》(1989)でレニングラード・カーボーイズのバナナ頭のマネージャを演ったマッティ・ペロンパアのロドルフォさんはここではアルバニア移民の画家、ジャン=ピエール・ヴァンサン総監督時代のストラスブール国立劇場の主要女優の一人で、御大に就いてコメディー・フランセーズへ行ったエヴリヌ・ディディおばさんのミミちゃん、同じくストラスブール国立劇場のアンドレ・ヴィルムスのマルチェッロさんは物書きで雑誌の編集長、その秘書ムゼッタさんはコメディー・フランセーズのクリスチーヌ・ミュリヨ、ショナールはここでは作曲家で《レニングラード・カーボーイズ…》では村の白痴男を印象深く演じたカーリ・ヴァーナネン、ロドルフォの絵をいつも買ってくれる金持ちにジャン=ピエール・レオ、何処に出ていたのか判らなかったけど(笑)サミュエル・フラー監督、ルイ・マル監督、仏日常劇の旗手劇作家で演出家兼役者のジャン=ポール・ヴェンツェル、アントワーヌ・ヴィテーズ劇団のアレクシス・ニッツェル…と随分色々な人が出てます。

(続きを読む>下の「きのけん」下線より CineKen2へ飛んでください。)

CineKen2=きのけん

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2005/11/15

2005/11/15

・日増しに寒くなってきました。いかがお過ごしでしょうか?
さて、オペラ・レヴューに関してですが、本日の『エレクトラ』をもって、前のブログからの移転分はすべて終了いたしました。ここからはすべて新規レヴューになります。ということで、今後は、今までタイトルの冒頭に新規レヴューの目印として付けていたアスタリスク「*」はもう付けません。よろしくご理解ください。
尚、今週は温泉に行ったり(いいでしょ?)、サッカーを見たり(いつものこと?)、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁になったり(関係ない?)、誕生日が来たりして(それがどうした?)忙しいので、少し間を取って、オペラ・レヴューのほうは来週から再開することにします。その間、CineKen2との共同企画を掲載します。

・ところで、そのオペラ・レヴューはいったいいつまで続くのかといいますと、今現在ウチのDVDを収めている棚には1段約100枚のディスクが全4段並んでいまして(オペラ以外を含みます)、そのうち上からやってきて今3段目の前半まで来ています。というわけで、結構終わりが近付いています(・・・まだまだ先は長いですけど)。まあ、NHKさんの放送は今後も続くわけだし、普通に買ったりするソフトもあるわけですから、結局は終わらないんでしょうが・・・。というわけですので、この際諦めましょう(?)。

・ブログ・ランキングに毎度ご協力いただき、ありがとうございます。そちらを覗いてくださってる方はすでにご承知だとは思いますが、当初クラシックとサッカーの割合を8:2にしていたのを、現在5:5に変更しています。これだと、サッカーのほうでもランキング25位以内に入って、最新記事のタイトルが3つまで紹介されるのでちょうどいいかな、という意味合いからです。おかげでクラシックはBest10から落ちましたが、それも分相応ということで・・・(笑)。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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『エレクトラ』(ウィーン国立歌劇場)

dvd-elektra-viennaDVDライブラリーより。

リヒャルト・シュトラウス作。台本はホフマンスタール。

アガメムノンとおぼしき巨大な人物像の脚部の傍らには切り落とされた頭部が横たわる。クプファーらしく、暗闇が支配し、黒で統一された舞台の上で、エレクトラの屈折した情念が激しく燃え上がる。極度に緊張感の高い音楽、そして舞台。アバドが繰り出すたたみかけるようなオーケストラの響きに乗って、マルトンが迫真の歌唱と演技を披露している。

★★★★

エレクトラ:エヴァ・マルトン
クリテムネストラ:ブリギッテ・ファスベンダー
クリソテミス:チェリル・ステューダー
オレスト:フランツ・グルントヘーパー
エギスト:ジェームズ・キング

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:クラウディオ・アバド
演  出:ハリー・クプファー

[  収録:1989年6月、ウィーン国立歌劇場  ]

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2005/11/14

W杯への遠い道のり

ワールドカップ予選 大陸間プレーオフ 1st-leg
ウルグアイ 1-0 オーストラリア

4年前と同じ顔合わせになった因縁の一戦。ゲーム開始時間をめぐってホームのウルグアイ側が策を弄し、オーストラリア・チームの帰国を1日遅らせようとしましたが、そのオーストラリア・チームに対しカンタス航空がスポンサードしたチャーター便が手配されたため、すべてオジャン。逆に自分たちの移動がままならなくなり、とんでもない長距離移動(バラバラで三都市系由、20時間超で、しかも一部エコノミー)を強いられることになりました。ということで、このプレーオフ、準備段階ではウルグアイの完敗です(笑)。

そんな中で迎えたウルグアイ、モンテビデオでの1st-leg。試合が動いたのは結局、35分の右サイドからのレコバのFKをファーサイドでダリオ・ロドリゲスがダイビング・ヘッドで合わせた1点のみでした。GKシュワルツァーを中心に懸命の守りを見せたオーストラリアに対し、攻撃に迫力を欠き、追加点を上げられなかったウルグアイ。肉離れをおして出場したフォルランやディエゴ・ロペスまでもが傷んで途中交代してしまったし・・・。これがはたして16日の2nd-legにどう響くか?アウェイ・ゴールこそ上げられなかったものの、ヒディング監督率いるオーストラリアもよく攻めていましたし(総シュート数はウルグアイの13本に対し、オーストラリアが9本)、シドニーでの勝機は十分にありそうです。4年前の借りを返すことは出来るのか?私は・・・オーストラリアの味方です(笑)。

なにはともあれ、ウルグアイ・チームのみなさん、道中お気をつけて!

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『魔笛』(ロイヤル・オペラ)

dvd-magicflute-royalDVDライブラリーより。

ダーク・メルヘン調の魔笛。マクヴィカーのいつもの定石どおり、首尾一貫して闇が支配している。だが、夜の女王の登場シーンに出て来る巨大な三日月など、美しい場面もちゃんとある。侍女たちのへんちくりんな髪型と、途中出て来る暗黒舞踏もどきの踊りにはちょっと笑ってしまったが・・・。キャストも無難な歌唱、演技を披露しており、コリン・デーヴィスが端正な音楽を聴かせている。

★★★

タミーノ:ウィル・ハルトマン
パミーナ:ドロテア・レシュマン
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:アイリッシュ・タイナン
夜の女王:ディアナ・ダムラウ
ザラストロ:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
モノスタトス:エードリアン・トンプソン
弁者:トマス・アレン
2人の僧:マシュー・ピール
             リチャード・ヴァン・アラン
3人の侍女:ギリアン・ウェブスター
                クリスティーヌ・ライス
                イヴォンヌ・ハワード
2人の武士:アラン・オーク
                グレーム・ブロードベント
3人の少年:トム・チャップマン
                ジーコ・シェーカー
                ジョン・ホランド・エイヴリー

合  唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指  揮:コリン・デーヴィス
演  出:デーヴィッド・マクヴィカー

[  収録:2003年2月1日、コヴェントガーデン王立歌劇場  ]

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2005/11/13

スペイン、爆勝!

ワールドカップ欧州予選 プレーオフ 1st-leg
スペイン 5-1 スロバキア

いよいよワールドカップ予選の最後の戦い、プレーオフが始まりました。まずはワールドカップ常連国、スペインが、独立後初出場を目指すスロバキアをホームに迎えた一戦。雨の中でのゲームとなりました。

立ち上がりからペースを握ったのはやはりスペイン。思うようにボールが繋がらないスロバキアを尻目に、攻勢を仕掛けます。そして早速10分、右CKからルイス・ガルシアが頭で合わせて、先制。さらに18分、シャビから絶妙のラストパスを受けたガルシアが右足で決めて、2点目。その後もラウル、フェルナンド・トーレスらが次々とゴールを襲いますが、得点には至らず、逆になんとか反撃に出ようとするスロバキアをスペインが軽くいなして前半は2-0で終了します。

後半立ち上がりの49分、ガルシアからGKカシージャスへの不用意なバックパスを横からかっさらったスロバキアのネメト(後半頭から出場)がゴールを奪います。1点差。が、ここからスペインが突き放しにかかります。65分、エリア内でガルシアと競ったスロバキアのハッドがハンドを犯し(イエローカード2枚目で退場)、このPKをトーレスが決めます。さらに74分、左サイドからのビセンテ(レジェスに代わって、途中出場)のクロスにニアサイドに駆け込んだガルシアが足でちょこんと合わせ、4点目。これで彼はハットトリック達成で、お役御免ということでモリエンテスと交代します。そして79分、再び左サイドからのビセンテのクロスに中央でそのモリエンテスが頭で合わせ、とどめの5点目。スロバキアは完全に戦意喪失です。

結果5-1。ホームゲームを残しているとはいえ、4点のビハインドはスロバキアにとっては絶望的でしょう。スペインのワールドカップ進出はほぼ決まったようです。

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『魔笛』(NHKモーツァルト・イヤー1991)

DVDライブラリーより。

NHKがモーツァルト・イヤーの91年に上演したプロダクション。江守徹の演出というので驚かされるが(失礼!)、これがなかなかどうして気合が入った立派な舞台だ。とりわけ石井みつるの舞台美術が素晴らしい。中央の巨大な地球儀と左右に置かれた立像によって、きっちりと構成感が保たれている。サヴァリッシュとN響の息も合っているし、これでコシノ ジュンコの衣裳と夜の女王役のカーターの音程とがもうちょっとマトモだったらなあ・・・。

★★★

ザラストロ:クルト・モル
タミーノ:ヘルベルト・リッパート
弁者:多田羅迪夫
第2の僧:カール・ホルメス
夜の女王:エリザベス・カーター
パミーナ:ドンナ・ブラウン
パパゲーノ:マンフレート・ヘム
パパゲーナ:フランシス・ルーシー
モノスタトス:ウィルフリート・ガームリヒ
3人の侍女:渡辺美佐子
          永井和子
          永田直美
3人の少年:青木洋也
          北村宙大
          次藤基嗣

舞  踏:トモエ静嶺と白桃房
合  唱:二期会合唱団
管弦楽:NHK交響楽団
指  揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
美  術:石井みつる
衣  裳:コシノ  ジュンコ
照  明:吉井澄雄
演  出:江守徹

[  収録:1991年10月29日、東京文化会館  ]

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2005/11/12

『リゴレット』

dvd-rigoletto-wieneDVDライブラリーより。

ポネルの雰囲気溢れる映像美、パヴァロッティ、ヴィクセル、グルベローヴァの充実した歌唱、シャイー指揮するウィーン・フィルの黄金の響き、すべての面で卓越した内容を誇るオペラ映画の傑作。思う存分堪能すべし!

★★★★★

マントヴァ公爵:ルチアーノ・パヴァロッティ
リゴレット:イングヴァール・ヴィクセル
ジルダ:エディタ・グルベローヴァ
マッダレーナ:ヴィクトリア・ヴェルガーラ
スパラフチレ:フェルッチョ・フルラネット
ジョヴァンナ:フェドーラ・バルビエーリ
モンテローネ:イングヴァール・ヴィクセル
チェプラーノ伯爵夫人:キャスリーン・クールマン
マルーロ:ベルント・ヴァイクル(歌)、ルイス・オーテイ(演技)
ボルサ:レミー・コラッツァ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:リッカルド・シャイー
演  出:ジャン・ピエール・ポネル

[  制作:1982年、DECCA  ]

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2005/11/11

『スティッフェリオ』(ロイヤル・オペラ)

Dvdstiffelio DVDライブラリーより。

ヴェルディ作。舞台は19世紀初頭のドイツ。

妻の不貞というテーマが時代にそぐわず、即刻上演禁止となってヴェルディ自身もそのスコアを破棄してしまったが、近年ナポリでそのコピーが発見され、ダウンズの手によって蘇演された。ドラマとして見ると、やはり劇的構成力が弱いと言わざる得ないが、マルフィターノ、ユリシックといった面々がその難しい役どころによく同化して歌っている。ただ、カレーラス・ファンには誠に申し訳ないが、カレーラスって、歌はいいんだけど、演技がねえ。両手を広げて朗唱するばかり。まるでリサイタル状態。演出家がこれを許しているのが不思議です。

★★★

スティッフェリオ:ホセ・カレーラス
リーナ:キャサリン・マルフィターノ
スタンカー:グレゴリー・ユリシック
ラッファエルロ・ロイトホルト:ロビン・レッゲート
ヨルグ:ギネ・ハウエル
フェデリーコ:リントン・アトキンス
ドロテア:アデレ・パクストン

合  唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指  揮:エドワード・ダウンズ
演  出:エリジャ・モシンスキー

[  収録:1993年1月29日、コヴェントガーデン王立歌劇場  ]

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2005/11/10

マンU、チェルシーを止める

premireleagueプレミアリーグ 第11週
マンチェスター・ユナイテッド 1-0 チェルシー

最近低調なパフォーマンスばかり繰り返していたユナイテッドですが、とうとう意地を見せて、チェルシーのプレミアでの連続無敗記録を40で止めてしまいました。昨シーズン、アーセナルの無敗記録を49で止めたのもやはりユナイテッド。こういうのが得意なんですね(笑)。

チェルシーもまたこのところ調子が落ちてきているのは事実ですが、ゲームは互いに激しく攻め合う壮絶な内容でした。とにかく両チームとも展開が早いし、みんな、走る、走る。ただ、やはり連戦の疲れが出ているのでしょうか、ここ一番というところで共にプレーに狂いが生じます。ドログバはシュートのタイミングがずれ、ダフは空振りし、ファン・ニステルローイも絶好のチャンスに大きく枠を外します。

そんな中、31分、ユナイテッドの攻撃。C.ロナウドの左サイドからのクロスをファーサイド、角度のない所で受けたフレッチャーが頭で中に折り返したボールが・・・流れて・・・流れて・・・そのままゴールの枠の中へ。これもまた、狙いとは違ったズレが生んだプレーでした。

結局、これがそのまま決勝点。ゲーム終了のホイッスルとともに、オールド・トラフォードは歓喜に包まれることになりました。後に残ったのは、選手たちの疲労感、かな?勝ったユナイテッドはまあいいとして、負けたチェルシーのほうはダメージが大きそうですね。インターナショナルマッチ・ウィークにゆっくり休みたいだろうな・・・。

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『ディドーネ』(アンブロネイ音楽祭)

Didone_ed_EneaDVDライブラリーより。

トロイ戦争を題材とした全3幕からなるカヴァッリ(1602-1676)のオペラ。私の知る限り、国内でこの作品のストーリーを載せている辞典、サイト等は見当たらないようなので、ここでストーリーを詳しく紹介することにします。かなり長いです。

(第1幕 トロイ)
ギリシャ人たちがトロイに押し入ろうとしている。エネアにとって残された道は一つしかない。すなわち、華々しく死ぬこと。その妻クレウーサは愚かな殺生を拒絶する。己を守ることが出来ない人たちの命は救わなければならない。エネアは自分の命を犠牲にすることによって、この敗北の不名誉を償いたいと思っている。息子のアスカーニオが彼の気を静めようとするが、それも無駄だ。
ギリシャ人のピッロがカッサンドラを連れ出そうとする。コレボがそれを追い散らすが、彼は死に至る深い傷を負う。フィアンセであるカッサンドラに対する愛を吐露しつつ、彼は息を引き取る。結婚前に未亡人となってしまったカッサンドラは気を失ってしまう。
父に鼓舞されたアスカーニオはその最後の戦いに自らも出陣しようとするが、祖父のアンシースがそれを優しく思いとどまらせる。神々がエネアに与えた使命を彼に知らせるため、ヴィーナスが彼の前に現われる。その使命とはすなわち、イタリアの地に新たなトロイ王国を築くことだった。そのためには彼は逃走しなければならない。エネアは絶望する。臆病者と見なされるではないか?彼は逃亡するに当たって一緒に連れて行くために家族の者たちを呼び集める。しかしトロイを離れる前にクレウーサが死んでしまう。
カッサンドラはトロイの悲劇の中に、自分の見た悪夢が現実となっていくことを認める。粗暴なギリシャの兵士シノーヌはトロイ征服を己の手柄だと主張し、移り気な運命に関するいいかげんな哲学を吹聴する。
エネアは妻の死を嘆き悲しむ。それでも、やもめとして彼はトロイを立ち去る。ヴィーナスはトロイ人たちの逃亡に際し、彼らを守ろうとする。彼女はフォルチュナに彼らを一刻も早くトロイの岸辺から遠ざけるよう要請する。風が巻き起こる・・・・

(第2幕 カルタゴ)
カルタゴの隣国を治めるイアルバ王は、カルタゴの女王ディドーネに対する望みのない激しい恋情に身を焦がし、自分の王国をなおざりにして、ディドーネの宮殿の中をさまよっている。ディドーネはそのうるさい求愛をとげとげしく拒絶する。ディドーネは妹のアンナに向かって、恐ろしい苦悶で夜うなされていることを告白する。アンナは、その悪夢から目を背け、昼間の明るさの中に自信を見出すよう勧める。
トロイの虐殺からエネアが抜け出したことに激怒したジュノンは、トロイの人間たちを海の中で滅ぼそうと企み、エオルを呼び出す。ネプチューンがそれに対し怒りを露わにする。海は彼の領分であり、彼の許しなしに海の平穏を乱すことはあってはならないのだ。
トロイの人々がカルタゴの岸に近づいてくると、ヴィーナスはアモーレをディドーネのそばに遣わす。アモーレはアスカーニオの姿を装いディドーネに近づき、彼女に愛の炎を吹き込む。トロイの一行がカルタゴの領地に到着する。エネアは思いもかけない救済の中に運命の意思を見出す。土地の者の風を装ったヴィーナスがトロイの人々に向かって、カルタゴの人間からもてなしを得る方法を伝授する。エネアは早速大使としてイリオネーを派遣する。
イリオネーはカルタゴの宮殿でその場の者たちに向かってトロイの悲劇を物語り、彼らの心を打つ。ディドーネはその逃亡に対し、もてなしを与えることにためらうことなく同意する。幼いアスカーニオ(実際はアモーレ!)に魅了されてしまったディドーネは、魔法の力が自分に掛けられているのをまだ知らずにいる。
エネアが現われる。ディドーネは彼に対し同情を示す。ディドーネとエネアの友愛はすぐさまカルタゴの宮殿の中で噂となる。イアルバもまた、ディドーネがエネアに惹きつけられていることに気が付く。その絶望的な恋愛感情によって彼は理性を失ってしまう。イアルバがとりとめもないことを口にする傍らで、一人の老人が愛と狂気のつながりにまつわる哲学を語り出す。

(第3幕 カルタゴ)
ディドーネにはもはや休息の時がない。妹のアンナは愛に身を委ね、楽しむよう勧める。彼女の忠告に従って、ディドーネは狩りの催しを企画する。イアルバは狂気の中に沈み込む。宮殿の者たちは彼の精神錯乱をからかって楽しんでいる。狩りの最中、ディドーネはついにエネアと二人きりとなる機会を得る。
エネアがより高い使命があるというのに時間を無駄にしているため、ジュピターが怒り出す。ジュピターはメルキュールに、エネアがその使命を思い出すようにするよう命じる。メルキュールはエネアを叱り付ける。直ちに海へ戻ってイタリアへ向かい、そこに新しいトロイを築き上げなければならない。エネアはカルタゴを離れる決心をし、一同の者たちを集める。彼は眠っているディドーネに向かって最後の愛の歌を捧げる。
ディドーネはエネアが去ろうとしていることを知る。彼女はエネアに向かって懇願し、哀願し、威嚇し、侮蔑する。カルタゴの宮殿の者たちが移り気な愛を冷やかす。メルキュールはイアルバの理性を回復させ、ディドーネの愛を得られるよう計らう。イアルバは驚喜する。一人になってしまったディドーネは命を絶とうとし、悲嘆から気を失ってしまう。イアルバはディドーネが死んでしまったものと思い込む。そこで後を追って彼が自殺しようとしたその時、ディドーネの意識が戻る。イアルバの揺るがぬ愛情に心打たれたディドーネは、その身をイアルバに委ねる。

***************************

97年10月にフランスのアンブロネイ音楽祭で上演されたプロダクション(ちなみに私は同年12月のオペラ=コミック座でのパリ公演のほうを生で観ています)。歌手、合唱団、オケのメンバーともども、音楽祭の研修生が主体になっている。狭い舞台空間という制約の中で、3時間に及ぶこのオペラを途中弛緩することなく、ときに幻惑的なシーンを交えながら丹念に演出しきったパスカル・ポール=アランの手腕は見事だが、肝心の音楽がいまひとつ。これは研修生たちのせいではなく、あまり情熱が感じられないルーセのせいだと思う。クラヴサンを弾きながらの指揮だが、乱雑な部分が多すぎた。研修生たちは皆頑張っているのに、それはないんじゃない、ルーセ先生?

★★★☆

ディドーネ:クレール・ブリュア
エネア:ステュアート・パターソン
イアルバ:エフゲニー・アレクシエフ
フォルチュナ/アモーレ:オルガ・ピターチ
クレウーサ:ベアトリーチェ・ディ・カルロ
カッサンドラ:ヴァレリー・ガベル
コレボ:マーク・マクファーディン
ほか

合  唱:アンブロネイ音楽祭合唱団
管弦楽:アンブロネイ音楽祭管弦楽団
指揮・クラヴサン:クリストフ・ルーセ
演出補:フランソワ・プロドロミデス
演  出:パスカル・ポール=アラン

[  収録:1997年10月、アンブロネイ音楽祭(フランス) ]

* 画像:Guido Reni(1575-1640), "Didone ed Enea"

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2005/11/09

フランス代表正GKは?

ligue1フランス・リーグ1 第14節
トゥールーズ 0-1 リヨン
ル・マン 3-0 マルセイユ

代表チームの正GKの座をめぐって、フランスではこのところ議論が沸騰しています。今、安定感抜群のクペ(リヨン)か?それともやはり経験のバルテズ(マルセイユ)なのか?フランス代表を率いるドメネク監督は当初8日の火曜日にその最終決断を発表すると言っていましたが、結局決定出来ず、その選択でいまだに苦悩しています。

しかし、リーグ1のゲームを見る限り、結果は明らかだと思います。6ヶ月間の出場停止から戻ってきた最近のバルテズはミスが多すぎます。ル・マン戦でも彼の判断ミスから、キウミエントにエリア外からのシュートを決められました。さらに、同じくエリア外からのバングラのシュートを弾いてしまい、そこをファンショーヌに詰められ、さらなる失点。自信まで失ったのか、彼の売りでもある積極的な姿勢は影を潜め、位置取りも悪く、ゴール前でただオロオロしています。3失点目はル・マンのゴール・キックをデメロがヘッドで前へ送り、これをバングラにダイレクトでぶち込まれたもの。わずか数秒の屈辱的な失点シーンでした。松井抜き(出場停止)のル・マンに3失点じゃなあ・・・。

対する王者リヨンの守護神、クペはまさに波に乗っています。トゥールーズ戦でも、このところの連戦の疲れからか、動きの鈍い同僚たちを尻目に、好セーブを連発。判断も的確で、隙がありません。ゲーム終盤、リヨンの選手たちの足が止まって、トゥールーズに一方的に攻められたものの、ゴールを死守してチームを勝利へと導きました(リヨンの得点は前半早々、ジュニーニョの左CKをゴヴが頭で合わせたもの)。

その差は歴然だと思いますが・・・。ジダンあたりが、絶対バルテズにしろ、なんて言っているんでしょうかね?フランス代表2連戦、今日9日のコスタリカ戦(仏領マルチニク島)はバルテズで、12日のドイツ戦(パリ)はクペでいくようです。これではっきりするかな?その前に、無事に試合出来るか心配するべきかな、今のフランスは・・・。

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『シチリア島の夕べの祈り』(ミラノ・スカラ座)

dvd-siciliani-scalaDVDライブラリーより。

ヴェルディ作。

ピッツィ特有の深みのある色彩感でまとめられた舞台。月夜の浜辺の情景、豪華な宮殿の夜会、などなど、どれも皆印象的な場面になっている。ムーティの推進力に富んだ音楽が(・・・スッ飛ばしている、ともいう)さらに劇性を強めている。そのテンポのなかで、ザンカナーロもメリットもよく歌っている。ステューダーはちょっと苦しいか。

★★★

グイード・ディ・モンフォルテ:ジョルジョ・ザンカナーロ
ペトゥーネ卿:エンツォ・カプアーノ
ヴォードモン伯爵:フランチェスコ・ムシヌー
アリーゴ:クリス・メリット
ジョヴァンニ・ダ・プローチダ:フェルッチョ・フルラネット
エレーナ公女:チェリル・ステューダー
ニネッタ:グローリア・バンディテルリ
ダニエリ:エルネスト・ガヴァッツィ
テバルド:パオロ・バルバチーニ
ロベルト:マルコ・キンガーリ
マンフレード:フェルレロ・ポッジ

バレエ:ミラノ・スカラ座バレエ団
合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
演  出:ピエール・ルイジ・ピッツィ

[  収録:1989年12月、ミラノ・スカラ座  ]

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2005/11/08

『マクベス』(ベルリン・ドイツ・オペラ)

dvd-macbeth-berlingermanDVDライブラリーより。

シノーポリの音楽も迫力あるし、ブルゾン、ザンピエーリ、モリスといったキャストも強力で聴き応え十分なのだが、いかんせんロンコーニの舞台が暗すぎて、人物以外はよく見えない。ほとんど裸舞台に近いようなので、見えなくても全然困らないわけなのだが・・・。終幕でマクベスが討ち取られて、やっと全体が見えてくるけれど、結局中途半端な壁(のようなもの)だけなのでガッカリ(笑)。

★★★

マクベス:レナート・ブルゾン
マクベス夫人:マーラ・ザンピエーリ
バンクォー:ジェームズ・モリス
マクダフ:デニス・オニール
ダンカン:ゲッツ・ローゼ
マクベス夫人の侍女:シャロン・スウィート
マルコム:デーヴィッド・グリフィス
フリーアンス:クラウス・エンディッシュ
医師:ヨーゼフ・ベッカー

合  唱:ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
管弦楽:ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
指  揮:ジュゼッペ・シノーポリ
演  出:ルカ・ロンコーニ

[  収録:1987年6月、ベルリン・ドイツ・オペラ  ]

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2005/11/07

カンフーサッカー、完封負け

serieaセリエA 第11節
メッシーナ 0-2 ローマ

インテルを下すなど、最近好調のローマと、柳沢が戦列を離れているメッシーナとの一戦。セリエAのことだから、フィジカルが激しいのは当たり前とはいえ、メッシーナの選手たちのプレーは度が過ぎています。肘うち、足蹴りなんぞ当たり前、モンテッラはジャンピング・トゥーキックの餌食にされかけ、トッティさまは美しい顔をぶん殴られました。バッタバッタと崩れ落ちていくローマの選手たち・・・。メッシーナよ、あんたら、サッカーじゃなくて、カンフーでもやってるつもり?

メッシーナの激しい当たりにあって、ローマはなかなか攻撃の形を作れません。それでも数少ないセットプレーのチャンスを生かします。34分、右CKをニアサイドのモンテッラが頭で流したところをファーサイドのメクセスが右足で合わせ、ゴール。前半はこのままローマの1-0で終了します。

後半に入るとゲームはすっかりメッシーナ・ペース。ローマはボールを持っても、メッシーナの選手が近づいてくる前にすぐ離そうとするもんだから(その気持ち、分かります)、全然繋がらなくなって、あっさりメッシーナにボールが渡ります。そんな中、メッシーナで八百長疑惑の渦中の人物、スクッリあたりが盛んにゴールを狙っていきますが、ローマのDFが落ち着いて対処。GKドニも踏ん張って、ゴールを割らせません。すると81分、モンテッラに代わって途中出場したノンダからボールを受けたトッティが、相手が寄せてくる前、ペナルティ・エリアのはるか外から強引にシュート。いくらなんでも遠いだろ・・・って思ったら、これがGKの手が届かないゴール左隅に吸い込まれました。ローマ、貴重な追加点。これでメッシーナは戦意喪失、ゲームが決しました。

ローマ、苦しみながらも(意味合いが違う?)勝ち点3を確実にゲット。順位も6位へとアップさせました。次節はホームにユベントスを迎えます。

と・こ・ろ・で、

チェルシーが負けたって!(←またこれかよ)

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『魔笛』(ウィーン国立歌劇場)

DVDライブラリーより。

床はもちろん、左右、奥、天井と、なにやら数式が乱雑に書き込まれた壁で囲まれた暗い空間(密閉はされていない)・・・どっかで見たぞ、こういうの。なんだっけか?“I LIKE BIRDS”の文字が胸に躍るパパゲーノとパミーナが男女の愛についてボードに書き込んで・・・(これが数式ではなくて、文字と図案であるところがミソかな?その後、ずっとこのボードは舞台上に残っている)。黒衣裳、黒塗りの顔に黒マスク姿の夜の女王と侍女たち(でも、マスクを脱ぐと、下は白塗り)。対する白衣裳(・・・そこにも数式が)、白塗りのザラストロ側は皆、白マスク(こちらはマスクを脱ぐと、素肌が現れる。あっ、モノスタトスだけは当然黒マスクね)。ついでに、試練の場ではタミーノまで白マスクを着用する。最後は舞台が一転、明るくなり、皆マスクを外して登場。というわけで、くどいぐらいに図式化された『魔笛』だ。美術まで手掛けるマレッリらしい舞台だが、見映えはするものの、あまりに観念的で、その実、内容は空疎ときている。ノリントンの付ける音楽も起伏に乏しくて、単調に推移する。

★★

ザラストロ:エリック・ハーフヴァーソン
タミーノ:ミヒャエル・シャーデ
パミーナ:ユリアーネ・パンゼ
パパゲーノ:フランツ・ハウラタ
パパゲーナ:カタリン・ハルマイ
夜の女王:ミラグロス・ポブラドール
弁者:ペーター・ウェーバー
モノスタトス:ジョン・ディッキー
三人の侍女:イングリート・カイザーフェルト
           ステラ・グリゴリアン
           スヴェトラーナ・セルダル
二人の武士:ミヒャエル・ローダー
          ヤヌシュ・モナルハ
三人の少年:ウィーン少年合唱団員

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:ロジャー・ノリントン
演  出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

[  収録:2000年6月17日、ウィーン国立歌劇場  ]

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2005/11/06

アンリ、まあ!

premireleagueプレミアリーグ 第11週
アーセナル 3-1 サンダーランド

アンリが怪我から再び復帰してきたアーセナルが、ハイバリーに最下位のサンダーランドを迎えた一戦。サンダーランドの選手たちには悪いですが、両チームの力の差が明らかにあり過ぎました。

試合開始からアンリがさかんにサンダーランドのDFの裏を狙っていきます。7分、そのDFスタッブスのパスをカットしたレジェスがGKと1対1に。が、シュートを左に外します。12分、アーセナル最後列のソル・キャンベルから前線への浮き球のロング・パス一本でファン・ペルシーが抜け出します。今度は彼がこのGKとの1対1を冷静に決めて、アーセナル、先制。次は36分、やはりサンダーランドのディフェンス・ラインの裏を突いて、後ろからオーバーラップしてきたラウレンが右サイドを破り、そのままグラウンダーのセンタリング。これにゴール前でサンダーランドのDF2人が必死に足を伸ばしますが届かず、ボールはファーサイドに駆け込んだアンリのもとに。彼がこれを楽々と押し込んで、追加点です。サンダーランドには一向に得点が入る気配はなく、前半は2-0で折り返し。

後半、アーセナルは最近陰を潜めていた中盤での巧みなボール回しから幾度となく好機を作りますが、得点には至りません。それでもアンリがオーバーヘッド・シュートを狙っていったのにはさすがに驚きましたが・・・(ポスト直撃!)。アンリ、そんな大技を繰り出して、大丈夫なんでしょうかね?ゲームが動いたのは75分、逆にサンダーランドが左CKから最後スタッブスがゴールを落とし入れ(汚名挽回?)、1点を返します。試合はちょっと緊迫しますが、さすがにアーセナルが突き放しにかかり、82分、セスクからの縦パスを受けたアンリがDFをさらりとかわし、この日、自身2ゴール目をぶち込んで、試合を決めました。

アンリが戻るとやはりアーセナルは変わります。今回は相手に恵まれたともいえますが、今後このまま上昇気流に乗っていくことが出来るのか、注目したいと思います。

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『椿姫』(ボルドー・オペラ座)

cd-vaduvaDVDライブラリーより。

時折ヴァドゥヴァの歌が乱暴、というか、荒くなるところがあります。アルフレードのポルティルラはやや弱い。舞台は雰囲気はあるけれど、所々奇抜さを狙うあまり説得力を欠いてしまって、話が奇異に思えてきます。二幕一場の二人が住んでいるパリ郊外の別荘で、椅子やテーブルが空中に浮かんでいるのはなんなんでしょう?地に足が着いていない二人の生活を暗示しているの?ってオイ!(笑)

★★

ヴィオレッタ・ヴァレリー:レオンティーナ・ヴァドゥヴァ
フローラ・ベルヴォア:ジョゼット・フォンターナ
アンニーナ:ニコル・モネスティエ
アルフレード・ジェルモン:アルフレード・ポルティルラ
ジョルジョ・ジェルモン:エドゥアルド・トゥマジアン
ガストン子爵:ダグ・ジョーンズ
ドゥフォール男爵:アラン・ロメロ
ドビニー侯爵:ベルナール・オジムール
グランヴィル:ジョン・ポール・ボガート
ジュゼッペ:フレデリック・アンブロージョ

バレエ:ボルドー・オペラ座バレエ団
合  唱:ボルドー・オペラ座合唱団
管弦楽:フランス国立ボルドー管弦楽団
指  揮:マウリツィオ・ベニーニ
演  出:フランチェスカ・ザンベッロ

[  収録:1997年3月、ボルドー・オペラ座  ]

*画像はこの公演とは関係ありません。

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2005/11/05

『トスカ』

toscacineken2_logoorfeo.blog=CineKen2
共同企画:

映画作家による幻想のプッチーニ・オペラ・シリーズ

▼カール・コッホ&ジャン・ルノワール《トスカ》
(仏=伊、1941)

トスカ: インペリオ・アルヘンティーナ(dubbingジョヴァンナ・スコット)
マリオ・カヴァラドッシ:ロッサノ・ブラッツィ
スカルピア男爵: ミシェル・シモン
アンジェロッティ :マッシモ・ジロッティ(dubbingアドリアーノ・リモルディ)
アッタヴァンティ侯爵夫人:カルラ・カンディアーニ
ナポリ女王 :オルガ=ヴィットリア・ジェンティーリ
シャローネ :ニコラ・D・ペルシコー(dubbingブルーノ・ペルサ)
スポレッタ:フアン・カルボ(dubbing チェーザレ・ポラッコ)
パイジエロ:クラウディオ・エルメッリ
オペラのアリア: マファルダ・ファヴェーロ、フェルッチョ・タリアヴィーニ


監督:カール・コッホ&ジャン・ルノワール(助監督:ロッテ・ライニガー、ルキノ・ヴィスコンティ)
脚本:アレッサンドロ・デ・ステファニ、カルミネ・ガローニ、 カール・コッホ、ジャン・ルノワール、ルキノ・ヴィスコンティ(原作: ヴィクトリアン・サルドゥー、ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイジ・イーリカ)
音楽:ジャコモ・プッチーニ(指揮フェルナンド・プレヴィターリ)、ウンベルト・マンチーニ
撮影:ウバルド・アラータ
編集:ジーノ・ベトローネ

 貴重かつ見事なフィルムです。ジャン・ルノワールのフィルモグラフィーというのはこういうのが平気でクレジットされていなかったりするから怖いんだよね(脚本にさえ!)。というのも、ルノワールが愛弟子ルキノ・ヴィスコンティと一緒にシナリオを作って撮り始めたのはいいんだけれど、第二次世界大戦勃発のためイタリアでの撮影が続けられなくなり、助手のドイツ人カール・コッホという人がバトン・タッチして完成させたフィルムなんで監督名にはこっちがクレジットされているんです。オペラをそのまま撮ったオペラ映画ではなくて、あくまでヴィクトリアン・サルドゥーの原作戯曲をもとに、プッチーニの音楽を適宜採り入れて作った純然たる映画です。オペラをヴィデオで見る人たちは、こういうのを是非見とくべきなんだよね。ジョゼフ・ロージーの《ドン・ジョヴァンニ》もそうですが、本物の大口径の映画監督が本気で撮った映像というのがどんなにすごいものだか、たかだかテレビの舞台中継に過ぎないいい加減な代物と較べてみると、一目瞭然だから…。

(全文を読む>下の「きのけん」下線より CineKen2へ飛んでください。)

CineKen2=きのけん

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お寒い国のレアル

UEFACLチャンピオンズリーグ グループリーグ第4節 F組
ローゼンボリ 0-2 レアル・マドリード
(ノルウェー)      (スペイン)

やっと見ました。いやあ、レアルの楽勝だったのかと思っていましたが、とんでもないですね。レアル、全然冴えません。

前半26分の先制点はオウン・ゴール、41分の追加点はベッカムの縦パスを受けたロビーニョがDFに止められて、後ろにこぼれたボールをグティが流し込んだもの。ともに交通事故みたいな得点でした。あとは拮抗していた、というより、ず~っとホームのローゼンボリが攻めていたような・・・。とくに後半はひどかった。まるでレアルのゴール前だけで試合をやっているような感じ。カシージャス様様だね、レアルは。

それにしても、グティの気の抜けたプレーはなんとかならんのでしょうか?全然ゲームに集中していないような・・・。なんか、あったんすかね?ま、得点を上げたから許されるようなもんだけど。これでレアルはリヨンとともに決勝トーナメント進出が決定しましたけど、こんな調子なら早い段階で消えるような気がしてなりません。

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『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(バイロイト音楽祭)

dvd-meistersinger-bayreutherDVDライブラリーより。

保守的なプロダクション。ウォルフガング・ワーグナーの演出って、ちょっと退屈ですよね。舞台も妙に構成感が悪くて、興醒めする部分があるし・・・。そういや、以前きのけんさんが「ウォルフガングがベックメッサーの扱いを修正している」というふうに言っていたのは、このプロダクションのことかな?私にとっては、ホルスト・シュタインの立派な音楽を聴くだけで充分な気がします。

★★

ザックス:ベルント・ヴァイクル
ポーグナー:マンフレート・シェンク
フォーゲルゲザンク:アンドラーシュ・モルナール
ナハティガル:マルティン・エーゲル
ベックメッサー:ヘルマン・プライ
コートナー:ジェフ・フェルメールシュ
ツォルン:ウド・ホルドルフ
アイスリンガー:ペーター・マウス
モーザー:ヘルムート・パンプフ
オルテル:シャーンドル・ショーヨム・ナジ
シュワルツ:ハインツ・クラウス・エッカー
フォルツ:ディーター・シュヴァイツカート
ワルター:ジークフリート・イェルザレム
ダーヴィット:グレアム・クラーク
エヴァ:マリ・アンネ・ヘガンダー
マグダレーネ:マルガ・シムル
夜警:マティアス・ヘーレ

合  唱:バイロイト音楽祭合唱団
管弦楽:バイロイト音楽祭管弦楽団
指  揮:ホルスト・シュタイン
演  出:ウォルフガング・ワーグナー

[  収録:1984年、バイロイト祝祭劇場  ]

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2005/11/04

アヤックス、激闘を制す

UEFACLチャンピオンズリーグ グループリーグ第4節 B組
FCトゥーン 2-4 アヤックス
 (スイス)      (オランダ)

グループ首位のアーセナルに次ぐ2位の座を争っているトゥーンとアヤックスとの一戦。これがまたメチャクチャ面白い試合になりました。スター軍団のゲームもそりゃ楽しいでしょうが、こういうイキのいい若手がいっぱい活躍するゲームというのも、見ていて気持ちがいいですね。(ま、レベルが高いとは言いませんが・・・。)

とにかく激しいせめぎあい。総シュート数がトゥーンの18本に対し、アヤックスは20本。これだけでどんなゲームだったか想像がつくというものですが、さらに枠内シュートがトゥーンは4本、アヤックスが11本というデータを見ると、なおさら様子が明らかになってきます。トゥーンは攻めるんだけど、最後の肝心なところで枠内にシュートを飛ばすことが出来ない。一方、アヤックスはほぼ半分が枠を捉えています。

アヤックスの攻撃の中心はMFのスネイデル。彼の個人技を生かしたプレーから次々とトゥーン・ゴールへと迫ります。そして27分、左サイドからのエマヌエルソンのクロスをアナスタシウが頭で合わせてシュート。これをGKが弾き返したところをスネイデルが押し込みます。アヤックス、先制。

対するトゥーンは、アヤックスの間延びした中盤に出来たスペースを突いて攻め込み、単純なコンビネーションから1トップのルストリネッリにボールを集めます。が、彼がなかなかこれを決め切れません。しかし、後半になって、アヤックスがその甘い中盤を修正したことによって、逆にDFラインに隙が生まれてしまい、そこをトゥーンは狙っていきます。56分、スルーパスから抜け出したルストリネッリがついにゴール。同点です。

63分、今度はアヤックス。左サイドをえぐったバベルからのラストパスをアナスタシウがちょこんと合わせ(・・・DFのOGとも見えましたが)、勝ち越し。するとお返しに74分、トゥーンが攻め込み、ボールがゴール前で右往左往し、最後は中央のピメンタ・アドリアーノが押し込んで、再度同点。いったいどういう結末になるのか、さっぱり分からなくなります。

とてもここでは書き切れないぐらいの激しい攻め合いがその後も続きます。84分、トゥーンのルストリネッリが絶妙のセンタリングからフリーでヘディング・シュート。が、枠を外します。88分、アヤックスの攻撃の中心、スネイデルが足を痛めて、ブカリと交代。アヤックスは大ピンチ、トゥーンにとっては絶好のチャンスです。そして迎えたロスタイム。トゥーンは当然勝ちにいったので、前掛かりになってしまったところをアヤックスが逆襲。デ・ヨンク、ブカリが立て続けにゴールを奪取します。なんという結末・・・。

これでアヤックスは勝ち点を7に伸ばし、決勝トーナメント進出が見えてきました(アーセナルは進出決定)。敗れたトゥーン(勝ち点3)にとっては悪夢のロスタイムでした。怖いですね、サッカーって。でも、楽しかったです。

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『マクベス』(サヴォンリンナ音楽祭)

dvd-savonlinnaDVDライブラリーより。

フィンランドのサヴォンリンナで開催されている夏の音楽祭の公演。湖の中の古城が会場になっているので、リアリティは申し分ない。舞台上に置かれた巨大な王冠のオブジェが吊り上げられ、その下から魔女たちが現れるシーンから始まり、最後はまたその王冠が降りてきて、幕となる。合唱を含め、音楽も舞台も総じて水準はかなり高いのだが、マクベス夫人のマクリスが張りのある充実の歌唱を披露しているのに比べ、マクベスのヒュンニネンがやや弱い。声楽面でも女性上位、かな?

★★★

マクベス:ヨルマ・ヒュンニネン
マクベス夫人:シンシア・マクリス
バンクォー:ヤアッコ・リヘネン
マクダフ:ペーテル・リンドロース
ダンカン:マッティ・ランカラ
マクベス夫人の侍女:エーヴァ・リーサ・サーリネン
マルコム:リスト・サールマン

合  唱:サヴォンリンナ音楽祭合唱団
管弦楽:サヴォンリンナ音楽祭管弦楽団
指  揮:レイフ・セーゲルスタム
演  出:ラルフ・ラングベッカ

[  収録:1993年7月、サヴォンリンナ音楽祭  ]

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2005/11/03

『魔笛』(東京二期会)

dvd-matekiBS-2にて視聴。

日本の王子(ってなんだ?)、タミーノの冒険物語(桃太郎みたいだけど)。というよりは、ウルトラ怪獣、ご出演の舞台。登場する怪獣の名前を当てっこして楽しみましょう。ウルトラ警備隊も出て来るよ。

それにしても、芝居が寒い。実相寺昭雄は怪獣出したり、舞台をクルクル回したりする前に、やるべきことがあったはずだ。

★★

ザラストロ:黒木純
タミーノ:望月哲也
弁者:多田羅迪夫
夜の女王:飯田みち代
パミーナ:井上ゆかり
パパゲーノ:萩原潤
パパゲーナ:若槻量子
モノスタトス:青柳素晴
三人の侍女:悦田比呂子、渡邊史、橋本恵子
二人の僧:福山出、羽山晃生
三人の少年:中嶋周子、瀧上美保、前田真木子
二人の武士:種井靜夫、畠山茂
魔木:上杉陽一

合  唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指  揮:下野竜也
怪獣・操演:円谷プロダクション
演   出:実相寺昭雄

[  収録:2005年3月5日、東京、新国立劇場オペラ劇場  ]

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2005/11/02

インテル、逆転勝利!

UEFACLチャンピオンズリーグ グループリーグ第4節 H組
インテル 2-1 FCポルト

CLのグループリーグもいよいよ折り返し。決勝トーナメント進出を目指して、熱い戦いが繰り広げられます。

グループ首位のインテルと4位のポルトとの対戦。でも、前節はポルトがホームでインテルを2-0で破っています。今節はミラノでのゲームなので、例によって無観客試合です(cf. サンシーロの静かなる戦い)。インテルの2トップには肩を痛めているアドリアーノと、そしてマルティンス。フィーゴは調子がなかなか良さそうです。が、先手を取ったのはポルトでした。16分、ゴールほぼ正面から、30mのFKをアルメイダがぶち込みます。ボールが浮き上がってゴール左隅角に突き刺さるという、実に見事なFKでした。これは止められないなあ。

これでポルトは守りを固め、インテルの攻撃を封じ込めます。やはり動きに精彩がなかったアドリアーノは、後半途中、フリオ・クルスと交代。が、この交代が後で効いてきます。75分、ここまでインテルの攻めを必死にしのいできたポルトでしたが、とうとうエリア内に突進してきたピサロを倒してしまいます。このPKをクルスが決めて、同点。これで勢いづいたインテルが猛攻に出て、82分、こちらも途中出場のミハイロビッチの左CKを再びクルスが頭で合わせて、ゴール右隅に流し込みました。一気の逆転劇です。

その後ポルトもなりふり構わず必死の攻撃に出ますが、インテルにかわされ、そのまま試合終了。インテル、グループ突破に向けて大きく前進しました。ポルトはもし勝っていればグループ2位に浮上することが出来たのですが、残念な結果に終わりました。これでますます苦しくなってしまいました。

と・こ・ろ・で、

チェルシーが負けたって!

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『ローエングリン』(ウィーン国立歌劇場)

dvd-lohengrin-viennaDVDライブラリーより。

当時ウィーン国立歌劇場の音楽監督だったアバドが、ウィーンで初めてワーグナーを振るということで評判になった公演。題名役のドミンゴが公演直前に風邪をひいてしまったため、残念ながら万全のフォームとはいえないが、それでも光彩を放っているところはさすがだ。それになんといっても、その凛とした立ち居振る舞いはやはり見映えがする。舞台はオーソドックスな作りだが、アバドの音楽は重厚感よりも明晰性が勝った、ユニークなものになっている。エルザのステューダーもよく歌っているが、オルトルートのヴェイゾヴィチが極めて充実した歌唱を披露している。

★★★

ローエングリン:プラシド・ドミンゴ
エルザ:チェリル・ステューダー
ハインリヒ王:ロバート・ロイド
テルラムント:ハルトムート・ヴェルカ
オルトルート:ドゥーニャ・ヴェイゾヴィチ
式部官:ジョージ・ティチー
ほか

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:クラウディオ・アバド
演  出:ヴォルフガング・ウェーバー

[  収録:1990年1月28日、ウィーン国立歌劇場  ]

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2005/11/01

ノースロンドン・ダービー!

premireleagueプレミアリーグ 第10週
トッテナム 1-1 アーセナル

今シーズン好調が伝えられるトッテナムと、今シーズンもがき苦しんでいるアーセナルとのノースロンドン・ダービー。

先手を取ったのは、気合が入りまくって飛ばしに飛ばしたホームのトッテナム。17分、キャリックのFKをどフリーでキングがヘッドで合わせ、先制。アーセナルは中盤が機能せず、大苦戦。後半、ヴェンゲル監督はフラミニに代えて、前節のお騒がせ男、ピレスを投入。トッテナムも前半の飛ばし過ぎが利いたか、ペースダウン。アーセナルが攻め出します。そして77分、ベルカンプのFKをGKが弾いたところをピレスがダイレクトでシュート。これが見事に決まり、同点。ピレス、汚名挽回、ですかね?

でもその後、飛び出してきたGKとピレスが1対1になったところを決められなかったのは痛かった。もっと痛かったのは、せっかく怪我から復帰したリュングベリがまた負傷退場してしまったこと。アンリといいリュングベリといい、ヴェンゲルは泣きっ面に蜂、ですね。誰か、なにか明るい材料をアーセナルに与えて下さい。

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『マノン・レスコー』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-manonlescautDVDライブラリーより。

プッチーニ作。

殺風景な壁で構成された舞台。ガーディナーがプッチーニを振るというのもなんだか妙な気がするが、少々せわしない部分があるものの、ダイナミックに音楽をコントロールしていて、なかなか面白い。主役の二人にあまり華は感じられないが、ヴィックの簡素な舞台の上では妙に説得力がある。

★★★

マノン・レスコー:アディーナ・ニテスク
レスコー:ロベルト・デ・カンディア
デ・グリュー:パトリック・デニストン
ジェロンテ:パオロ・モンタルソロ
エドモンド:アントネルロ・パロンビ
音楽家:サラ・コノリー
ほか

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
演  出:グラハム・ヴィック

[  収録:1997年5月31日、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

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