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2005/10/01

『オルフェオとエウリディーチェ』(シャトレ座)

dvd-orpheeeteurydiceDVDライブラリーより。

グルック作。「オルフェオとエウリディーチェ」の神話は数多くのオペラ作品を生んでいるが、このグルックのオペラの特異な点はラストがハッピーエンドになっていること。愛の神が嘆き悲しむオルフェオに同情し、エウリディーチェを生き返らせてしまうのだ。それが出来るなら最初からそうすればいいのに、などと言ってはいけない(笑)。

この作品には1762年のウィーン版(イタリア語)と1774年のパリ版(フランス語)とがあるが、今回のプロダクションはパリ版を改訂編曲した1859 年のベルリオーズ版(フランス語)に拠っている。それぞれの最大の相違点は、オルフェオ役をウィーン版がカストラートが、パリ版がテノールが、そしてベルリオーズ版がメゾが担当していることである。今回の舞台は同じシャトレ座での『アルチェステ』との連続上演であり、その舞台様式も似通っている。 (cf.シャトレ座『アルチェステ』) 極度に身振り手振りを抑制した歌手たちの動きと装置らしいものが殆どないステージ。ウィルソン流の様式美がここでも繰り広げられる。ガーディナーとその手兵、オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクが奏でるグルックの音楽との調和が見事。

★★★

オルフェオ:マグダレーナ・コジェナー
エウリディーチェ:マドリーヌ・ベンダー
愛の神:パトリシア・プティボン

合  唱:モンテヴェルディ合唱団
管弦楽:オルケストラ・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク
指  揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
演  出:ロバート・ウィルソン

[  収録:1999年10月、パリ・シャトレ座  ]

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