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2005/10/18

『ドン・ジョヴァンニ』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-dongiovanni-glyndebourneDVDライブラリーより。

現代版ドン・ジョヴァンニ。装置らしいものはほとんどない。正方形の平台が舞台中央に据え置かれ(・・・実際には吊られているのだが)、主にその上を中心にして演技が繰り広げられる。こう言えば勘のいい人はピンとくると思うのだが、ピーター・ブルックの『ドン・ジョヴァンニ』とよく似ている。 (cf. エクサン・プロヴァンス音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』 
ちなみにグラインドボーンの方が先なので、けして真似ではない。)出演者も微妙に被っている(騎士長は一緒、あちらのレポレルロがこちらのドン・ジョヴァンニ)。違うところといえば、ブルックのは照明が明るかったのに対し、こちらは暗いところ。しかも、かなり巧みに取り入れた光線が綺麗な色合いを作り出し、光と影のコントラストも鮮やかだ。後半は舞台奥にブリッジが現われたりして、構図的にも美しい。業火に囲まれてドン・ジョヴァンニが地獄に落ちていく結末のシーンなど、なかなか迫力もある。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の古楽の響きに乗って、歌手たちは溌剌としたモーツァルトを展開する。ブルックの舞台が気に入った人ならば、絶対こちらも好きになると思う。オススメです(笑)。

★★★★

ドン・ジョヴァンニ:ジル・カシュマイユ
騎士長:グヨン・オスカーション
ドンナ・アンナ:ヒレヴィー・マルティンペルト
ドン・オッターヴィオ:ジョン・マーク・エインスレイ
ドンナ:エルヴィーラ:アドリアンヌ・ピエチョンカ
レポレルロ:スティーブン・ペイジ
ツェルリーナ:ジュリアーヌ・パンス
マゼット:ロベルト・スカルトゥリーティ

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
指  揮:ヤコフ・クライツベルク
演  出:デボラ・ワーナー

[  収録:1995年8月27日、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

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