« 『フィガロの結婚』(ウィーン芸術週間) | トップページ | チェルシー、敗退! »

2005/10/27

『ミニョン』(コンピエーニュ・インペリアル劇場)

dvd-mignonDVDライブラリーより。

ロマンス《君よ知るや南の国》で有名なトマの代表作。原作はゲーテの『ウィルヘルム・マイスターの修業時代』で、ハッピー・エンドのフランス版と悲劇で終わるドイツ版とがあるが、今回の舞台はフランス版。

1991年にオープンしたコンピエーニュ市のインペリアル劇場での公演。演出のピエール・ジュルダンはこの劇場の芸術監督。非常に不謹慎な言い方ではあるが、ミニョン役のヴィニョンが最初あまりに貧相で、見ていて辛い。相手役のウィルヘルムが色白の美青年のガブリエルであるだけに、余計その落差が激しく感じられる。地黒で骨ばっているので、まるで老婆のようだ。これも演出のうちなんだろうが、正直引いてしまった(・・・その後徐々にまともになってはいくが、そこまでリアリズムを追求しなくてもいいのでは?)。対照的なのがフィリーヌのマシスで、華やかさと大人の女性の色気をふんだんに振りまいている。少しはヴィニョンに分けてあげてほしい(笑)。舞台は古風なメロドラマ調だが、フルネが慈愛に満ちた音楽を紡ぎ出している。

★★★

ミニョン:ルシル・ヴィニョン
ウィルヘルム・マイスター:アラン・ガブリエル
フィリーヌ:アニク・マシス
ロタリオ:クリスチャン・トゥレギエ
ラエルト:ジャン・マルク・サルツマン
ジャルノ:ジル・デュベルネ
フレデリック:フランク・カサール
アントニオ:ギュイ・ヴィヴェ

合  唱:ル・マドリガル
管弦楽:ル・サンフォニエッタ・オルケストル・レジョナル・ド・ピカルディ
指  揮:ジャン・フルネ
演  出:ピエール・ジュルダン

[  収録:1992年10月、コンピエーニュ・インペリアル劇場(フランス) ]

|

« 『フィガロの結婚』(ウィーン芸術週間) | トップページ | チェルシー、敗退! »

コメント

>正直引いてしまった
確かに、初めて見たときは、さすがに・・でした。
でも、だんだん可愛くなるのがはっきりわかってよかったです・・・ 

ウィルヘルムだって、とにかくフィリーヌに夢中で、ミニョンには同情心しかないのは、当然って思えますしね。

とっても好きな映像のひとつです。

このあと、ヴィニョン、ガブリエルが出ている映像をいくつか見ましたが、二人とも、これが一番いいですね^^!

マシスは最近「真珠とり」の放送がありましたが、雰囲気は違いますが、やっぱり美人でした!

以前の記事、TBさせてください。

投稿: edc | 2005/10/27 08:08


edcさん、おはようございます。TB、どうもです。

そうですか。じっくり見ていけば、なるほど納得の演出なんですね。私みたいに、ファースト・インプレッションで決め付けてしまうような人間には不向きなのかな?私も修業に出たほうがいいみたい・・・(笑)。

マシス、いいですよね。大好きだなあ、この人。

投稿: Orfeo | 2005/10/27 09:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122009/6617288

この記事へのトラックバック一覧です: 『ミニョン』(コンピエーニュ・インペリアル劇場):

» トマ作曲「ミニョン」コンピエーニュ・インペリアル劇場1992年 [雑記帳]
フランス・オペラ。グノーの「ファウスト」同様、ゲーテによります。原作は「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」です。 幼いころさらわれて、ジプシーの旅芸人一座で無理矢理芸をさせられている可愛そうな女の子ミニョンの物語は、子どものころ、読んだことがあります。漫画もあったと思います。子ども心にとても印象的で、ずっと記憶に残りました。そして、その中のことば「君よ、知るや、南の国」も、美しく、なんとなく懐かしい響きも忘れられませんでした。この旋律も、いつのことか、どういう経緯でか覚えていませんが、いい加... [続きを読む]

受信: 2005/10/27 08:06

« 『フィガロの結婚』(ウィーン芸術週間) | トップページ | チェルシー、敗退! »