« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »

2005年10月

2005/10/31

チェルシーがおかしい?

プレミアリーグ 第10週
チェルシー 4-2 ブラックバーン

ゲーム自体は順当にチェルシーが勝利を収めましたが、チェルシー、ちょっと変です。

10分にランパードのセンタリングをドログバが頭で合わせて先制。そのわずか4分後にはエリア内でジョン・テリーが倒され、ランパードがこのPKを決めて、追加点。いつものスロー・スターターのチェルシーにしては珍しく、早い時間での立て続けの2得点であっさり試合を決めたかと思いました。が、ここからゲームはブラックバーンのペースになってしまいます。中盤でも早い寄せからチェルシーの動きを封じ込め、ボールを奪ったら次々と攻め込みます。そして18分、チェルシーのDFリカルド・カルヴァーリョがエリア内でヒザニシュヴィリを倒してしまい、PK。これをベラミーに決められて、1点差。さらに44分、デル・オルノの不用意なバック・パスをGKのツェフがキック・ミス。これをブラックバーンに繋がれて、またもベラミーに頭で押し込まれ、まさかの同点。2-2で折り返します。

後半に入っても、ペースは依然としてブラックバーンのものだったのですが、さすがにバテたのか、動きも鈍くなってきて、チェルシーが盛り返します。そして62分にランパードがFKでゴールを奪い、再度チェルシーがリード。さらに74分、ジョー・コールがミドルレンジからダメ押し点を追加して、やっと試合を決めました。

堅守を誇るチェルシーも最近プレミアでは失点続き。しかもこのゲーム、2点も取られてしまったし・・・(随分久しぶりでしょ、これ?)。結果的にランパードに救われたけど、攻めも守りもミスが多く、歯車がおかしくなってきています。これはひょっとして・・・期待していいのかな(笑)。CLを挟んで、次節はいよいよマンチェスター・ユナイテッド戦です。

| | コメント (4) | トラックバック (4)

『ジプシー男爵』(メルビッシュ音楽祭)

dvd-gipsybaronDVDライブラリーより。

ヨハン・シュトラウス2世作。

オーストリアの夏の風物詩、メルビッシュでの湖上オペレッタ。風光明媚な環境の中、スケールの大きな舞台の上で軽妙なシュトラウス節が展開される。歌あり、馬あり、踊りあり。花火まで飛び出してきて、舞台を大いに盛り上げる。

★★★

ホモナイ伯爵:ペーター・エーデルマン
カルネロ伯爵:ハインツ・ツェドニク
シャーンドル・バリンカイ:メールザッド・モンタゼリ
カールマーン・ジュパーン:ローラント・ブラハト
アルゼーナ:クリスティーネ・バート
ミラベラ:ミリヤーナ・イロシュ
オットカル:アンドレアス・シャーゲル
ツィプラ:ブリギッテ・ピンター
ザッフィ:マルティーナ・セラフィン

バレエ:メルビッシュ音楽祭バレエ団
振  付:ゲオルク・ゲスラー
合  唱:メルビッシュ音楽祭合唱団
管弦楽:ブルゲンラント交響楽団
指  揮:ルドルフ・ビーブル
演  出:ハインツ・マレチェク

[  収録:2000年8月5日、メルビッシュ・ノイジードラー湖、湖上ステージ  ]

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005/10/30

ル・マン松井の、まあだだよ

フランス・リーグ1 第13節
ナント 1-0 ル・マン

松井は背中を痛め、ベンチ・スタート。代わりにユース出身の若手、ドゥイヤールがデビューを果たしました。が、ひいき目かもしれないけど、松井のいないル・マンはまったく冴えがありません。雑なプレーも目立つし、攻撃は単調でアイデアが不足していて、得点の糸口がまったく掴めません。

対するナントは先週のリーグ・カップ戦で王者リヨンを下して、波に乗っています。個々のプレーも力強く、スピードもあって、ル・マンを確実に押し込んでいきます。そして19分、ケセルがエリア内で倒されて、PK。これをケセル自身が決めて、先制します。

その後もナントがゲームを支配し、2度ほどあわやゴールというシーンがありましたが、ともにオフサイドでル・マンは救われます。しかし、ル・マンの攻撃は相変わらずで、後半頭から投入されたロマリッチにも冴えがなく、ゲームに入り込めていなかったドゥイヤールもとうとう後半途中で退きます。松井はなかなか出て来ませんでしたが、終盤84分になってロマリッチに代わってやっと登場。ゴール前に詰めて、リュコのシュートからあと一歩の場面も生まれたりしましたが、結局ほとんどボールに触れることなく試合終了。松井にとってはあまりに時間が短かすぎました。

次節、ル・マンはマルセイユとの対戦ですが、松井は前節のイエローカードによる累積警告から出場停止になります。見たかったなあ、マルセイユ戦での松井のプレー・・・。中田浩は出るのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『ルル』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-lulu-glyndebourneDVDライブラリーより。

三幕版。シェーファーの出世作となった公演。正面にはレンガ調の湾曲した巨大な壁面。その対角線上に階段が延々と伸びている。舞台中央には下の部屋につながる穴があいていて、その周りで円を描くように床が回転する。ヴィックの簡素化された舞台の中で、シェーファーが清楚にして、かつ大胆にルルを演じている。その歌唱は透明感に溢れ、デイヴィスの付ける鋭利な音楽やヴィックの緊張感の高い演出と呼応して、聴く者の心に響いてくる。やはり『ルル』は三幕版だよねえ。

★★★★

ルル:クリスティーネ・シェーファー
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:キャスリン・ハリーズ
劇場の衣裳係/学生:パトリシア・バードン
劇場支配人/銀行家/医事顧問/教授:ジョナサン・ヴィーラ
画家/黒人:シュテファン・ドラクリヒ
シェーン博士/切り裂きジャック:ウォルフガング・シェーネ
アルヴァ:デーヴィッド・キューブラー
シゴルヒ:ノーマン・ベイリー
猛獣使い/サーカスの力芸人:ドナルド・マクスウェル
公爵/従僕/侯爵:ニール・ジェンキンズ

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:アンドリュー・デイヴィス
演  出:グラハム・ヴィック

[  収録:1996年7月27日、グラインドボーン音楽祭新歌劇場  ]

| | コメント (7) | トラックバック (2)

2005/10/29

『ヴェネツィアの一夜』

dvd-venedigDVDライブラリーより。

ヨハン・シュトラウス2世作の喜歌劇。

ユニテルが制作したオペレッタ映画。ヴェネツィアの風情漂う美しい音楽に乗って、歌あり、踊りあり、ゴンドラあり、の楽しい世界が展開していきます。歌手たちもみな芸達者で感心させられます。

★★★

ウルビーノ公爵:アントン・デ・リッデル
アンニーナ:シルヴィア・ゲスティ
カラメッロ:ジョン・ピソ
チボレッタ:ジュリア・ミゲネス
パッパコーダ:チェーザレ・クルツィ
デラキュラ:エーリヒ・クンツ
バルバラ:トルデリーゼ・シュミット

合  唱:バイエルン放送合唱団
管弦楽:ミュンヘン放送管弦楽団
指  揮:クルト・アイヒホルン
振  付:ヴァーツラフ・オルリコフスキー
演  出:ヴァーツラフ・カシュリーク

[  制作:1973年、ユニテル  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/28

アンリ、怪我再発?

・太もも付け根の怪我からようやく復帰してきたアーセナルのアンリですが、どうやらまた同じ箇所を傷めてしまったようです。ピレスとPKの練習をしすぎたのでしょうか(cf. アーセナルのフレンチ・コネクション)。軽症らしいですが、心配です。

・セリエAでローマが2試合連続(ラツィオ戦、インテル戦)で得点を入れました。ということで、今シーズンのローマの不吉なジンクスがあっさり覆されました(cf. ローマの背負った十字架)。しかも、なんとミラノのサンシーロでインテルを負かしてしまったよ!(インテル 2-3 ローマ)これって、何年ぶり?えっ?11年ぶり?ローマはびっくり、インテルはがっかり、ですね。インテル、どんどんユーヴェとの差が広がっていきます。

・メッシーナの柳沢がパルマ戦の後半25分から出てきて、やっとまともにボールを持ってプレーしたかと思ったら、相手のタックルをよけようとして、捻挫。わずか6分で交代しました。なんだ、そりゃ?彼のユニフォームの背中の「YANA」という文字は、「YAWA」に変えたほうがいいと思います。試合のほうは、柳沢が引っ込んだ途端、メッシーナが同点に追いつき、1-1のドローでした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『カヴァレリア・ルスティカーナ』(ラヴェンナ音楽祭)

cd-josecuraDVDライブラリーより。

あ、あ、あ、あの、ローラの方がサントゥッツァより若々しくて、おまけにひ弱に見えるようでは、明らかにさかしまではないでしょうか?不条理劇かと思いました。マイヤーは声楽的にもサントゥッツァとしては異質です。甘い歌声のクーラは相変わらず目だけで演技しようとしているし、ムーティはひたすらインテンポだし・・・。みんなバラバラの方向を目指しています。

★★

サントゥッツァ:ワルトラウト・マイヤー
ローラ:アンナ・マリア・ディ・ミッコ
トゥリッドゥ:ホセ・クーラ
アルフィオ:パオロ・ガヴァネルリ
ルチア:ティツィアーナ・トラモンティ

合  唱:ボローニャ市立歌劇場合唱団
管弦楽:ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
演  出:リリアナ・カヴァーニ

[  収録:1996年7月14・16・18・20日、ラヴェンナ・アリギエーリ劇場(イタリア) ]

*画像はこの公演とは関係ありません。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/10/27

チェルシー、敗退!

ご訪問ありがとうございます。こんなブログでも、10000hitを達成しました。とても嬉しいです。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

========================================

カーリングカップ 3回戦
チェルシー 1-1 チャールトン
       (PK: 4-5)

試合は見ていませんが、チェルシーが負けました。先日、リーグ戦での連勝を最下位のエバートンに止められたばかりですが(1-1のドロー)、昨シーズン制覇したこのカップ戦からも早々と敗退してしまいました。ちなみにチャールトンはリーグ戦でも現在2位と好調のチーム。やるなあ(笑)。

ヒデのボルトンも勝ち進みましたね。今季のイングランドはカップ戦に注目です。

| | コメント (8) | トラックバック (3)

『ミニョン』(コンピエーニュ・インペリアル劇場)

dvd-mignonDVDライブラリーより。

ロマンス《君よ知るや南の国》で有名なトマの代表作。原作はゲーテの『ウィルヘルム・マイスターの修業時代』で、ハッピー・エンドのフランス版と悲劇で終わるドイツ版とがあるが、今回の舞台はフランス版。

1991年にオープンしたコンピエーニュ市のインペリアル劇場での公演。演出のピエール・ジュルダンはこの劇場の芸術監督。非常に不謹慎な言い方ではあるが、ミニョン役のヴィニョンが最初あまりに貧相で、見ていて辛い。相手役のウィルヘルムが色白の美青年のガブリエルであるだけに、余計その落差が激しく感じられる。地黒で骨ばっているので、まるで老婆のようだ。これも演出のうちなんだろうが、正直引いてしまった(・・・その後徐々にまともになってはいくが、そこまでリアリズムを追求しなくてもいいのでは?)。対照的なのがフィリーヌのマシスで、華やかさと大人の女性の色気をふんだんに振りまいている。少しはヴィニョンに分けてあげてほしい(笑)。舞台は古風なメロドラマ調だが、フルネが慈愛に満ちた音楽を紡ぎ出している。

★★★

ミニョン:ルシル・ヴィニョン
ウィルヘルム・マイスター:アラン・ガブリエル
フィリーヌ:アニク・マシス
ロタリオ:クリスチャン・トゥレギエ
ラエルト:ジャン・マルク・サルツマン
ジャルノ:ジル・デュベルネ
フレデリック:フランク・カサール
アントニオ:ギュイ・ヴィヴェ

合  唱:ル・マドリガル
管弦楽:ル・サンフォニエッタ・オルケストル・レジョナル・ド・ピカルディ
指  揮:ジャン・フルネ
演  出:ピエール・ジュルダン

[  収録:1992年10月、コンピエーニュ・インペリアル劇場(フランス) ]

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005/10/26

『フィガロの結婚』(ウィーン芸術週間)

dvd-nozzedifigaro-wienDVDライブラリーより。

没後二百年のモーツァルト・イヤーに当時ウィーン国立歌劇場音楽監督だったアバドの下で制作上演されたプロダクション。94年に来日公演も行われた。傾斜舞台の上に写実的セットが並んでいる。ミラーは回転舞台を利用して、1幕と2幕、及び3幕と4幕のフィナーレとがドラマが途切れることなく繋がっていくように施している(よってフィナーレは庭園の中ではなく、屋敷の周りで展開する)。歌手陣に対する要求もなかなか細かいが、それを皆スマートにこなしている。とりわけ、好色の伯爵を野卑に陥ることなく、威厳をもって演じているライモンディが面白い。哀愁さえ感じられる。アバドの優れた統率の下、音楽と舞台のバランスが取れた出色の『フィガロ』だと思う。

★★★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ルッジェーロ・ライモンディ
伯爵夫人:チェリル・ステューダー
フィガロ:ルチオ・ガッロ
スザンナ:マリー・マクローリン
ケルビーノ:ガブリエーレ・シーマ
マルチェリーナ:マルガリータ・リロワ
ドン・バジリオ:ハインツ・ツェドニク
ドン・クルチオ:フランツ・カーゼマン
バルトロ:ルドルフ・マッツォーラ
アントニオ:イシュトヴァーン・ガーティ
バルバリーナ:イヴェッタ・タンネンベルゲローヴァ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:クラウディオ・アバド
演  出:ジョナサン・ミラー

[  収録:1991年5月16・18日、アン・デア・ウィーン劇場  ]

| | コメント (8) | トラックバック (2)

2005/10/25

アーセナルのフレンチ・コネクション

プレミアリーグ 第9週
アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ

先週のチャンピオンズリーグ、スパルタ・プラハ戦で華々しく戻ってきたアンリのプレミア復帰戦。ゲームの方は60分、そのアンリがエリア内でGKに倒されて得たPKを、フランス人仲間のピレスが決めて、やっとのことでアーセナルが辛勝しました。が、そのピレスが世にも珍しいプレーを披露しちゃいました。

73分、今度はベルカンプがエリア内で倒されて得たPK。キッカーは当然またピレス。が、彼はボールを蹴る瞬間に動きを止め、横に流して、後ろから走り込んできたアンリに決めさせようとします。が、策士、策に溺れるのことわりよろしく、焦ったのか、足がボールにちゃんと当たらず、上の部分をこすっただけ。で、アンリは通り過ぎ、シティの選手にボールをさらわれてしまいます(・・・結局、ファールをとられて、シティ・ボールに)。なんだ、こりゃ?自分で決める自信がないのなら、はなからアンリに蹴らせればよかったのに・・・。

ともあれ、このゲーム、シティにも好機が何度もあって、あわやドローになるところでしたから、このPK失敗が命取りにならなくて本当によかったです。ピレスも、きっとこれで懲りたことでしょう。そういや、前半にもアンリからのマイナスのクロスをゴール正面でフリーで受けたピレスが、シュートを思いっきり枠の上空へ飛ばすというシーンがありました。あれで気弱になっちゃったのかなあ。フランス人監督、ヴェンゲルも、試合後のインタビューではピレスのことをしきりに庇っていましたが、本人にはしっかり雷を落とした、かもね(笑)。

| | コメント (5) | トラックバック (6)

『コジ・ファン・トゥッテ』(チューリヒ歌劇場)

dvd-cosifantutte-zurichDVDライブラリーより。

幕が開くとそこは学校の教室。ドン・アルフォンソ先生が哲学の講義中だ。そこで先生が生徒のフェランドたちをけしかけるので、彼らは持っていた剣で決闘を迫る。おいおい、随分物騒な学校だな。どうやらここも、学級崩壊しているらしい(笑)。恋人たちがやってくる。そしてアルフォンソの口から彼女たちに教え子たちの出征が告げられる。学徒動員かよ!というわけで、その後はおきまりのお話が進んでいくのだが、最後は恋人たちがガラスばりの囲いの中で並んで机につき(女性陣がお仕置きのお勉強をさせられているようで、男性陣が監督している)、上から雪が降ってきて幕となる。青空学校かい!文字どおり、お寒い演出だ。アーノンクールの指揮は『フィガロ』のときほど不安定ではないが、愉悦感には乏しい。バルトリとバルツァの安定した歌唱が救い。

★★

フィオルディリージ:チェチーリア・バルトリ
ドラベルラ:リリアーナ・ニキテアヌ
デスピーナ:アグネス・バルツァ
フェランド:ロベルト・サッカ
グリエルモ:オリヴァー・ウィドマー
ドン・アルフォンソ:カルロス・ショーソン

合  唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
演  出:ユルゲン・フリム

[  収録:2000年2月、チューリヒ歌劇場  ]

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005/10/24

松井、リーグ1初ゴール!

フランス・リーグ1 第12節
ル・マン 2-0 ストラスブール

松井大輔、やってくれました。決定的仕事を連発して、チームを勝利に導きました。

試合開始わずかに2分、左サイドを駆け上がった松井からゴール前へクロスが上がります。これを後ろから走り込んできたオクールが頭で合わせ、シュート。GKが体を投げ出して抑えたかと一瞬思いましたが、ボールはその下を擦り抜け、ゴールラインを越えました。ル・マン、先制。

ストラスブールは今季いまだ未勝利のチーム。当然ゲームのペースは先制点を奪ったホームのル・マンが握りますが、その後、徐々にストラスブールもいい形を作るようになって、攻め出します。が、オフサイドなどもあって決め切れません。逆に43分、ル・マンが攻め上がり、ボールを持った松井が左サイドのエリア外からカーブを掛けた柔らかいシュート。これがGKの手が届かないゴール右隅に収まって、追加点が決まります。松井自身、リーグ1初ゴール。DF、GK、味方の選手の位置を見切った見事なシュートでした。

後半はかなりストラスブールに攻め立てられましたが、なんとかル・マンがこれを抑えます。しかし、攻撃の方ではセンター・フォワードの位置に入ったデメロがさっぱりで、周りとの息も合わず、追加点が入る気配がありません。やはりル・マンのネックはここですね。松井自身はよく動いて堅実なプレーを見せていましたが、終盤イエロー・カードを貰ってしまい、交代でアウト。というわけで、結局試合の方はそのまま終了しました。

松井の活躍は嬉しいのですが、ル・マンの課題もまた浮き彫りになった一戦でした。これからも厳しい戦いが続きそうです。

============================================

イギリスでは中田英がプレミア初ゴール。おめでとう!

| | コメント (0) | トラックバック (5)

『魔笛』(チューリヒ歌劇場)

dvd-magicflute-zurichDVDライブラリーより。

幕開けからすでにタミーノはザラストロの神殿(図書室?)の中にいる。そこは上部にぎっしり書物が並んでいて、タミーノはそこから1冊の本を取り出し、ベンチに腰掛けて読んでいるうちに眠ってしまう。そうすると彼の前に大蛇が現われ・・・ということで、これは彼の夢の中の話であることが暗示される。事実、蛇は上半身裸の美女に巻き付いて現われる。うん、たしかに夢のような舞台だ(←意味が違う?)。冗談はさておき、とにかく舞台はそのまま最後までほとんど変化しないので、はっきり言って飽きます。せめて夜の女王の登場シーンぐらいは劇的に変化してほしいものだ。ただでさえ眠くなるオペラなのに(私にとってはね)、これでは本当にこちらが夢の中に旅立ってしまいそう。案外ジョナサン・ミラーもそうなのかもしれません(笑)。ウェルザー=メストの音楽は堅実だが、全体的にスマートすぎる。

★★

ザラストロ:マッティ・サルミネン
タミーノ:ピョートル・ベツァーラ
弁者:ジェーコブ・ヴィル
夜の女王:エレナ・モスク
パミーナ:マリン・ハルテリウス
三人の侍女:マルティナ・ヤンコヴァー、イレーヌ・フリードリ、ウルズラ・フェリ
パパゲーノ:アントン・シャリンガー
パパゲーナ:ユリア・ノイマン
モノスタトス:フォルカー・フォーゲル
三人の少年:チューリヒ少年合唱団員

合  唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指  揮:フランツ・ウェルザー=メスト
演  出:ジョナサン・ミラー

[  収録:2000年7月7日、チューリヒ歌劇場  ]

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/10/23

あっさリバプール

プレミアリーグ 第9週
フルアム 2-0 リバプール

ゲームのほうは見てないのですが、リバプールのゴール欠乏症はいよいよ深刻なようです。シセ、モリエンテス、クラウチ(途中出場)らがことごとく不発。下位に低迷しているフルアムにあっさり土を付けられてしまいました。

総シュート数はフルアムの6本に対し、リバプールが14本。これで0-2での敗戦なんて、ちょっとヒドイですね。ジェラードの早急な復帰が望まれるところかな?

| | コメント (8) | トラックバック (4)

『フィガロの結婚』(チューリヒ歌劇場)

dvd-nozzedifigaro-zurichDVDライブラリーより。

随分ノロノロとしたテンポの序曲で始まるフィガロだが、途中も遅くなったり突然早くなったりと、相当凹凸に富んだちぐはぐな音楽が最後まで展開される。ついでに言わせてもらうと、歳喰ったフィガロ、若々しいマルチェリーナ、と、キャストまでがちぐはぐだ。舞台はわりとシンプルな作りでスッキリしていて、場面に応じて心象風景を暗示するような色合いを用いている。伯爵夫人が憂鬱で塞いでいればそこは暗く、伯爵が欲望をたぎらせる場面では燃え盛るような色を・・・ちょっと安直か(笑)。なお、3幕と4幕は場面転換なしにそのまま連続して繋がっている。エヴァ・メイの伯爵夫人が出色。

★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ロドニー・ギルフリー
伯爵夫人:エヴァ・メイ
フィガロ:カルロス・ショーソン
スザンナ:イザベル・レイ
ケルビーノ:リリアーナ・ニキテアヌ
マルチェリーナ:エリーザベト・フォン・マグヌス
バルトロ:ローベルト・ホル
ドン・バジリオ:フォルカー・フォーゲル
ドン・クルチオ:ナルティン・ツィセット
アントニオ:ヴェルナー・グレッシェル
バルバリーナ:リーザ・ラーション

合  唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
演  出:ユルゲン・フリム

[  収録:1996年2月、チューリヒ歌劇場  ]

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/10/22

『トスカ』(イタリア歌劇団)

dvd-tosca-nhk第3回NHKイタリア歌劇招聘公演のライブ。モノクロではあるが、伝説のテバルディのトスカを拝むことが出来る貴重な映像だ。風格ある舞台の上で、テバルディの気品が光り輝いている。トスカの真情が溢れ出るその歌唱は、見る者、聴く者を魅了する。カヴァラドッシのポッジにはやや不満が残る部分もあるが、その柔らかい歌声はなかなか得難いものがある。スカルピアのグェルフィの威厳も申し分ない。聴いていてゾクゾクしてきて、これぞイタオペの醍醐味、という感じがする。伝説の名に相応しい名舞台だと思う。なお、第2幕でカヴァラドッシが拷問される光景が舞台上で繰り広げられるのがやや特異だ。

★★★★

トスカ:レナータ・テバルディ
カヴァラドッシ:ジャンニ・ポッジ
スカルピア:ジャン・ジャコモ・グェルフィ
アンジェロッティ:シルヴァーノ・パリューカ
堂守:ジョルジョ・オネスティ
スポレッタ:アントニオ・ピリーノ
シャルローネ、看守:アルトゥーロ・ポルタ
羊飼いの少年:栗本尊子

合  唱:東京放送合唱団
       NHKイタリア・オペラ合唱団   
         藤原歌劇団合唱部  
        東京コラリアーズ   
         三期会
管弦楽:NHK交響楽団
指  揮:アルトゥーロ・バジーレ
美  術:チェーザレ・マリオ・クリスティーニ
演  出:ブルーノ・ノフリ

[  収録:1961年10月22日、東京文化会館  ]

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005/10/21

虎の尾を踏んだボルトン

プレミアリーグ 第8週
チェルシー 5-1 ボルトン

いまさらですが、15日のこのプレミアの一戦を見ました。いやあ、怖かったですね。まるでホラー映画並みに怖かった。ボルトンがチェルシーに大虐殺されてしまいました(・・・すいません、不穏当な表現で。でも、それしか思い浮かばないよ)。

試合開始早々ボルトンが先制したのがよくなかった。その上、図に乗って前半攻め立てたのがなお更よくなかった。あれでチェルシーとモウリーニョを本気にさせてしまった。後半、DFデル・オルノを下げて3バックにし、FWグジョンセンを投入して攻撃陣を増強し、一気に襲い掛かっちゃったもんだから、もう堪りません。ボルトン、まったく対応出来ず、DF陣も大混乱。たちまちドログバとランパードに立て続けに2ゴールずつぶち込まれ、最後はグジョンセンが〆めの一発。いやあ、残酷なショータイムでした。

なんですね、もしチェルシーに勝ちたいなら、下手に早く点を取ってはいけません。0-0でおとなしくしておいて、後半ロスタイム辺りにそそくさと1点入れて、すぐさま終了。これしかないです。とにかく、チェルシーを本気にさせちゃいけません。ご用心、ご用心。

中田は後半からの出場でしたが、この展開じゃ、しょうがないよね。完全にどんびき状態に陥ったチームの中で、彼にいったいなにが出来ようか、いや出来ない(コレ、反語)。ま、たしかにキレは悪かったようですが・・・(代表戦明けだもんね)。次に期待、です。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

『死の都』(ライン国立歌劇場)

dvd-shinomiyakoDVDライブラリーより。

コルンゴルト作。初演は1920年。

時空を超えた妄想世界が炸裂する妖しい舞台。廃墟と化したブルージュの街は凄味十分だが、あまりにデフォルメし過ぎているので、付いていくのに難儀する(笑)。デノケの熱演が見もの。それにしても、この音楽は凄い。激しいほどに燃え盛り、聴く者を圧倒し、飲み込んでいく。22歳にしてこんなオペラを書き上げたコルンゴルトはまさに天才だと思う。彼がナチスに迫害を受け、満足にオペラに取り組むことが出来なくなってしまったのは、痛恨の極みとしかいいようがない。なんとも不幸な時代だ。

★★★

パウル:トシュテン・ケルル
マリエッタ/マリー:アンジェラ・デノケ
フランク:ユーリ・パトゥコフ
ブリギッタ:ビルギッタ・スヴェンデン
フリッツ:シュテファン・ゲンツ
ジュリエット:バルバラ・バイア
リュシエンヌ:ユリア・エシュ

合  唱:ライン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ヤン・レイサム=ケーニヒ
演  出:インガ・レヴァント

[  収録:2001年4月、ストラスブール・ライン国立歌劇場  ]

| | コメント (16) | トラックバック (0)

2005/10/20

コメント一覧

* Orfeo on 『マゼッパ』(キーロフ歌劇場)
* 藤井 至 on 『マゼッパ』(キーロフ歌劇場)
* Orfeo on 『ペレアスとメリザンド』(ウェールズ・ナショナル・オペラ)
* elsinor on 『ペレアスとメリザンド』(ウェールズ・ナショナル・オペラ)
* Orfeo on 『トリスタンとイゾルデ』(ベルリン・ドイツ・オペラ)
* led on 『トリスタンとイゾルデ』(ベルリン・ドイツ・オペラ)
* Orfeo on オペラティック・アワー2
* 五十路っ子 on オペラティック・アワー2
* Orfeo on 『皇帝ティトゥスの慈悲』(チューリヒ歌劇場)
* Orfeo on 『トスカ』(新国立劇場)
* on 『皇帝ティトゥスの慈悲』(チューリヒ歌劇場)
* まゆみ on 『トスカ』(新国立劇場)
* Orfeo on 『トスカ』(新国立劇場)
* まゆみ on 『トスカ』(新国立劇場)
* Orfeo on オペラティック・アワー2
* edc on オペラティック・アワー2
* Orfeo on オペラティック・アワー2
* keyaki on オペラティック・アワー2
* Orfeo on 『魔笛』(ザルツブルク音楽祭)
* Sardanapalus on 『魔笛』(ザルツブルク音楽祭)
* edc on 『魔笛』(ザルツブルク音楽祭)
* Orfeo on ローマ、マドリーを撃破
* Sardanapalus on ローマ、マドリーを撃破
* Orfeo on 『ボエーム』(サンフランシスコ歌劇場)
* きのけん on 『ボエーム』(サンフランシスコ歌劇場)
* Orfeo on 『ボエーム』(サンフランシスコ歌劇場)
* edc on 『ボエーム』(サンフランシスコ歌劇場)
* Orfeo on 『手紙』
* edc on 『手紙』
* Orfeo on 『手紙』
* Orfeo on 『戦場のアリア』
* edc on 『手紙』
* edc on 『戦場のアリア』
* Orfeo on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* Miyajima on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* Orfeo on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* きのけん on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* Orfeo on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* edc on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* YASU47 on チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
* Orfeo on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* Sardanapalus on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* Orfeo on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* edc on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* keyaki on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* おぺきち on 『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
* Orfeo on お知らせ
* Orfeo on 『ドン・カルロ』(ミラノ・スカラ座)
* イズミ on お知らせ
* keyaki on 『ドン・カルロ』(ミラノ・スカラ座)
* Orfeo on 『マリー・アントワネット』
* edc on 『マリー・アントワネット』
* Orfeo on 『マリー・アントワネット』
* edc on 『マリー・アントワネット』
* Orfeo on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* きのけん on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* Orfeo on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* きのけん on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* Orfeo on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* Sardanapalus on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* Orfeo on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* edc on 『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
* Orfeo on 『サロメ』
* Orfeo on 「死者のためのミサ」他
* きのけん on 『サロメ』
* CineKen2=きのけん on 「死者のためのミサ」他
* Orfeo on 「死者のためのミサ」他
* Orfeo on 『サロメ』
* CineKen2=きのけん on 「死者のためのミサ」他
* きのけん on 『サロメ』
* Orfeo on 「死者のためのミサ」他
* イズミ on 「死者のためのミサ」他
* Orfeo on 「死者のためのミサ」他
* edc on 「死者のためのミサ」他
* Orfeo on 『サロメ』
* edc on 『サロメ』

| | コメント (0)

俺たちにゴールはない

チャンピオンズリーグ グループリーグ第3節 G組
アンデルレヒト 0-1 リバプール

CL9連敗中のアンデルレヒト(cf. アンデルレヒトの長い夜)がホームのブリュッセルにリバプールを迎えた一戦。試合開始早々アンデルレヒトが攻め込み、ゴール前でフリーになったホールがシュートを狙いますが、失敗。思えば、これがこのゲームを象徴するシーンでした。DFラインにヒューピアが復帰したリバプールはトップにシセ、シソコ、ルイス・ガルシアと並べましたが、先のブラックバーン戦を彷彿とさせる外しっぷりをまたしても披露(cf. 外しまくリバプール)。とにかくシュートが決まらない。左サイドからリーセが抜け出したりして、何度も好機を作るのですが、全然生かせない。時折枠に飛んだシュートはアンデルレヒトのGKプロトにことごとく阻止されます。

それでも、20分、リーセのシュートで得た右CKをシセがダイレクト・ボレーで蹴り込んで、先制。驚くぐらい綺麗にシュートが決まりましたが、これはゴール前正面でシセをフリーにしてしまったアンデルレヒトの完全なミスでした。

後半は完全にアンデルレヒトのペース。ボール・ポゼッションも上がって、リバプールを押し込みます。そして何度も決定機まで持ち込み、今季CLでの初得点かというところまでいくのですが、肝心なところでこちらも枠に飛ばせない。結局最後までリバプールのゴールを割ることは出来ず、とうとうCL10連敗という結果に終わりました。総シュート数はリバプール18本、アンデルレヒト11本。両チームとも、外しすぎ。

アンデルレヒトは残すゲームがアウェイ2つにホームが1つ。そのホームも相手はチェルシーなので、このままいくと今季も全敗の目が・・・。なんとしても頑張って、地元の、というか、ベルギーの期待に応えてほしいところです。リバプールも勝ったとはいえ、ゲーム内容は褒められたものではありません。攻撃も守備も余裕がなくて、なにかアタフタしている感じです。これもチェルシー・ショックなのでしょうか?ともあれ、あと1勝で決勝トーナメント進出です。

| | コメント (19) | トラックバック (14)

『ドン・ジョヴァンニ』(フェラーラ市立歌劇場)

cd-dongiovanni-abbadoDVDライブラリーより。

白を基調としたモダンな舞台。オーケストラピットを取り囲むように花道が設けられ、歌手たちが動き回る。が、ピーター・ブルックやデボラ・ワーナーの優れたプロダクションを見てしまったあとともなると、いかにも平々凡々な作りで、面白みに欠ける。ターフェルが必死に気取ってレポレルロを演じているが、それでもいつものごとく抜けて見えてしまうので、なんとも複雑怪奇なレポレルロになっている。声楽面では貢献度大だが、彼の大根演技はどうしようもないのかも。ドン・ジョヴァンニのキーンリーサイドがはまっているだけに、その落差が余計に大きく感じられる。女声陣の中ではアントナッチのエルヴィーラが素晴らしい。アバドが落ち着いたタクトさばきを見せている。

★★★

ドン・ジョヴァンニ:サイモン・キーンリーサイド
騎士長:アンドレア・パーピ
ドンナ・アンナ:カルメイア・レミージョ
ドンナ・エルヴィーラ:アンナ・カテリーナ・アントナッチ
ドン・オッターヴィオ:ブルーノ・ラッツァレッティ
レポレルロ:ブリン・ターフェル
ツェルリーナ:パトリツィア・パーチェ
マゼット:イルデブランド・ダルカンジェロ

合  唱:フェラーラ楽友協会合唱団
管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団
指  揮:クラウディオ・アバド
演  出:ロレンツォ・マリアーニ

[  収録:1996年1月24日、フェラーラ市立歌劇場  ]

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2005/10/19

『カプリッチョ』(サンフランシスコ歌劇場)

dvd-capriccioDVDライブラリーより。

R.シュトラウスの最後のオペラ。

室内楽的で、優美で繊細なシュトラウスの音楽と、18世紀の雰囲気を生き生きと再現したパガーノの美しい舞台。この二つが上手く融け合って、得も言われぬ気品に満ちたプロダクションに仕上がっている。歌手陣も細かいニュアンスまでよく伝えていて、見事だ。テ・カナワの伯爵夫人は、まさにはまり役だと思う。ランニクルズが落ち着いた指揮で全体をリードしている。

なお、ここで堅実な歌唱を披露しているトロヤノスは、この後、癌で急逝している。彼女にとっても、これが最後のオペラとなってしまった。誠に残念でならない。

★★★★

伯爵夫人:キリ・テ・カナワ
伯爵:ホーカン・ハーゲゴード
フラマン:デーヴィッド・キューブラー
オリヴィエ:サイモン・キーンリーサイド
ラ・ロッシュ:ヴィクトル・ブラウン
クレロン:タティアナ・トロヤノス
ムシュー・トープ:ミシェル・セネシャル
イタリア人ソプラノ:マリア・フォルトゥナ
イタリア人テノール:クレイグ・エステップ
ほか

管弦楽:サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
指  揮:ドナルド・ランニクルズ
美  術:マウロ・パガーノ
演  出:ステファン・ローレス

[  収録:1993年、サンフランシスコ歌劇場  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/18

我が道を行くアーセナル

プレミアリーグ 第8週
ウェストブロムウィッチ 2-1 アーセナル

代表戦を挟み、アシュリー・コール、フレブ、キャンベルといった面々が新たに負傷で離脱してしまったアーセナル。ジウベルト・シウヴァもブラジルから戻ったばかりで、このアウェー戦には同行していません。ということで、ますます苦しくなってきたアーセナルが、19位に低迷しているウェストブロムにまさかの逆転劇を許してしまいました。ウェストブロムがホームでアーセナルに勝ったのは、なんと22年ぶりだそうです。この手の話、今季のアーセナルには多いですよね。

ゲーム自体はアーセナルが支配していました。得点が動いたのは17分。アーセナルが右CKからセンデロスが合わせて、彼自身にとってクラブ初ゴールで先制。が、ウェストブロムが何度となく右サイドを突いて攻撃を繰り返しているうちに、とうとう38分、その形から最後カヌにぶち抜かれます。カヌの古巣への恩返し弾が決まって、同点。

後半もアーセナルが幾度となく攻め込みますが、ほとんどは狭い中央に固執するため、守りを固めたウェストブロムに跳ね返されてしまいます。それでも執拗に攻め続け、レジェス、セスク、ピレス、ベルカンプといった面々がシュートを狙っていくんですが、いずれも枠を外すか、あるいはGKカークランドに阻まれて、ことごとく失敗。すると、76分、逆にウェストブロムが左サイドから攻撃を組み立てて、内寄りのエリアの外でボールを受けたカーターがそのまま左足を振り抜くと、ボールはアーセナルのゴール左隅に突き刺さってしまいました。唖然呆然のアーセナル。その後の反撃も空しく、早くも今季3敗目を喫してしまいました。

狭い狭い中央を押し破ろうとするアーセナルが、サイドからの攻撃を活用したウェストブロムの軍門に降るという、なんとも皮肉な一戦でした。あっ、そうそう、前半、リュングベリが負傷で交代してしまいました。また怪我人が増えてしまった・・・。アーセナル、もう泥沼です。

| | コメント (4) | トラックバック (3)

『ドン・ジョヴァンニ』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-dongiovanni-glyndebourneDVDライブラリーより。

現代版ドン・ジョヴァンニ。装置らしいものはほとんどない。正方形の平台が舞台中央に据え置かれ(・・・実際には吊られているのだが)、主にその上を中心にして演技が繰り広げられる。こう言えば勘のいい人はピンとくると思うのだが、ピーター・ブルックの『ドン・ジョヴァンニ』とよく似ている。 (cf. エクサン・プロヴァンス音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』 
ちなみにグラインドボーンの方が先なので、けして真似ではない。)出演者も微妙に被っている(騎士長は一緒、あちらのレポレルロがこちらのドン・ジョヴァンニ)。違うところといえば、ブルックのは照明が明るかったのに対し、こちらは暗いところ。しかも、かなり巧みに取り入れた光線が綺麗な色合いを作り出し、光と影のコントラストも鮮やかだ。後半は舞台奥にブリッジが現われたりして、構図的にも美しい。業火に囲まれてドン・ジョヴァンニが地獄に落ちていく結末のシーンなど、なかなか迫力もある。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の古楽の響きに乗って、歌手たちは溌剌としたモーツァルトを展開する。ブルックの舞台が気に入った人ならば、絶対こちらも好きになると思う。オススメです(笑)。

★★★★

ドン・ジョヴァンニ:ジル・カシュマイユ
騎士長:グヨン・オスカーション
ドンナ・アンナ:ヒレヴィー・マルティンペルト
ドン・オッターヴィオ:ジョン・マーク・エインスレイ
ドンナ:エルヴィーラ:アドリアンヌ・ピエチョンカ
レポレルロ:スティーブン・ペイジ
ツェルリーナ:ジュリアーヌ・パンス
マゼット:ロベルト・スカルトゥリーティ

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
指  揮:ヤコフ・クライツベルク
演  出:デボラ・ワーナー

[  収録:1995年8月27日、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/17

ローマの背負った十字架

セリエA 第7節
エンポリ 1-0 ローマ

テレビの実況の人がゲームが始まる前、面白い話をしていました。曰く、今季のローマには奇妙なジンクスがあって、点を入れた次の試合は無得点に終わる、と。事実、ここまでの試合毎のローマの得点の推移を見てみると、3→0→0→4→0→2 となっています。まあ、まだ試合数が少ないので多少こじつけにも聞こえますが、そのぶんでいくと今節は点を入れられないことになります。さて、いかに?

ゲーム内容はこの際思いっきり端折りますが(笑)、前半にレッドカードによる退場者を出してしまったエンポリをローマは攻めあぐね、逆に後半、一瞬のカウンターからエンポリにゴールを奪われ、それがこのゲーム唯一の得点となって、ローマはやはり零封されてしまいした。そのジンクス、当たってるよ!やれやれ、ローマはまたやっかいな敵を作ってしまったもんです。

またローマが点を入れた暁には、その次の試合に注目です。

| | コメント (8) | トラックバック (3)

『エルミオーネ』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-ermione DVDライブラリーより。

ロッシーニのオペラ・セリア。

斜めに傾斜した宮殿が愛憎に歪んだドラマを浮き彫りにしている。全体がダークで統一されているが、なかなか格調高い、優れた舞台だ。見た目も艶やかな題名役のアントナッチが声楽面でも充実した歌唱を披露。デイヴィスの音楽の運びも風格があって、安心して聴いていられる。グラインドボーンは、なぜデイヴィスを切って、ユロフスキなんかを音楽監督にしてしまったのか?私にはとても理解出来ない。

★★★★

エルミオーネ:アンナ・カタリーナ・アントナッチ
アンドロマカ:ダイアナ・モンタギュー
ピッロ:ヨルヘ・ロペス・ヤネス
オレステ:ブルース・フォード
クレオーネ:ジュリー・アンウイン
ピラーデ:ポール・オースティン・ケリー
フェニチオ:グウィン・ハウル
チェフィーザ:ローナ・ウィンフォー
アッターロ:ポール・ナイロン
アスティアナッテ:オリヴァー・ブリッジ

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:アンドリュー・デイヴィス
演  出:グラハム・ヴィック

[  収録:1995年6月、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/16

外しまくリバプール

プレミアリーグ 第8週
リバプール 1-0 ブラックバーン

前節、ホームのアンフィールド・ロードでチェルシーに屈辱的大敗を喫したリバプールが、今度はブラックバーンを同じホームに迎えました。DFの要、ヒューピアが戦列を離れ(・・・チェルシー戦の前からおかしかったそうです。どうりでチェルシー戦、精彩がなかったですもんね)、その上、主将のジェラードまでが代表戦で負傷して欠場。ということで、リバプール、大ピンチです。

リバプールの2トップは、先のフランスvsキプロス戦で外しまくってたシセと、そして長身のクラウチ。ペースとしてはリバプールなんですが、とにかくこの日もシセが外しまくります。ブラックバーンのDFが甘いため、何度となくフリーでチャンスを作るんですが、これを彼が決め切れません。が、33分にそのシセがエリア内に突入しようとするところをヒザニシュヴィリが後ろから倒してしまい、一発レッドカード。数的優位に立ったリバプールですが、攻撃は相変わらず。攻めはするんだけど、駄目。やはり遠めからミドルシュートを狙えるジェラードの不在が響いてしまって、攻撃が単調になってしまいました。ゼンデンのFKもクロスバーに嫌われます。ブラックバーンのほうはカウンターで前線への縦パス一辺倒なもんで、簡単に潰されてしまい、得点が入る気配がまったくありません。

後半に入っても同様にシセが外しまくりますが、とうとう66分、リバプールのベニテス監督は2トップのうち、疲れの見えてきたクラウチのほうを下げて、モリエンテスとチェンジ(結局彼も外しまくるんですけどね)。そして迎えた75分、ゴール正面やや左寄りからのFKのチャンス。シャビ・アロンソが横にチョンと出したボールをシセが鋭く蹴り込んだボールが壁の横をすり抜けて、あっという間にゴールネットに突き刺さりました。ようやく1点。結局それがこのゲームの唯一の得点となり、1-0でリバプールが勝利を収めました。

圧勝していてもおかしくないこのゲーム、リバプールはいったい何本シュートを外したんでしょうか。誰か数えている人がいたら教えて下さい。週明けにはすぐチャンピオンズリーグの試合も控えていますし、こんな有様じゃ、相当不安です。

| | コメント (13) | トラックバック (7)

ル・マン、リールとドロー

フランス・リーグ1 第11節
ル・マン 1-1 リール

代表戦でいいアピールをした松井選手のプレーを見たくて、リーグ1のゲームにチャンネルを合わせてみました。ル・マンのゲームはハイライトでは見たことがあったのですが、丸々1試合を見るのはこれが初めてです。

ル・マンのホームゲーム。相手のリールは昨シーズン2位に入り、今シーズンはチャンピオンズリーグにも登場しています。注目の松井は代表戦の疲れを考慮されてか、ベンチ・スタートでした。しかたないですかね。ゲームのほうは序盤8分にル・マン、バングラがエリア内でDFをフェイントでかわして前に出ようとしたところを倒されて、PK。これをトマが決めてル・マンが先制しました。が、そのわずか1分後、今度はリールが攻め込み、ル・マンのDFの裏をついて、左サイドから中央のムシルにボールが渡り、ゴール。同点です。結局、この後点は動かず、そのまま引き分けに終わりました。

そんな中、松井は後半31分から登場してくれました。わりと前めでプレーして、ほとんどFWみたいな動き方もしていましたが、中盤に下がっても激しく動き回り、相手に周りを囲まれながらも、そこから前線に鋭い縦パスを通すなど、なかなか攻撃的なプレーで魅せてくれました。周りがよく見えてますよね、彼は。次のゲームも期待したいと思います。

ところで、「ル・マンには軸となるエース・ストライカーがいない」なんて実況の人が言っていましたが、そうなんですか?ま、このゲームを見れば、そんな風に言われるのもなんとなくうなずけるけど・・・。代表と一緒だね、松井君(笑)。ついでに、「ジーコ監督が、松井は使える、と語っていました」とも実況の人は言っていましたが、そうなんですか?(ジーコの発言なんか全然追ってないから知らないよ。)よかったですね、松井君。その調子で頑張って下さい。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

『三人姉妹』(シャトレ座)

DVDライブラリーより。

チェーホフの原作を元に1998年に初演されたペーテル・エドヴェシュの歌劇。オリガ、マーシャ、イリーナの三人姉妹を中心に、時間軸を交差させながら物語は進行していく。姉妹をめぐる男性との三角関係や、兄弟との葛藤を交え、生きることの苦悩や希望を表現している。舞台を手掛けているのは山海塾の天児牛大。能舞台のような平台を中央に置き、奥には3枚の回転式のパネルを配し、抑えた色調の中に象徴的な身振りを交え、前衛音楽とのコラボを図っている。だが、演じるのは所詮歌手たちなので、天児にしては緩慢な舞台になっている。ちなみに出演者は全員男性なので、まるで「三人オ○マ」だ、などと言ってはいけない。

★★★

オリガ:アラン・オーバン
マーシャ:ベジュン・メータ
イリーナ:オレク・リアベツ
クルイギン:ニキタ・ストロジェフ
アンドレイ:アルベルト・シャギドゥリン
ナターシャ:ゲーリー・ボイス
トゥーゼンバッハ:グレゴール・ダラル
ソリョーヌイ:デニス・セドフ
ヴェルシーニン:ヴォイチェフ・ドラボヴィチ
チェブトゥイキン:ピーター・ホール
ローデ:アレクセイ・グリゴレフ
フェドーチク:ワレリー・セルキン
アンフィーサ:ヤン・アロフス

管弦楽:フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ケント・ナガノ
      ペーテル・エドヴェシュ
美  術:中西夏之
衣裳・メイク:山口小夜子
演出・美術・照明:天児牛大

[  収録:2001年11月、パリ・シャトレ座  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/15

『トゥーランドット』(サンフランシスコ歌劇場)

dvd-turandot-sanfranciscoDVDライブラリーより。

歌手もなかなか揃っているが、このプロダクションの目玉は何と言ってもデーヴィッド・ホックニーの幻想的な舞台美術だろう。高度に様式化され、豊かなイメージに溢れたその色鮮やかな舞台は、他の追随を許さない。アートに関心のある方は、誰も見逃してはならぬ!

★★★★

トゥーランドット:エヴァ・マルトン
カラフ:マイケル・シルヴェスター
リュー:ルチア・マッツァリーア
ティムール:ケヴィン・ランガン
ピン:テオドール・ベック
パン:デニス・ピーターソン
ポン:クレイク・エステップ
皇帝:ジョセフ・フランク
代官:チェスター・パットン

合  唱:サンフランシスコ歌劇場合唱団
管弦楽:サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
指  揮:ドナルド・ランニクルズ
演  出:ピーター・マックリントック
美  術:デーヴィッド・ホックニー

[  収録:1993年10月、サンフランシスコ歌劇場  ]

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005/10/14

フランス、幸運な予選突破

ワールドカップ欧州予選 グループ4 最終節
フランス 4-0 キプロス
アイルランド 0-0 スイス

「フランスが勝つのは当然。スイスが上をいく得失点差勘定から、ノルマは5点。」そう言われて迎えた注目の最終節。フランスはそのノルマをクリアすることが出来ませんでした。しかしながら、勝ち点で並ぶ当のスイスがアイルランドと無念のスコアレス・ドローに終わってしまったため、たなぼた式に首位に。土壇場でフランスの逆転予選通過が決定。こちらの本元のノルマはぎりぎりでクリアしました。

=======================================

スイスは惜しかったです。ゲーム開始当初はホームのアイルランドにペースを握られてしまいましたが、徐々に盛り返していきます。しかし、ここまでのW杯予選でスイスの得点源として大活躍してきたフレイが、前半はゴール前完全フリーでのヘディング・シュートを外し、後半にもGKと1対1になりながら止められてしまいました。さすがに固くなってしまったのでしょうか・・・。結果論ですが、どちらか一方でも決めていればスイスのドイツ行きが決まっていたのですから、スイスにとっても残念至極なプレーとなりました。アイルランドとしても、このゲームに勝てば勝ち点でスイスやイスラエルの上に行くことが出来たのですが、決め手がありませんでした。ロイ・キーンのW杯への道はこうして閉ざされてしまいました。

フランスはホーム、サンドニのスタッド・ドゥ・フランスでのキプロス戦。前線にはビルトール、シセ、ゴヴーと並びました。試合開始から当然フランスはガンガン攻め立てます。しかし、なかなかゴールは決められません。そしてやっと29分、右サイドのサニョルから上がったファー・サイドへのクロスがジダンに渡り、ジダンがそのまま蹴り込んで、ようやくまず1点。2分後にはシセのラスト・パスからビルトールが決め、2点目。40分にシセがGKとの1対1のチャンスを外すという場面を挟んで、43分、ビルトールがゴール前でボランチの位置から駆け上がってきたドラソーへと繋いで3点目。後半はなかなかゴールを決めきれませんでしたが、やっとのことで84分、ジダンからボールを受けた途中出場のジュリーが押し込んで、4点目。もう1点欲しかったのですが、とうとうここで打ち止め。が、他会場のスイスのドローで出場権が転がり込みました。

フランスの勝ち点20は欧州予選全グループの首位の中で最低の数字です。しかも最後は他力本願で決まるという不甲斐なさ。その上、このキプロス戦での勝利がドメネク監督にとって就任以来初めてのサンドニでの勝利だったという嘘みたいなお話。なんだか情けなくなるような事実ばかりが残ってしまったレ・ブルーですが、本番までに体制を整えて、「グラン・ブルー/偉大なるレ・ブルー」として復活してもらいたいと思います。

スイスはトルコとのプレーオフが待っています。頑張ってほしいものです。

| | コメント (7) | トラックバック (6)

セルビア・モンテネグロがドイツの地へ

ワールドカップ欧州予選 グループ7 最終節
セルビア・モンテネグロ 1-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ
サンマリノ 0-6 スペイン

注目のグループ7は、首位セルビア・モンテネグロが勝利を収め、見事W杯出場を決めました。スペインは予想通り大勝しましたが、セルビア・モンテネグロとの勝ち点2差を覆すことは出来ず、プレーオフへと回りました。

=======================================

なにせ、かっては内戦を繰り広げた相手。ものものしい雰囲気の中、旧ユーゴ対決は始まりました。そんな中、セルビア・モンテネグロは序盤から攻勢に出て、6分に右サイドからコロマンがファー・サイドに上げたクロスをジギッチが頭で中に折り返し、これをケジュマンが押し込みます。セルビア・モンテネグロ、先制。ボスニア・ヘルツェゴビナはチームとしては非常にまとまっていましたが、ここまで総失点数わずかに1というセルビア・モンテネグロの固い守りを崩すような有効な攻撃を繰り出すには至りません。結局はその1点がそのまま決勝点となって、試合終了。ベオグラードのスタジアムが歓喜に湧くこととなりました。

一方、スペインは開始1分にアントニオ・ロペスが先制ゴールを決め、その後フェルナンド・トーレスのハットトリックなども飛び出して、地力の差が歴然のサンマリノを圧倒。セルビア・モンテネグロからの朗報を期待しましたが、ついに叶いませんでした。次はプレーオフ、スロバキア戦です。

| | コメント (8) | トラックバック (4)

『シモン・ボッカネグラ』(フェニーチェ歌劇場)

dvd-simonboccanegra-feniceDVDライブラリーより。

イタリアのフェニーチェ歌劇場による来日公演のライブ。設定は現代に移してある。装置としては巨大な立像が何体か出て来るだけで、あとはスクリーンに映像を映すだけという、いたってシンプルな構成。その映像も水中の泡だとか、血らしきものが水の中で拡散する様子だとか、そういうイメージ映像まがいのものばかり。いかにも思わせぶりな舞台ではあるが、こういうのは要所要所で見せればそれなりに効果が上がるだろうが、こうもやりっぱなしでは興醒めだ。ストーリーと乖離して、一人歩きしている。このオペラは暗いところがいいと思うのだが、大方明るめの舞台にも閉口してしまう。ドラマのイメージも大切にしてほしいものだ。イタリアが誇る伝統的なオペラ劇場にしては、あまりにも淋しい内容だと思う。劇場再建で手一杯だったのか?音楽的にも物足りない。

★★

シモン・ボッカネグラ:アントニオ・サルヴァドーリ
アメリア:セレーナ・ファルノッキア
フィエスコ:アイク・マルティロッシアン
ガブリエレ:フランチェスコ・グロルロ
パオロ:マルコ・ヴラトーニャ
ピエトロ:パオロ・ルメッツ
隊長:ダリオ・バルツァネルリ
侍女:ジゼルラ・パジーノ

合  唱:フェニーチェ歌劇場合唱団
管弦楽:フェニーチェ歌劇場管弦楽団
指  揮:レナート・パルンボ
装置・衣裳:カルロ・サーラ
演  出:エリオ・デ・カピターニ

[  収録:2001年7月1日、東京、オーチャードホール  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/13

ウルグアイ、プレーオフへ進出

ワールドカップ南米予選 最終節
ウルグアイ 1-0 アルゼンチン

南米予選もいよいよクライマックス。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、エクアドルの本戦出場がすでに決まっていますが、オセアニア地区1位のオーストラリアとのプレーオフに進む5位の座をめぐって、ウルグアイ(勝ち点22)、コロンビア(同21)、チリ(同21)の3ヶ国が激しい順位争いを繰り広げています。

そして迎えた最終節。勝ち点で一歩リードするウルグアイの対戦相手はホームとはいえ、アルゼンチン。すでにW杯出場を決めているアルゼンチンが手を抜くのを警戒して、チリの監督が事前に牽制したりしていましたが、アルゼンチンのペケルマン監督は「普通に勝ちに行く」と言明。その言葉どおりの、(一見)本気モードのメンバーでアルゼンチンはウルグアイと相対しました。

ウルグアイの執念と1位突破を目指すアルゼンチンの本気プレー(・・・完全に、とは言わないけれど)の激突は、両者ともに一歩も譲らず、前半0-0で折り返します。そして後半開始早々、ウルグアイがアルゼンチン・ゴール前へと急襲し、フォルランが中のレコバへと繋ぎ、そのレコバがDF、GKと交錯しながらも、値千金のわざありシュートを決めます。ウルグアイ、ついに先制。その後も激しい攻防が繰り広げられます。アルゼンチンはクレスポが、テベスが、リケルメが、アイマールが、メッシが、次々と襲い掛かりますが、ウルグアイはゴールを死守。しかも、時間稼ぎのプレーなど全くする素振りもなく、逆に追加点を狙ってアルゼンチン・ゴールを目指す姿は、なかなか清々しいものがありました。

そして、ついにそのままタイムアップ。ウルグアイ、アルゼンチンを下しての堂々の5位です。ちなみに、この日、チリはエクアドルとスコアレス・ドローに終わっています(コロンビアはパラグアイを1-0で破りました)。チリの監督、カッコ悪いよ(笑)。

ウルグアイのスタジアムは当然歓喜に包まれましたが、本当の歓喜はプレーオフ後です。まあ、オーストラリアが相手だから、順当にいけばほぼ間違いなく勝ち抜けるでしょうが、勝負は何が起こるか分かりません。油断なく、プレーオフに臨んでほしいと思います。あっ、オーストラリアも応援していますよ、個人的には(笑)。

| | コメント (6) | トラックバック (5)

『カルメン』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-carmen-glyndebourneDVDライブラリーより。

ビゼーのオリジナル版による、せりふ入りのオペラ・コミック形式での上演。舞台は終始マクヴィカーらしい暗めの色調の中で展開する。フォン・オッターのカルメンといえば、かって東京のオーチャードホールでコンサート形式による公演(97年、ケント・ナガノ指揮、リヨン国立歌劇場)があって聴きにいったのをよく覚えている。私は新鮮なカルメン像で面白いと思ったのだが、批評家連中からは酷評されていた。まあ、従来の「悪女」というイメージからは程遠いからねえ。でも、こういう等身大のカルメンがあってもいいと思う(ちょっと無理してる感じはするけれど・・・)。ナウリのエスカミーリョというのもまた従来の彼のイメージからするとちょっと異質かもしれない。「伊達男」という感じはしないからねえ(ごめんよ、ナウリ)。颯爽と指揮しているジョルダンのほうがよっぽど「伊達男」ぽいのは困りものだ(笑)。

★★★

カルメン:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
ドン・ホセ:マーカス・ハドック
ミカエラ:リーザ・ミルン
エスカミーリョ:ローラン・ナウリ
フラスキータ:メリー・ヘガティ
メルセデス:クリスティーヌ・ライス
スニーガ:ジョナサン・ベスト
ダンカイロ:クウェンティン・ヘイズ
レメンダード:コリン・ユードソン
モラーレス:ハンス・フォセザング

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
       ストーク・ブルンスウィック学校児童合唱団
舞  踊:グラインドボーン劇団・舞踊団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:フィリップ・ジョルダン
振  付:アンドルー・ジョージ
演  出:デーヴィッド・マクヴィカー

[  収録:2002年8月17日、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

| | コメント (10) | トラックバック (1)

お寒いキエフ

親善試合
ウクライナ 1-0 日本

キエフのオリンピック・スタジアムでの一戦。スタンドはガラガラ、気温は低く、その上雨まで降っていて、なんともお寒い環境の中でのゲームとなりました。出場を約束されていたはずのシェフチェンコはお熱が出てしまったとかで(ホントかよ?)、結局欠場です。なんだ、ガッカリ。

前半から露骨なまでの偏ったレフェリングでしたが(ちなみにラトビアのレフェリーだそうです)、まあ、それもサッカーのうち。アウェーでは覚悟しなきゃいけないことですもんね。でも、53分に中田浩を一発レッドカードで退場させて、挙句に終了間際の89分に不可解なPKを取った日にゃ、開いた口がふさがりませんわ。まあ、後半はウクライナがことごとく決定機を外してくれたとはいえ(シェヴァがいたら確実に決めたな)、この1-0という結果は、もうどうでもいいですね。

プレー自体は、ウクライナのピッチいっぱいを使ったスピーディーな展開のサッカーに日本が必死についていったような感じでした。ただ、攻撃がなかなか形にならない。後方には守備で手一杯の山都主、中盤にはドリブルが下手な稲本、ゴール前にはボールを取ってもシュートを狙わずバックパスばかりする柳沢・・・。これじゃあなあ。ジーコは後半開始から柳沢のコンビ役、高原に代えて鈴木を投入しましたが、なぜ大久保にチャンスを与えないんでしょうか?鈴木は国内でもたっぷり見られるでしょ?大久保が出てきたの、後半ロスタイム残り1分って、なによ、それ?海外組を試す遠征じゃなかったの?

やっと日本の攻撃のリズムがよくなったのは、後半途中、俊輔に代えて松井が入ってから、でしたね。やはり彼のキープ力と積極性、並びにその豊富な運動量は、ワールドカップで十分日本の戦力になると思います。ジーコもそう思っていればいいのだけど・・・。次の代表戦って、いつだっけ?

とにもかくにも、なんともお寒い一戦でした。選手のみなさん、お疲れ様。

===================================================

オマケ:一番寒かったのはテレ朝の実況と解説でしたね。アホみたいに散々連呼していた「決意の欧州遠征」って、なに?(爆)

| | コメント (27) | トラックバック (38)

2005/10/12

『絹のはしご』(シュヴェチンゲン音楽祭)

dvd-kinunohashigoDVDライブラリーより。

ロッシーニのファルサ。

私の苦手なシリーズです。こうベタにやられると・・・。音楽は楽しいんだけどなあ。(cf.『ブルスキーノ氏』

★★

ジューリア:ルチアーナ・セーラ
ジェルマーノ:アレッサンドロ・コルベルリ
ドルヴィル:デーヴィッド・キューブラー
ルチルラ:ジェーン・パンネル
ブランザック:アルベルト・リナルディ
ドルモン:デーヴィッド・グリフィス

管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団
指  揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
演  出:ミヒャエル・ハンペ

[  収録:1990年、シュヴェチンゲン宮殿ロココ劇場  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/11

『湖上の美人』(ミラノ・スカラ座)

dvd-donnadellagoDVDライブラリーより。

ロッシーニ作。

先ずはドイツの映画監督、ヘルツォークの精を極めた舞台が見事。かなり暗めの照明ではあるが、光も巧みに取り入れられている。このオペラはロマンチック・オペラとしては最高峰に位置するが、ロッシーニならではの超絶技巧がふんだんに用いられているため、なかなか上演の機会を得られない不運な作品でもある。だが、ロッシーニ・ルネサンスの立役者であるブレイクやメリットの両テノール、ベルカントものを得意とするアンダーソンらを配したこの公演が映像として残されたことの意義は大きい。ムーティも鮮やかな指揮ぶりを見せている。

★★★★

ウベルト:ロックウェル・ブレイク
ダグラス:ジョルジョ・スルヤン
ロドリーゴ:クリス・メリット
エレナ:ジューン・アンダーソン
マルコム:マルティヌ・デュピュイ
セラーノ:エルネスト・ガヴァッツィ
ベルトラン:フェレルロ・ポッジ
ほか

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
演  出:ヴェルナー・ヘルツォーク

[  収録:1992年、ミラノ・スカラ座  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/10

オランダ、予選通過!

ワールドカップ欧州予選 グループ1
チェコ 0-2 オランダ

オランダがプラハの地に乗り込んで、このところなにかと因縁のチェコとの対戦に臨みました。

引き分け以上でオランダの予選突破が決まるこの一戦、チェコはFWコレルが負傷で、バロシュの1トップ。対するオランダはファン・デルファールトを司令塔にして、ロッベン、カイトの両ウィングにファン・ニステルローイを中央に置くという布陣。先にペースを掴んだのは、ホームのチェコ。バロシュがDFの裏をついて突進して、何度となくオランダ・ゴールへと迫ります。そしてエリア内でバロシュがDFに倒されてPKかというシーンが二度ほど続き(結局PKにはしてもらえませんでした)、とうとう30分、三度目の正直でバロシュが倒されて、今度こそPK。しかし、せっかくのこの大チャンス、キッカーのロシツキーが蹴ったボールをオランダのGKファン・デルサールが止めてしまいます。

これで気落ちしたチェコの隙をつき、オランダが速攻に出ます。32分、ゴール正面からファン・デルファールトが左斜め前のロッベンに繋ぎ、チェコのDFがそちらに片寄ったところをすぐまたファン・デルファールトにボールが戻り、彼が易々とゴール右隅へと流し込みました。直後チェコがFKから同点ゴールを入れたかと思いましたが、惜しくもオフサイド。逆に37分、オランダの左CKをオプダムが頭で合わせて2点目が入ります。

その後チェコも必死の反撃を試みますが、何度も決定機を作りながらも、あと一歩のところで決めきれず、そのままタイムアップ。オランダが2大会ぶり8度目の本戦出場を決めました。

オランダ、強いです。チェコはグループ3位に落ちましたが、12日のフィンランド戦(アウェー)に勝てばプレーオフに進めるので、最後まで頑張ってほしいものです。

| | コメント (11) | トラックバック (6)

スペイン、ベルギーを下す

ワールドカップ欧州予選 グループ7
ベルギー 0-2 スペイン

これに勝てばスペインに勝ち点で並ぶことが出来るベルギーが、ホームで見事なサッカーを展開しました。素早い寄せでスペインに攻めの形を作らせず、ボールを奪ったらスピーディーな展開からムペンザ兄弟を中心にスペイン・ゴールに迫ります。ゲームを支配していたのは完全にベルギーでした。スペインの2トップ、ラウルとフェルナンド・トーレスは仕事らしい仕事がまったく出来ません。

しかし、後半途中、交代で入ったばかりのレジェスのスピードに、さしものベルギーDFが付いていけません。56分、左サイドからレジェスが上げた柔らかいクロス(なんとレジェスのファースト・タッチ!)をゴール前右サイドにいたトーレスがジャンピング・ボレー。これが見事にゴールに突き刺さり、スペインが先制。さらに3分後、また左サイドを駆け上がったレジェスがゴール前に流したクロスを、またまたトーレスが押し込んで2点目。これでベルギーはガックリきてしまいました。

ベルギーはこれで予選敗退が決定。スペイン(勝ち点17)、セルビア・モンテネグロ(同19)、ボスニア・ヘルツェゴビア(同16)の運命の行方は12日に決します。スペインはここまで勝ち点0のサンマリノとアウェーで対戦。一方、セルビア・モンテネグロはホームにそのボスニア・ヘルツェゴビナを迎えます。

| | コメント (7) | トラックバック (4)

『ホフマン物語』(オランジュ音楽祭)

DVDライブラリーより。

これはサヴァリらしくて、非常に面白い舞台です。が、ちょうど2000年7月15日に現地で生の舞台をご覧になっているきのけんさんの詳細なリポートが別にありますので、是非そちらを読みましょう。というわけで、またやります(笑)。KINOKEN1へ飛び立て!

★★★★

ホフマン:マーカス・ハドック
ニクラウス:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
オランピア:ナタリー・ドゥセイ
ジュリエッタ:ベアトリス・ユリア=モンゾン
アントニア:レオンティーナ・ヴァドゥヴァ
リンドルフ、コペリウス、ダペルトゥット、ミラクル:ジョゼ・ヴァン・ダム
スパランザーニ:アントアーヌ・ノルマン
シュレミル:フランク・ルゲリネル
クレスペル:フェリペ・ボウ
アンドレス、コシュニーユ、ピティキナッチョ、フランツ:ジャン=ポール・フシェクール
母の声:ヴィオリカ・コルテス
ミューズ:カトリーヌ・デューヌ
ルーテル:エリック・マルタン・ボネ
ナタナエル:ジェラール・ガリーノ
ヘルマン:フィリップ・デュミニー

バレエ:ニース歌劇場バレエ団
大道芸:ナフタリン一座
合  唱:トゥールーズ・キャピトル劇場合唱団        
           アヴィニョン歌劇場合唱団        
           オランジュ音楽祭合唱団
管弦楽:トゥールーズ・キャピトル劇場管弦楽団
振  付:フリーデリーケ・ベッツ
指  揮:ミシェル・プラッソン
演  出:ジェローム・サヴァリ

[  収録:2000年7月12・15日、オランジュ古代劇場(フランス) ]

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005/10/09

フランス、スイスに勝てず

ワールドカップ欧州予選 グループ4
スイス 1-1 フランス

嫌な予感は現実のものとなりました。

勝てば予選通過なのですが、怪我人やら出場停止やらでフランスは大ピンチ。注目の布陣はGKクペ(リヨン)、4バックは左からギャラス(チェルシー)、ブンソン(ニューカッスル)、テュラム(ユベントス)、ルヴェイエール(リヨン)、その前にマケレレ(チェルシー)とヴィエラ(ユベントス)を置き、トップ下にジダン(レアル)、そしてFW陣としてマルーダ(リヨン)、ビルトール(リヨン)、ドラソー(PSG)と並べました。

前半はホームのスイスがやや優勢。フランスが肝を冷やす場面も数々ありましたが、スイスはあと一歩で決めることが出来ません。一方、フランスの攻撃には冴えが見られず、ジダンも思うようなプレーをさせてもらえません。

0-0のまま後半へ。フランスはドラソーに代えてシセ(リバプール)を投入。まさかの先発落ちに発奮したのか、これが当たり、52分、ビルトールから上がったゴール前へのクロスをシセがGK、DFと競り合いながらも振り切ってシュートを決めます。フランス、待望の先制です。その後もシセやビルトールに惜しい場面があったのですが、スイスのGKの好守などもあって、追加点はあげられません。すると、魔の79分、右サイドからのスイスのFKがテュラムに当たってコースが変わり、フランス・ゴールの中へ。まさかのオウン・ゴール。その後、激しく両チームとも攻め合いますが、ともに不発に終わり、そのまま終了のホイッスルが鳴りました。

この日、イスラエルとアイルランドが勝利を収めたため、このグループ4は大混戦。勝ち点18でイスラエルが首位(ただし、残りゲームなし)、17でスイスとフランスが並び、16にアイルランドと続いて、残り1試合。12日にフランスはホームでキプロスと対戦、そしてスイスはアウェーでそのアイルランド戦が待っています。まさに天国と地獄、どんなドラマがはたして待ち受けているのでしょうか。

| | コメント (5) | トラックバック (5)

『エフゲニー・オネーギン』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-eugeneonegin-glyndebourneDVDライブラリーより。

この年の3月に『カーチャ・カバノヴァー』の題名役でロイヤル・オペラ・デビューをはたしたばかりのプロキナが、その勢いに乗ってグラインドボーンに登場している。シンプルな構図の舞台の上で、そのプロキナが豊かな表情の歌い回しを披露している。対するドラボウィチも気品に満ちたオネーギンを好演。ヴィックの演出も簡素ではあるが、決闘シーンを壁で隠したり、幕で情景に変化を付けたりするなどして、単調になるのを回避している。

★★★

ラーリナ:イヴォンヌ・ミントン
タチヤーナ:エレナ・プロキナ
オリガ:ルイス・ウィンター
フィリッピエーヴナ:リュドミラ・フィラトワ
エフゲニー・オネーギン:ヴォイチェフ・ドラボウィチ
レンスキー:マーティン・トンプソン
グレーミン公爵:フロデ・オルセン
隊長:ハワード・キラ・クロフト
ザレツキー:クリストファー・ソーントン・ホームズ
トリケ:ジョン・フライアット

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:アンドリュー・デイヴィス
演  出:グラハム・ヴィック

[  収録:1994年7月24日、グラインドボーン音楽祭新劇場  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/08

松井大輔登場!

親善試合
ラトビア 2-2 日本

小野が練習中に足首を痛め、このブログで注目の松井大輔が先発に名を連ねました。それにしても小野って、ホント怪我が多いよね。「日本代表に送り出すたんびに怪我して帰ってくる」といって不満を漏らしているフェイエノールト側の言い分も、至極もっともだと思います。幸い今度はそれほど重症でもないみたいですが、こういう故障しがちな選手をワールドカップ本番の数少ない登録メンバーに入れるのは問題があるかもしれません。彼の才能は認めますが、さすがのジーコも苦慮することになりそうですね。

さて、その代役として登場した松井ですが、なかなか良かったですね。中盤での繋ぎも無難にこなしていましたし、周りとのポジション交換もスムーズでした。前線に出てもちゃんとキープ出来るし、ドリブルで勝負も出来る。こういう選手は今の日本代表には貴重だと思いますけど。

ゲームのほうは開始早々5分の高原の30メートルのロングシュートが綺麗にゴールネットを揺さぶり(ラトビアのGKもビックリ、ついでにこっちもビックリ)、中盤で優位に立った日本ペースで前半は進みました。でも、守りを固めたラトビアを崩すことが出来ず、追加点は奪えません。後半に入り52分、柳沢がエリア内に突進したところを倒されて得たPKを俊輔が決めてリードを2点にした後、日本側の足が止まり、ラトビアの逆襲を許します。日本は中盤で全然ボールをキープできなくなり、防戦一方。シュートなんかさっぱり打てません。そして66分にCKから失点。さらに88分には中田浩からの不用意なバックパスをさらわれて、とうとう同点弾まで決められました。その後も危なかったのですが、なんとか引き分けで終了。やれやれ、という感じでした。

DFもいわば急造4バックだったわりには、ラトビアの大柄な選手を相手によく頑張ったと思いますが、ボールを持ったときの受け渡しがぎこちなくて、前半から危なっかしかったですね。とうとうそれが最後の失点に繋がってしまいました。全体的に前半の優勢でスタミナを使い果たしてしまった感じで、後半はキレがなく、とりわけ稲本、俊輔なんかはバテバテでした。そんな中、松井は後半途中交代でアウトするまで豊富な運動量で奮闘していたのは素晴らしかったと思います。

最後にひとこと。土肥(GK)さん、キックするたびにツルン、ツルンって、いくらなんでも滑り過ぎだろ!(笑)

| | コメント (21) | トラックバック (30)

『マクベス』

dvd-macbeth-bologneDVDライブラリーより。

フランスとベルギーの国境沿いのアルデンヌにて撮影されたオペラ映画。カンヌ映画祭で上映されて評判となった。不気味な雰囲気が充満する暗い古城や森を舞台に、生々しくも鮮烈なドラマが展開する。あまりのリアルさに、ちょっと引いてしまうかも。キャストも強力で、シャイーの音楽の運びもドラマチックだ。

★★★

マクベス:レオ・ヌッチ
マクベス夫人:シャーリー・ヴァーレット
バンクォー:サミュエル・レイミー(歌)、ヨハン・レイゼン(演技)
マクダフ:ヴェリアーノ・ルケッティ(歌)、フィリップ・ヴォルテール(演技)
マルコム:アントニオ・パラソルダ
フリーアンス:ニコラ・サンジェ
医師:セルジョ・フォンタナ
マクベス夫人の侍女:アンナ・カテリーナ・アントナッチ

合  唱:ボローニャ市立歌劇場合唱団
管弦楽:ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
指  揮:リッカルド・シャイー
演  出:クロード・ダンナ

[  制作:1987年、DECCA  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/07

『エフゲニー・オネーギン』(ボリショイ・オペラ)

dvd-eugeneonegin-bolshoiDVDライブラリーより。

ボリショイ・オペラの3度目の来日公演の際のライブ。ロシアが生んだ鬼才、ボリス・ポクロフスキーの風格に満ちた叙情的舞台が楽しめる。バレエ団、合唱団に加え、ボリショイ劇場俳優団まで動員されている。タチヤーナ役のガヴリーロワが圧巻。少女の恥じらいから大人の女性の気品まで、淀みなく歌い上げている。

★★★

エフゲニー・オネーギン:ウラジーミル・レジキン
レンスキー:ヴィターリ・タラシチェンコ
タチヤーナ:マリア・ガヴリーロワ
オリガ:マリーナ・シュトワ
グレーミン公爵:エフゲーニ・ネステレンコ
ラーリナ:リュドミーラ・セルギエンコ
フィリッピエーヴナ:タチヤーナ・ペチューラ
トリケ:アレクサンドル・アルヒーポフ
隊長:マクシム・ミハイロフ
ザレツキー:ヴャチェスラフ・ポチャプスキー
先唱者:オレグ・ビクチミーロフ
ほか

バレエ:ボリショイ劇場バレエ団
合  唱:ボリショイ劇場合唱団
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
指  揮:ペーター・フェラーネッツ
美  術:ワレリー・レヴェンターリ
演  出:ボリス・ポクロフスキー

[  収録:1995年6月25日、東京、NHKホール  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/06

『ジョコンダ』(ウィーン国立歌劇場)

dvd-giocondaDVDライブラリーより。

ヴェルディに次ぐ世代であり、プッチーニやマスカーニの師匠でもあったポンキエルリの作品。原作はヴィクトール・ユゴーの戯曲。

イタリアの演出家、サンジュストはかってヴィスコンティの舞台美術を担当していた人で、この『ジョコンダ』においても壮麗な舞台を披露している。だが、この公演で光り輝いているのは、なんと言っても歌手たち自身だ。高度な技量が要求される激しく情動的な音楽を、皆美しく、かつ力強く歌い上げている。ドミンゴはこの時期がピークだと思う。そして、その絶頂期にあるドミンゴを相手にして、いささかの引けも取らないマルトンもまた凄い。

★★★

ジョコンダ:エヴァ・マルトン
エンツォ:プラシド・ドミンゴ
アルヴィーゼ:クルト・リドゥル
バルナバ:マッテオ・マヌグエラ
ラウラ:リュドミラ・セムチュク
チエカ:マルガリータ・リロワ

バレエ:ウィーン国立歌劇場バレエ団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:アダム・フィッシャー
演  出:フィリッポ・サンジュスト

[  収録:1986年、ウィーン国立歌劇場  ]

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2005/10/05

『サムソンとデリラ』(サンフランシスコ歌劇場)

dvd-samsonetdalila DVDライブラリーより。

旧約聖書に基づくサン・サーンスの歌劇。

絶頂期のドミンゴとヴァーレットの掛け合いが見事。ただ、この映像はアメリカのテレビ番組用の収録で時間的制約があったようで、音楽はかなりテンポが早目に設定されている。舞台は装飾過多で、演技スペースは驚くほど狭い。ラストの見せ場、神殿が崩れる場面では石柱がぐにゃり(?)と折り曲がり、全体が崩落していくが、照明がすぐ暗くなるのであっけない。

★★★

サムソン:プラシド・ドミンゴ
デリラ:シャーリー・ヴァーレット
ダゴンの大祭司:ウォルフガング・ブレンデル
アビメレク:アーノルド・ヴォケタイティス
老ヘブライ人:ケヴィン・ランガン
第1のペリシテ人:マイケル・バーラム
第2のペリシテ人:スタンリー・ヴェクスラー
ペリシテ人の使者:ロバート・テイト

バレエ:サンフランシスコ歌劇場バレエ団
合  唱:サンフランシスコ歌劇場合唱団
管弦楽:サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
指  揮:ジュリアス・ルーデル
演  出:ニコラ・ジョエル

[  収録:1981年、サンフランシスコ歌劇場  ]

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2005/10/04

松井大輔インタビュー

現在、フランスのリーグ1、ル・マンで活躍中の松井大輔選手とのインタビューを仏『リベラシオン』紙が掲載しました。きのけんさんがそれを翻訳して届けてくれましたので、ここにアップします(2005年10月01-02日付:全文、ただし記事の部分はカット)。

=========================================================

リベ:サッカーはどうしてはじめたの?

ダイスケ:最初は野球をやってたんですよ。なにせ日本じゃ野球は国民的スポーツだし、親父と一緒にやってた。サッカーを始めたのは9歳の時。友達に誘われたんです。もちろんその頃はプロになるなんて夢にも思わなかったですけどね。学校のサッカー部に入ったんです。部員は18人。当時日本にはサッカー選手の養成センターみたいのは全然なかったんです。だから、僕らは皆学校のクラブ活動でサッカーをやっていたんですよ。対校試合なんかも結構沢山ありましてね。プロ・チームのスカウトなんかもよく見に来てました。そんなことから京都から誘われたというわけ。

リベ:子供の頃からプロサッカーを見てた?…。

ダイスケ:1994年にスタートして以来追っ掛けてましたよ。鹿島アンタラーズと東京ヴェルディを応援してたな。特に名古屋にいたドラガン・ストイコヴィッチの大ファンで、技術的にスゴイ人で、彼が見本でしたね。

リベ:外人選手のもたらしたものって大きい?…。

ダイスケ:ブラジルみたいな国は長い歴史があるじゃないですか。だから、日本人プレーヤーにとって外人選手と一緒にプレーできるってのはプロってのはどういうものかを学ぶ上で得るものが大きいですよね。試合に臨む態度、集中力、勝とうとする執念とか、以前の日本人選手には全然なかったよねえ…。

リベ:フランスに来る前、この国の印象というのはどういうものだったでしょう?…。

ダイスケ:はっきり言わせてもらうと、あまり芳しくなかったですね。それから、もっと若かった頃、何度かフランス人に混じってプレーする機会があったんです。その時抱いた印象なんですが、15歳の時に一ヶ月だけですがパリ=サン・ジェルマンに研修に来たことがあります。その次が2003年のコンフェデ杯ですね。それが、いざル・マンに来てみると全然違うんだよね。なんか、すごい大歓迎を受けちゃって!このことは何らかの形で是非ル・マンにお返ししたいといつも思っているんですよ!

リベ:カルチャー・ショックってあった?

ダイスケ:そりゃそうですよ。日常生活でもサッカーでも、アジアではもっと集団生活というものが重要視される。日常生活では電気には困ったですよ。ヨーロッパじゃ、自分で全部やらなきゃならんでしょ。それこそ、コンセントの取り付けから回線の設置だって…。お風呂だって違うしね。それから、仲間同士や隣近所とアペリティフ(食前酒)を飲む習慣。あれは日本には無いなあ…。

リベ:リーグ1とリーグ2の違いは?

ダイスケ:リーグ2ってのはかなり野蛮なんだよね。肉体的って言うのかな?…、適応するのが結構難しかったですよ。自分の持っている技術を活かすのが大変だった。リーグ1に上がってからは、少なくとも私にとってはやり易くなったですね。自分の技術を活かすのに適している感じ。ただ、スピードが全然違いますけどね。グズグズしてらんない。

リベ:ナショナル・チームについての野心は?…。

ダイスケ:そりゃありますよ。世界中のどの選手だって、6月のW杯には出たいと思ってるでしょうが!…。私だってそうです。今ここにいるというのも、そのためでもあるんですよ。ただ、選ばれるかどうかは判らないですけどね。これからの代表戦で決まるでしょう。確かに、アテネ・オリンピックに出たことはユニークな経験でしたよ。まあ、日本チームはそう沢山試合はできなかったですけど。

リベ:余暇はどう過ごしているの?

ダイスケ:よくパリに行ってます。日本の食料品を仕入れるのと、服を買いに行ったり…。あっそれから、私、ル・マン近郊でやってるドッグ・レースの大ファンなんです。あれって、いいですよう!…。速く走る犬なんて大好きだなあ!…。

(インタビューア:リコ・リッツィテッリ)
(c) LIBERATION (du 01-02.10.2005)
http://www.liberation.fr

| | コメント (16) | トラックバック (6)

イタリア・ダービー!

セリエA 第6節
ユベントス 2-0 インテル

まだ映像は見ていませんが、好調インテルも結局ユーヴェには敵いませんでした。組織力の差、ですかね。ユーヴェ、やっぱり強いわ。得点はトレゼゲとネドヴェド。イブラヒモビッチもいい仕事をしたようです。でも、そのイブラヒモビッチとトレゼゲが途中揃って負傷退場してしまったようで、それはそれで心配ですね。

なにより、トレゼゲはこの怪我が元で今週末のワールドカップ予選にも出場出来ないようなので、スイスとの大一番を迎えるフランス代表にとっては一大事かも。アンリもいないし、シセも先週のリバプールvsチェルシー戦を見た限りじゃ精彩がなかったし・・・。どうなる、レ・ブルー?

| | コメント (6) | トラックバック (3)

『ジャンニ・スキッキ』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-giannischicchiDVDライブラリーより。

プッチーニ唯一のオペラ・ブッファ。

『けちな騎士』とのダブルビル。元々の設定は13世紀末だが、現代に移してある。マシューズの華のない「私のお父さん」はどうしたことか。駄目だな、ユロフスキは。

ジャンニ・スキッキ:アレッサンドロ・コルベルリ
ラウレッタ:サリー・マシューズ
ツィータ:フェリシティー・パーマー
リヌッチョ:マッシモ・ジョルダーノ
マルコ:リッカルド・ノヴァーロ
チエスカ:マリー・マクロックリン
シモーネ:ルイージ・ローニ
ゲラルド:エードリアン・トンプソン
ネッラ:オリガ・シャラエワ
ベット・ディ・シーニャ:マキシム・ミハイロフ
医者:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
公証人:リチャード・モスリー・エヴァンズ
大富豪:マチルダ・ライサー

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演  出:アナベル・アーデン

[  収録:2004年7月、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/03

どうした、リオ?

プレミアリーグ 第7週
フルアム 2-3 マンチェスターU

前節、ホームでのブラックバーン戦で星を落とし、その後のチャンピオンズリーグでもベンフィカ相手にホームでドローに終わりかけた(結局勝った)マンUがロンドンに乗り込んでのフルアムとの一戦です。さすがにロンドンらしく、天候が目まぐるしく変わる中(曇り→晴れ→雨→大雨→晴れ?)、ゲーム展開も激しく動きました。

まずは開始早々の2分、フルアムのコリン・ジョンがマンUのDFリオ・ファーディナンドをあっさりかわして先制ゴール。リオ、なにしてるの?というシーンでした(正解:リオは横で手を上げてました)。次はマンU。17分に朴智星がエリア内で倒されて得たPKをファン・ニステルローイがきっちり決めて同点とします。その1分後、朴からルーニーへの折り返しがきれいにはまって2点目。マンU逆転です。しかし、28分、今度はフルアムのイェンセンが蹴ったFKをゴール前でリオがクリアするかと思いきや、途中で蹴るのを止めてしまったので、GKのファン・デルサールが対応出来ずにボールはそのままゴールの中へ。同点です。このまま前半は終わるかと思いましたが、45分、マンUがフルアムのDFの穴を突いて、ルーニーから朴へのスルーパスが通り、飛び出してきたGKを外して横にパスを流し、それを受けたファン・ニステルローイが無人のゴールへボールを流し込みました。

後半も激しく攻め合いましたが、両チームとも得点を上げることが出来ず、そのまま試合は終了。マンU、プレミアでの久々の勝利です。でも、下位で低迷しているフルアム相手にこんなゲームしてるようじゃ、先が思いやられるというものです。

そうそう、ファン・ニステルローイがマンUを離れてスペインへ行きたがっているなんていう話も流れていますが、その前にちゃんと仕事しようね。とくにチェルシー戦!

| | コメント (3) | トラックバック (1)

どうした、リバプール?

プレミアリーグ 第7週
リバプール 1-4 チェルシー

お~い、リバプ~ル!いったいどういうこと?

| | コメント (6) | トラックバック (3)

『けちな騎士』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-miserlyknightDVDライブラリーより。

ラフマニノフ作。

グラインドボーン音楽祭の音楽監督であるユロフスキと女流演出家アーデンが組んだプロダクション。貪欲にまつわる暗い心理劇だが、アーデンは老騎士の意識を女性曲芸師(マチルダ・ライサー)を使って表現している。レイフェルクスは彼なりにしっかり歌い込んでいるのだが、演出が曲芸に頼り切っているようでは問題だろう。残念ながら、面白みのない舞台だと思う。

★★

アルベルト:リチャード・バークリー・スティール
召使い:マキシム・ミハイロフ
金貸し:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
公爵:アルベルト・シャギドゥリン
老騎士:セルゲイ・レイフェルクス
貪欲の精:マチルダ・ライサー

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演  出:アナベル・アーデン

[  収録:2004年7月、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/02

『ボエーム』(ジェノヴァ歌劇場)

dvd-boheme-genoaDVDライブラリーより。

ジェノヴァ歌劇場が北京で行った招聘公演のライブ。パヴァロッティが得意役ロドルフォで美声を存分に響かせ、相手役のダミーコもまた儚げなミミを好演している。1986年のダミーコといえば、カラヤンがザルツブルク・イースター音楽祭で『ドン・カルロ』のエリザベッタ役に抜擢した年だ。彼女にとっての当たり年といえるだろう。共演者も粒揃いで、パリの街中やボヘミアンたちの暮らしを描く舞台も雰囲気に溢れていて、プッチーニの情感に満ちた世界を堪能することが出来る。

★★★★

ロドルフォ:ルチアーノ・パヴァロッティ
ミミ:フィアンマ・イッツォ・ダミーコ
ムゼッタ:マデリン・レネ
マルチェロ:ロベルト・セルヴィル
ショナール:ジェフリー・マッセイ
コリーヌ:フランチェスコ・エレッロ・ダルテーニャ
ほか

合  唱:ジェノヴァ歌劇場合唱団
管弦楽:ジェノヴァ歌劇場管弦楽団
指  揮:レオーネ・マジェーラ
装  置:フランコ・コラヴェッキア
演  出:ジャンカルロ・メノッティ

[  収録:1986年、北京・天橋劇場  ]

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/10/01

お願い!ロナウジーニョ

チャンピオンズリーグ グループリーグ第2節 C組
バルセロナ 4-1 ウディネーゼ

やっと火曜日のバルサvsウディネの一戦を見ました。ゲーム展開はもう省略しますが、バルサの躍動、ウディネの健闘と、見応えあるゲームでした。バルサのサッカーは面白すぎます。ロナウジーニョ(3得点)、デコ(1得点)、ファン・ポメル、メッシ、エトーなどなど、どこからでも攻められるのが凄いですね。ホント、遊んでいる感じ。ウディネも決して引くことなく、よく守り、よく攻めたのですが、後半開始早々のヴィディガルの退場が痛かった。ここには是非グループリーグ突破を期待しているので、今後の健闘を祈ります。

それにしても、ウディネのコズミ監督、試合後ロナウジーニョからユニフォームを貰って大喜び、ってそれでいいのかい?ま、そういうアンタが大好きだけど(笑)。

| | コメント (6) | トラックバック (4)

『オルフェオとエウリディーチェ』(シャトレ座)

dvd-orpheeeteurydiceDVDライブラリーより。

グルック作。「オルフェオとエウリディーチェ」の神話は数多くのオペラ作品を生んでいるが、このグルックのオペラの特異な点はラストがハッピーエンドになっていること。愛の神が嘆き悲しむオルフェオに同情し、エウリディーチェを生き返らせてしまうのだ。それが出来るなら最初からそうすればいいのに、などと言ってはいけない(笑)。

この作品には1762年のウィーン版(イタリア語)と1774年のパリ版(フランス語)とがあるが、今回のプロダクションはパリ版を改訂編曲した1859 年のベルリオーズ版(フランス語)に拠っている。それぞれの最大の相違点は、オルフェオ役をウィーン版がカストラートが、パリ版がテノールが、そしてベルリオーズ版がメゾが担当していることである。今回の舞台は同じシャトレ座での『アルチェステ』との連続上演であり、その舞台様式も似通っている。 (cf.シャトレ座『アルチェステ』) 極度に身振り手振りを抑制した歌手たちの動きと装置らしいものが殆どないステージ。ウィルソン流の様式美がここでも繰り広げられる。ガーディナーとその手兵、オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクが奏でるグルックの音楽との調和が見事。

★★★

オルフェオ:マグダレーナ・コジェナー
エウリディーチェ:マドリーヌ・ベンダー
愛の神:パトリシア・プティボン

合  唱:モンテヴェルディ合唱団
管弦楽:オルケストラ・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク
指  揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
演  出:ロバート・ウィルソン

[  収録:1999年10月、パリ・シャトレ座  ]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »