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2005/09/14

『トゥーランドット』(ミラノ・スカラ座)

DVDライブラリーより。

劇団四季の浅利慶太の演出によるプロダクション。なかなか真っ当な舞台に仕上がってはいるが、少々小ぶりで、スカラ座としては空間の広がりが不足しているようだ。音楽面ではプレートルが滑脱な指揮ぶりを見せていて、楽しめる。
ところで、ここでのトゥーランドット姫も伝統に則って、丸々と○っています(・・・伏字にしてもミエミエだね)。袴みたいな衣裳も珍妙で、とても絶世の美女には見えません。カラフも随分老けたおっさんだし、「あんたら、勝手にやっとれ」、と思わず言いたくなりました。リューが不憫でなりません。

★★

トゥーランドット:アレッサンドラ・マーク
カラフ:ニコラ・マルティヌッチ
リュー:クリスティーナ・ガイヤルド=ドマス
ティムール:アンドレア・パピ
ピン:カルロ・レポーレ
ポン:マリオ・ボロニェージ
パン:セルジョ・ベルトッキ
皇帝:レナート・カッツァニーガ
大官:ジュゼッペ・リーヴァ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ジョルジュ・プレートル
演  出:浅利慶太

[  収録:2001年6月、ミラノ・スカラ座  ]

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コメント

ひひひ姫は、どこじゃぁーー

まあ、あそこまでの肥満はフォローのしようがないです。マーク、イーグレン、ボイト(最近手術でダイエット)オペラ界の三大女相撲取り横綱級。

これは、アレッサンドラ・マークですよね。南の島が舞台のようですから、太っているのが美の象徴?のトンガに置き換えているのかもしれません。

>リューが不憫でなりません。
リューは、とても美人ですが、口を開けると、、、

投稿: keyaki | 2005/09/14 09:45

マークの絶世美女役は…、音声のみで映像はいらないかも。(^_^;)

投稿: simulacra1984 | 2005/09/14 10:03


>keyakiさん
すいません。クレジットの中のアレッサンドラ・マークの行が外れていたようですね。無意識のうちに消去してしまったのでしょうか・・・(笑)。

「南の島のトゥーランドット」というのも卓見ですが、リューが口を開けると、、、その後が気になる^_^;;

>simulacraさん
あははは、みんなヒドイこと言うなあ(爆)。

投稿: Orfeo | 2005/09/14 12:25

 うん(笑)…アレクサンドラ・マルクを初めて聴いたのは、バレンボイムがベルリン州立歌劇場に行った直後にシュターツカペレを率いてシャトレ座に来演した時だったと思いますが、わー!すごいデカイ女!…なんて。ベートーヴェンの第九だったかいな?…。その直後にベートーヴェンの《フィデリオ》のレオノーレ(確かテオドール・グッシュルバウアー指揮フランス国立管:演奏会形式)があった。さすがにオペラの舞台で見たことは一度もないんですが、結構良かったんで、こんなにデカくなければ、舞台で十分活躍できるのに…と残念に思った記憶があるな。バレンボイムが《ローエングリン》のオルトルートに予定していたみたいですが、さすがにシャトレ座来演の時はデボラ・ポラスキだった。

 ただ、こういう人だって演出家さえ才能のある人だったら、十分舞台で見せることができるんだぜ。言っとくけど、1980年代初めにスカラ座で作られた《サロメ》の外第役はモンセラ=カバリエだぜ!カバリエってのはキャリア初期にシュトラウスを結構歌ってるんだ。確かエクス音楽祭に初登場した時も《アリアドネ》だったという記憶がありますが…。そのスカラ座版《サロメ》を演出したのがロバート・ウィルソン。彼のインタビューをやった時、カバリエを選んだのは自分だとちゃんと言ってましたが、ウィルソンはあれを文楽式に演出してるんだ。つまり、歌手たちは歌だけ。舞台では人形が演ずるわけ。ひょっとしてウィルソンは 1970年代にピナ・バウシュがヴッパータルでやったグルック《トーリッドのイフィジェニー》を知っていたかな?…。あれも歌手たちは歌だけで、舞台ではピナ・バウシュ舞踊団の踊り手たちが踊る「舞踊オペラ」でしたねえ…。

 もっと「正攻法」で行ったのがシャトレ座でポール・デュカ《アリアーヌと青髭》を演出したルート・ベルクハウス(指揮エリアフ・インバル:放送フィル)で、主役アリアーヌに、子供を産んでから巨大になっちゃったフランソワーズ・ポレ。ベルクハウスは主役アリアーヌをパンク風のお姐ちゃんに仕立てて見事な舞台を作った。よくあるじゃん、アメリカのピッピーの女の子なんかで丸々と太ったのが…。ハンバーガーとフライド・ポテトにコーラばっかり飲んでるとああいう風になるんだけど、自分はもうオペラの舞台には立てないものと悲観していたポレをものの見事に見せちゃった。さすが、元ベルリナー・アンサンブル(ブレヒト劇団)の総監督様だった女傑だなあ…と感心しちゃった。

 そうだ、まだある。1970年代末にピエール・ルイジ・ピッツィがエクス音楽祭で演出したロッシーニ《セミラーミデ》のカバリエとマリリン・ホーンの共演。あったまいい男だなあ…と感心しちゃったんだけど、ピッツィはこの二人を完全にマンガにしちゃったんだ。ついでにサミュエル・レイミーとフランシスコ・アライサも完全にマンガにされていて…。もう可笑しいのなんのって(笑)…なんだけれど、声楽的にはこんなド迫力のロッシーニも珍しかったなあ。カバリエとホーンの対決で、それこそチェチリア・バルトリが10人くらい出てきた感じだったぜ。マリリン・ホーンというのがどんなにすごいベルカントの技法を身に着けた人だったか如実に納得させられたのがこの公演でした。
ではまた、
きのけん
 

投稿: きのけん | 2005/09/14 18:20


カバリエとホーンの対決かあ。
見応え、聴き応え、過剰にありそうですねえ(笑)。

投稿: Orfeo | 2005/09/14 22:12

あれまぁ、誰かしら、こんなこと書いちゃって、、と思ったら、私じゃないですか。
アレッサンドラ・マークつながりでTBさせていただきました。
9月にはトゥーランドットで来日予定ですね。

投稿: keyaki | 2006/03/02 23:18


keyakiさん、TBありがとうございます。
姫、堂々の来日?(笑)

投稿: Orfeo | 2006/03/03 08:21

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