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2005/09/10

『オテロ』(ベルリン州立歌劇場)

dvd-otello-berlinDVDライブラリーより。

ヴェルディ没後100周年記念の2001年に上演されたプロダクション。時代は現代に置き換えられ、舞台はアメリカの海軍基地。中央には兵士や女たちが並ぶ巨大な円錐形の建物が光を発しているのだが、なんだかクプファーの亜流みたいなセットだ。フランツの木偶の坊将軍風オテロ(イスラム信者!)ははたして計算なんだかどうだか。マギーのデズデモナも妙に擦れていて、とても悲劇のヒロインには見えない。仕官服のオテロに対して、なぜだか背広を身に着けたアレクセイエフのヤーゴは、『オテロ』というよりは『リング』でもやっている感じ。カッシオにいたってはヤンキー風のお兄ちゃん(笑)。異化しまくりのイカれた世界が展開する。バレンボイムが付ける音楽は威勢だけはいいのだが、重ったるくて停滞気味だ。

オテロ:クリスティアン・フランツ
デズデモナ:エミリー・マギー
ヤーゴ:ワレリー・アレクセイエフ
エミリア:カタリーナ・カンマーローアー
カッシオ:シュテファン・リュガマー
ロデリーゴ:アンドレアス・シュミット
ロドヴィーコ:ユン・クヮンチョル
モンターノ:ゲルト・ウォルフ
ほか

合  唱:ベルリン州立歌劇場児童合唱団、ベルリン州立歌劇場合唱団
管弦楽:ベルリン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:ダニエル・バレンボイム
演  出:ユルゲン・フリム

[  収録:2001年2月9日、ベルリン州立歌劇場  ]

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コメント

この映像、私も見ました。Orfeoさんと同意見です。
>フランツの木偶の坊将軍風オテロ
「木偶の坊」確かに。フランツは新国で2回も、まじかで見ましたが、体型が変なんですよ。舞台衣裳?がTシャツだったのですが、上半身にコルセットをしているというか板でも入れているのではないかと、動きもそういう動きでしたし。赤ちゃん体型というか、首がなくてズドンなんです。顔はロビン・ウィリアムに似て愛嬌がありますけど。

ミュンヘンのオテロも1999年からザンベッロ演出で、海軍士官風オテロが定番になってますし、チューリッヒもS・E・ベヒトルフ演出で宇宙船の中という設定です。
私のHPに紹介していますので、よろしかったらご覧下さい。
http://www.geocities.jp/cantante_espressiva/iago.html
ミュンヘンのオテロは、今年もクーラで再演しました。
来日公演でもクーラのオテロを見ましたが、声も容姿もオテロにピッタリ、最高なんですけど。クーラのオテロの映像が、リリースされないのが不思議です。

フランツといえば、新国で「カヴァレリア」と「道化師」に出演予定でしたが、「カヴァレリア」はキャンセルして「道化師」だけに出演することになったようです。

投稿: keyaki | 2005/09/10 12:17


keyakiさん、こんにちは。
「体型が変」て、あはははは!そんなこと言われるオペラ歌手ってのも、ちょっと悲劇だなあ(爆)。

keyakiさんのHP、お邪魔させていただきました。充実のサイトですねえ。ライモンディのヤーゴ、堪能させていただきましたよ^_^;;

投稿: Orfeo | 2005/09/10 17:40

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