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2005/09/24

『プラテー』(パリ・オペラ座)

dvd-plateeDVDライブラリーより。

ラモー作。

幕が開くとそこは現代の劇場の観客席。案内係が観客達を誘導すると、そのままオペラの世界へと繋がっていく。踊り、花火、宙吊り、などなど、ペリーの奇抜な仕掛けが随所に光る、遊び心満載のスペクタクルな舞台だ。ミンコフスキの切れのある快活な音楽に乗って、神々と蛙らの一大音楽喜劇が繰り広げられる。見終わった後に、思わずプラテーに涙するかも。バロック・オペラに興味のある方は、迷わず観ろ!

★★★★★

プラテー:ポール・アグニュー
フォリー、タリー:ミレイユ・ドゥランシュ
テスピス、メルキュール:ヤン・ブロン
ジュピテル:ヴァンサン・ル・テクシエ
ジュノン:ドリス・ランプルシュ
シテロン、サテュロス:ローラン・ナウリ
愛の神、クラリーヌ:ヴァレリー・ガバユ
モミュス:フランク・ルゲリネル

合  唱:グルノーブル=ルーヴル宮音楽隊合唱団
管弦楽:グルノーブル=ルーヴル宮音楽隊
指  揮:マルク・ミンコフスキ
演  出:ローラン・ペリー

[  収録:2002年2月、パリ・オペラ座(ガルニエ宮) ]

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コメント

 それにしても《プラテ》というのはしょっちゅう上演される作品で、これは再演の時のものですが、確かミンコがガルニエ・オペラに初登場したのがラモーのこのオペラじゃなかったっけ?…。あの時はジャン=クロード=マルゴワールがオペラ=コミック座でこれを上演したばかりだったんで、いっぱいあるんだから、もっと他の作品をやったらいいじゃないか、なんてミンコをさかんにクサしてました(笑)。
 ただ、当時、楽団のメンバーなんかほとんど違わないのに、古楽アンサンブルの旧世代と新世代のスタイルの違いが鮮明に出てて、かなり面白かったですよ。旧世代の、特にマルゴワールやジョルディ・サヴァル〜ご本人に直接訊ねたら、自分はスペイン人ではなくカタロニア人なんだから「ホルディ」でも「サバル」でもなく「ジョルディ・サヴァル」なんだ!なんて言ってました、正確には「サバーリュ」と言っていたかな?…〜の世代の人だと、古楽器の特質を強調するあまり浪花節みたいになっちゃうんだよね。ミンコの世代になると、もうそう強調して差異を際立たせる必要は感じていなんだよね。

 その頃ですね。クリストフ・ルーセとミンコで、ああ、旧御三家(マルゴワール、ウィリアム・クリスティー、フィリップ・ヘレヴェッヘ)とは全然違った感覚の人が出てきたなあ…と実感したのは。

 なにせ、このオペラ初めて見たのは 1970年代リバーマン時代で、その頃は、なんと、ミシェル・プラッソン指揮で主役がミシェル・セネシャルだったんだよ。セネシャルが1950年代のエクス音楽祭でやったハンス・ロスバウトの名録音が残ってますけど、あれを聴くと、この数十年間でバロック音楽演奏の辿った軌跡が追えて面白いですね。
きのけん

 

投稿: きのけん | 2005/09/24 16:31


『プラテー』に歴史あり、という感じですね。
それにしても、プラッソンがやってたというのは驚きです(笑)。

投稿: Orfeo | 2005/09/24 19:11

 なんでそんなことを憶えているかというと、当時(1970年代中盤)はラモーだなんて全然知らないじゃない。モーツァルトみたいなのかな?…なんて行ってみたら全然違うんで、あてが外れたから…。

 そういや、それと同時期にガルニエの方でやってたモンテヴェルディの《ポッペアの戴冠》たるや。ジョン・ヴィッカーズ(ネロ)、ギネス・ジョーンズ(ポッペア)、クリスタ・ルートヴィヒ(オッタヴィア)、ニコライ・ギャウロフ(セネカ)…てなもんだったぜ。うん、すごい良かった!(爆笑)。
 ヴィッカーズとジョーンズにすごいラヴ・シーンがあるんだよ!…。いや、全然キモチワリイなんてことはなくて、なにせジョーンズおばさんが艶めかしくてねえ…。ジョーンズの楽屋から、あすこで穿いてるタイツを盗んできちゃえなんていうファンもいたくらい。
きのけん

投稿: きのけん | 2005/09/26 03:29


それはまた豪勢な《ポッペア》ですねえ!
艶めかしいジョーンズというのも、見てみたいもんです(笑)。

投稿: Orfeo | 2005/09/26 08:08

orfeoさんトラバありがとうございました。本当にこのオペラ、期待以上の面白さで感激でした。しかし「プラテー」って1970年代にもう上演されているんですね。ビックリしました。しかもプラテーがセネシャルとは。録音が残っていないもんなんですかね。見られないにしても、ぜひ聞いてみたいものです。重厚そうな「ポッペーア」もすごいなぁ・・・。

投稿: ふじ | 2006/03/16 13:15


ふじさん、どうもです。
セネシャルのプラテー、聴いてみたいですよねえ!
まったく同感です。

投稿: Orfeo | 2006/03/16 17:50

 …あれー、今頃、こんなコメントが!

>ふじさん:
 70年代どころか、ミシェル・セネシャルの《プラテ》はハンス・ロスバウト指揮エクス音楽祭の1950年代の録音が仏EMIの正規録音として残ってます。オケはパリ音楽院管、つまり現在あるパリ管ですね。1970年代の僕が見たミシェル・プラッソン版は、いくらなんでも何も残ってないんじゃないかと思うんですが、上の超豪華キャストの《ポッペアの戴冠》は僕がエア・チェックしたくらいだからINA(仏国立視聴覚研究所)に音源が保管されているはづです。
 数年前デンオンが出した原智恵子のライヴ録音《原智恵子・伝説のピアニスト》がそのINAの音源を使っておりまして、まさかと思ったんだけれど、デンオンのプロデューサーにINAの責任者を紹介して、探してもらったら、なんとラジオ録音が残っていた…というものなんです。小澤征爾のブザンソン・コンクールやトゥールーズでのデビュー・コンサートなんてのも出てくるかもね…。
きのけん
 

投稿: きのけん | 2006/03/18 07:47

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