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2005/08/10

『魔笛』(パリ・オペラ座)

dvd-magicparisDVDライブラリーより。

メルヘン調というよりは、戯画調の舞台。極彩色豊かなハリボテのセットが目まぐるしく入れ代わる。白い幕がスルスルと盛り上がって頂上部に夜の女王が現われるシーンは、さながら小林幸子(ドゥセイ、ごめん)。展開の鮮やかさは見事だが、雷様みたいなモノスタトゥスと、しつこく出て来る着ぐるみの動物たち(ライオンさん、キリンさん、etc)は余計かな(笑)。ドゥセイの夜の女王が見られるという意味で、私には貴重な映像です。レシュマンのパミーナも悪くない。

★★★

ザラストロ:マッティ・サルミネン
タミーノ:ピョートル・ベチャラ
夜の女王:ナタリー・ドゥセイ
パミーナ:ドロテア・レシュマン
夜の女王に仕える3人の侍女:セシル・ペラン、ヘリーン・シュナイダーマン、エレーヌ・ペラギン
パパゲーノ:デートレフ・ロート
パパゲーナ:ガエル・ル・ロワ
モノスタトス:ウーヴェ・ペパー
弁者:ウォルフガング・シェーネ
ほか

合  唱:パリ・オペラ座合唱団
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指  揮:イヴァン・フィッシャー
演  出:ベノ・ベッソン

[  収録:2000年12月~2001年1月、パリ・オペラ座(ガルニエ宮) ]

kinoken2_logo*実はこれ、前総監督ユーグ・ギャルがパリに来る前にいたジュネーヴ大劇場で作ったもののリメイクなんです(あっちでの指揮は、確か、アルミン・ジョルダン)。演出のベノ・ベッソンはベルリンでブレヒト(…自身)の相棒だった人なんですが、さすがにもう歳で…。ストレーレルより1つか2つ年上の大ヴェテランなんですよね。 
きのけん

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コメント

 おはようございます。

TB有難うございます~。
私も早速TBさせて頂きました!

ところで・・・こ、小林幸子・・・^^;
でもあの派手な衣装。言えてますね。。

投稿: プラム | 2005/08/10 11:16


でしょ?でしょ?(笑)

投稿: Orfeo | 2005/08/10 17:15

久しぶりに再視聴しましたので、TBします。
先日は、TBとご訪問、ありがとうございます。

投稿: edc | 2005/08/12 19:50


edcさん、こんばんは。
そちらは画像がいっぱいで楽しいですね。
相互TBさせていただきました。

投稿: Orfeo | 2005/08/12 20:19

上の Orfeoさんのコメントを読んで、ハッと気が付いたんだけれど、「しつこく出てくる動物たち」というのはロバート・ウィルソンから来てるな!…。
そういや、《魔笛》(同じくパリ国立歌劇場のバスチーユ版:来シーズン演るのはこっちの方)に限らず、ウィルソンのものには必ずといっていいほど縫いぐるみの動物が出る。だから《不思議の国のアリス》なんかやらせると、まるで動物園になっちゃう(笑)。
それで、ブレヒト系の芝居屋というのが昔からウィルソンにえらい興味を持ってるんだ。だから妙なところにウィルソンの影響が出るんだね。

でも、ベノ・ベッソンなんて、現役でガンガン芝居作っている頃はオペラなんか見向きもしなかったのに…。その頃、ユーグ・ギャルと話していて、どうしてベッソンにオペラをやらせないんだ、なんて訊いたら、もう何度も持ち掛けたんだけれど、絶対にウンと言わないんだ、なんて言ってた。1980年代の半ばかな?…
きのけん

投稿: きのけん | 2005/08/13 07:02


ベッソンにとってオペラ演出は老後の楽しみなんですね(笑)。

投稿: Orfeo | 2005/08/13 15:10

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 モーツァルトの有名な歌劇です。 このオペラは沢山あるオペラの中でもちょっと異色ですね。 とても親しみやすくて、いわゆる濡れ場^^が無いので 子連れでも安心して観劇出来ます。   この作品は全部で二幕・・・一幕目はちょっと慌しい雰囲気ですね。 巨大な蛇に襲われた王子タミーノを、夜の女王の三人の侍女が助けます。 この三人の三重唱はとても綺麗なハーモニー・・・とても好きな場面です。... [続きを読む]

受信: 2005/08/10 11:12

» モーツァルト「魔笛」パリ2000年 [雑記帳]
パミーナ、夜の女王の非常に表現的な歌が一番魅力的です。 特別の主義主張がある演出ではないようです。背景画、装置画が頻繁に変わり、着ぐるみの動物たちが沢山登場します。いわゆる伝統的舞台装置をイメージした舞台というのでしょうか。 パパゲーノ&パパゲーナは鳥の羽を体中にまとった姿。パパパの歌、子どもたちは登場しません。タミーノ&パミーナは千夜一夜物語の王子さま、王女さまのよう。夜の女王の最初の登場はまるでろくろ首のように上空に顔だけが浮かび、美しいとは思えないけど、退場はそれがいきなり沈み込んで... [続きを読む]

受信: 2005/08/12 19:50

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