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2005/07/11

『後宮からの誘拐』(ザルツブルク音楽祭)

dvd-koukyuuDVDライブラリーより。

ミンコフスキのザルツブルク・デビューとなった公演。当時の音楽祭総監督、ジェラール・モルチエの意向により、「異文化の出会い」をコンセプトにした、アラブと西欧の混在、融合を謳い上げる政治的メッセージ性の強いプロダクションに仕上がっている(演出のサレムはフランス在住のパレスチナ人)。会場が舞台を正面にして三方を建物に囲まれた中庭で、しかも上部をテントで覆っているため、音響はかなりデッド。シンバルの音がかなり耳につく。一種の共同体空間を作りたかったというサレムだが、モーツァルトの音楽にアラビア音楽を加味して舞台を構成しているため、流れが停滞してしまうところがある。なるほど「異文化の出会い」には違いないのだが、いささか冗長すぎるかも?なによりミンコフスキの音楽性とはちょっと相容れないところがある。シェーファー、ハウラタが好演。開場前から舞台上のダンボールの中に隠れていたグローヴズに涙(笑)。

★★★

セリム・パシャ:アクラム・ティガーウィ
コンスタンツェ:クリスティーネ・シェーファー
ブロントヒェン:マリン・ハルテリウス
ベルモンテ:ポール・グローヴズ
ペドリルロ:アンドレアス・コンラッド
オスミン:フランツ・ハウラタ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:モーツァルテウム管弦楽団
指  揮:マルク・ミンコフスキ
演  出:フランソア・アブー・サレム

[  収録:1997年8月22日、ザルツブルク・レジデンツホーフ  ]

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コメント

Orfeoさん、こんばんは。
ちょっぴりご無沙汰してました。
モーツァルトの《後宮〜》を観たので、Orfeoさんの記事にTBさせていただこうと思ったら、3つもあって困ってしまった。(^^;
考えた結果、音楽祭つながりってことで、ミンコフスキさんのものにさせて頂きました。
どうぞ、よろしくお願いします。

投稿: snow_drop | 2005/09/20 21:25


snow dropさん、こんばんは。
TBありがとうございます。

エヴァ・メイとチョーフィの競演による《後宮》ですかぁ。
それは是非観たいですね。

投稿: Orfeo | 2005/09/20 23:20

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タイプの全く違うソプラノ、パトリツィア・チョーフィとエヴァ・メイが共演する、とて [続きを読む]

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