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2005/07/17

『オテロ』(フィレンツェ五月音楽祭)

DVDライブラリーより。

黒を基調としながらも所々に白のラインを配した、ドラマの内容を暗示するような非写実的舞台、登場人物たちの衣裳も一様に黒づくめで、そこにデズデモナの白とオテロの赤が映える。構成感が取れた舞台と実力派揃いのキャストが邂逅した、目にも耳にも鮮やかなプロダクションだ。演出のドージンはヴェルディの音楽が持つ劇的ムーブメントを巧みに利用して、時にエモーショナルに、時にシンボリックにオテロとデズデモナの悲劇を描いていく。雄弁なヴェルディの音楽には、こういう演出のほうが合うのかもしれない。ガルージンとフリットリの迫真の演技と歌唱も見事。この音楽祭の音楽監督であるズービン・メータがダイナミックに音楽を盛り上げている。

★★★★

オテロ:ウラディーミル・ガルージン
デズデモナ:バルバラ・フリットリ
ヤーゴ:カルロ・グエルフィ
カッシオ:レーモンド・ヴェリー
ロデリーゴ:エンリーコ・ファチーニ
モンターノ:ジュゼッペ・アルトマーレ
エミリア:ガブリエルラ・スポルジ
ほか

合  唱:フィレンツェ五月音楽祭合唱団
管弦楽:フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
指  揮:ズービン・メータ
演  出:レフ・ドージン

[  収録:2003年6月19・20・23日、フィレンツェ五月音楽祭歌劇場  ]

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コメント

おお!、レフ・ドージンがこんなところに出ている!…。
この人、ソ連ペレストロイカ時代最大の演出家です。僕がこの人の代表作《兄妹たち》を見た時は多少古臭くなっていたんですが、その数年後にバスチーユに《スぺードの女王》を発表した時には驚かされました。指揮のユロフスキと協力して全部書き換えて再構成しちゃった。場面を精神病院の中に設定したのはちょっと陳腐だったけれど、あの時、そう本来ならここまでやらなくてはいけない!…と思いました。シェローの《ホフマン物語》の時は、さすがにプレートルを嗾けて、音楽まで書き直させるなんてことは出来なかったもんね。
 似たようなことをやったのはリヨンの旧歌劇場の新装開幕シリーズでのルイ・エルロ=ケント・ナガノ版《ホフマン物語》で、あれも全部書き直したリヨン歌劇場版でした。CDは全曲版でしたがヴィデオはリヨン歌劇場版。
きのけん

投稿: きのけん | 2005/07/22 05:37


「ドージン」なんですね。自分の記事、修正しちゃいました。そういう人だったんですね。いつもいつも、ためになる情報をありがとうございます。

投稿: Orfeo | 2005/07/22 08:41

これって、BShiでしかまだ放送してないですよね? もしかしたらBSで放送しましたか?

この時、確か楽日だけオテロがクーラだったんですよね。
クーラじゃなくてもちょっと見たいなと思って、録画した知人に送ってもらったら、なんと見られない。
この録画ではじめて、NHKが変な信号をを送っていることを知りました。電器屋さんにまで行って、いろいろ聴いてきました。電器屋のおじさんが、「どうしても見たい? こいうのもあるよ」と信号を解除する器械を教えてくれましたけど、そこまでして見る価値はないだろうと判断、買いませんでした。ですから、見てません。

それにしてもクーラが出演しているのは本当に放送されませんけど、本人が拒否しているのかしら??
どなたかご存知ですか?
昨年か一昨年のヴェローナのカルメンもBキャストが放送されました。知らないテノールですよ。
ゼッフィッレッリの超豪華な舞台で、ご多分にもれず、動物がいっぱいでてきて、笑いながら数えたような記憶が。それともクライバーのカルメンだったかな??ウィーンの、これもけっこう動物出てましたよね。

ライモンディのインタビューで「ドン・ジョヴァンニ」の演出についてだったとおもいますが、
「ゼッフィレッリは舞台装置の美しさに捕われていた」なんて言ってます。確かにですね。

映画監督のピエトロ・オルミが演出したオテロ、私は好きです・・・って当たり前か、笑)
1996年ザルツ(ドミンゴ、フリットリ、RR)
1997年トリノ(クーラ、フリットリ、RR)
これもどうしてDVDにならないのか、やっぱりクーラのせい??

投稿: keyaki | 2005/07/22 11:25

ギャッ、
>ピエトロ・オルミ
って誰よ、ごめんなさい。
エルマンノ・オルミです。(木靴の樹、聖なる酔っぱらい、最近ですとジョヴァンニ)

記憶だけで、気軽に書いていると、けっこう性格が現れる、それとも加齢による脳の劣化現象かな。

自分のブログでも、セルジョ・セガリーニをジョルジョ・セガリーニ、
リスネルをレスネルなんて、書いて、きのけんさんの首をかしげさせたようです。

投稿: keyaki | 2005/07/22 11:37


keyakiさん、こんにちは。
コメントの修正出来るんだけど、オモロイから(失礼!)このままにしときますね。直したほうが良かったら、教えてください。

え~と、この『オテロ』は、おっしゃるとおりBS-hiからの録画です。BS-hiの放送は(というか、BSデジタルの放送は、と言うべきか?)、コピワン放送になっているのがイヤラシイですよね。普段はDVD-Rディスクを使っていますが、BS-hiだけはDVD-RWディスクを準備しなくちゃいけないし。でも、お友達に録ってもらったやつが見れないって、どういうこと?そういうものなの?ファイナライズはしてありますよね?(電器屋さんまで行って聞いてるんだから、まさかね。)なんか、不思議な話です。

投稿: Orfeo | 2005/07/22 12:04

ハイ、コメントそのままでいいです。

このへんがよくわからないとこですけど、DVD-RWは、録画したのと同じ機種でしか見られないじゃないですか、パイオニアならパイオニア、
貸してくれたのは、松下系で録画したDVD-RAMだったんですよ。
我が家には、松下ではないけれど、なんでも見られるマルチのDVDもあるし、パソコン用の外付けDVDは、松下系なんですよ。でもどちらも、変な信号が入っていて読み込みできませんという表示がでちゃう。
それで、電器屋さんに行って聞いた訳です。

最近はハードディスク付きのDVDレコーダーになっていますけど、これもコピワンだと、DVDにコピーできない、それで、「移動」っていうのがあるんですって、
でも、初期のハードディスク付きのDVDレコーダーには「移動」がなくて、録画してもどこにも移せない・・・って、知人が怒ってました。

つまり、家庭内で、親はパイオニア、娘はパナソニックだと、録画したものがお互いに見られないということになるわけです。

将来全面的にデジタルになった場合、どうなるのか頭がこんがらがってきます。

※「移動」って、どこがコピーと違うんですか! コピワンなんて名前にしたから、コピーという言葉は使えないというわけなんでしょうね。バカにしてる。

NHKじゃなくてCSで放送してくれた方がDVD−Rにダビングもできるし、NHKなんか大嫌いだぁ!

OrfeoさんのコレクションにはCSありますか?
NHK専門?

投稿: keyaki | 2005/07/22 12:51


私は昨年後半にやっとHDD付きDVDレコーダーを購入したんですが、姪っ子が送ってくれたDVD-RWディスクを最初やはり見ることが出来ませんでした。ウチと彼女のところではレコーダーのメーカーが違っていたからです。でも、以前の機種はよく分かりませんが、最近のDVDレコーダーには「ファイナライズ」という機能が実はついていまして、録画したディスクをファイナライズしてしまえば、他のメーカーのプレーヤーでも見ることが出来るということを知りました。姪っ子から送ってもらったディスクが見れなかったのは、ファイナライズしてなかったのが原因だったわけです。ということで、もう一度ファイナライズしたRWディスクを送り直してもらったところ、ちゃんとこちらでも見ることが出来るようになりました。今では毎週彼女のために(まだ中学生なんです)、とあるアイドル系番組を録画して(彼女が住んでいる地方では放送されていないもんで)、DVDをファイナライズして送ってあげています。

ということなんですけど、DVD-RAMって、使ったことないから分からないなあ。あと、ウチはNHK専門なんです。CSからのものも若干ありますが・・・。

投稿: Orfeo | 2005/07/22 13:34

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