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2005/07/31

『アドリアーナ・ルクヴルール』(ミラノ・スカラ座)

dvd-adrianalecouvreurDVDライブラリーより。

チレア作。

今回のプッジェッリの舞台は1989年にプレミエに掛けられたプロダクションということもあって、多少古めかしい感じもするが、話の内容がそもそも古めかしいので(失礼)、今日でもそれほど違和感はない。チレアの美しい、叙情的な音楽に相応しい、品のある壮麗な舞台になっている。とりわけシルエットを綺麗に浮かび上がらせる終幕の情景は、プッジェッリの師であるストレーレルの舞台を髣髴とさせるものがある。ただ、それを除けば全体が一本調子で、変化に乏しいのが難点だろう。話がコメディ・フランセーズの話だけに、お堅い芝居を延々と見ている気分にさせられる。イタリアが誇るディーヴァ、デッシーと、スカラ座初登場というロシアの実力派、ボロディナとの息詰まる競演が聴きもの。

★★

アドリアーナ・ルクヴルール:ダニエラ・デッシー
ブイヨン公妃:オルガ・ボロディナ
ブイヨン公爵:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
マウリツィオ:セルゲイ・ラーリン
ミショネ:カルロ・グエルフィ
ほか

バレエ:ミラノ・スカラ座バレエ
合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ
振  付:ロベール・ドワレン
演  出:ランベルト・プッジェッリ

[  収録:2000年1・2月、ミラノ・スカラ座  ]

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コメント

デッシーとボロディナはいいのだけれど、マウリツィオ役のセルゲイ・ラーリンがいまひとつ。好きなオペラだけに残念です。しかし、1989年のスカラ座の映像が幸いにして市販されておりますので、(アドリアーナ:ミレッラ・フレーニ、ブイヨン公爵夫人:フィオレンツァ・コッソット、マウリツィオ:ペテル・ドヴォルスキー、指揮はジャナンドレア・ガヴァッツェーニ)こちらの方で満足することができました。録音でのレナータ・テバルディと、レナータ・スコットもすばらしいけれど、ここでのミレッラ・フレーニは、「蝶々夫人」に勝るとも劣らない名唱で、まさに鳥肌ものです。

投稿: marlowe | 2005/12/07 20:08


marloweさん、コメントありがとうございます。

89年ということはプレミエのときの映像なんですかね?残念ながら未見です。
フレーニの名唱、是非聴いてみたいです。購入希望リストに入れておきます^_^;;

投稿: Orfeo | 2005/12/07 21:51

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