『皇帝ティトゥスの慈悲』(グラインドボーン音楽祭)
モーツァルト晩年の作品。
イギリスの舞台演出家、兼映画監督であるハイトナーの舞台(この人は『回転木馬』や『ミス・サイゴン』などのミュージカルの演出家としても名高い)。場面に応じて様子が変化する、舞台を取り囲む湾曲した壁、そこに開いた歪んだ形の通路、傾斜した床、天井から降りてくる階段・・・。シンプルだが大変美しく、格調高い構成になっている。音楽もデイヴィスの安定した指揮の下、歌手陣、コーラスを含め、美しい響きを聴かせている。とりわけラングリッジの存在感はさすがと言うべきか。
★★★
ティトゥス:フィリップ・ラングリッジ
ヴィテリア:アシュレー・プトナム
セスト:ダイアナ・モンタギュー
アンニオ:マーティン・マーエ
セルヴィリア:エリザベータ・シュミトカ
プブリオ:ピーター・ローズ
合 唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指 揮:アンドリュー・デイヴィス
演 出:ニコラス・ハイトナー
[ 収録:1991年、グラインドボーン音楽祭歌劇場 ]
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コメント
アンドルー・デイヴィスってのはびどい野郎で、パリで《バラの騎士》を振った時、毎度休演日(中2日)にロンドンへ帰っちゃってたんだよ(契約では禁止されていた)。ある日英国の全空港がストで公演に戻って来れなくなった。オペラ座が自家用機を差し向けようとも空港がストじゃあねえ…。当時ユーロスターもなかったし。
そこでオペラ座機は一路南へ。モンテカルロにいたマレク・ヤノフスキに代役を頼んだんだけど、ぶっつけ本番で振った公演が、ちょっと信じられないほどの名演になっちゃって、即座に《トリスタン》が決まっちゃう、放送フィルの常任指揮者の話は持ち込まれる…。でヤノフスキはパリで欠くことのできない指揮者になっちゃった。他方、アンドルー・デイヴィスの方は最低10年間はパリに呼ばれなかったんじゃない?…。
きのけん
投稿: きのけん | 2005/07/30 19:28
デイヴィスって、私は結構好きなんですけど、そんなことやってたんですか?
ふ~ん。
たしか彼って、イギリスからも一時追い出されて、アメリカに渡って不遇をかこっていたところを、やっとハイティンクが救いの手を差し伸べて呼び戻したんでしたよね。なにか性格上の問題でもある人なんでしょうかね?
投稿: Orfeo | 2005/07/30 20:07
Orfeoさん、こんにちは。
同じ映像ではないのですが、リンクとTBさせていただきますm(_ _)m
投稿: edc | 2006/11/01 10:15
edcさん、こんにちは。
リンク&TB、ありがとうございます^_^;;
投稿: Orfeo | 2006/11/01 11:57