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2005/07/16

『コジ・ファン・トゥッテ』

Dvdcosifantuttevienna DVDライブラリーより。

オペラ映画。セットは綺麗だけどちょっとツクリモノっぽくて、歌手たちは上手いけど演技過剰で(ストラータスには拍手!)、アーノンクールの音楽は当然サディスティック(笑)。でも、数ある『コジ』の映像の中ではダントツに楽しくて、オススメです(・・・とてもそうとは取れない?)。冒頭、女性陣がしっかり横に同席している中で、ドン・アルフォンソたち男性陣の話が進んでいくのは(「剣を抜け」の前まで)、
ちょっと阿呆ぽいのだが、これはポネルが仕掛けた
虚構性という罠に違いあるまい。

★★★

フィオルディリージ:エディタ・グルベローヴァ
ドラベルラ:デロレス・ツィーグラー
グリエルモ:フェルッチョ・フルラネット
フェランド:ルイス・リマ
デスピーナ:テレサ・ストラータス
ドン・アルフォンソ:パオロ・モンタルソロ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
演  出:ジャン=ピエール・ポネル
監  督:ヴォルフガング・トゥロイ

[  制作:1988年、DECCA  ]

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コメント

今朝の生中継のエクサンプロヴァンス音楽祭の『コジ・ファン・トゥッテ』、もし興味がありましたら、聴けますのでどうぞ。
TBさせて頂きます。
Orfeoさん、いかがでしたか? シェローの演出が売りですから、ぜひテレビで放送してもらいたいですね。

投稿: keyaki | 2005/07/16 15:01


keyakiさん、TBありがとうございます。
でも、随分と大胆なことをなさる!MP3録音をそのままインターネット上に置いておくのは、いくらなんでも著作権法上、問題なんじゃない?ま、DVDのジャケット画像をビシバシ掲載している私がこんなことを言っても全然説得力がないっすけど(笑)。

今回のエクスの『コジ』、正直言って不満でした。テンポは速いだろうなとは予想していたので、そこは意外ではなかったのですが、それにしても雑だな、と。それは序曲からすでにそう感じてしまいました。歌手の中ではフィオルディリージのエリン・ウォールに失望。ムラがあるし、音程は悪いし・・・。ライモンディは言われているほど悪くはなくて、よく声が響いていたと思います。だから、あのテンポに乗って歌えというのが土台無茶な話なんで、責めるべきは彼じゃなくてハーディング、なんじゃないかなあ、という気がしました。

ハーディングは『コジ』の中に悲劇的な色彩を、なんて語っていたようですが、そんなことはこの記事で紹介しているポネル&アーノンクールがとっくの昔にやっている、と思います。

なにはともあれ、やはりシェローの演出した舞台の映像を観たいもんですね。私の根拠のない勘ですが、NHKで放送するような気がするんだけどなあ。さて、どうでしょう?

投稿: Orfeo | 2005/07/16 16:22

Orfeoさん、ご忠告ありがとうございます。
あれは私のプライベイトなコレクションのファイルなんで・・・自宅でも自宅以外でもアクセスできるという利点もあり、パソコンが壊れてもファイルは大丈夫ということなんですね。
ひんしゅくを買ってもなんですから期間限定にします。

BGMで何となく聴いていましたが、けっこう心地いいモーツァルトじゃないかなぁ・・・そんなにテンポが速いんですか!
薬も裸も出てないようですからぜひ放送してほしいです。

投稿: keyaki | 2005/07/16 20:27


keyakiさん、ご理解いただき、ありがとうございます(って、私が言うべきことじゃないけど^_^;;)。著作権協会が泣いて喜ぶと思います。生意気言ってすいませんでした。

「心地いいモーツァルト」、でしたか。まあ、早いといっても、そんなに驚異的なスピードでもなかったですからね。もっと凄い指揮者もいるし。でも、難しいパッセージになると、歌手の人たちがさすがに四苦八苦しているように聴こえてなりませんでした。
あっ!あと、そうそう、デスピーナのバーバラ・ボニーは良かった!彼女だけは余裕で歌いこなしていたと思います。やはり貫禄かな(笑)。

投稿: Orfeo | 2005/07/16 21:07

Orfeoさん、こんばんは。

今日はオペラで始まる幸せな一日になりました。
インターネットラジオの情報に始まりMP3の設定まで、
お世話になり、どうもありがとうございました。

序曲が始まり、早速その腕白坊主のような元気な指揮ぶりに
ハーディングの姿が、何だか目に浮かぶようでした。
とても楽しかったです。

久しぶりにリブレット片手に耳を傾けました。
途中、意識を失っていた(眠ってしまった)箇所もあったのですが、
ちゃんと最後まで聴きましたよ。
バーバラ・ボニーは、私もさすがぁって思って聴いてました。

終演は、日本時間で8時をまわってましたね。
ということは、現地は深夜1時過ぎ???
フランス人って夜更かしなんですね~!

投稿: snow_drop | 2005/07/16 23:44

>フランス人って夜更かしなんですね〜!

…(笑)違うの!
Orfeoさんはよくご存知ですけど、エクス音楽祭というのは野外でやってる音楽祭なんです。だから暗くならないと始められないわけ。だいたい開演が21時くらいだから、当然終演は午前1時、2時になります。
南仏の音楽祭はだいたい全部そう。野外でやります。
天候に恵まれると非常に気持ちいいものなんですが、ローヌ河河口のデルタ地帯というのは、時としてミストラルという強風、歩いている犬が吹っ飛ばされるくらいすごい時があるんですが、が吹き荒れることがあり、こうなるともう大変で、観客は泊まってるホテルやペンションから毛布を借りてきて観戦します。
 僕は一度、オランジュ古代劇場の《トリスタン》(マレク・ヤノフスキ指揮)でこれの強烈なのにぶつかり、毛布にくるまって朝の3時まで観戦しました。ただし、この夜はオケ(放送フィル)がもう異常といえる乗り具合で、ヤノフスキが泣き出して、もう止めるというのを、オケの方が、絶対に最後までヤル!と言い張って、ついに最後までやっちゃった。歌手なんか、衣裳の上から厚手のジャンパーかなんかを羽織って涙ぐましい努力!…お陰様で、ちょっと他では体験できないような《トリスタン》になりました。うん、あれは忘れられないなあ!…。僕は翌日はアルルの音楽祭だったんで、友人の車で送ってもらってアルルのホテル入りをしたのが午前5時だったですね。

 そうだ、もう1度あったぞ。ミシェル・プラソン指揮ジェローム・サヴァリ演出の《ホフマン物語》の時。ミストラル大荒れで、寒いのなんのって!…。その中でナタリー・ドゥセイのオランピアが舞台上に張ってある水の中に飛び込んでバシャバシャやる場面があるんですよ。そしたら、すごい水しぶきが上がって、オケ・ピットの方にバーとかかったんですよ(彼女、絶対にわざとやったんだぜ〜笑〜)。トゥールーズ・キャピトル座管の楽員たちがわっと逃げたもんで、音楽が止まっちゃった。
きのけん

投稿: きのけん | 2005/07/17 08:41


>snow dropさん:
無事堪能されたようで、よかったです。
これでネトラジにはまるかもしれませんね^_^;;
でも、あまりハマルと体調を崩しますので(実際私は一度ヒドイことになった!)、ほどほどに。

>きのけんさん:
う~ん、「観戦」という言葉がいかにも相応しいですよねえ。あれはたしかに「戦い」だあ!(爆)

投稿: Orfeo | 2005/07/17 12:12

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受信: 2006/09/15 19:04

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