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2005年7月

2005/07/31

アジア・モードの日本代表

東アジア選手権
日本 0-1 北朝鮮

コンフェデでやっと世界モードに入ったかと思った日本代表。あっという間にアジア・モードに逆戻りしてしまいました。やはり欧州組がいないと、駄目なんですかね?

前半、自陣ゴール前でミスを連発して失点してしまった影響からか、日本のプレーには積極性が希薄で、勝負を仕掛けることもなく、なんだか恐る恐るプレーしている感じ。動き出しも遅いし、ダイナミックな展開もない。そんな彼らには北朝鮮の体を張った必死の守りを打ち破るのは、所詮無理なことでした。

わずかに勝負してたのは、後半途中から投入された田中達也と巻ぐらいのもんでしたね。でも、とき既に遅し、でした。次こそは目の色変えて、積極的にプレーしてほしいものです。

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『ナクソス島のアリアドネ』(ドレスデン州立歌劇場)

dvd-ariadne-dresdenDVDライブラリーより。

ドレスデンの舞台は時代を現代に移し変えた演出。オペラは美術サロンの一室で繰り広げられる。その部屋の真ん中にはゴミの山が置かれ(これも現代アート)、そこがオペラの舞台、ナクソス島という設定だ。恋人に捨てられ悲嘆に暮れるアリアドネ。それをツェルビネッタと喜劇役者たちが大道芸を繰り出しながら、なんとか元気付けようとする。豚のマスクまで被る(笑)。結局顔がテカテカに輝いた現代彫刻ののようなバッカスが現れ、アリアドネは新しい恋が実り、目出度く再生する。ついでにツェルビネッタと作曲家も結ばれる。

元々シリアスとコミカルが錯綜する独創的なオペラではあるが、このドレスデンの舞台はそれをさらに徹底化している。プロローグの部分とオペラの部分が続けて演じられることにより、その境界が取り払われてしまうのだ。作曲家やオペラを見守るギャラリーたちまでが舞台になっているサロンの中を自由に動き回り、ツェルビネッタたちと絡み合う。そして、最後アリアドネとバッカス、作曲家とツェルビネッタがそれぞれ抱き合う傍らでは、オペラの中でツェルビネッタにちょっかいを出そうとした喜劇役者がそれを寂しそうに見守っている。それはオペラの中の世界でもあり、同時に外の世界でもある。悲しみに沈むピエロ、彼もまた、アリアドネになる。執事長がサロンの照明のスイッチを消し、この"オペラ"は終わる。

小洒落た演出ではあるが、色々取り込みすぎて、肝心のアリアドネの話がすっきり見えて来ないのが難点だ。歌手陣は演技に歌にと忙しい。コリン・ディヴィスとドレスデン州立歌劇場管弦楽団がリヒャルト・シュトラウスの濃密な音楽を響かせている。

★★★

プリマドンナ/アリアドネ:スーザン・アンソニー
ツェルビネッタ:イリーデ・マルティネス
テノール歌手/バッカス:ジョン・ヴィラーズ
作曲家:ゾフィー・コッホ
音楽教師:テオ・アダム
ダンス教師:ウェルナー・ギュラ
執事長:フリードリヒ・ウィルヘルム・ユンゲ

管弦楽:ドレスデン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:コリン・ディヴィス
演  出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

[  収録:1999年3月、ドレスデン州立歌劇場  ]

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『アドリアーナ・ルクヴルール』(ミラノ・スカラ座)

dvd-adrianalecouvreurDVDライブラリーより。

チレア作。

今回のプッジェッリの舞台は1989年にプレミエに掛けられたプロダクションということもあって、多少古めかしい感じもするが、話の内容がそもそも古めかしいので(失礼)、今日でもそれほど違和感はない。チレアの美しい、叙情的な音楽に相応しい、品のある壮麗な舞台になっている。とりわけシルエットを綺麗に浮かび上がらせる終幕の情景は、プッジェッリの師であるストレーレルの舞台を髣髴とさせるものがある。ただ、それを除けば全体が一本調子で、変化に乏しいのが難点だろう。話がコメディ・フランセーズの話だけに、お堅い芝居を延々と見ている気分にさせられる。イタリアが誇るディーヴァ、デッシーと、スカラ座初登場というロシアの実力派、ボロディナとの息詰まる競演が聴きもの。

★★

アドリアーナ・ルクヴルール:ダニエラ・デッシー
ブイヨン公妃:オルガ・ボロディナ
ブイヨン公爵:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
マウリツィオ:セルゲイ・ラーリン
ミショネ:カルロ・グエルフィ
ほか

バレエ:ミラノ・スカラ座バレエ
合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ
振  付:ロベール・ドワレン
演  出:ランベルト・プッジェッリ

[  収録:2000年1・2月、ミラノ・スカラ座  ]

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2005/07/30

『椿姫』(ミラノ・スカラ座)

dvd-traviata-scalaDVDライブラリーより。

イタリアの女流演出家、兼映画監督であるカヴァーニの舞台。目新しさはないが、さすがにスカラ座らしい堂々たる出来映えだ。そんなことよりなにより、この公演はスカラ座にとって大変意味深いものだった。というのも、マリア・カラスの名舞台以来、長らくスカラ座では『椿姫』が封印されてきたのだが、それがついに解き放たれたのがこのプロダクションだったのだ(プレミエは1990年4月21日>情報提供 by keyakiさん)。その大役を任されたファッブリチーニがさすがに素晴らしい。歌のラインも流麗で、絶唱してもフォームが崩れることがない。90年にこのアルフレードでスカラ座デビューを果たしたアラーニャも伸びやかな歌声を披露、ムーティが締まりの
ある音楽を響かせている。

★★★

ヴィオレッタ:ティツィアーナ・ファッブリチーニ
アルフレード:ロベルト・アラーニャ
ジェルモン:パオロ・コーニ
フローラ:ニコレッタ・クリエル
アンニーナ:アントネルラ・トレヴィザン
ドゥフォール男爵:オラツィオ・モーリ
ドビニー侯爵:エンツォ・カプアーノ
グランヴィル:フランチェスコ・ムジーヌ
ガストン子爵:エンリコ・コッスッタ
ジュゼッペ:エルネスト・ガヴァッツィ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
演  出:リリアーナ・カヴァーニ

[  収録:1992年3月29日~4月7日、ミラノ・スカラ座  ]

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2005/07/29

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(メトロポリタン歌劇場)

dvd-meistersinger-metDVDライブラリーより。

オーストリアの演出家、オットー・シェンクはウィーンはもちろん、世界中のオペラハウスで数々の名舞台を世に送り出してきたが、ここメトロポリタン歌劇場でも過去に有名な『指環』四部作(1989)などを手掛けている。この人の仕事はあくまで台本=音楽に忠実だ。下手な小細工はしない。下手な自己主張などもしない。いわば職人肌の人なんだろう。今回の『マイスタージンガー』も、そんな彼の特質が発揮された舞台だと思う。木目調が映える第1幕、夕闇の石段が印象的な第2幕、遠景が美しい第3幕、どれもけっして華美に走らず、構図的に均整の取れた、味わい深い舞台になっている。歌手も錚々たる顔ぶれが揃っているが、ワーグナーの場合、歳がどうだとか、見てくれがどうだとか、そんなことを気にしていてはいけない。それを気にすると、まるで不条理劇になってしまうから(・・・婚期を逃した娘を体よく結婚させようとしている、なんとも調子のいい親馬鹿物語?)。レヴァインが毎度ながら堅実な音楽を聴かせている。

★★★

エヴァ:カリタ・マッティラ
マグダレーネ:ジル・グローヴ
ワルター:ベン・ヘップナー
ハンス・ザックス:ジェームズ・モリス
ダーヴィット:マシュー・ポレンザーニ
ベックメッサー:トーマス・アレン
ポーグナー:ルネ・パーペ
ほか

合  唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指  揮:ジェイムズ・レヴァイン
美  術:ギュンター・シュナイダー・ジームセン
演  出:オットー・シェンク

[  収録:2001年12月8日、メトロポリタン歌劇場  ]

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2005/07/28

2005/07/28

・検索コーナーにこっそり「Blog Ranking」へのリンクバナーを設置しました。ランキング自体はどうでもいいのですが、ここは記事検索が出来るので、とても便利です。興味のある方は一度お試しあれ。

・コメント一覧作成はなかなか進展がありません。手動でやろうと思えば出来るんですけど、それでは芸がないし、なにより面倒だし・・・。やはり自動で出来るようじゃないとなあ。ちなみにniftyからはなんの音沙汰もありません。駄目だ、こりゃ。

・あっ!バイエルンが点入れた!(FC東京vsバイエルン・ミュンヘン観戦中)

・終わってみれば、4-0でバイエルンがFC東京を軽く一蹴してしまいました。FC東京サポーターには悪いけど、まるで大人と子供の試合という感じ。カーンは出てなかったけど、1週間後にはもうブンデスリーガが始まるということもあって、バイエルンはチームがしっかりと出来上がっていましたね。レアルとは段違いだぁ(笑)。

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『皇帝ティトゥスの慈悲』(グラインドボーン音楽祭)

dvd-titoDVDライブラリーより。

モーツァルト晩年の作品。

イギリスの舞台演出家、兼映画監督であるハイトナーの舞台(この人は『回転木馬』や『ミス・サイゴン』などのミュージカルの演出家としても名高い)。場面に応じて様子が変化する、舞台を取り囲む湾曲した壁、そこに開いた歪んだ形の通路、傾斜した床、天井から降りてくる階段・・・。シンプルだが大変美しく、格調高い構成になっている。音楽もデイヴィスの安定した指揮の下、歌手陣、コーラスを含め、美しい響きを聴かせている。とりわけラングリッジの存在感はさすがと言うべきか。

★★★

ティトゥス:フィリップ・ラングリッジ
ヴィテリア:アシュレー・プトナム
セスト:ダイアナ・モンタギュー
アンニオ:マーティン・マーエ
セルヴィリア:エリザベータ・シュミトカ
プブリオ:ピーター・ローズ

合  唱:グラインドボーン音楽祭合唱団
管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:アンドリュー・デイヴィス
演  出:ニコラス・ハイトナー

[  収録:1991年、グラインドボーン音楽祭歌劇場  ]

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2005/07/27

マドリードは守られた?

ジュビロ磐田 1-3 レアル・マドリード

これに負けたらマジでマドリードで暴動が発生しそうな予感の中、なんとかレアルが面目を保つことが出来ました。台風の影響で昨日がオフになったとかで、レアルの選手たちも身体が軽そうでした。ジュビロのディフェンスがはっきり言って穴だらけだったせいもあって、レアルの早い展開からのボール回しにジュビロ側が全然付いていけなくて、決定的場面が続出。ま、ほとんどは外したんだけどね(笑)。それでも前半2分のグティ→オーウェン→ラウルのゴール、後半ロスタイムのフィーゴ→ロナウドのゴールは綺麗でした。

レアルの不安は今シーズンもやはりDFなんでしょうね。前半成岡にあっさり同点ゴールを叩き込まれ、後半もカレン・ロバートに飛び出されてよもやの場面がありました。昨シーズンはサムエル一人に責任を押し付けた形だけど(サムエル、どこ行ったんだっけ?)、悪いのは彼じゃないんだよね。レアルのディフェンス上のシステムの問題でしょ。なにせ、みんな攻撃に夢中だからねえ、このチームは。ここが改善されなければ、バルサを筆頭とするリーガ・エスパニョーラ各チームの強烈な攻撃陣を封じることはとても無理でしょう。どうするつもりかな、ルシェンブルゴは?

一昨日のヴェルディ戦がイエローカード連発の見苦しいゲームだった反省からか、今日はイエローカードが出ることもほとんどなく、クリーンなゲームだったことは良かったと思います。ま、こんなプレシーズン・マッチでケガしてもつまらんし・・・。あ、ジダンは体調不安で欠場しましたが、ケガを抱えてるベッカムは後半途中までしっかり出場していました。こんなところで無理してしまって、シーズン開幕とともにダウンするんじゃないでしょうね?ま、お気をつけて。

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『ホフマン物語』(ミラノ・スカラ座)

DVDライブラリーより。

1995年のミラノ・スカラ座の舞台では、まずはその豪華な舞台装置が目を引く。ちょっと怪奇趣味が入っているけれど、ストーリーにはよく適合している。とにかくそのスケールが半端じゃなくて、第2幕に出て来る巨大な階段などはまるで天まで届く勢いで(嘘)、とてもとても「蒲田行進曲」の比なんかじゃない(これはホント)。ただ、ちょっとくどくて、やり過ぎの観があるのが玉に瑕か。報われぬ恋に苦悩するインテリ詩人といった風情のシコフも素晴らしいが、レイミーの精悍な悪役っぷりがキマッている。三人の恋人役のドゥセイ、トマス、グレイヴズもそれぞれの個性を遺憾なく発揮していている(尚、ドゥセイはこの公演がスカラ座デビューで、歌の後の拍手喝采が鳴り止まず、人形に成りきったまま何度もお辞儀を繰り返す姿がなんとも微笑ましかった)。シャイーが堅実に音楽を進め、最後はドラマチックに盛り上げている。

★★★

ホフマン:ニール・シコフ
ニクラウス:スザンヌ・メンツァー
オランピア:ナタリー・ドゥセイ
アントニア:クリスティーナ・ガリアルド・トマス
ジュリエッタ:デニス・グレイヴズ
ステラ:アンナ・カタルチ
リンドルフ、コッペリウス、ミラクル、ダペルトゥット:サミュエル・レイミー
ほか

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:リッカルド・シャイー
演  出:アルフレード・アリアス

[  収録:1995年6月30日、7月3・8日、ミラノ・スカラ座  ]

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2005/07/26

2005/07/26

・台風7号が今夕、関東地方を直撃する見込みです。関東地方の方、十分ご用心ください。外出するときはヘルメットを着用するように、とテレビで言ってました。ヘルメットはお持ちですか?もし無い場合はAmazonへどうぞ(・・・間に合わんて)。
大事に至らないよう、お祈りいたします。

・関東地方からは遥か彼方のフランスで、きのけんさんのMacが大事に至ってしまった模様です。現在復旧作業中のようですので、その間、オペラ・レヴューの掲載ペースをしばらく落とします。どうぞご了承ください。

・お気に入りブログをようやく掲載しました。どうぞよろしく!

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『セビリアの理髪師』(ネーデルランド歌劇場)

dvd-barbieredisivigliaDVDライブラリーより。

ロッシーニ作。イタリアの劇作家、演出家、役者、舞台美術家にしてノーベル賞作家でもあるダリオ・フォーが手掛けた舞台。コメディア・デ・ラルテに強い影響を受けたとされるフォーらしく、序曲から軽妙なマイム劇が披露されるなど、躍動感に満ちた楽しい舞台になっている。音楽に合わせてセットを移動させたり、幕を広げて運河に見立ててゴンドラが現われたり、ベルタがくしゃみをすると目の前のブランコが吹っ飛んだり(笑)。その軽妙洒脱な舞台に呼応して、ゼッダがこれまた軽快な音楽を淀みなく響かせている。並んでパントマイムまで披露する歌手陣にも拍手!

★★★

アルマヴィーヴァ伯爵:リチャード・クロフト
バルトロ:レナード・カペッキ
ロジーナ:ジェニファー・ラーモア
フィガロ:デーヴィッド・マリス
バジーリオ:シモーネ・アライモ
フィオレルロ:ロジャー・スミーツ
ベルタ:レオニー・スクーン

合  唱:ネーデルランド歌劇場合唱団
管弦楽:オランダ室内管弦楽団
指  揮:アルベルト・ゼッダ
演  出:ダリオ・フォー

[  収録:1992年5月16日、ネーデルランド歌劇場  ]

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2005/07/25

レアルの憂鬱

東京ヴェルディ 3-0 レアル・マドリード

いやあ、こんな情けないゲームを見せられるとは・・・思ってましたよ(笑)。中国から移動して来日したその日の夜に試合ですか?ナメてますよね、日本の夏を。

だいたいこの開幕前のアジア・ツアー、いいかげんにやめませんかね。これ始めてからレアル、さっぱりじゃん。じっくり体力を作って、チームとしてのコンビネーションを築かなければならないこの時期に、こんな見世物興行やってていい筈がありません。それに、このゲーム、スペインにも衛星中継されてたそうだから、マドリードのサポーターも今頃カンカンでしょう。チームがマドリードに戻ったら、こりゃまた暴動が起こるかもしれません。チームにとってもサポーターにとっても、百害あって一利なし、ですね。

唯一光っていたのは、後半途中から出て来たフィーゴのドリブルぐらいでした。ドリブルにはコンビネーション、必要ないですもんね。彼を冷遇しているルシェンブルゴ監督も、これで彼を少しは見直したかな?

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『道化師』

dvd-pagliaccidomingoDVDライブラリーより。

同じくゼッフィレッリ監督のオペラ映画。『カヴァレリア・ルスティカーナ』同様、瑞々しい映像で彩られている。細部にまでこだわった芝居小屋のセットも見もの。ドミンゴももちろん素晴らしいが、迫真の演技と歌唱を披露するストラータスのネッダが絶品。大人の色香が溢れている。

★★★★

ネッダ:テレサ・ストラータス
カニオ:プラシド・ドミンゴ
トニオ:ファン・ポンス
ペッペ:フロリンド・アンドレオルリ
シルヴィオ:アルベルト・リナルディ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ジョルジュ・プレートル
演  出:フランコ・ゼッフィレッリ

[  制作:1982年、フィリップス  ]

*ストラータスのネッダは昔ミュンヒェンで見たよ(演出は息子デル・モナコ)。面白かったのは、最後に彼女、レスリングのブリッジの姿勢で死ぬんだけれど、その直後にリハーサルが始まったパリのシェロー=ブーレーズ《ルル》でも同じ恰好で死ぬんだよね。あれをちゃっかりシェローが拝借してた!(笑)。…いや、《ルル》はもっと前から練習していたはづだから、シェローのアイデアをミュンヒェンに持っていったのかも?…。 
きのけん

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『カヴァレリア・ルスティカーナ』

dvd-cavalleriadomingoDVDライブラリーより。

ゼッフィレッリ監督の傑作オペラ映画。情感に溢れたマスカーニの音楽に合わせて、シチリアの美しい風景、街中の様子、村の人々、そのすべてが鮮やかにフィルムに捉えられている。演出も細かく、リアルだ。その中で、田舎に埋もれた人間の心の葛藤、愛情の齟齬をドミンゴ、オブラスツォワたちがドラマチックに歌い上げている。

★★★★

サントゥッツァ:エレナ・オブラスツォワ
トゥリッドゥ:プラシド・ドミンゴ
アルフィオ:レナート・ブルゾン
ローラ:アクセレ・ガル
ルチア:フェドーラ・パルビエーリ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ジョルジュ・プレートル
演  出:フランコ・ゼッフィレッリ

[  制作:1982年、フィリップス  ]

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2005/07/25

お暑うございます。みなさん、お元気でしょうか?

さて、もしも気付いていない人がいたらいけないので、コメント欄の名前等の入力について、ひとことご案内させていただきます。
ここには、見てお分かりのとおり、「この情報を登録する」というチェックボックスが付いています。名前、URL等を入力して、このボックスにチェックを入れてコメントを投稿すると、次回からは入力が省けるという機能です。これは便利です。
でも、また次回コメントを入れようと思ってコメント欄を開いても、最初はそこはまたマッサラになっています。そこで、「なんだ、この機能、使えないじゃん!」などと思ってはいけません。また改めて名前等を入力する前に、ボックスにチェックを入れてみましょう。するとあら不思議、前に登録した名前等の情報が突如現われます。これはFirefoxでも、IEでも大丈夫です。もしもお気づきでない向きがありましたら、是非これで省エネ化を図って、どんどんコメントを入れましょう^_^;;

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『西部の娘』(ミラノ・スカラ座)

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かって『リゴレット』を1950年代のニューヨーク・マフィアの物語にしてしまったことで有名なジョナサン・ミラーが、ここでは真っ当な西部劇をやっている。さすがに土地柄を考えたか?しかし、ミニーやラメレス、ジャック・ランスといった主役たちばかりでなく、周りの群衆まで一人ひとり細かく演出されていて、見ていて面白い。マゼールも柔軟な指揮をみせていて、ドミンゴ、ファン・ポンスが入念な歌唱でそれに応えている。ただ、ミニーのザンピエーリがちょっと弱いか。

なお、このオペラの音楽にはアンドリュー・ロイド・ウェバーが『オペラ座の怪人』で引用している部分がある。ミュージカル・ファンは聴き比べて楽しむのも一興かと。

★★★

ミニー:マーラ・ザンピエーリ
ジャック・ランス:ファン・ポンス
ディック・ジョンソン:プラシド・ドミンゴ
ニック:セルジョ・ベルトッキ
アシュビー:ルイジ・ローニ
ソノーラ:アントニオ・サルヴァドーリ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:ロリン・マゼール
演  出:ジョナサン・ミラー

[  収録:1991年1月、ミラノ・スカラ座  ]

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2005/07/24

『アルセスト』(シャトレ座)

dvd-alcesteDVDライブラリーより。

アメリカの演出家、ロバート・ウィルソンの舞台の特徴は、ほとんど装置を用いないその大胆な舞台構成にある。この『アルセスト』においても彼はこの路線を踏襲し、背景は左右からせり出す壁とシンプルな陰影を映し出すホリゾントのみで表現する。そこには立方体のオブジェが浮遊し、回転しながら絶えず位置やその大きさを変えて場の雰囲気を変える(時に裸身像が現れ、そのオブジェが台座になったり、火が点されたりもする)。人物たちはまるで能役者のような身振りを付けながら徘徊し、そして歌い続ける。極度に抽象化、様式化された舞台ではあるが、それがグルックの劇的、かつ荘厳な音楽をより引き立てることになっている。ウィルソンとガーディナーのコラボレーションが結実した、美しいプロダクションだ。フォン・オッターが気品に満ちたアルセストを好演している。

★★★

アドメート:ポール・グローヴズ
アルセスト:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
大司祭/ヘラクレス:ディートリヒ・ヘンシェル
エヴァンドロ:ヤン・ブロン
伝令/アポロン:ルドヴィック・テジエ
神託/地獄の神:フレデリック・カトン

合  唱:モンテヴェルディ合唱団
管弦楽:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指  揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
振  付:ジュゼッペ・フリジェニ
演  出:ロバート・ウィルソン

[  収録:1999年10月、パリ・シャトレ座  ]

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『ルル』(チューリヒ歌劇場)

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ポスト・モダニズム満開の舞台。演出のベヒトルフは俳優、演出家として演劇界で活躍している人だが、ここチューリヒでは音楽監督のウェルザー=メストと組んでしばしばオペラを手掛けている。チューリヒ歌劇場というのは、このベヒトルフに限らず、斬新、先鋭な舞台を次々と発表し、今日ヨーロッパでも最先端を行く劇場として高く評価されているが、これではたして地元の観客はちゃんと付いて来ているんだろうか?なにやら経営が悪化しているという話も耳にするし、なにかそっちの方が心配だ。

さて、今回の『ルル』(ちなみに二幕版)。ベヒトルフの表現は、ベルクの音楽を単調な行為の羅列に貶めてしまったようだ。身体は空洞化され、マネキン人形、赤い薔薇、車椅子、等々の小道具が次々と繰り出される。途中音楽に重ねるようにフィルム映像まで駆使されて、舞台そのものまでが異化される。ルルを演じるエイキンは体当たりの演技で熱演しているが、この没個性的、非人格的な舞台の中では所詮埋没していくしかない。最後にジャックに殺されて、新聞紙の山の中に埋もれていったのがなんとも象徴的だった。メストの表現も平板過ぎて、音楽全体に色艶が不足している。

★★

ルル:ローラ・エイキン
ケシュヴィッツ伯爵令嬢:コルネリア・カリッシュ
ゴル博士:ペーター・ケラー
ウルター:スティーヴ・デーヴィスリム
シェーン博士:アルフレート・ムフ
アルヴァ:ペーター・シュトラーカ
シゴルヒ:グイード・ゲッツェン
ほか

管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指  揮:フランツ・ウェルザー=メスト
演  出:スヴェン・エリック・ベヒトルフ

[  収録:2002年10月、チューリヒ歌劇場  ]

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2005/07/23

2005/07/23

・私は普段ブラウザとしてfirefoxを使っていますが、今日たまたまIEで見てみたら、AmazonとGoogleの検索窓のところがヒドイことになっていました。というわけで、急ぎデザインの修正を施しました。あ~、メンドイ。みなさん、是非firefoxを使いましょう。RSSリーダーのライブブックマークも出来て、便利ですよ。

・Googleのサイト内検索があまりにいいかげんなので、新たにココログル検索を追加しました。こちらはサイト内検索もバンバン出来ます。コメントも検索しちゃいます。

・今取り組んでいるのは、コメントの一覧表示。ココログは最新の10件まではサイドバーに表示されるけど、それ以前のものは管理者のみが一覧を見れるようになっている。これを誰でも見れるように出来ないものかと考案中。これはちょっと難度が高そうだ。というわけで、niftyにも要望として出しておいた。出来るようになるといいなあ。

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『ナブッコ』(ミラノ・スカラ座)

dvd-nabucco-scala追悼 ディミトローヴァ

DVDライブラリーより。

ムーティがミラノ・スカラ座の音楽監督に就任して迎えた1986-87年シーズンの幕開け公演のライブ。序曲からムーティの力強い音楽の運びが聴こえてくる。舞台も伝統的なラインに則ったスカラ座らしい壮麗な仕上がりを見せており、まさにムーティの船出には相応しいものといえるだろう。このオペラはやはりナブッコとアビガイッレが要諦だが、ブルゾン、ディミトローヴァという強力なコンビがその声の威力を遺憾なく発揮している。コーラスの出来も勿論申し分ない。

★★★★

ナブッコ:レナート・ブルゾン
イズマエーレ:ブルーノ・ベッカリア
ザッカリーア:パータ・ブルチュラーツェ
アビガイッレ:ゲーナ・ディミトローヴァ
フェネーナ:ラクエル・ピエロッティ
ベルの大司教:マリオ・ルーペリ
アブダルロ:エルネスト・ガヴァッツィ
アンナ:フランチェスカ・ガルビ

合  唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
演  出:ロベルト・デ・シモーネ

[  収録:1986年12月、ミラノ・スカラ座  ]

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『微笑みの国』

dvd-hohoeminokuniDVDライブラリーより。

ユニテルが制作したフランツ・レハールのオペレッタ映画。

結末がハッピーエンドではない特異なオペレッタである。で、このルネ・コロ主演の映画であるが、本来は中国が舞台になっているこの作品を、上記のように東洋のとある国、はっきり言ってタイかブルネイ(?)あたりに設定変更している。というのも、コロがどう見ても中国人には見えないからだ(これは私の勝手な独断)。というわけで、ヘンチクリンなメーキャップをしたコロたちが、まるでチグハグな状況(設定は東南アジアっぽくしているのに、中で出て来る民族舞踊は韓国風、コロの妹役のコラーは中国人メイク、などなど)の中で繰り広げる、西欧人の無知と偏見を曝け出したトンデモ映画になっている。エキゾチックに憧れるのは分かるけど、もっとアジアのことを勉強してから作りましょう、制作者さん。音楽面に限って言えば、レハール特有の甘いメロディが存分に楽しめる内容になっています。リーザ役のサラータがとりわけ素晴らしいので、最後は泣ける、かな?

スー・ホン:ルネ・コロ
リーザ:ビルギット・ピッチェ・サラータ
ミー:ダグマー・コラー
フォン・ボッテンシュタイン伯爵:ハインツ・ツェドニク
リヒテンフェルス伯爵:フレッド・リヴェール
ほか

合  唱:シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団
管弦楽:シュトゥットガルト放送管弦楽団
指  揮:ウォルフガング・エーベルト
振  付:クラウス・ツィンマーマン、ユタ・ギーゼッケ
演  出:アルトゥール・マリア・ラーベナルト

[  制作:1974年、ユニテル  ]

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『ボエーム』(シドニー・オペラハウス)

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映画『ムーラン・ルージュ』や『ロミオ+ジュリエット』で有名なバズ・ラーマンが手掛けたプロダクション。美術も映画と同じ制作チームが担当している。元々の設定は19世紀前半のパリだが、この舞台では第2次世界大戦後の1950年代に移されている。アパートの屋根には「L'amour」のネオンサイン。見事に作り込んだ舞台がボヘミアンの暮らしを生き生きと描き出している。主役のカップルは美男美女だし、周りの人物造形もしっかりしていて、なんだか、本当映画みたいな『ボエーム』になっている。音楽も安定していて、プッチーニのロマンチックな世界を堪能することが出来る。

★★★★

ロドルフォ:デーヴィッド・ホブソン
ショナール:デーヴィッド・レムケ
マルチェルロ:ロジャー・レムケ
コルリーネ:ゲイリー・ローリー
ミミ:チェリル・バーカー
ムゼッタ:クリスティーヌ・ダグラス
アルチンドロ:ジョン・ボルトン・ウッド
ブノア:グレーメ・エーワー

合  唱:オーストラリア・オペラ合唱団、オーストラリア・オペラ少年合唱団
管弦楽:オーストラリア・オペラ・バレエ管弦楽団
指  揮:ジュリアン・スミス
美  術:キャサリン・マーティン、ビル・マーロン
演  出:バズ・ラーマン

[  収録:1993年2月3日、シドニー・オペラハウス  ]

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2005/07/22

『結婚手形』(シュヴェチンゲン音楽祭)

dvd-kekkontegataDVDライブラリーより。

これまたシュヴェチンゲン音楽祭恒例のロッシーニのファルサ。感想もまた同じ。

★★

トビア・ミル:ジョン・デル・カルロ
ファニー:ジャニス・ホール
エドアルド・ミルフォート:デーヴィッド・キューブラー
スルック:アルベルト・リナルディ
ノートン:カルロス・フェラー
クラリーナ:アメリア・フェルレ

管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団
指  揮:ジャン・ルイジ・ジェルメッティ
演  出:ミヒャエル・ハンペ

[  収録:1989年、シュヴェチンゲン宮殿ロココ劇場  ]

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『ブルスキーノ氏』(シュヴェチンゲン音楽祭)

dvd-signorbruschinoDVDライブラリーより。

1813年、ヴェネツィアのサンモイゼ劇場で初演されたロッシーニのファルサ。なお、ロッシーニは同時期に同じヴェネツィアのフェニーチェ劇場のためにオペラ・セリア、『タンクレーディ』も書き上げており、それが元でサンモイゼ劇場とはこれで縁が切れた。シュヴェチンゲン音楽祭はロッシーニを盛んに取り上げることで有名だが、『タンクレーディ』のようなセリアは別として、ファルサでは同じ舞台セットを使いまわしている。ま、それが悪いとは言わないが、まったく変わり映えしないのはちょっと困りものだ。典型的な間違いの喜劇を、ジェルメッティの快活なテンポに乗って繰り広げるのはいいのだが、ハンペの演出はなんの創意工夫も感じられず、退屈すぎる。

★★

ガウデンツィオ:アレッサンドロ・コルベルリ
ソフィア:アメリア・フェルレ
ブルスキーノ:アルベルト・リナルディ
ブルスキーノ(息子):ヴィート・ゴッビ
フロルヴィッレ:デーヴィッド・キューブラー
警官:オズラヴィオ・ディ・クレディコ
フィリベルト:カルロス・フェラー
マリアンナ:ジャニス・ホール

管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団
指  揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
演  出:ミヒャエル・ハンペ

[  収録:1989年、シュヴェチンゲン宮殿ロココ劇場  ]

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2005/07/21

『建・TAKERU』(新国立劇場)

DVDライブラリーより。

團伊玖磨作。

言わずと知れた新国立劇場の記念すべき杮落とし公演。團伊玖磨が3年の歳月をかけて完成させた和製オペラだが、音楽の運びが単調で、日本語のリブレットも滑らかに旋律に載っているとは言い難く、どこか窮屈に感じられる。舞台の見せ方にも冴えがなく、印象は散漫だ。関係者各位の努力には敬意を表するが、もう一度見たいという気が全然起らないようでは問題だろう。再演の話は・・・寡聞にして知らない。

建(タケル):稲垣俊也
弟橘姫(オトタチバナヒメ):佐藤しのぶ
火焚翁(ヒタキノオキナ):平野忠彦
忍代別天皇(オシロワケノミカド):田口興輔
倭姫(ヤマトヒメ):永井和子
吉備(キビ):大間知覚
大伴(オオトモ):勝部太
尾足(オタリ):蓮井求道
夏乃(ナツノ):腰越満美
春乃(ハルノ):宇佐美瑠璃
宮戸(ミヤコ):吉田伸昭
弟(オト):松山いくお
稲置(イナキ):久保和範
ほか

合  唱:東京混声合唱団、日本オペラ協会合唱団
管弦楽:東京交響楽団
指  揮:星出豊
美  術:堀尾幸男
衣  裳:緒方規矩子
照  明:吉井澄雄
振  付:尾上菊紫郎
演  出:西澤敬一

[  収録:1997年10月13日、東京、新国立劇場  ]

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『コジ・ファン・トゥッテ』(ベルリン州立歌劇場)

dvd-cosifantutte-berlinDVDライブラリーより。

画像を見れば一目瞭然のけばけばしい現代版コジ。幕が開くと空港のチェックイン・カウンター前で、ビジネスマン風のグリエルモが傘を振り回してアルフォンゾに「剣を抜け!」と詰め寄っていく。そこから徒歩で恋人たちの近代的なアパートメントに向かった一行は、件の話をつけ、グリエルモとフェランドは家の横に止まっていた(?)ジャンボ・ジェット機に乗って出発していく。戻ってきた彼らはヒッピーに変装していて・・・もう、どうでもいいです、この演出(笑)。性的表現も露骨だし、ドラベルラもフィオルディリージも下品極まりない。これで「コジ・ファン・トゥッテ」とは怖れ入る。ちなみに演出のデーリエはドイツの女流映画監督。いったいどんな人かと思ったら、いい歳したオバサンでした(笑)。若いもんをコケにして、楽しいですか?

ドラベルラ:カタリーナ・カンマーローアー
フィオルディリージ:ドロテア・レシュマン
グリエルモ:ハンノ・ミュラー・ブラッハマン
フェランド:ウェルナー・ギュラ
デスピーナ:ダニエラ・プルエラ
ドン・アルフォンゾ:ロマン・トレケル

合  唱:ベルリン州立歌劇場合唱団
管弦楽:ベルリン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:ダニエル・バレンボイム
演  出:ドリス・デーリエ

[  収録:2002年9月1日、ベルリン州立歌劇場  ]

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2005/07/20

『戦争と平和』(パリ・オペラ座)

dvd-warandpeaceDVDライブラリーより。

圧倒的な迫力で迫るプロダクションだ。長大なストーリーに対しザンベッロは極力余計なものを排除して、なおかつドラマの重厚な雰囲気をタブローとして表出し、見事な場面転換を繰り返しながらスムーズに描き切っている。民衆や兵士として出て来るコーラスの数も半端じゃない。メット真っ青だ(笑)。吹雪のシーンの美しさも印象的。とにかく一切手抜かりがない。
歌手陣も抜群の歌唱と演技で応えている。アンドレイのグン、ナターシャのグリアコーワ、ピエールのブルバーカー、などなど、皆安定していて揺れがない。ベルティーニも堂々たる音楽を展開しているが、第2部になってテンポが若干性急になるところがあるのがやや残念。
なお、第2部戦争の場面でカットが入っている。

★★★

アンドレイ・ボルコンスキー公爵:ナタン・グン
ナターシャ・ロストワ:オリガ・グリアコーワ
ソーニャ:マルガリータ・マンシローワ
アフロシーモワ夫人:エレナ・オブラスツォワ
ロストフ伯爵:ミハイル・キット
ピエール・ベズーホフ伯爵:ロバート・ブルバーカー
エレン・ベズーホワ:エレナ・ザレンバ
アナートル・クラーギン公爵:シュテファン・マルギータ
マリヤ・ボルコンスカヤ:スザンナ・ポレツキイ
クトゥーゾフ元帥:アナトーリ・コチェルガ
ナポレオン・ボナパルト:ワシーリ・ゲレロ
ほか

合  唱:パリ・オペラ座合唱団
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指  揮:ガリー・ベルティーニ
演  出:フランチェスカ・ザンベッロ

[  収録:2000年3月、パリ・オペラ座(バスティーユ) ]

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『タンクレーディ』(シュヴェチンゲン音楽祭)

Dvdtancredi DVDライブラリーより。

『タンクレーディ』には初演のヴェネツィア版(1813年)と、それを改訂したフェッラーラ版(同)の2種類のスコアが残されている。前者がタンクレーディが死なずにハッピー・エンドで終わるのに対し、後者はヴォルテールの原作どおり、タンクレーディの死で終わるようになっている。今回のシュヴェチンゲン音楽祭の舞台はフェッラーラ版を採用しているが、カーテンコールの後、あらためてヴェネツィア版の結末を演奏するという、ボーナストラック付きCDみたいな公演になっている。イタリアを代表する演出家、ピエール・ルイジ・ピッツィ特有の格調高い、趣のある舞台構成が楽しめるが、劇場のスケール自体が小さいので、どことなく窮屈に映るのは致し方ないところか。舞台両袖まで使って必死に変化を付けている。あと、途中木馬に乗ってタンクレーディが登場するシーンが出て来るが、たしかかって『アルミード』(グルック)を演出したときにもピッツィは同じことやってたよなあ、と既視感を覚え、個人的に面白かった(笑)。ジェルメッティの明快な音楽の運びも見事。

★★★

タンクレーディ:ベルナデット・マンカ・ディ・ニッサ
アメナイーデ:マリア・バイヨ
アルジーリオ:ラオル・ヒメネス
オルバッツァーノ:イルデブランド・ダルカンジェロ
イザウラ:カタツィーナ・バック
ロッジェーロ:マリア・ピア・ピチテリ
ほか

合  唱:南ドイツ放送合唱団
管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団
指  揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
演出・美術・衣裳:ピエール・ルイジ・ピッツィ

[  収録:1992年5月31日、シュヴェチンゲン宮殿ロココ劇場  ]

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2005/07/19

『さまよえるオランダ人』(神奈川県民ホール)

DVDライブラリーより。

蜷川幸雄にしちゃ随分と大人しい舞台だ。さすがにオペラともなると(これが彼にとってオペラ初挑戦だった)、彼の得意とするマジック的趣向や激しい群衆の動きを披露するのには二の足を踏んだと見える。逆にワーグナーの台本を忠実に表現しようとする姿勢が強いようで、動いたり沈んだりする船の扱い方や結末のゼンタとオランダ人の昇天の表現などにそれが如実に現われている。でも、ここまで馬鹿正直にやられると、なんだか気恥ずかしくなるのも事実。小澤の付ける音楽は丁寧で美しいが、ジョゼ・ヴァン・ダムやコネルたちにまるで遠慮でもしているかのように押しが足りない。

★★

オランダ人:ジョゼ・ヴァン・ダム
ダーラント:ハンス・ゾーティン
ゼンタ:エリザベス・コネル
エリック:若本明志
マリー:郡愛子
舵取り:ウーヴェ・ハイルマン

合  唱:東京オペラ・シンガーズ、晋友会合唱団
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
指  揮:小澤征爾
美  術:鈴木俊朗
衣  裳:小峰リリー
照  明:吉井澄雄
演  出:蜷川幸雄

[  収録:1992年3月11日、神奈川県民ホール  ]

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『三つのオレンジへの恋』(エクサン・プロヴァンス音楽祭)

NHK BS-hiにて視聴。

エクサン・プロヴァンス音楽祭は私のお気に入りの音楽祭だ。ここのプロダクションはいずれも高水準の芸術性を誇っている。これは総監督であるリスネルの手腕によるところが大きいのだと思う(彼は今年5月にミラノ・スカラ座のスーパーインテンダント兼芸術監督にも就任しました)。今回の『三つのオレンジへの恋』も、寓話劇らしいメルヘンチックな雰囲気は残しながらも、怪しく、かつ見目鮮やかに舞台を進めていく。歌手たちがみなロシア人ぽいので、どこか、ロシアの劇場との共同制作かと思ったら(ここの音楽祭のプロダクションは、ほとんど全てが他の劇場、音楽祭との共同制作になっています。この辺りがまたリスネルの手際いいところです)、マドリード・レアル劇場との共同制作だそうです。レアル劇場も、なかなかいい趣味しています(笑)。

なお、NHKの放映では会場が大司教館劇場とクレジットされていましたが、これって、ル・グラン・サン・ジャンでの公演じゃないの?どうなの、NHKさん?

★★★

トゥレーフ王:アレクセイ・タノヴィツキー
王子:アンドレイ・イリュシニコフ
クラリーチェ:ナジェンダ・セルジュク
レアンドル:エドゥアルト・ツァンガ
トゥルファルディーノ:キリル・ドゥシェクキン
チェリオ:パヴェル・シュムレヴィチ
ファタ・モルガーナ:エカテリーナ・シマノヴィチ
ニネッタ:ユリア・スモロディーナ
ファルファレロ:アレクサンダー・ジェラシモフ
スメラルディーナ:エカテリーナ・ツェンテール
ほか

合  唱:ヨーロッパ・コーラス・アカデミー
管弦楽:マーラー室内管弦楽団
指  揮:トゥガン・ソキエフ
演  出:フィリップ・カルヴァリオ

[  収録:2004年7月、エクサン・プロヴァンス、ル・グラン・サン・ジャン(フランス) ]

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2005/07/18

『ばらの騎士』(ウィーン国立歌劇場)

dvd-rosenkavalierDVDライブラリーより。

これも昨年(2004年)惜しくも亡くなったカルロス・クライバーの余りにも有名な映像。もう何も言うことはありません。ただただ、見るべし、聴くべし、涙すべし!

★★★★★

ウェルデンベルク元帥夫人:フェリシティ・ロット
オックス男爵:クルト・モル
オクタヴィアン:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
フォン・ファーニナル:ゴットフリート・ホーニク
ゾフィー:バーバラ・ボニー
マリアンネ:オリヴェラ・ミリャコヴィッチ
ヴァルツァッキ:ハインツ・ツェドニク
アンニーナ:アンナ・ゴンダ
歌手:キース・イカイア=パーディ
元帥夫人の執事:ヴァルデマール・クメント

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:カルロス・クライバー
演  出:オットー・シェンク

[  収録:1994年3月23日、ウィーン国立歌劇場  ]

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『こうもり』(バイエルン州立歌劇場)

dvd-fledermaus-bayerischesDVDライブラリーより。

ヨハン・シュトラウスのオペレッタの最高傑作。粋な舞台、弾む音楽、これぞまさしく最上級のエンターテイメントだ。ゴージャスではあるが色目は渋く抑えられ、ドタバタ喜劇に陥りそうではあるが品位を失わず、すべての面でセンスの良さが際立っている。クライバーとシェンクと芸達者な歌手たちが生み出した、観る者を魅了してやまない至福のとき。

★★★★★

アイゼンシュタイン:エーベルハルト・ウェヒター
ロザリンデ:パメラ・コバーン
アルフレート:ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー
フランク:ベンノ・クッシェ
オルロフスキー公:ブリギッテ・ファスベンダー
ファルケ:ウォルフガング・ブレンデル
ブリント:フェリー・グルーバー
アデーレ:ジャネット・ペリー
イヴァン:イヴァン・ウンガー
フロッシュ:フランツ・ムクセネーダー
イーダ:イレーネ・シュタインバイザー

バレエ:バイエルン州立歌劇場バレエ団
合  唱:バイエルン州立歌劇場合唱団
管弦楽:バイエルン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:カルロス・クライバー
演  出:オットー・シェンク

[  収録:1986年12月、バイエルン州立歌劇場  ]

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2005/07/17

オペラ・レヴューINDEX

(五十音順)

<あ行>
『アイーダ』(イタリア歌劇団)

『アイーダ』(サンフランシスコ歌劇場)
『アイーダ』(メトロポリタン歌劇場)
『アイーダ』(モネ劇場)
『アイーダ』(ロイヤル・オペラ)
『愛の妙薬』(リヨン国立歌劇場)
『アグリッピーナ』(トゥルコワン市立劇場)
『アッティラ』(ヴェローナ音楽祭)
『アドリアーナ・ルクヴルール』(イタリア歌劇団)

『アドリアーナ・ルクヴルール』(ミラノ・スカラ座)
『アラベラ』(メトロポリタン歌劇場)
『アルジェのイタリア女』(パリ・オペラ座)
『アルセスト』(シャトレ座)
『アルチーナ』(シュトゥットガルト州立歌劇場)
『アルフォンゾとエストレルラ』(ウィーン芸術週間)
『イェヌーファ』(プラハ国民劇場)
『イーゴリ公』(ロイヤル・オペラ)
『イタリアのトルコ人』(ミラノ・スカラ座)
『イドメネオ』(グラインドボーン音楽祭)
『イドメネオ』(ザルツブルク音楽祭)
『イドメネオ』(ミラノ・スカラ座)
『妹に恋した兄』(ミラノ・スカラ座)
『ヴェネツィアの一夜』
『ヴォツェック』
『ヴォツェック』(ウィーン国立歌劇場)
『美しきエレーヌ』(シャトレ座)
『ウリッセの帰還』
『ウリッセの帰還』(チューリヒ歌劇場)
『エディプス王』(サイトウ・キネン・フェスティバル)
『エフゲニー・オネーギン』(グラインドボーン音楽祭)
『エフゲニー・オネーギン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
『エフゲニー・オネーギン』(パリ・オペラ座)
『エフゲニー・オネーギン』(ボリショイ・オペラ)
『エルミオーネ』(グラインドボーン音楽祭)
『エレクトラ』(ウィーン国立歌劇場)
『オテロ』
『オテロ』(東京のオペラの森)
『オテロ』(フィレンツェ五月音楽祭)
『オテロ』(ベルリン州立歌劇場)
『オテロ』(ミラノ・スカラ座)
『オテロ』(ロイヤル・オペラ)
『オリィ伯爵』(グラインドボーン音楽祭)
『オルフェオ』(アヴィニョン歌劇場)
『オルフェオ』(トゥルコワン市立劇場)
『オルフェオ』(リセウ劇場)
『オルフェオとエウリディーチェ』(シャトレ座)

<か行>
『カヴァレリア・ルスティカーナ』
『カヴァレリア・ルスティカーナ』(イタリア歌劇団)
『カヴァレリア・ルスティカーナ』(ラヴェンナ音楽祭)
『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(サイトウ・キネン・フェスティバル)
『影のない女』(バイエルン州立歌劇場)
『ガゼッタ』(リセウ劇場)
『カーチャ・カバノヴァー』(ザルツブルク音楽祭)
『彼方からの愛』(フィンランド国立歌劇場)
『カプリッチョ』(サンフランシスコ歌劇場)
『カプリッチョ』(パリ・オペラ座)
『神々の黄昏』(バイエルン州立歌劇場)
『神々の黄昏』(バイロイト音楽祭、1980年)
『神々の黄昏』(バイロイト音楽祭、1991年)
『神々の黄昏』(メトロポリタン歌劇場)
『仮面舞踏会』(ザルツブルク音楽祭)

『仮面舞踏会』(ミラノ・スカラ座)
『カルメル派修道女の対話』(サイトウ・キネン・フェスティバル)
『カルメン』
『カルメン』(ウィーン国立歌劇場)
『カルメン』(オランジュ音楽祭)
『カルメン』(グラインドボーン音楽祭)
『カルメン』(メトロポリタン歌劇場)
『カルメン』(モンテカルロ歌劇場)
『カルメン』(ロイヤル・オペラ)
『期待』(シャトレ座)
『絹のはしご』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『金鶏』(シャトレ座)
『クリングホファーの死』
『けちな騎士』(グラインドボーン音楽祭)
『結婚手形』
『結婚手形』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『後宮からの誘拐』(ザルツブルク音楽祭)
『後宮からの誘拐』(チューリヒ歌劇場)
『後宮からの誘拐』(バイエルン州立歌劇場)
『後宮からの誘拐』(ロイヤル・オペラ)
『皇帝ティトゥスの慈悲』(グラインドボーン音楽祭)
『皇帝ティトゥスの慈悲』(チューリヒ歌劇場)
『こうもり』(ウィーン国立歌劇場)
『こうもり』(グラインドボーン音楽祭)
『こうもり』(ザルツブルク音楽祭)
『こうもり』(バイエルン州立歌劇場)
『こうもり』(パリ・オペラ座)
『コジ・ファン・トゥッテ』
『コジ・ファン・トゥッテ』(エクサン・プロヴァンス音楽祭)
『コジ・ファン・トゥッテ』(グラインドボーン音楽祭)
『コジ・ファン・トゥッテ』(シャトレ座)
『コジ・ファン・トゥッテ』(チューリヒ歌劇場)
『コジ・ファン・トゥッテ』(ベルリン州立歌劇場)
『湖上の美人』(ミラノ・スカラ座)

<さ行>
『さまよえるオランダ人』(神奈川県民ホール)
『さまよえるオランダ人』(バイロイト音楽祭)
『さまよえるオランダ人』(モネ劇場)

『サムソンとデリラ』(サンフランシスコ歌劇場)
『サロメ』

『サロメ』(ロイヤル・オペラ、1992年)
『サロメ』(ロイヤル・オペラ、1997年)
『三人姉妹』(シャトレ座)
『ジェロルスタン大公妃殿下』(シャトレ座)
『ジークフリート』(バイエルン州立歌劇場)
『ジークフリート』(バイロイト音楽祭、1980年)
『ジークフリート』(バイロイト音楽祭、1992年)

『ジークフリート』(メトロポリタン歌劇場)
『死者の家から』(ザルツブルク音楽祭)
『シチリア島の夕べの祈り』(ミラノ・スカラ座)
『死の都』(ライン国立歌劇場)
『ジプシー男爵』(メルビッシュ音楽祭)
『シモン・ボッカネグラ』(イタリア歌劇団)
『シモン・ボッカネグラ』(パリ・オペラ座)
『シモン・ボッカネグラ』(フェニーチェ歌劇場)
『シャモニーのリンダ』(チューリヒ歌劇場)
『ジャンニ・スキッキ』(グラインドボーン音楽祭)
『ジューリオ・チェーザレ』(グラインドボーン音楽祭)
『ジョコンダ』(ウィーン国立歌劇場)
『ジョコンダ』(ヴェローナ音楽祭)
『スティッフェリオ』(ロイヤル・オペラ)
『スペードの女王』(キーロフ歌劇場)
『スペードの女王』(パリ・オペラ座)
『西部の娘』(ミラノ・スカラ座)
『セビリアの理髪師』(ネーデルランド歌劇場)
『セビリアの理髪師』(メトロポリタン歌劇場)
『セビリアの理髪師』(レアル劇場)
『戦争と平和』(パリ・オペラ座)

<た行>
『建・TAKERU』(新国立劇場)
『タンクレーディ』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『タンホイザー』(東京のオペラの森)
『タンホイザー』(バイエルン州立歌劇場)
『タンホイザー』(バイロイト音楽祭)
『チェネレントラ』
『チェネレントラ』(グラインドボーン音楽祭)
『チェネレントラ』(ヒューストン・グランド・オペラ)
『チャールダーシュの女王』(メルビッシュ音楽祭)
『蝶々夫人』(東京文化会館)
『蝶々夫人』(プッチーニ・フェスティバル)
『椿姫』(ザルツブルク音楽祭)
『椿姫』(藤原歌劇団)
『椿姫』(ボルドー・オペラ座)
『椿姫』(ミラノ・スカラ座)
『椿姫』(ロイヤル・オペラ)
『TEA~茶経異聞』(サントリーホール)
『ディドーネ』(アンブロネイ音楽祭)
『テオドーラ』(グラインドボーン音楽祭)
『天国と地獄』(モネ劇場)
『天国と地獄』(リヨン国立歌劇場)
『道化師』
『道化師』(イタリア歌劇団)
『トゥーランドット』(サンフランシスコ歌劇場)
『トゥーランドット』(ソフィア国立歌劇場)
『トゥーランドット』(ミラノ・スカラ座)
『トゥーランドット』(メトロポリタン歌劇場)
『トスカ』
『トスカ』(イタリア歌劇団)
『トスカ』(新国立劇場)
『トスカ』(ミラノ・スカラ座)
『トスカ』(メトロポリタン歌劇場)
『トスカ』(レアル劇場)
『とてつもない誤解』
『トリスタンとイゾルデ』(オランジュ音楽祭)
『トリスタンとイゾルデ』(バイエルン州立歌劇場)
『トリスタンとイゾルデ』(バイロイト音楽祭)
『トリスタンとイゾルデ』(ベルリン・ドイツ・オペラ)
『トリスタンとイゾルデ』第2幕(ルツェルン音楽祭)
『トーリードのイフィジェニー』(チューリヒ歌劇場)
『トロイ人』(シャトレ座)
『トロヴァトーレ』(ブレゲンツ音楽祭)
『トロヴァトーレ』(ミラノ・スカラ座)
『トロヴァトーレ』(メトロポリタン歌劇場)
『トロヴァトーレ』(ロイヤル・オペラ)
『ドン・カルロ』(ミラノ・スカラ座)
『ドン・カルロ』(ロイヤル・オペラ)
『ドン・カルロス』(シャトレ座)
『ドン・ジョヴァンニ』(エクサン・プロヴァンス音楽祭)
『ドン・ジョヴァンニ』(グラインドボーン音楽祭)
『ドン・ジョヴァンニ』(ザルツブルク音楽祭)
『ドン・ジョヴァンニ』(フェラーラ市立歌劇場)
『ドン・ジョヴァンニ』(ミラノ・スカラ座)

<な行>
『ナイチンゲール』
『ナクソス島のアリアドネ』(ドレスデン州立歌劇場)

『ナブッコ』(ウィーン国立歌劇場)
『ナブッコ』(ウェールズ・ナショナル・オペラ)
『ナブッコ』(ミラノ・スカラ座)
『成り行き泥棒』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『偽の女庭師』(チューリヒ歌劇場)
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(バイロイト音楽祭)
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(ハンブルク州立歌劇場)
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(メトロポリタン歌劇場)
『人間の声』(シャトレ座)

<は行>
『ハムレット』(シャトレ座)
『ばらの騎士』(ウィーン国立歌劇場)
『ばらの騎士』(チューリヒ歌劇場)
『パルジファル』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
『パルジファル』(ベルリン州立歌劇場)
『ファルスタッフ』(ザルツブルク音楽祭)
『ファルスタッフ』(ミラノ・スカラ座)
『ファルスタッフ』(ロイヤル・オペラ)
『フィガロの結婚』
『フィガロの結婚』(ウィーン芸術週間)
『フィガロの結婚』(グラインドボーン音楽祭)
『フィガロの結婚』(ザルツブルク音楽祭)
『フィガロの結婚』(シャトレ座)
『フィガロの結婚』(シャンゼリゼ劇場)
『フィガロの結婚』(チューリヒ歌劇場)
『フィガロの結婚』(パリ・オペラ座)
『フィガロの結婚』(ベルリン州立歌劇場)
『フィデリオ』(ザルツブルク・イースター音楽祭)
『フィデリオ』(ロイヤル・オペラ)
『二人のやもめ』(プラハ国民劇場)
『プラテー』(パリ・オペラ座)
『ブルスキーノ氏』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『ペドロ親方の人形芝居』
『ペレアスとメリザンド』(ウェールズ・ナショナル・オペラ)
『ヘンゼルとグレーテル』(チューリヒ歌劇場)
『ホヴァンシチナ』(キーロフ歌劇場)
『ボエーム』(サンフランシスコ歌劇場)
『ボエーム』(ジェノヴァ歌劇場)
『ボエーム』(シドニー・オペラハウス)
『ボエーム』(ブレゲンツ音楽祭)
『ボエーム』(ミラノ・スカラ座)
『ポッペアの戴冠』(シュヴェチンゲン音楽祭)
『ホフマン物語』(オランジュ音楽祭)
『ホフマン物語』(パリ・オペラ座)
『ホフマン物語』(ミラノ・スカラ座)
『ホフマン物語』(ロイヤル・オペラ)
『微笑みの国』
『ポントの王ミトリダーテ』(ザルツブルク音楽祭)

<ま行>
『マイ・ウェイ・オブ・ライフ』(シャトレ座)
『マクベス』
『マクベス』(サヴォンリンナ音楽祭)
『マクベス』(チューリヒ歌劇場)
『マクベス』(ベルリン・ドイツ・オペラ)
『マクロプーロス事件』(グラインドボーン音楽祭)
『マゼッパ』(キーロフ歌劇場)

『魔笛』
『魔笛』(ウィーン国立歌劇場)
『魔笛』(NHKモーツァルト・イヤー1991)
『魔笛』(ザルツブルク音楽祭)
『魔笛』(チューリヒ歌劇場)
『魔笛』(東京二期会)
『魔笛』(バイエルン州立歌劇場)
『魔笛』(パリ・オペラ座)
『魔笛』(メトロポリタン歌劇場)
『魔笛』(ロイヤル・オペラ)
『マノン・レスコー』(グラインドボーン音楽祭)
『マホメット2世』(フェニーチェ歌劇場)
『マリーツァ伯爵夫人』(メルビッシュ音楽祭)
『三つのオレンジへの恋』(エクサン・プロヴァンス音楽祭)
『三つのオレンジへの恋』(リヨン歌劇場)
『ミニョン』(コンピエーニュ・インペリアル劇場)
『メリー・ウィドウ』(パリ・オペラ座)
『メリー・ウィドウ』(メルビッシュ音楽祭)
『モーゼとアーロン』 by CineKen2

<や行>
『欲望という名の電車』(サンフランシスコ歌劇場)

<ら行>
『ラインの黄金』(バイエルン州立歌劇場)
『ラインの黄金』(バイロイト音楽祭、1980年)
『ラインの黄金』(バイロイト音楽祭、1991年)

『ラインの黄金』(メトロポリタン歌劇場)
『ランメルモールのリュシー』(リヨン国立歌劇場)
『ランメルモールのルチア』(ミラノ・スカラ座)

『利口な女狐の物語』(シャトレ座)
『リゴレット』
『リゴレット』(ロイヤル・オペラ)
『ルクセンブルク伯爵』(メルビッシュ音楽祭)
『ルスランとリュドミラ』(キーロフ歌劇場)
『ルル』(グラインドボーン音楽祭)
『ルル』(チューリヒ歌劇場)
『レ・ボレアード』(パリ・オペラ座)
『連隊の娘』(ミラノ・スカラ座)
『ローエングリン』(ウィーン国立歌劇場)
『ローエングリン』(バイロイト音楽祭)
『ローエングリン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)
『ロデリンダ』(グラインドボーン音楽祭)

<わ行>
『ワルキューレ』(バイエルン州立歌劇場)
『ワルキューレ』(バイロイト音楽祭、1980年)
『ワルキューレ』(バイロイト音楽祭、1992年)

『ワルキューレ』(メトロポリタン歌劇場)

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『オテロ』(フィレンツェ五月音楽祭)

DVDライブラリーより。

黒を基調としながらも所々に白のラインを配した、ドラマの内容を暗示するような非写実的舞台、登場人物たちの衣裳も一様に黒づくめで、そこにデズデモナの白とオテロの赤が映える。構成感が取れた舞台と実力派揃いのキャストが邂逅した、目にも耳にも鮮やかなプロダクションだ。演出のドージンはヴェルディの音楽が持つ劇的ムーブメントを巧みに利用して、時にエモーショナルに、時にシンボリックにオテロとデズデモナの悲劇を描いていく。雄弁なヴェルディの音楽には、こういう演出のほうが合うのかもしれない。ガルージンとフリットリの迫真の演技と歌唱も見事。この音楽祭の音楽監督であるズービン・メータがダイナミックに音楽を盛り上げている。

★★★★

オテロ:ウラディーミル・ガルージン
デズデモナ:バルバラ・フリットリ
ヤーゴ:カルロ・グエルフィ
カッシオ:レーモンド・ヴェリー
ロデリーゴ:エンリーコ・ファチーニ
モンターノ:ジュゼッペ・アルトマーレ
エミリア:ガブリエルラ・スポルジ
ほか

合  唱:フィレンツェ五月音楽祭合唱団
管弦楽:フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
指  揮:ズービン・メータ
演  出:レフ・ドージン

[  収録:2003年6月19・20・23日、フィレンツェ五月音楽祭歌劇場  ]

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『カルメン』(モンテカルロ歌劇場)

DVDライブラリーより。

2000年のモンテカルロ歌劇場来日公演の様子である。このプロダクションは日本公演のために準備されたと聞いているが、なかなかよく出来た舞台になっている。雰囲気のある舞台(第1幕の白濁色を基調としたセビリヤの街並みや、第2幕の巌窟の中のような感じの居酒屋が印象的)、効果的に挿入されるアントニオ・マルケスの情熱的な舞踊・・・。見ているだけでも楽しい舞台だ。キャストも揃っていて、とりわけ妖艶なグレイヴスのカルメンが秀逸。さすが当り役とされているだけのことはある。対するアラーニャも伸びやかな歌唱を惜しげなく披露している。やはり彼はドン・ホセがよく似合う(笑)。

★★★

カルメン:デニス・グレイヴス
ミカエラ:ノラ・アンセレム
ドン・ホセ:ロベルト・アラーニャ
エスカミーリョ:フランク・フェラーリ
ほか

舞  踊:アントニオ・マルケス・スペイン舞踊団
合  唱:モンテカルロ歌劇場合唱団
管弦楽:モンテカルロ歌劇場管弦楽団
指  揮:アントン・グァダーニョ
演  出:エミリオ・サジ
振  付:アントニオ・マルケス

[  収録:2000年6月14日、東京文化会館  ]

 

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2005/07/16

きのけんさんを紹介します

え~と、前のブログでもやりましたが、友人のきのけんさんがこちらで大活躍(?)中なので、改めてご紹介しておきます。 きのけんさんはパリ在住の・・・あっ、違った、パリ郊外在住の音楽評論家です。まあ、ご本人は音楽評論家などと呼ばれると嫌かもしれませんが・・・(笑)。しか~し、月刊誌「レコード芸術」誌の執筆者の一人(海外楽信フランス担当)ですから、やはり音楽評論家に違いないです。その他、演劇、ハイテク・メディア、などに大変造詣が深く、最近は映画にのめり込んでいます。詳しくは、氏の公式サイトの方をご参照ください。

KINOKEN 2

なお、このサイト内に設置されている映画BBS、CineKen2-FORUMにおいて、パリ発の映画の話題が目下精力的にアップされています。フランス映画のみならず、韓国映画、日本映画、ブラジル映画、ハリウッド映画、などなど、扱う内容は多士済々です。映画ファンの方は是非ご覧になってください。

CineKen2-FORUM 

以上、ご紹介でした。

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『フィガロの結婚』(ベルリン州立歌劇場)

dvd-figaro-berlinDVDライブラリーより。

ちょっぴり重厚な序曲から始まる『フィガロ』。舞台も重厚、というか、重い空気が漂っている感じがする。演出のラングホーフは旧東ドイツの演劇界で活躍していた人だそうだが、たしかに芝居屋の匂いがプンプン漂う舞台だ。それはそれでいいのだが、とくに前半部は舞台がごちゃごちゃしていて見辛いところがある。オペラ・ブッファの軽妙洒脱な雰囲気は希薄だ。もしそういうのを狙うんだったら、はなからラングホーフみたいなオペラとは縁の浅い演劇人を起用したりはしないのだろう。バレンボイムらしい計算だ。キャストの中では、役にどっぷり没入しているアルマヴィーヴァ伯爵役のトレケルが、獲物を狙うハゲタカのような眼光鋭い目つきで異様に怖いのが印象的。病的でさえある。それがまた一層舞台を重苦しくさせている。フィガロのパーペもちょっと異様。対する女性陣は皆凡庸で、特徴に欠ける気がする。

★★

アルマヴィーヴァ伯爵:ロマン・トレケル
伯爵夫人:エミリー・マギー
フィガロ:ルネ・パーペ
スザンナ:ドロテア・レシュマン
ケルビーノ:パトリシア・リズレー
マルチェリーナ:ローゼマリー・ラング
ドン・バジリオ:ペーター・シュライアー
ドン・クルチオ:ペーター・メンツェル
バルトロ:クワンチュル・ユン
ほか

合  唱:ベルリン州立歌劇場合唱団
管弦楽:ベルリン州立歌劇場管弦楽団
指  揮:ダニエル・バレンボイム
演  出:トーマス・ラングホーフ

[  収録:1999年6月2日、ベルリン州立歌劇場  ]

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『コジ・ファン・トゥッテ』

Dvdcosifantuttevienna DVDライブラリーより。

オペラ映画。セットは綺麗だけどちょっとツクリモノっぽくて、歌手たちは上手いけど演技過剰で(ストラータスには拍手!)、アーノンクールの音楽は当然サディスティック(笑)。でも、数ある『コジ』の映像の中ではダントツに楽しくて、オススメです(・・・とてもそうとは取れない?)。冒頭、女性陣がしっかり横に同席している中で、ドン・アルフォンソたち男性陣の話が進んでいくのは(「剣を抜け」の前まで)、
ちょっと阿呆ぽいのだが、これはポネルが仕掛けた
虚構性という罠に違いあるまい。

★★★

フィオルディリージ:エディタ・グルベローヴァ
ドラベルラ:デロレス・ツィーグラー
グリエルモ:フェルッチョ・フルラネット
フェランド:ルイス・リマ
デスピーナ:テレサ・ストラータス
ドン・アルフォンソ:パオロ・モンタルソロ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
演  出:ジャン=ピエール・ポネル
監  督:ヴォルフガング・トゥロイ

[  制作:1988年、DECCA  ]

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2005/07/15

『アイーダ』(メトロポリタン歌劇場)

dvd-aida-metDVDライブラリーより。

メットが『アイーダ』をやるとこうなるだろうという期待どおりの派手なプロダクション。広いステージを目一杯有効活用した巨大な舞台装置、ひと、ひと、ひと、で埋め尽くされる人海戦術(笑)。スペクタクル溢れる迫力満点の舞台だ。音楽的にはザジックが心情的に微妙で複雑なアムネリスを表現、主役のドミンゴ、ミッロも張りのある歌唱を披露し、アモナズロのミルンズが要諦をおさえている。

★★★

エジプト王:ディミトリ・カヴラコス
アムネリス:ドローラ・ザジック
アイーダ:アプリーレ・ミッロ
ラダメス:プラシド・ドミンゴ
ランフィス:パータ・プルチェラーゼ
アモナズロ:シェリル・ミルンズ
女司祭:マーガレット・ジェーン・レイ
エジプト王の使者:マーク・ベイカー

バレエ:メトロポリタン歌劇場バレエ団
合  唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指  揮:ジェイムズ・レヴァイン
演  出:ソーニャ・フリゼル

[  収録:1989年10月7日、メトロポリタン歌劇場  ]

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『フィデリオ』(ザルツブルク・イースター音楽祭)

cd-fidelioberlinerNHK BS-2にて視聴。

前年の2002年秋にアバドの後を引き継いで新しいベルリン・フィルの芸術監督に就任したサイモン・ラトルが、満を持して登場したザルツブルク・イースター音楽祭での公演である。無機質的な壁と階段のみで構成された、巨大ではあるが簡素なその舞台同様、ラトルは本来ジングシュピールであるこのオペラから、物語の展開を説明する地のセリフをバッサリと切り捨てている。おかげで当時、賛否両論が渦巻いたという、いわくつきのプロダクションでもある。なにより、レーンホフがここで描く牢獄や囚人たち、並びに体制側の人間たちの様子は、明らかにアウシュビッツを連想させるものだろう。新しい時代の幕開けを告げるには、随分と問題提起の多い舞台を発表したものである。これを勇気ある行動と取るか、それとも蛮行と取るか。芸術と政治の関係はどうあるべきか。これは 20世紀が今日に遺した、否、永遠の課題なのかもしれない。

★★★

フロレスタン:ジョン・ヴィラーズ
レオノーレ:アンジェラ・デノケ
ドン・フェルナンド:トーマス・クヴァストホフ
ドン・ピツァロ:アラン・ヘルド
ロッコ:ラースロー・ポルガー
マルツェリーナ:ユリアーネ・バンゼ
ヤキーノ:ライナー・トロスト

合  唱:アルノルト・シェーンベルク合唱団
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:サイモン・ラトル
演  出:ニコラウス・レーンホフ

[  収録:2003年4月、ザルツブルク祝祭大劇場  ]

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『エフゲニー・オネーギン』(パリ・オペラ座)

DVDライブラリーより。

冒頭、野を描く一幅の絵画のようなシンボリックな情景が浮かび上がる。と思ったら、その絵の中の女性たちが動き出してこのオペラは始まる。背景はそのままに、プロセニアムの中にさらにプロセニアムを重ね合わせたり、舞台の色を照明で刻々と変化させることによって場面を変化させる。なかなかあざとい演出だが、肝心の人物たちが浮いてしまってはしょうがない。まるで絵空事。おまけにオネーギンは最初から随分老け込んでいるし・・・(たしかオリジナル設定は 20台じゃなかったっけ?)。ロシアの実力派を揃えた公演なんだろうけど、まるで現実感のない演出と、妙に存在感がある歌手たちが遊離してしまった摩訶不思議な舞台。

オネーギン:ウラディーミル・チェルノフ
タチヤーナ:オリガ・グリャコワ
レンスキー:ピョートル・ベチャーラ
オリガ:マリーナ・ドマシェンコ
グレーミン公爵:グレプ・ニコリスキー
ラーリナ:アレクサンドリーナ・ミルチェワ
フィリッピエーヴナ:イリーナ・チスチャコワ
トリケ:ミシェル・セネシャル
ほか

合  唱:パリ・オペラ座合唱団
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指  揮:ウラディーミル・ユロフスキ
演  出:ウィリー・デッカー

[  収録:2003年3・4月、パリ・オペラ座(バスティーユ) ]

 

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2005/07/14

『カルメル派修道女の対話』(サイトウ・キネン・フェスティバル)

DVDライブラリーより。

プーランクの美しい音楽にのって、身の毛のよだつようなコワーイお話が展開する。ザンベッロの演出、というよりは、ジャン・カルマンの照明技術の妙が冴え渡る、雰囲気満点の薄暗い舞台だ。最後のギロチンの場面は鳥肌もの。夏の夜にはオススメかも(?)。小澤の指揮はやや平板だが、過度に煽らず音楽を透明に響かせている。

★★★

ブランシュ:パトリシア・ラセット
ド・クロワッシー:フェリシティー・パーマー
マリー:ベス・クレイトン
リドワーヌ:クリスティン・ゴーキー
コンスタンス:マリー・デヴェレロー
マチルド:ジョイス・ディドナート
ジャンヌ:シーラ・ナドラー
ド・ラ・フォルス侯爵:ビクター・ブラウン
騎士:ウィリアム・バーデン
従僕・司祭:ジョルジュ・ゴティエー
士官1:ジャン=ピエール・トレヴィザニ
士官2、公吏:ゲタン・ラペリエール
獄吏、医師:キム・ジュリアン
老女:シルビー・デュボワ、キャロル・シャブリー
老紳士:ピーター・ブランシェット

合  唱:東京オペラ・シンガーズ
管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
指  揮:小澤征爾
装  置:ヒルデガード・ベクトラー
衣  裳:クラウディ・ガスティーヌ
照  明:ジャン・カルマン
演  出:フランチェスカ・ザンベッロ

[  収録:1998年9月、長野県松本文化会館  ]

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『シモン・ボッカネグラ』(イタリア歌劇団)

追悼 カップッチッリ

DVDライブラリーより。

ヴェルディ作。

NHKが招聘して行った第8回イタリア歌劇公演のライブ。カップッチッリ、ギャウロフ、リッチャレッリ・・・伝説の歌手たちを拝むことが出来る貴重な映像だ。その豊かな声の競演はなんとも贅沢だ。舞台はさすがに古めかしいが、このオペラの陰鬱なムードを上手く描き出している。政争、陰謀、怨念、愛、そして死。暗いドラマだが、結構好きです、このオペラ。

★★★★

シモン・ボッカネグラ:ピエロ・カップッチッリ
アメリア:カーティア・リッチャレッリ
ヤコボ・フィエスコ:ニコライ・ギャウロフ
ガブリエレ・アドルノ:ジョルジョ・メリーギ
パオロ・アルビアーニ:ロレンツォ・サッコマーニ
ピエトロ:パオロ・マッツォッタ
院長:ピエトロ・ディ・ヴィエトリ
アメリアの腰元:シルリ・フォルトゥナート

合  唱:日本プロ合唱団連合
管弦楽:NHK交響楽団
指  揮:オリヴィエーロ・デ・ファブリツィース
演  出:ブルーノ・ノフリ

[  収録:1976年9月、NHKホール  ]

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2005/07/13

『ドン・ジョヴァンニ』(ザルツブルク音楽祭)

dvd-dongiovannifurvenDVDライブラリーより。

フルトヴェングラーが遺してくれた貴重な映像。れっきとしたザルツブルク音楽祭のプロダクションではあるが、いわゆる「オペラ映画」のはしりでもある。最初見た時は正座して鑑賞しました(大嘘)。ただ、このフィルムに関しては、その収録日を含め、今ひとつハッキリしていないところがあって、ここで迂闊なことを言うわけにはいかないようだ。なにせ、この収録の際に指揮していたのが実はフルトヴェングラーのアシスタントだった、なんていうトンデモ話まであるからだ。誰か、是非はっきりさせてほしい(笑)。とはいえ、シエピのドン・ジョヴァンニが見られるという点でも(その他の歌手たちも同様だが)大変貴重である。舞台も豪華な作りで、思わずため息が出るほどだ。

★★★★

ドン・ジョヴァンニ:チェーザレ・シエピ
騎士長:デジェー・エルンシュテル
ドンナ・アンナ:エリーザベト・グリュンマー
ドンナ・エルヴィーラ:リーザ・デラ・カーザ
ドン・オッターヴィオ:アントン・デルモータ
レポレルロ:オットー・エーデルマン
ほか

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー
演  出:ヘルベルト・グラーフ
監  督:パウル・ツィンナー

[  収録:1954年8月?、ザルツブルク・フェルゼンライトシューレ  ]

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『トスカ』(レアル劇場)

dvd-toscamadridDVDライブラリーより。

このプロダクションは一見の価値がある。キャストも揃っているが、そんなことより何より、なにせ舞台美術を担当しているのがあのエツィオ・フリジェリオだからだ。フリジェリオはかって20世紀最高のイタリア人演出家、ジョルジョ・ストレーレルの片腕になっていた人物である。その見事な舞台の数々は、彼を生きながらにして伝説と化してしまった。そのフリジェリオの手による今回の『トスカ』。相変わらずいい仕事を彼はしている。彫像を配した陰影に富んだ装飾、けっして華美には走らず、時に明暗対比しながらも、全体はすっきりと様式化してまとめられている。その中で浮かび上がるトスカの悲劇(・・・結末が意外な処理をされている)。絢爛華麗だけがこの人の持ち味ではないところが凄いと思う。職人芸の極みがそこにある。

★★★★

トスカ:ダニエラ・デッシー
カヴァラドッシ:ファビオ・アルミリアート
スカルピア:ルッジェーロ・ライモンディ
アンジェロッティ:マルコ・スポッティ
スポレッタ:エミリオ・サンチェス
番人:ミゲル・ソーラ
ほか

合  唱:マドリード・レアル劇場合唱団、マドリード少年少女合唱団
管弦楽:マドリード・レアル劇場管弦楽団
指  揮:マウリツィオ・ベニーニ
美  術:エツィオ・フリジェリオ
演  出:ヌリア・エスペル ト

[  収録:2004年1月22日、マドリード・レアル劇場  ]

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『エフゲニー・オネーギン』(バーデン・バーデン祝祭劇場)

dvd-eugeneonegin-europeanunionDVDライブラリーより。

チャイコフスキー作。超節約型の舞台だ。目立つものといえば、背景に浮かぶ凧(1幕)、白い幕(2幕)、そして柱(3幕)。スッキリした舞台は嫌いではないが、あまり動きのない作品でこれをやられると、たんなる手抜きとしか思えなくなる。そもそも、ヨーロッパ・ユニオン・オペラって、なに?ロジェストヴェンスキーの指揮は手堅いが、興趣には欠ける。

★★

ラリーナ:イネケ・ヴロットマン
タチヤーナ:オーラ・ボイラン
オリガ:アンナ・バーフォード
フィリッピエーヴナ:カーチャ・ブースト
レンスキー:ミヒャエル・ケーニヒ
エフゲニー・オネーギン:ウラディーミル・グルシチャク
トリケ:トマス・モリス
グレーミン公爵:ミハイル・シェロニャンスキ

合  唱:ヨーロッパ・ユニオン・オペラ合唱団
管弦楽:ヨーロッパ・ユニオン・オペラ管弦楽団
指  揮:ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー
演  出:ニコラウス・レーンホフ

[  収録:1998年9月、バーデン・バーデン祝祭劇場  ]


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2005/07/12

ゲストブック

ご訪問記念になんでも書き込める場として、ゲストブックを置いておきます。

雑談、質問、意見、感想、などなど、なんでも気軽に書き込んでいって下さい。

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『美しきエレーヌ』(シャトレ座)

dvd-heleneDVDライブラリーより。

ローラン・ペリーとミンコフスキが組んだオッフェンバック・シリーズ第2弾。現代と神話が交錯する、一大(?)喜歌劇。というわけで、ペリーはいかにもエスプリの利いた仕掛けの数々で今回も存分に楽しませてくれる。ミンコフスキも溌剌とした音楽で盛り上げているが、なにより、ロットのフレンチ・カンカンに驚愕!よくやったなあ、というか、やらせたよなあ(笑)。

★★★★

エレーヌ:フェリシティ・ロット
パリス:ヤン・ブロン
メネラウス:ミシェル・セネシャル
アガメムノン:ローラン・ナウリ
カルカス:フランソア・ル・ルー
オレスト:マリー・アンジェ・トドロヴィッチ
アキレス:エリック・ユシェ
ほか

合  唱:ルーヴル宮音楽隊合唱団
管弦楽:グルノーブル=ルーヴル宮音楽隊
指  揮:マルク・ミンコフスキ
演  出:ローラン・ペリー

[  収録:2000年10月、パリ・シャトレ座  ]

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『リゴレット』(ロイヤル・オペラ)

dvd-rigoletto-royalDVDライブラリーより。

冒頭から過激、猥褻なシーンが登場し、見た目驚かされる。だが、なにせかってマリア・ユーイングを素っ裸で踊らせたロイヤル・オペラのことだから、これぐらいの表現は許容範囲なんだと思って目をつぶる(・・・しっかり見開いている?)。とはいえ、マクヴィカーの演出は極めて伝統的なラインに則っているようだ。そういう意味では目新しさはない。公爵、リゴレットなどの人物描写も常套的。不気味な雰囲気のセットもよく作り込んである。おかげで清楚なシェーファーのジルダがよく引き立つこと。そういう点でこれは上手い演出だと思う。エネルギッシュなガヴァネルリ、精悍なアルバレス、そしてシェーファー
と、皆それぞれにハマッている。

★★★

マントヴァ公爵:マルセロ・アルバレス
リゴレット:パオロ・ガヴァネルリ
ジルダ:クリスティーネ・シェーファー
スパラフチレ:エリック・ハーフヴァーソン
マッダレーナ:グラシエラ・アラヤ
ジョヴァンナ:エリザベス・シコラ
モンテローネ伯爵:ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ
ほか

合  唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指  揮:エドワード・ダウンズ
美  術:ミシェル・ベイル
演  出:デーヴィッド・マクヴィカー

[  収録:2001年9月23日、ロイヤルオペラハウス  ]

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『ナブッコ』(ウィーン国立歌劇場)

dvd-nabucco-vienna DVDライブラリーより。

ヴェルディ没後100年にあたる2001年「ヴェルディ・イヤー」にウィーン国立歌劇場で新制作上演されたプロダクション。舞台設定は現代に移し変えられ、ナブッコ、イズマエーレたちはスーツ姿、アビガイッレはドレスを身にまとって登場する。随分節約型の舞台で、装置らしいものはほとんど出て来ない。大きなところでは、舞台奥の半円形の壁と途中文字が映し出される紗幕程度だ。クレーマーという演出家(1940年生まれ。95年よりドイツのケルン市立歌劇場の総支配人)はいわゆる「読み替え」演出の常習者のようだが、それにしてもこれは陳腐すぎる仕事ではないのか?こんなのを「モダン」と呼ぶのは間違っている気がする。これではたんなる「コンサート」だろう。その上、まるでホロコーストの死者たちが墓場で横たわって唱和しているかのような「わが思いよ、金色の翼に乗って行け」の場面には正直引いてしまった(しかも途中で亡霊のように立ち上がってくるし・・・)。趣味が悪すぎる。歌手の中ではやはりレオ・ヌッチ。それを若いファビオ・ルイージが好サポートして盛り上げる。

★★

ナブッコ:レオ・ヌッチ
イズマエーレ:ミロ・ドヴォルスキー
ザッカーリア:ジャコモ・プレスディア
アビガイッレ:マリア・グレギーナ
フェネーナ:マリナ・ドマシェンコ
ほか

バレエ:ウィーン国立歌劇場バレエ学校
合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指  揮:ファビオ・ルイージ
演  出:ギュンター・クレーマー

[  収録:2001年6月9日、ウィーン国立歌劇場  ]

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2005/07/11

『後宮からの誘拐』(ザルツブルク音楽祭)

dvd-koukyuuDVDライブラリーより。

ミンコフスキのザルツブルク・デビューとなった公演。当時の音楽祭総監督、ジェラール・モルチエの意向により、「異文化の出会い」をコンセプトにした、アラブと西欧の混在、融合を謳い上げる政治的メッセージ性の強いプロダクションに仕上がっている(演出のサレムはフランス在住のパレスチナ人)。会場が舞台を正面にして三方を建物に囲まれた中庭で、しかも上部をテントで覆っているため、音響はかなりデッド。シンバルの音がかなり耳につく。一種の共同体空間を作りたかったというサレムだが、モーツァルトの音楽にアラビア音楽を加味して舞台を構成しているため、流れが停滞してしまうところがある。なるほど「異文化の出会い」には違いないのだが、いささか冗長すぎるかも?なによりミンコフスキの音楽性とはちょっと相容れないところがある。シェーファー、ハウラタが好演。開場前から舞台上のダンボールの中に隠れていたグローヴズに涙(笑)。

★★★

セリム・パシャ:アクラム・ティガーウィ
コンスタンツェ:クリスティーネ・シェーファー
ブロントヒェン:マリン・ハルテリウス
ベルモンテ:ポール・グローヴズ
ペドリルロ:アンドレアス・コンラッド
オスミン:フランツ・ハウラタ

合  唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:モーツァルテウム管弦楽団
指  揮:マルク・ミンコフスキ
演  出:フランソア・アブー・サレム

[  収録:1997年8月22日、ザルツブルク・レジデンツホーフ  ]

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『地獄のオルフェ(天国と地獄)』(リヨン国立歌劇場)

dvd-orpheeDVDライブラリーより。

とにかくエンターテイメントに徹した、遊び心満載の粋な舞台だ。オッフェンバックはやはりこうでなくちゃいけない。ユーモラスなバレエ・シーンなどを取り入れたローラン・ペリーの演出も見せてくれるが、なんといっても個々の歌手陣の芸達者ぶりに思わず笑わされる。ナウリ、ドゥセイの夫婦ならではのちょっとエロチックな息の合った掛け合いもさすが。ミンコフスキを含め、みんな楽しそうにやっている。

★★★★

ジュピテール:ローラン・ナウリ(Br)
プリュトン:ジャン=ポール・フシェクール(T)
オルフェ:ヤン・ブロン(T)
ユリディス:ナタリー・ドゥセイ(S)
世論:マルティーヌ・オルメダ(A)
ジョン:スティーヴン・コール(S)
キュピドン:カッサンドル・ベルトン(S)
ほか

合  唱:リヨン国立歌劇場合唱団
管弦楽:リヨン国立歌劇場管弦楽団、グルノーブル室内管弦楽団
指  揮:マルク・ミンコフスキ
演  出:ローラン・ペリー   
[  収録:1997年12月、リヨン国立歌劇場 ]

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『カルメン』(オランジュ音楽祭)

NHK BS-hivisionにて視聴。

ジェローム・サヴァリという演出家はかってグランド・マジック・サーカスという一座を率いていただけあって、大道芸的見世物趣向を好んでいる。そんな彼もついにはパリのシャイヨー国立劇場の総監督の座にまで登り詰め(現在はオペラ・コミック座の方に移っているが)、押しも押されぬフランスの代表的演出家(アルゼンチン出身だけど)となっている。私は数年前、パリ・オペラ座(バスティーユ)で彼の演出した『リゴレット』の公演を見る機会があったけれど、やはりサーカス芸がふんだんに出て来る、スペクタクルな舞台だった。そんな彼が『カルメン』をやるとどうなるか・・・?

案外、彼にしては静的過ぎるオーソドックスな舞台だ。群集の扱いにその片鱗を見せてはいるが、それも際立つほどではない。終盤になってやっといつもながらのパフォーマンスが出て来るが、それもほんの一瞬だ。概ね暗闇が支配している舞台だったから、なにか全体的に平板な印象が残ってしまう。カーテンコールで現れたサヴァリの姿は、すっかり好々爺といった趣きで、彼ももうさすがに落ち着いてしまったのかな、という印象。それにしても、このオランジュの古代劇場って、思ったよりも巨大な空間だ。それはそれで十分スペクタクルなのだが、いかんせんこう暗くては・・・。 ユリア=モンゾンのカルメンはちょっと線が細い。アラーニャは・・・こういう役が似合うよね(笑)。

★★

カルメン:ベアトリス・ユリア=モンゾン
ミカエラ:ノラ・アンセレン
ドン・ホセ:ロベルト・アラーニャ
エスカミーリョ:リュドヴィク・テジエ
ほか

合  唱:ニース歌劇場合唱団  
      ツーロン歌劇場合唱団  
           アビニョン歌劇場合唱団  
           オランジュ音楽祭合唱団  
           ブッシュ・デュ・ローヌ少年少女聖歌隊
バレエ:アビニョン歌劇場バレエ団
管弦楽:フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:チョン・ミョンフン
演  出:ジェローム・サヴァリ

[  収録: 2004年8月3日、 オランジュ古代劇場 (フランス)  ]

 

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はじめまして

はじめまして。Orfeoといいます。今日引越してきました。

オペラのDVDレビューが中心になりますが、サッカーや映画、読書のことなど、勝手気ままに書き綴っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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